6連敗で指揮官解任の噂も…クリスタル・パレスを巣食う「パーデュー・シンドローム」はいつ終わる?

そろそろ、この話題が盛り上がってくるのではないかと思っておりました。イギリスメディア「デイリー・ミラー」の見出しは、「Mancini eyeing Crystal Palace job as pressure intensifies on Pardew(マンチーニは、パーデューへのプレッシャーが強まっているクリスタル・パレスの仕事を視野に入れている)」。プレミアリーグ開幕からの7試合は3勝2分2敗で8位だったクリスタル・パレスは、ジェットコースターのような6連敗で一気に17位。ベンテケ、パンチュン、ザハ、タウンゼント、キャバイェ、ウィッカムを擁して、降格ゾーンのハル・シティと同勝ち点という戦績は笑って許されるわけがありません。パーデュー監督には解任説が囁かれるようになり、ロベルト・マンチーニは後任候補のひとりであろう、というお話です。

プレミアリーグ5位の21ゴールは、既に5ゴールのベンテケと、パイェに次ぐクロス本数94本のタウンゼント獲得が正しかったことを物語っており、クロス数No.1を誇るサイド攻撃は機能しています。問題は守備です。26失点は、最下位ハル・シティと2点差で下から2番め。そのうち18失点を6連敗中に喫しており、10月以降のクリスタル・パレスを端的にいえば、「2点獲って3点獲られるチーム」。なぜ、こんなことになったのでしょうか。昨季からの経緯を平易に語れば、こうなります。

2015-16シーズンを15位で終えたクリスタル・パレスは、得点39で失点51。失点数は7位ウェストハム、8位リヴァプールとさほど変わらず、数字だけ見れば問題はプレミアリーグ17位の得点力のほうにあります。前線にベンテケとタウンゼントと代表クラスを足し、後ろはウェストハムから獲得したトムキンスとGKマンダンダのみという補強は一見、妥当です。しかしこれは、「森を見て木を見ず」だったのかもしれません。このチームの根本的な問題は、攻撃と守備がそれぞれどうこうではないところにあったのではないでしょうか。みなさんは、「パーデュー・シンドローム」という症状をご存じ…なわけはないですね。私が秘かにそう呼んでいるだけですので。これは、3年に1回周期的に襲ってくる奇病で、パーデュー監督のチームは、ある日突然まったく勝てなくなるのです。

2006-07シーズンのウェストハムで8連敗。2008-09シーズンのチャールトンと2011-12シーズンのニューカッスルでは8試合勝利なし。昨季のクリスタル・パレスはさらに重症で、ボクシングデーからの14試合を5分9敗と勝利なし。5連敗で始まった年明けからの12試合で全体の半数以上となる26失点を喫しており、それでも降格しなかったのですから、1試合平均1失点以下だった前半戦がいかに素晴らしかったか。ちなみにニューカッスル時代の8戦未勝利は、開幕11戦無敗の後でした。あまりにも極端な天国と地獄が交互にやってくるのが、パーデュー軍団の常なのです。

最大の理由は、「見た目インテリ、中身は武闘派」のパーデュー監督が、チームが悪くなってもやり方を変えずに、選手に一層のファイトを求めるからでしょう。機会あれば、5-4の撃ち合いで敗れたプレミアリーグ13節、スウォンジー戦の追加タイムを見ていただければと思います。3-4でリードして90分を終えながら、追加タイムにジョレンテに2発喰らって大逆転負けとなったゲームだったのですが、クリスタル・パレスの守備陣は完全にパニックに陥っていました。決勝ゴールのシーンを平易に描写すると、「FKから最前線に出たロングボールをヘッドで落とされ、落下点に入ったジョレンテがプッシュした」となるのですが、DF4人がジョレンテを囲みながら誰も当たりにいかず、その後方ではスワンズの選手が2人もフリーになっていました。熱血監督が気合いを注入すると、いいときは選手が実力以上のパワーを絞り出して勝ち続けるのですが、糸がぷっつり切れるとピッチをさまようゾンビ状態になります。そんなチームにアイデアを授けず、さらに気合いを注入したら…膨らみ過ぎたものはいつか弾けるのが、世の慣わしです。

さて、Xデーはいつでしょうか。…すみません、誤解を招く表現でした。私が申し上げたいのは、「パーデュー解任の日」ではなく、「パーデューシンドロームがおさまる日」のほうです。今週末は、ホームながらも相手はセインツ。EFLカップでアーセナルに完勝し、意気が上がる堅守のチームからは勝ち点1が精一杯ではないでしょうか。となると、15節の「逆シックスポインター」ハル・シティ戦ですね。これを逃すとマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーと続き、いよいよ解任Xデーという話になってしまいそうです。いや、その前に、ハル・シティに完敗したら…。

ここは何としても勝ってください。毀誉褒貶ありながらも、好調時には素晴らしいサッカーを見せてくれる名物監督には残っていただきたいのです。とにかく気合いで…と、これがいけないんですね。冷静なラインコントロール、的確なポジショニングによる今季プレミアリーグ初のクリーンシート勝利を期待しております。「パーデュー・シンドローム」は、ネーミングが地味ですね。ここはひとつ、時流に乗って「Panic of Premier-league by Alan Pardew」はいかがでしょう。四文字で略すと…。


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激痛!サンティ・カソルラ3ヵ月離脱。アーセナルは「いつもの失速」を避けられるか?

これは痛い!アーセナルのサンティ・カソルラが、スウェーデンで右足底腱の手術を行うことになり、3ヵ月離脱と発表されました。10月19日に開催されたチャンピオンズリーグのルドゴレツ戦で負傷したセントラルMFは、当初は復帰までさほどかからないと見られており、1か月後のプレミアリーグ12節、マンチェスター・ユナイテッド戦の欠場がニュースになったぐらいです。開幕当初からメルテザッカーとウェルベックこそ欠いていたものの、シーズンが始まってから3ヵ月は長期離脱者ゼロ。例年になく戦力が充実していたヴェンゲル監督のチームは、またも主軸を失ったままで戦うことを余儀なくされます。

昨季のカソルラは、11月末のノリッジ戦でじん帯を損傷し、プレミアリーグ出場は15試合に留まりました。9月末からのプレミアリーグで5連勝を飾り、チャンピオンズリーグではバイエルン・ミュンヘンに勝利したチームは、カソルラ離脱直後の12月こそ踏ん張ったものの、年明けから失速。今季の彼は、開幕のリヴァプール戦は途中出場でしたが、その後先発したゲームでは負けなし。チームは8月末からプレミアリーグ6連勝を飾っており、その間16ゴールと攻撃が好調だったのは、カソルラが崩しのバリエーションを広げていたからです。8節までのクロス本数39本は、チーム1位。アレクシス・サンチェスの偽トップ戦術がはまり、ロングボールを使わなくなったチームのなかで、攻撃にアクセントをつけてくれるスペイン代表MFの存在は重要でした。レスターに優勝をさらわれた昨シーズン、カソルラがいないゲームで勝率5割を切っていたガナーズは、同じ停滞を繰り返すわけにはいきません。

さて、アーセナルは、今後どうなるでしょうか。1年前と比較すると、ポジティブな要素とネガティブな状況がそれぞれあります。明るい材料は、セントラルMFの充実です。1月に加入し、プレミアリーグによりフィットしたエルネニーと、チームにダイナミズムをもたらすことができるグラニト・ジャカがいるのは大きな違いです。ラムジーまでカウントすれば中央に4人いる現在のチームは、年明けからのプレミアリーグ10試合で3勝4分3敗と崩れた2015-16シーズンの失敗をなぞらなくてもすむのではないでしょうか。

一方で、最大の不安は、ライバルが明らかに強くなっており、さほど負傷者を出していないことです。昨季の年末年始は、マンチェスター・ユナイテッドとリヴァプールが野戦病院と化しており、チェルシーのモウリーニョ監督は不振から脱却できずに辞任。一方、現在はコンテ、ペップ、クロップの3人が負けないチームを創り上げており、2ヵ月以上離脱する選手はひとりもいません。マンチェスター・ユナイテッドはエリック・バイリーが復帰間近で、チェルシーの最終ラインにはズマが合流します。リヴァプールのコウチーニョは年明けには戻ってくる見通しで、今のコンパニは「いればプラス」という状態でしょう。2016-17シーズンは、あれだけ勝ち点を落としたアーセナルが2位でフィニッシュできた前年とは違う展開になるはずです。

最近のヴェンゲル監督は、復帰したラムジーの居場所探しにやっきになっているように見えますが、今急ぐべきはジャカの定着ではないでしょうか。プレミアリーグでスタメン6試合ながら、エジルと3つしか違わないスルーパス7本を記録している攻撃センスあふれるMFが、中盤を仕切れるようになれば、カソルラの穴は埋まるでしょう。選手を試す場は、チャンピオンズリーグ最終節の消化試合として、ハマーズやストークとの対戦では、スイスから来た大型セントラルMFをできるだけ長い時間プレイさせたほうがいいと思います。当面のベストメンバーは、この顔ぶれではないでしょうか。GKチェフ、DFガブリエウ、ムスタフィ、コシールニー、モンレアル、MFジャカ、コクラン、エジル、ウォルコット、イオビ、FWアレクシス・サンチェス。アーセナルにはぜひ踏ん張っていただき、マンチェスター・ユナイテッドとトッテナムも合流して壮絶な優勝争いと椅子取りゲームが最後まで展開されることを望みます。…が、TOP3は落ちてきそうにないですね。この稿は、今季プレミアリーグの優勝争いが「3」なのか、「4」なのかというお話をしているのかもしれません。


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躍動マルシアル、ズラタン2発!マンチェスター・ユナイテッドは圧勝でEFLカップ4強進出!

プレミアリーグのチェルシー戦、ウェストハム戦、ヨーロッパリーグのフェネルバフチェ戦と、開始早々の失点が目立つ今季のマンチェスター・ユナイテッド。ローテンションで入る試合が多いチームが、今日はいきなり先制点をゲットしました。EFLカップ準々決勝、ウェストハムとのゲームは、週末のプレミアリーグに続くオールド・トラフォードでの連戦です。2分、決めたのはズラタン・イブラヒモヴィッチ。GKアドリアンのロングキックに競り勝った後、ルーニーがムヒタリアンに通した縦パスが秀逸でした。左に持ち込んだムヒタリアンのヒールキックで抜け出したエースは、飛び出したアドリアンの上を抜くチップキックをゴールに流し込みます。

左足を押さえて倒れ込む姿にはヒヤリとさせられましたが、どうやらプレイを続行できるようです。前線の選手たちが、遊びがあるプレイをしているのを見て、今日は勝てるのではないかと思いました。プレミアリーグでホーム4連続ドローと停滞している理由のひとつが、重くのしかかるプレッシャーであることは間違いありません。

7分にもウェイン・ルーニーがズラタンに素晴らしい縦パスを通し、フリーで中央に持ち込んだエースが左足でシュート。アドリアンにセーブされた後の2発めもブロックされますが、相変わらずウェストハムの3バックはうまくいっていません。マンチェスター・ユナイテッドがスピーディーにサイドを制し、ハマーズは中で何とかカットする展開が続きます。15分、ボックスの左のコーナーから、ルーニーがFKを直接狙うもわずかに右にアウト。18分にはカウンターからマルシアルが中央に斬り込み、右足で放ったシュートは大きく打ち上げてしまいます。ポグバは出場停止、マタはベンチですが、キャリックがいる試合では攻撃がスムーズになるマン・ユナイテッド。追加点が入れば、勝負は決するのではないでしょうか。

ボールを奪うと、マルシアル、ズラタン、ルーニー、ムヒタリアンが一斉にスプリントする速攻にはテンションが上がります。23分、ムヒタリアンの落としをエレーラがダイレクトでシュート。30分には再び4人のカウンター。ドリブルで持ち込んだズラタンがそのままミドルを放つと、DFに当たったボールを拾ったムヒタリアンが左に展開し、マルシアルはシュート性のグラウンダーを中に通します。ルーニーがニアに走らず、マルシアルの意図通りにはいかなかったものの、この攻撃を続けられれば、2点めまではさほど時間はかからないでしょう。ところが35分、ゴールを決めたのはアウェイのハマーズでした。サイドチェンジを受けたパイェが放ったミドルは、難しいボールには見えなかったのですが、デ・ヘアがファンブル。詰めていたアシュリー・フレッチャーが冷静に押し込みます。昨シーズンのプレミアリーグでは神がかりなセーブを連発していた守護神が、今季は冴えません。ここは、落ち着きましょう。崩されたわけではありません。週末のプレミアリーグと同じ1-1でハーフタイムとなりましたが、ルーニーとムヒタリアンがよりシャープな今日のほうが、ゴールへの期待感は明らかに上です。

キックオフからトップにギアを入れていた後半のマンチェスター・ユナイテッドは、始まって3分という絶好の時間に勝ち越しゴールを決めました。バレンシアのヒールキックで右のムヒタリアンが完全にフリー。ハマーズの守備陣は混乱しており、ボックス内でズラタンもマルシアルもノーマークでした。中をチラ見したムヒタリアンは、ボールを通しやすい11番のほうを選びました。マルシアルが左隅に豪快なボレーを叩き込み、ホームチームが再度リードを奪います。

56分、キャリック、ズラタンとテンポよくつながると、またもルーニーが左のマルシアルに決定的なラストパス。今日のキャプテンはキレキレです。左足のシュートは間合いを詰めたアドリアンが正面でセーブしますが、マルシアルのシュートまでの淀みない動きは好調時のものです。61分のズラタンの直接FKは、アドリアンがゴールライン上でキャッチ。この直後に、4強入りを確定的にする3点めが決まります。ズラタンのスルーパスを受けたバレンシアは、巧みなフェイントでマスアクを牽制して完璧なグラウンダーをフィード。イージーなボレーを流し込んだマルシアルは、ここでもノーマークでした。プレミアリーグでわずか1ゴールと苦しんでいた昨季のエースは、今日の2発で目覚めてくれるでしょうか。

ムヒタリアンがふわっと浮かしたボールを左のマルシアルに通すと、クロスは右に流れますが、追いついたイブラヒモヴィッチがリフティングとオーバーヘッドで中にラストパスを入れ、ニアのルーニーがヘディングシュート。今日のマン・ユナイテッドには余裕があります。81分、ムヒタリアンのクロスをワントラップで打ったズラタンのシュートは、アドリアンがセーブ。87分、ついにこのときがやってきました。マルシアルに代わってオールド・トラフォードのピッチを踏みしめたのは、バスティアン・シュヴァインシュタイガー!92分の4点めは、バスティがアウトで通したエレーラへのパスからでした。ボックス左を縦に突破したエレーラの折り返しに、ズラタンは足を合わせるだけでした。4-1、マンチェスター・ユナイテッドが圧勝でセミファイナル進出を決めました。

ヨーロッパリーグと国内カップは、本気で獲りにいってほしいと思います。プレミアリーグで、強いTOP4をまくるのは難しいでしょう。リーグではなかなか波に乗れないなかで、こちらの山をてっぺんまで登り切れば、来季の欧州へのチケットは手に入ります。セミファイナルは、どうやらハル・シティを引けたようですので、決勝へは進めるのではないでしょうか。相手はクロップ監督のチームでしょうか。いや、この話は順調に1月を終えた後で。ここまできたら、ぜひ2年連続のタイトルを獲ってください。今日はいいサッカー、いい勝ち方でした。


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吉田麻也&ファン・ダイクは鉄壁!「ベジェリンの穴」を突かれたアーセナルはセインツに完敗!

そこまでやりますか、ヴェンゲル監督!プレミアリーグ13節のボーンマス戦から、エルネニーを除く10人を総入れ替えです。EFLカップ準々決勝、アーセナルVSサウサンプトン。プレミアリーグ10位と何とかTOP10には引っかかっているものの、13試合で13ゴールと貧攻に悩むセインツは、ショットコンバージョンレート(シュートに対するゴール率)が最も低いチームです。しかし、それにしても…。GKマルティネス、DFジェンキンソン、ホールディング、ガブリエウ、ギブス、MFエルネニー、コクラン、ラムジー、ジェフ・レーヌ=アデレード、イオビ。トップには負傷が癒えたルーカス・ぺレスです。リーグカップを1回も優勝していないヴェンゲル監督は、今後のタイトなスケジュールを考えれば敗戦もやむなしと考えているのでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドやリヴァプールとの激突を楽しみにしている者としては、胸騒ぎがおさまらないキックオフです。

ホームチームが、おそるおそるこの日の戦い方を確認しているかのような序盤戦。13分、セインツがあっさり先制します。起点は、吉田麻也の素晴らしいロングフィード。これを受け、左から上がったバートランドのクロスに合わせたブファルのシュートはDFの足に当たりますが、リバウンドをダイレクトで叩いたクラーシが見事でした。ガナーズは全体的にもらう動きが少なく、自陣に引いて対応するセインツの守備を攻めあぐんでいます。可能性が感じられるのは、イオビです。ルーカス・ぺレスら前にいる選手をポストに使ってシュートを打とうとしているアタッカーが一発はまれば、リードを許した急造フォーメーションに自信をもたらすかもしれません。

アウェイのセインツは、前線のシェーン・ロングを長いボールで走らせるカウンターに徹しています。ポゼッションを取りながらも危険なボールロストが多いガナーズは、エルネニー、イオビと後手にまわったMFがイエローカードを積んでいます。37分、ジェンキンソンが自陣で強引なドリブルを仕掛けてボールを奪われ、クラーシがすかさずSBの裏のスペースに展開。ブファルが中に入ってきていたバートランドにグラウンダーを通すと、クロスに放った一撃はマルティネスの指先を抜けてネットを揺らしました。43分、エルネニーは負傷したのでしょうか。グラニト・ジャカがピッチに送り込まれます。前半は0-2で終了、ガナーズの枠内シュートはゼロ。サイドを崩せず、単調な攻撃に終始する今日のサッカーでは、このギャップは絶望的に見えます。

ところが後半、アーセナルは別なチームに生まれ変わったようです。46分、イオビが敵陣でインターセプトし、ラムジーにつなぐと左に流れたルーカス・ぺレスのシュートはフォースターがキャッチ。2分後、ジェンキンソンがクロスをラムジーに合わせたシーンは決定的でしたが、ボレーのコースが甘く、フォースターの正面でした。フィニッシュは決まらず、ホームチームのラッシュはここまで。50分を過ぎると、守り切ったセインツが自分たちのペースを取り戻し、負けじと反撃します。51分のシェーン・ロングのミドルはマルティネスがかろうじて手に当て、54分に最前線に飛び出したブファルの左足も、右に切れていきます。CKを触りにいったマルティネスは、大きく弾かなければいけません。ルーズボールを叩いたマックイーンのシュートは、惜しくも右ポストの外に抜けていきます。

62分、ヴェンゲル監督はジェフ・レーヌ=アデレードを下げてチェンバレンを投入。ルーカス・ぺレスの強烈なミドルをファン・ダイクがカットすると、さらにジェンキンソンを諦めてメートランド=ナイルズです。ピュエル監督は、よく戦っていたブファルをシムズにスイッチ。ルーカス・ぺレスが左サイドでパスを受け、イオビ、コクランとつながった68分のチャンスは、枠に届くコースが塞がれており、ミドルは左に外れます。78分、セインツに決定機。スティーブン・デイヴィスのスルーパスでシェーン・ロングがマルティネスと1対1になりますが、ガブリエウが必死に戻ってプレッシャーをかけ、左足インサイドは左に逸れていきます。直後、右からのグラウンダーをジャカがチェンバレンに落とすも、フィニッシュを枠におさめることはできません。80分、ロングクロスにファーサイドで競り勝ったルーカス・ぺレスのヘッドは、吉田麻也が体を投げ出してクリアし、これも決まりません。

追加タイムにチャンスを創っていたのは、守っていればいいはずのセインツのほうでした。途中出場のホイビュルグの強烈なシュートをマルティネスがセーブすると、その後はセインツがガナーズ最後の攻撃を抑え、やがてタイムアップ。エミレーツにはブーイングが鳴り響きます。プレミアリーグ開幕節のリヴァプール戦で敗れて以来、19試合負けなしだったガナーズが止まりました。

勝者にふさわしかったのは、セインツでした。CBの差、セントラルMFの差、そして最も大きかったSBの差。吉田麻也とファン・ダイクのコンビは完璧でした。日本代表CBは、先制点をお膳立てし、さらに巧みなバックヘッドでゴールを狙うなど、攻撃面での貢献度も高かったと思います。エルネニーとコクランがバイタルエリアへの侵入を許していたのに対し、クラーシを中心としたセインツの中盤は、ミドルに対するプレッシャーが的確。バートランドとジェンキンソンのマッチアップは、アウェイチームの圧勝でした。例年停滞する11月を、今季も1勝3分1敗という冴えない数字で終えたガナーズの最大の発見は、「今やベジェリンの抜けた穴はカソルラよりも断然大きい」ことではないでしょうか。若手やサブの選手主体で、普段のプレミアリーグにおけるクオリティまでは望めないものの、右サイドさえ何とかなっていれば、別な結果もあったのではないかと思います。

敗戦覚悟の布陣で戦ったアーセナルは、気持ちを切り替えて週末のプレミアリーグを勝ちきることが大事です。守備に不安があるウェストハム相手に、ノーゴールに終わることはないでしょう。そしてセインツもまた、この勢いをプレミアリーグに持ち帰っていただければと思います。トッテナムの次に失点が少ない堅守に攻撃力が加われば、2季連続のEL出場は充分狙えます。…もしかして、EFLカップ準決勝のドローが決まりましたか?どうやら、セインツはリヴァプールと当たるようです。こちらも、楽しみです。


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ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

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