ウェイン・ルーニーがクラブ残留を明言…前途多難なキャプテンが輝くポジションはどこ!?

「他クラブから打診があったのは事実で、感謝しています。しかし私は、最近の憶測を終わらせたい。マンチェスター・ユナイテッドに残ります。4つのフロント(プレミアリーグ、ヨーロッパリーグ、EFLカップ、FAカップ)での成功のためにチームを助けるべく、すべてのパートでプレイしたい。クラブはエキサイティングな時間を過ごしており、これを続けたい」。マンチェスター・ユナイテッドの公式サイトでウェイン・ルーニーのメッセージを読み、ほっとしました。1月21日に行われたプレミアリーグ22節のストーク戦で素晴らしい直接FKを決め、クラブ歴代最多となる250ゴールを記録したストライカーは、思うようにプレイできない現状を打開すべく中国スーパーリーグに参入するのではないかと懸念していたからです。

2015-16シーズンは、プレミアリーグ28試合出場8ゴール。11シーズン続けてきた2ケタゴールが途切れ、さらに今季は17試合2ゴールと、今までになかったスランプに陥っています。昨年4月に、「スコールズのプレイをずっと見てきた。いつか自分がそのポジションでプレイする日が来るかもしれないと思っていた」と語ったルーニーは、新シーズンに入る前は、キャリックの近くでプレイするイメージを持っていたのだと思われます。しかし、クラブにやってきたモウリーニョ監督は、ルーニーはあくまでも9番か10番であって、6番や8番ではないと主張。チェルシー時代にルーニー獲得を熱望していたといわれる指揮官は、ズラタン・イブラヒモヴィッチの後ろか脇にキャプテンという絵を描いていたのでしょう。

ところが、プレミアリーグ開幕から5試合までスタメンだったルーニーの調子は、一向に上がりません。シュートを狙う姿勢を欠いていたのは、ファン・ハール監督のチームやユーロ2016のイングランド代表で、中盤をまかせられていたことが影響したのかもしれません。ベンチに下がった6節以降、リーグ戦20試合で先発はわずか3回。サッカーセンスの塊のような選手とはいえ、出番が限られてはゴール量産は望むべくもありません。数字を見ると、スタメンの3試合はいずれもアウェイで完勝。途中出場の9試合は1勝8分で、得点でチームに貢献したのは1-1に追いついたストーク戦のメモリアルゴールのみです。データからは、ルーニーが最初からいる試合はチームがうまくいっているようにも受け取れるのですが、3試合はいずれもズラタンとポグバが活躍したゲームで、称賛はすべて大型新人たちのもの。途中出場の試合でチームを変えたといわれるような目に見える貢献が出来なかったことのほうが目立ってしまい、今やモウリーニョ監督の優先順位は、明らかにマタ、ラシュフォード、リンガードのほうが上です。

クラブのレジェンドであり現在のキャプテンでもある選手が、出場機会を求めてプレミアリーグを離れるという終わり方はあまりにもしのびなく、この2月はずっと残ってくれと祈っていたのですが、結局は夏にお別れの時を迎えるのかもしれません。ルーニーがこの先も4-3-3のチームで機能するとすれば、キャリックの右斜め上で中盤を組み立てる役割が最適だと思うのですが、エレーラを主軸に仕立て上げたモウリーニョ監督にその気はないでしょう。マメにポジションを変えてボールをつなぎ、機をみてサイドの選手を走らせるパスを通す敏捷なエレーラに対して、ルーニーはパスを受けると王様のようにドリブルを始め、中盤をスローにしてしまいます。

サンティ・カソルラをセントラルにコンバートしたアーセン・ヴェンゲルのような辛抱強い監督なら可能性が感じられるのですが、現在のマンチェスター・ユナイテッドの指揮官はドライです。中盤に課題があれば好みの選手を呼び寄せ、ルーニーにはゴールを決められるかどうかを問い続けるでしょう。ズラタンやラシュフォードよりも10番を優先する絵は、どうしても描けません。残ってくれてありがとう!とキャプテンの決断に拍手を送りつつ、2017-18シーズンに目を向けると、モヤモヤ感は拭えません。クラブを離れたヴィディッチやエヴラ、ファーディナンドではなく、マンチェスター・ユナイテッドで引退を表明したスコールズ、ギグス、ファン・デル・サール、エリック・カントナの後に続いてほしいと願っているのですが…。「マンチェスター・イブニング・ニュース」のサポーターアンケートによると、6割弱が「ルーニーは夏に出ていくべき」と答えています。現地サポーターは、貢献度が著しく下がったアタッカーには、監督同様にドライです。まずは、結果を出していただかないといけません。EFLカップ決勝で出番があれば、ぜひ!


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怒り、驚き、リスペクト…「冒険は終わった」クラウディオ・ラニエリ解任を巡る7人の言葉

レスターにプレミアリーグ制覇という奇跡的な栄誉をもたらしたクラウディオ・ラニエリ監督の解任は、イングランドのサッカー界に大きな波紋を呼んでいます。最初に声を挙げたのは、もちろんこの方、筋金入りのレスターサポーターでありクラブのレジェンドでもあるガリー・リネカーさんです。ツイッターの第一声は、こちら。「Claudio Ranieri? Sacked? Really? Dilly Ding Dilly Game's Gone.(ラニエリ?解任?ディリ・ディン・ディリゲームが終わっちゃった…)」。昨季プレミアリーグで首位を快走するなか、選手たちの動きが悪いときに目覚まし時計の音を模して奮起を求めた元指揮官の口癖を引いて驚きを表現。その15分後には怒りが込み上げてきたようで、「クラウディオ・ラニエリがレスターのためにしてくれたことを考えれば、解任は不可解だ。許されない。ばかばかしくなってくるほど悲しい」と、感情を露わにしています。

元選手や監督経験者は、総じてラニエリ解任に批判的です。「特段びっくりするようなことではないが、がっかりしている。彼は偉業を成し遂げた。チームが降格の危機に瀕すると、オーナーはパニックを起こす。悲しいことだ」と語ったのは、ハリー・レドナップ。マイケル・オーウェンは「恥ずべきこと」と言い切っており、ローマを率いるスパレッティ監督は、「感謝の気持ちが感じられない。彼がチームを作り、化学反応を起こしたんじゃないか。残念だ。ローマに会いに来てくれたら喜んで受け入れるよ」と、同胞へのクラブの姿勢を嘆いています。彼らの主張は、再現不能な輝かしい成果に対して、9ヵ月後の解任はリスペクトを欠いているのではないかというもの。感情的な言葉には、最近のプレミアリーグにおいて期中の監督解任が多いことに対する非難も込められているのかもしれません。

少し角度が違うのは、「スカイスポーツ」が伝えたジェイミー・キャラガーさんの見解です。「多くの人がラニエリ監督のレスターが降格するのを見たくないと思っていただろう。今回もたくさんの同情が寄せられたのではないか。でも、リーグ最下位クラブはもっと同情されるだろうし、レスターが落ちても涙する人ばかりだとは思えないんだ。彼らはヨーヨークラブ(プレミアリーグとチャンピオンシップを行き来するクラブ)だった。それはいつものことで、タイトルを獲ったからといって変わらないだろう。ラニエリと契約したとき、何を期待したんだっけ?」。ニュートラルな視点に立ってみれば、レスターは今までやってきたことを繰り返しているだけだろうというわけです。キャラガーさんは、こんなこともいっています。

If someone said they'd win the league and then go down, every Leicester fan would have said yes to that.(誰かが、レスターはリーグを勝った後に降格するといったら、ファンは”それでいい”と返すんじゃないかな)」

問題は、新しい高額契約を得てライフスタイルマガジンに載るなど浮かれてしまった選手たちにあり、いつものポジションで戦っている監督だけのものではないのではないか、というのが彼の主張。現場組のクラブ批判やキャラガーさんの冷静な意見に対して、半分は共感、半分は疑問です。実績を残した監督はリスペクトされるべき、短期間で現場のトップのクビをコロコロすげ替える風潮は嘆かわしいという声にはうなずきつつ、それでも今回のレスターの決断には「仕方がない」と納得してしまいます。問題は、降格ゾーンすれすれの17位というポジションよりも、年明けのプレミアリーグで1分5敗、ゴールすらないという状態のほうでしょう。

攻撃も守備もダメ、複数の選手が昨季のレベルにないという状況に陥ったチームは、往々にして監督と選手のコミュニケーションに問題を抱えています。「スカイスポーツ」は、チャンピオンズリーグのセヴィージャ戦に敗れた後、スリヴァッダナプラバオーナーが主力選手を呼び出し、その多くが不満を抱えていることを確認したと報じています。ロッカールームの話がどこまでが事実なのかは、常にわからないものですが、ラニエリ監督の戦術が二転三転するのを観続けてきた者としては、選手たちに困惑やストレスが生じていたのは確かだろうと思います。ゴールひとつ決められないチームについて、未だ改善の方向性が見出せていない監督に将来を託せないというクラブの判断は、責められるべきものではないのではないでしょうか。

解任の報を聞いて、「おとぎ話は、グリム童話だったのか!」とフォーラムに書き込んでいたレスターサポーターがいました。ギリシャで失敗した後、ヴァーディ、マフレズ、岡崎慎司、シュマイケルなどの「7人の小人」に蘇生され、ともに栄冠を手に入れたラニエリは、どこで毒りんごをかじってしまったのでしょうか。いや、このおとぎ話は、ハッピーエンドと受け取ってもいいのかもしれません。「私の夢は死んだ。夢見ていたのは、いつも愛するレスターと一緒にいることだった」と悲しみを表現した監督は、最後にこう結んでいるのですから。「レスター・シティ・フットボールクラブに感謝している。冒険は素晴らしかった。永遠に私とともに生き続けるだろう」。

クラブが正しかったとしても、間違った判断をしたとしても、誰も成し得なかった偉業はプレミアリーグの歴史を飾り続けます。最後に、私がこのたびのラニエリ解任について語られた言葉のなかで、いちばん感動したメッセージを添えて、この稿を締めたいと思います。こんな終わりを語るのに、最もふさわしい人からの味わい深い言葉です。

CHAMPION OF ENGLAND and FIFA MANAGER of THE YEAR️. Sacked.That's the new football, Claudio. Keep smiling AMICO. Nobody can delete the history you wrote.(イングランドのチャンピオンであり、FIFAの最優秀マネージャーだった監督が解任された。これが新しいフットボールの世界だ、クラウディオ。友よ、笑顔でいてくれ、あなたが描いた歴史は誰にも消せはしない)」ージョゼ・モウリーニョ


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混乱は止まらず、一体感はいずこへ…プレミアリーグ優勝監督クラウディオ・ラニエリ、ついに解任!

やっぱり…。 せつないニュースを知った私の最初の感想は、このひとことでした。9ヵ月前にレスターをプレミアリーグ制覇に導いたクラウディオ・ラニエリ、ついに解任。2週間前に、「レスターは、ラニエリ監督への揺るぎないサポートを続けると明らかにしたい」と、解任騒動を鎮火しようとするコメントが出た際に、「ブレンダン・ロジャースとジョゼ・モウリーニョも、同じような声明が出た後だった…」とぼんやり思い出したのを覚えています。2017年の公式戦で2勝2分7敗、プレミアリーグは1分5敗と勝利なしどころかゴールもなし。普通の監督だったら、0-3連敗となった1月末のセインツ戦あたりで、ばっさりやられていたかもしれません。

しかし、何しろラニエリです。創設133年めのクラブに、プレミアリーグ初優勝という永遠に残る栄誉をもたらした名将です。レスターは、他のクラブより数週間は、我慢したのだと思われます。ところが、戦績は一向に好転しません。バーンリー、マンチェスター・ユナイテッドの後、自分たちより下にいたスウォンジーにも負けて、今季プレミアリーグ初の3連敗。忍耐の限界が訪れたのは、おそらくFAカップのミルウォール戦に敗れた瞬間でしょう。発表がセヴィージャ戦の後になったのは、チャンピオンズリーグを控えた選手たちを動揺させたくなかったからだと思います。「国内における戦績から変化を求めるべきと考えた。痛みを伴うが、必要だった」というクラブが発した言葉は、スペインの強豪に負ける前にジャッジがなされていたことを雄弁に語っています。

2シーズン連続でプレミアリーグ優勝監督が期中に解任されるという事件を残念に感じながらも、岡崎慎司の入団以来、レスターの試合をすべて観続けてきた者としては、「やむなし」という言葉しかありません。ここしばらくのラニエリ監督は、チェルシー時代の「ティンカーマン(こねくりまわし屋)」というニックネームを復活させるような混乱に陥っており、直近1ヵ月の8試合のうち4試合でハーフタイムに選手を代えています。このタイミングでのチェンジは、アクシデントでもなければ「私がスタメンを間違えました」という自白であることが多いのではないでしょうか。適応力がある岡崎慎司が「途中から入って何をすればいいのか、イメージが湧かない」と困惑していたことからも、選手たちがいかに戸惑っていたかが窺えます。

昨季王者の低迷理由が語られるとき、必ずといっていいほどエンゴロ・カンテの名前が出てきますが、彼の移籍は優勝を狙えるチームではなくなった理由ではあっても、残留争いに巻き込まれるような低迷の要因ではないと思います。代役として前半戦で起用されていたアマーティは今ひとつでしたが、1月に入団したエンディディは悪くありません。失点が止まらず負け続ける最大の理由は、サイドを着火点とした最終ラインの崩壊ではないでしょうか。マフレズにとっての守備とは、鋭いドリブルで相手のSBを自陣に釘付けにすること。昨季プレミアリーグMVPが中に斬り込むプレイを忘れた瞬間、戻らないサイドMFの裏に入ってくる選手たちがダニー・シンプソンを容赦なくつぶし、危険なラストパスが中央を襲います。不振に陥ったオルブライトンとフクスのサイドも1年前のようにクロスを抑えられず、決して読みがいいとはいえないウェズ・モーガンとフートが止めきれなくなるシーンが増えました。

レスターの守備が堅くなり、負けないチームに変貌を遂げたターニングポイントは、昨年の10月3日、プレミアリーグ8節のノリッジ戦でした。攻めるのが好きなデラートとシュルップだったSBを、サイドアタックへの対応がしっかりしたフクスとダニー・シンプソンに代えたラニエリ監督は、7試合で14失点と殴り合いに競り勝ってきたチームを、31試合で22失点という堅守速攻型にモデルチェンジしました。昨夏、ムサ、イスラム・スリマニと前線ばかり厚くしたクラブが獲るべきだったのは、デマライ・グレイしかいない手薄なサイドで攻守ともに貢献してくれるバレンシアやヴィクター・モーゼスのような選手と、シンプソン頼みの右SBのスペシャリストだったのではないでしょうか。スカウト部門責任者のスティーブ・ウォルシュがエヴァートンに「転職」したのも、孤独になったラニエリ監督をダッチロールさせてしまう一因だったのではないかと思います。いずれにしても、指揮官がコンセプトを明快に語れなくなり、選手の耳に指示が届かなくなれば、チームは終わります。一体感と明るさをエンジンとして、あのおとぎ話を生んだチームであれば、なおさら。

後任は、未定。出場機会を失っていた岡崎慎司にとって、この指揮官交代が吉か凶かは、次の名前を聞くまでは何ともいえません。軋み始めた全員30代の最終ラインを立て直せなければ降格必至だと思われますが、移籍市場が閉まったこのタイミングで、新監督はどこまでがんばれるでしょうか。ブックメーカー「ウィリアム・ヒル」のオッズは、レスターは降格候補の4番手、すなわちぎりぎり残るとなっているのですが…。


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ウェンブリー、オウンゴール、デル・アリ退場…試練続きのトッテナムが無念のEL敗退!

ファーストレグはアウェイで0-1。ヨーロッパリーグラウンド32、ベルギーのヘントに必勝のトッテナムは、週末のプレミアリーグを考えない現状のベストメンバーで2戦めに挑みます。GKロリス、最終ラインはアルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、エリック・ダイアーの3バック。カイル・ウォーカーとベン・デイヴィスが両サイドに構え、ワニャマとデンベレが中盤センター。前にはエリクセン、デル・アリ、エースのハリー・ケインです。今日の彼らは、多くのサポーターが詰めかけたウェンブリーをホームグラウンドにできるでしょうか。1点のアドバンテージがあるヘントは、立ち上がりから後ろを固めて速攻狙い。最近のプレミアリーグで得点力が落ちているチームは、早くゴールを決めて相手に引かれる展開を避けたいところです。デル・アリのボレー、フェルトンゲンのミドルなど、一方的に押していたスパーズは、10分にあっさり先制します。エリック・ダイアーが縦に出したロングフィードで最前線に抜け出したのはエリクセン。絶妙な距離のタッチでGKの目前に出たプレーメイカーは、足元を正確に抜きました。

11分、ハリー・ケインから前線で楔を受けたエリクセンが右のカイル・ウォーカーを走らせると、折り返しに合わせたデル・アリのボレーは左にアウト。攻撃力ではプレミアリーグNo.1の
SBともいわれるカイル・ウォーカーは今日も脅威で、16分にはハーフライン付近から一気に持ち込みミドルシュートを放ちます。フェルトンゲンが攻め上がり、左からのグラウンダーをカットされるとヘントがカウンター。クリバリがミリチェヴィッチを走らせるラストパスを通すと、アルデルヴァイレルトがしっかりカバーしてCKに逃れます。ところが、このCKからスパーズは追いかれてしまいます。ファーのミトロヴィッチが頭で折り返したボールに競り勝ったハリー・ケインが、痛恨のオウンゴール。ホームチームが勝ち抜くには、2点が必要になりました。

攻めるスパーズ。25分、デル・アリのスルーパスを受けたベン・デイヴィスがダイレクトで中に転がすと、ハリー・ケインは足が合わず。29分に相手の隙を突いてクイックに入れたエリクセンのCKは、反応が遅れたワニャマが触れず、逆サイドに抜けてしまいました。34分にハリー・ケインのサイドチェンジを受けたカイル・ウォーカーは、右から仕掛けてニアに強烈なミドルを放つも、GKが確実に外に弾き出します。押していたホームチームを激痛のアクシデントが襲ったのは、40分でした。相手のパスをカットした直後、マイボールにしようとしたデル・アリが出した足は空を切り、スパイクの裏がデヤーゲレの脛に入ってしまいました。痛恨のミスの代償は、一発レッド。フェルトンゲンやエリクセンが次々とミドルを打ち上げたスパーズは、イーブンのままハーフタイムを迎えました。ポチェッティーノ監督は、10人という厳しい状況のなか、どんなギャンブルに打って出るのでしょうか。

先に動いたのはヘント。2列めのミリチェヴィッチを下げて、マトン投入です。スパーズは、エリック・ダイアーがオーバーラップして拠点を増やし、楔をサイドに展開するアタックを敢行。50分にボックス脇で一瞬空いたカイル・ウォーカーが速いグラウンダーを中に入れますが、味方に合わずクリアされます。54分、右に流れてパスをもらったハリー・ケインが中に持ち込み左足を振り抜くも、DFの壁に阻まれてしまいます。デヤーゲレは、デル・アリに蹴られた足が厳しかったのでしょうか。55分という速い時間に17歳のMFヴェルストレーテに交代です。57分、中央を上がったエリクセンが右に軽く流したパスで、DFと入れ替わったハリー・ケインがカリニッチと1対1になりますが、左のサイドネットを狙ったシュートは力が入ってポストの外に曲がってしまいます。ここでベン・デイヴィスに代わって、ソン・フンミンが登場。スパーズの攻撃が活性化します。

60分の波状攻撃。ソン・フンミンが左サイドを崩し、折り返しをニアのエリクセンがインサイドで合わせると、シュートコースにいたハリー・ケインが止めてしまい、2発めは打ち切れず。ここからワニャマが逆サイドのカイル・ウォーカーに展開し、前線に入ったエリクセンがポストに入って中に落とすと、走り込んだワニャマが見事なシュートを左隅に突き刺します。2-1、絶叫のウェンブリー。あと1点で、ラウンド16に手が届きます。67分、今度は右から相手を抜き去ったソン・フンミンがハリー・ケインを勝負させたグラウンダーは、エースがプッシュできずにゴールを横切りました。直後のCKは、アルデルヴァイレルトの落としを先に触れず。69分にボックスに入って勝負したカイル・ウォーカーは、ニアを狙ったシュートがわずかに外。残り20分、最後の勝負はフィンセント・ヤンセンでしょうか。

73分、ヘントに後半初めての決定機。左からのサイエスのクロスにフリーだったサイモンのヘディングは、コースを狙いすぎて右に外れます。ポチェッティーノ監督は、デンベレを下げてハリー・ウィンクスというガソリンを注入。しかし82分にエリック・ダイアーの判断ミスから勝負が決してしまいます。オフサイドを取ろうと上がった瞬間、クリバリに入れ替わられてしまい、左からのクロスは戻って自らカットしたものの、落ちたボールを交代して間もないテルベにプッシュされてしまいました。ピッチに落ちるスパーズの選手たち。ここから2点は無理でしょう。87分、ハリー・ケインと仕掛けたカウンターでGKカリニッチの前に躍り出たソン・フンミンは、明らかなキックミスで決定機を逃します。ウェンブリーの通路は、家路を急ぐサポーターの背中が目立ち始めました。

残り1分という時間にフィンセント・ヤンセンを入れた指揮官の意図は、将棋でいうところの「投了直前の形づくり」に見えます。悔しい、スパーズ。事故のようなアウェイゴールが若い選手たちから冷静さを奪い、デル・アリの退場でボックス内の厚みを失い、押し込みながらカウンターで失点というよくあるパターンで絶望の淵に突き落とされてしまいました。10人とは思えない後半の猛攻に期待が膨らんだのですが、幾度となく創ったチャンスでフィニッシュが枠にいかず。ウェンブリーをホームにするという課題を突きつけられたポチェッテイーノ監督3年めのELチャレンジは、想像以上に早いタイミングで幕を閉じました。勝てない相手ではなかっただけに、チャンスを確実にものにする20歳のアタッカーの退場が、とにかく残念です。


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プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

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