現地レポート~素晴らしいスタジアム、素晴らしいファン。最後のEL、アトレティコ・マドリード戦!

本日は、プレミアリーグ2017-18シーズンの最終節。アーセン・ヴェンゲル監督がアーセナルで指揮を執る最後の日です。そんな朝にふさわしいのではないかと考え、今回は、ヨーロッパリーグのアトレティコ・マドリード戦とプレミアリーグのバーンリー戦を観戦した、わがグーナーの特派員の現地レポートをお届けします。まずは前編のマドリード紀行から。せつなかったあのワンダ・メトロポリターノの夜を語り切っていただきました。さっそく、どうぞ!


5月6日のプレミアリーグ37節、アーセナルのホーム最終戦を見るために、何とか都合がつきそうだとロンドンまでの航空券と宿を取ったのが4月17日。6日のチケットも確保し、「この日程ならマドリード(ヨーロッパリーグ準決勝、アトレティコ・マドリード戦の2ndレグ)にも行けるけど……」と迷っているうちに、ヴェンゲルの退任が発表されるという劇的な展開。すぐに6日のホームゲームのチケットは売り切れ、「これはマドリードもダメかもね」と思っていたのですが、4月24日、改めて公式サイトをチェックしてみると、上級会員向けの限定販売が終わってレッドメンバー(平会員)向けの販売が始まっているではありませんか!レッドメンバーまでは回ってこないと思っていたのに、まだ残っているということはこれも運命……と、36.5ポンドのチケットを購入するところから、わがマドリード行きプランがスタートしました。

試合のチケットは拍子抜けするくらい安いのですが、手ごわいのが航空券です。ロンドン-マドリード間はふだん、安い日程なら日本円で1万円程度で往復できてしまうのですが、試合の日程が決まったその日から航空券の値段は急上昇。ヨーロッパのアウェイマッチでは、航空券の手配はチケット確保以上の最優先事項なのです。実際、ロンドン在住の私の友人も、ドローが決まったその日に航空券を探したそうですが、迷っている間にもどんどん値上がりしていくという状況だったとか。そんな状況なので、試合の10日前ではそもそも取れる航空券自体が希少。乗り継ぎもやむなしか……と思っていたところ、いろいろあって何とか直行便を見つけることができましたが、そのかわりマドリード到着は深夜。初めての街に深夜バスで何とか乗り込み、こちらもやっと見つけた安宿には無理を言って午前1時台にチェックインさせてもらうというハードスケジュールです。そうやって必死で手配したのに、勝てそうだった26日の1stレグはまさかのドロー。すでに修行の予感が漂っていました。

ちなみにチケットは、アーセナル公式が「郵送する」というのをわざわざ連絡して止めてもらい(だって絶対日本出発までに間に合わない!)、後日引き取り方を案内してもらうことになりました。ようやくその案内が来たのは、ロンドンに入ってからの4月30日。「マドリードのインターコンチネンタルホテルで配るので、当日13時30分~14時30分の間に来るように」というもので、またこれがやりにくい……。というのも、キックオフは21時。それまでどうやって過ごそうかなと考えていたのに、その時間にそこに行くとなると選択肢は激減します。そもそも、それより遅い便で現地入りする人だっているだろうに、その人たちはどうするの!?という話。まあアーセナルがユーザーフレンドリーでないことには慣れていますが、本当にヨーロッパのアウェイは何かと大変です。

ともかく、そんなこんなで何とかチケットを引き取り、そこに来てくれた友人と合流して、16時まで入れるという有名レストランで遅いランチを取ることにしました。「世界最古のレストラン」としてギネスにも認定されている「リストランテ・ソブリノ・デ・ボティン」 という店(子豚の丸焼きで有名)です。イギリス国内なら、アウェイの地をアーセナルのシャツを着てうろうろするのは基本やめたほうがよいのですが、ここは観光客が多いこともあってなんとなく大らかなムード。途中ウエイターさんに「アーセナルサポか?」と聞かれて「はいスミマセン……」みたいに答えたら、「いいんだこっちはレアルサポだし」と返されたり。よかったー、豚をひと切れ減らされたりしなくて!ちなみに名物の子豚のローストは、皮はぱりぱり、肉はねっとりゼラチン質の、それはそれは美味しい一品でした。

食事を終えて外に出ると、それでもまだ17時前。スタジアムに向かうのは早い、かといってどこか観光するほどの時間もないということで、少しぶらぶら歩いてみようということになりました。マドリードは案外坂の多い街で、レストランを出てすぐのところにも、建物を貫通するように設けられた謎の階段が。とりあえずあそこを上ってみようと行ってみると、階段を上り切ったところは建物に囲まれた広場になっていて、なんと!見慣れたシャツのみなさんが占拠しているではありませんか!「ヨーロッパの大会では、アウェイサポが広場に集まって騒ぐ」というのがお約束ではありますが、マドリードではそれがここ、「マヨール広場」だったのです。

聞きなれたエジルのチャントはエンドレスリピート、お土産売りはアーセナルのエンブレムの入ったハットを売っているし、アコーディオン弾きは「聖者の行進」を弾いていて(ちなみにこれは"We won the league♪"とアーセナルがプレミアリーグ制覇したときのことを歌う、サポお気に入りのチャントのメロディ)、まあ迎えるほうも商売っ気たっぷり(笑)。友人も私もまったく知らずに足を踏み入れたのですが、結果的に正しい過ごし方になったというかなんというか。その後、近くにあるチュロスの元祖というお店でチュロスとホットチョコレートを堪能した女子2人は、いよいよスタジアムに向かうのでした。

アウェイサポーター向けのガイドブックによれば、アウェイサポの「ミーティングポイント」はCanillejasという駅の近くの広場とのこと。そこから現地の警察が先導してスタジアムまで連れて行ってくれるという流れです。ひとまずその駅まで行ってみると、階段を上がったところにあるちょっとした空間(決して広場ではない!)に100人ほどのアーセナルサポがたむろしていました。18時40分頃になると、「はいはい行きますよ~」という感じで警察から声がかかり、みんなが歌いながら歩き始めます。しばらくはアパートの並ぶ住宅街が続き、住民が窓から見下ろすなか、騒がしい一団は意気揚々とスタジアムを目指すのでした。

そんなこんなで歩くこと30分近く。ワンダ・メトロポリターノは、埋め立て地のような何もないだだっ広い場所に建っていて、外回りはいかにも寂しい感じ。そのかわり、スタンド裏からはマドリード市内や遠くの山まで一望できてなかなかの眺めです。そして中に入ると文句なしに最高のスタジアム。収容人数約6万8000人。1階の傾斜はわりとなだらかですが、2階から上は傾斜が強く、大きさのせいもあるかもしれませんが、個人的には2年前に行ったカンプ・ノウよりずっと見やすく感じられます。アウェイ席はゴール裏の高いところに用意されていて、ホーム席との間にネットが張られているのは残念ですが、それでも見え方は最高。私の席はちょうど最上段のど真ん中で、素晴らしい見晴らしです。そして何より音が響く!ホームチームのメンバー発表は、演出やファンの熱さも相まって、敵ながらほれぼれするようなメンバー発表でした。(その様子があまりにもラヴリーだったので、こちらに動画をアップしておきます)

 それにしても、ここまでずっと「楽しみ」というより緊張していた私。それはもしかしたら、結果について何か予感することがあったのでしょうか……試合後に多くの人が語っていたほど内容が悪いとは思えなかったのですが(コシェルニの負傷の重大さも、スタンドからはわからなかった)、気が付けば例によって「あれ?前半ショッツオンゴールあったっけ?」という状態。後半、ミキの素晴らしいシュートにときめいたりはしながらも、どちらかといえば、何かと巧みなアトレティコにやられっぱなしの90分だったように思います。たとえば、徹底的にこちらをイラつかせるジエゴ・コスタのふるまいの数々。いやいやカメラに映っていないところでめちゃくちゃやってますよアイツ!!!でも、それが効果的だったのも事実なのだと思います。そしてホームサポーターの集中力。それこそ2年前のバルセロナが、全体的に弛緩して感じられたのとは正反対で、スタンドの凝縮感や一体感には敵ながら胸を打たれるものがありました。もちろんアーセナルサポも頑張ったけれど、あの日のアトレティコサポにはちょっと脱帽。寂しいことですが、いろんな意味で、今のアーセナルの「かなわなさ」を痛感する結果になりました。

そしてヨーロッパのアウェイでは、ホームサポーターが大方退出するまでアウェイサポーターは帰らせてもらえないのが恒例。屋根と壁との間にすき間があり、風が吹き抜けて寒くてしょうがないなか、われわれアウェイサポはホームサポが帰るまでひたすら待っているわけですが、決勝進出で盛り上がるゴール裏のサポはまあ帰らない帰らない!しまいになんと、一度はロッカールームに下がった選手までもう一度ピッチに出てきて、「もう優勝気取り!?」と言いたくなるような大騒ぎ。「はよ帰れー!!!」と毒づくことでカラ元気を出しながら、本当は、この結果と、それが象徴するもろもろのことについて思いを巡らせていました。

私をフットボールに引き寄せてくれたヴェンゲル。22年間のアーセナルの輝かしい歩み。せめて最後はその栄光にふさわしく、トロフィーを掲げて終わることを夢見ていたけれど、それはやはり夢でしかなくて、こうやって負けて惨めに終わるのが今のアーセナルなのだということ。言い換えれば「終わる」ということはそういうことで、とことんダメになり、全く美しくなく、だからこそ終わるのだということ……。「終わりを納得するためのプロセスとは、こういうことなのかもしれないなあ」と、風にさらされるスタンドでそんなことを思っていたのです。

悲しいけれど、こういうことだ――そんな冷たく静かな境地に、3日後、もう一度温かい灯がともる日が来ることは、このときは想像もできずに。(つづく)


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


<スポンサーリンク>


本ブログも参加中のサッカーブログランキングで、最新のサッカー情報をチェックできます。
よろしければ下のバナーのクリックをお願いします!励みになります!
サッカー ブログランキングへ
にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村
スポーツ人気ブログランキング スポーツ人気ブログランキング

アッレグリは破談!?…ならばヴィエラ抜擢はいかが?アーセナルの新指揮官を考える。

5日ほど前に、「BBC」がルイス・エンリケとマッシミリアーノ・アッレグリに絞られたと報道しておりましたが、アーセナルの新監督選びは難航しそうな雲行きです。元バルサ指揮官のほうは、高い年俸がネックになるといわれており、プレミアリーグにチャレンジしたがっていると伝えられていたユーヴェの監督についても、ここへきて多くのメディアがトーンダウン。「ザ・サン」が、プレミアリーグ6位からの巻き返しを図る名門クラブとイタリア人監督が「口頭で合意に達した」と主張している一方で、他のメディアは「アッレグリに鼻であしらわれる(エクスプレス)」「イタリアに残る意向(インディペンデント)」と、軒並み懐疑的です。

「インディペンデント」がイタリアからの名将の招聘に否定的なのは、コッパ・イタリアを制した直後にアッレグリ監督がユーヴェ残留をほのめかすコメントを残しているからです。「われわれは次のタイトルのために戦わなければならない。私はユーヴェと契約しており、毎年、シーズンの終わりには将来のプランについてミーティングを実施している」。イタリアメディアの大半は、4シーズン連続でセリエAと国内カップのダブルを達成する寸前の監督は、ユーヴェに残ると予想しています。

「エクスプレス」は、アッレグリが来たがらない3つの理由を挙げています。現有戦力のクオリティ、補強予算、そして「filling Wenger's shoes~ヴェンゲルが履いていたシューズを埋める難しさ」。チャンピオンズリーグで2年連続のファイナリストとなった指揮官が、プレミアリーグ6位からの巻き返しとヨーロッパリーグ制覇というミッションを引き受けるためには、クラブからのバックアップは必須でしょう。エジル、オーバメヤン、ムヒタリアンに高額のサラリーを支払っているクラブが、財布の紐を堅く結んでいるのが見えれば、勝てるチームで仕事を続けるほうに傾くのは理解できます。

本命に挙げられていた実力者たちが難しければ、次なる候補は、アルテタやヴィエラなどのクラブOBと、ホッフェンハイムの30歳指揮官ナーゲルスマンなどの若手です。意中の監督と折り合えず、デヴィッド・モイーズに声をかけて混乱の扉を開いた2013年のマンチェスター・ユナイテッドと同じ空気が漂ってきました。このうえアーセナルが、ライバルの失敗のトレースを回避するなら、選手やサポーターがひとつにまとまれるOBを抜擢するのがいいのではないでしょうか。2008年にBチームからペップを引き上げたバルサや、2016年にベニテスの後釜にジダンを据えたレアル・マドリードのように。

私は、以前にアッレグリを推していた時期があったのですが、彼を含む名将たちが難色を示すのであれば、単純にレベルを下げるのではなく、発想を変えたほうがいいと考えています。ペップ・グアルディオラが「既にトップクラスの監督だ」と絶賛するパトリック・ヴィエラはどうでしょうか。明るくクレバーで、人当たりの柔らかさと勝利への執念を兼ね揃えたキャラクターは、ガナーズのカラーを継承してくれそうです。予算がないならCB獲得に集中させ、セントラルMFにメートランド=ナイルズ、サイドのリース・ネルソン、前線のエンケティアなど、若いタレントの成長を促すチーム作りを進めていただければいいでしょう。

オーバメヤンとミキはさらなるジャンプアップが期待でき、パスコースをカットする守備に長けたエルネニーは、役割を明確にすればもっと活躍できるはず。コラシナツは、セントラルやインサイドMFにコンバートしてもおもしろいのではないでしょうか。今の戦力を十全に活かし、ベジェリンやイオビに続く若手のブレイクがあれば、アーセナルは戦えるのではないかと思います。

ヴィエラを招聘するなら、クラブとサポーターは「3年後に笑えればいい」と腹をくくり、最初のシーズンの多少の不振には目をつぶる覚悟が必要でしょう。一瞬しゃがむのはOK、しかし混乱だけは絶対に許さない、と。本日は、ヴェンゲル監督のラストゲーム。感傷的な90分が終われば、アーセナルは次のステージに向かって走り出します。いつまでも、彼ららしくあってほしい。難しい状況になりつつある指揮官選びに、引き続き注目してまいります。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


<スポンサーリンク>


本ブログも参加中のサッカーブログランキングで、最新のサッカー情報をチェックできます。
よろしければ下のバナーのクリックをお願いします!励みになります!
サッカー ブログランキングへ
にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村
スポーツ人気ブログランキング スポーツ人気ブログランキング

勝負しなかった2試合。ヴェンゲル監督のアーセナル、最後の欧州決戦を振り返る。

あえて、勝てたといいたい。ヨーロッパリーグ準決勝のアーセナルVSアトレティコ・マドリードのお話です。グーナーを含む多くのサッカーファンが、ラ・リーガ2位とプレミアリーグ6位の明確な差を感じたのではないでしょうか。セカンドレグのレポートに「連携、状況判断、パスの精度、ポジショニング。すべてにおいて、ラ・リーガのクラブが上回っていました」と書かせていただいた私も、それには同感です。しかし、ときに弱者が強豪の足をすくうのがサッカーです。今回の対戦では、ファーストレグの開始13分までに、プレミアリーグのクラブに2つの追い風が吹きました。ヴルサリコのレッドカードと、シメオネ監督の退席処分。アーセン・ヴェンゲル監督にとっては、好調同士なら勝てない相手を1-0、2-0で叩き潰す千載一遇のチャンスでした。

アーセナルが一方的に攻め立てる展開。30分過ぎからいくつか危ないシーンはありましたが、オスピナのビッグセーブで事なきをえて、前半は0-0。ウェルベックやウィルシャーが決めてくれていればとは思いましたが、61分にはラカゼットが美しいヘディングシュートで待望の先制点をゲットします。残り30分で1-0なら上々です。ガメイロをガビ、コレアをサヴィッチと、ラ・リーガでノーゴールの選手を2人継ぎ込んだアトレティコ・マドリードの狙いは、「まずは2点めを阻止、あわよくばカウンターで同点」といったところでしょう。

残り15分、最優先はアウェイゴールを許さないこと。ヴェンゲル監督のベンチには、コラシナツ、イオビ、メートランド=ナイルズがいました。引いてカウンターを狙う相手に対して、プレイが遅い選手、ドリブルで仕掛ける選手は不要です。ピッチに足したいのは、運動量と速いさばき。前者ならウィルシャーをイオビ、後者はウェルベックをコラシナツといった交代策が考えられます。

しかし、指揮官は動きませんでした。82分のウェルベックは、なぜドリブルで仕掛けたのか。前方には3人おり、ひとり抜いたとしてもチャンスにはならず、奪われればフリーの選手にボールが渡る状況です。アーセナルには、「リードしたらマイボール重視」「ガビとサヴィッチを足された後は、ペースダウンしてセーフティなアタック中心」などといった意志の疎通がなかったのでしょう。ヴェンゲル監督は、交代選手にメッセージを託して戦い方を徹底させるという意味でも、新しい選手を投入するべきでした。

ファールをもらいにいくように転倒したウェルベックに笛は吹いてもらえず、怖れていた正確なロングフィードが前線へ。先着したコシールニーは、中へ蹴っておけば安全でしたが、背後にクリアしようとしてグリーズマンにさらわれ、1対1となったオスピナに当たったボールもグリーズマンの前にこぼれます。カバーしようとしたムスタフィはスリップ。3つのターニングポイントは、すべてフランス代表FWに利する結果となりました。この瞬間、アトレティコ・マドリードの勝利が決まったといっても過言ではないでしょう。セカンドレグで指揮官不在の強者を焦らせるためには、1-0というハンディキャップが必要でした。なぜ、相手が2枚カードを使っても動かなかったのか。なぜ、最後までカードを切らなかったのか。ホームでの痛恨のドローは、指揮官の采配ミスによるものだと思います。

0-0なら強者が決勝進出と、最初から不利だったセカンドレグは、それでも先にゴールを奪えれば一気に可能性が高まる一戦でした。ヴェンゲル監督は、なぜ初戦と同じスタメンを選んだのでしょうか。リスキーなウェルベックは、最終盤にラカゼットと並べて高いボールを狙わせるオプションとして、ヘンリク・ムヒタリアンで勝負すべきだったと思います。前年のELで6ゴールをゲットしたアルメニア代表のアタッカーがいれば、エジルがゴールに近い位置でプレイする機会を増やせたのではないでしょうか。

ようやくミキが登場したのは、68分。鋭いシュートや効果的なサイドチェンジを披露したものの、彼がいいポジションに入ったらボールを集めるという意識がチームに浸透しておらず、攻撃を活性化したとはいえませんでした。無謀なドリブルを減らせなかったウェルベックは空回り。攻めのカードを1枚しか切らなかったヴェンゲル監督からは、ゴールを奪うための戦術も勝ちたいという気持ちも伝わってきませんでした。実力で劣るチームが、采配で勝負できなければ、結果は自明です。

昨日のレポートにコメントをくださったみなさん、ありがとうございます。これが、私からのお返事です。「諦めがついた」…そうですね。クラブに失恋したショックを引きずり、ふさぎ込んでいるかのような覇気のない采配でした。「将来のために我慢して使う」などといったことを考えなくてもいい最後の大勝負の場で、エミレーツのマンチェスター・シティ戦のようなエモーショナルな交代ゼロや、アタッカーを足さない最終盤を見せられれば、ため息をついて首を振るしかありません。なりふり構わず勝ちにいくアーセン・ヴェンゲルが見たかった…。試合を終えてから24時間以上が経った今も、悲しい気分が残っています。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


<スポンサーリンク>


本ブログも参加中のサッカーブログランキングで、最新のサッカー情報をチェックできます。
よろしければ下のバナーのクリックをお願いします!励みになります!
サッカー ブログランキングへ
にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村
スポーツ人気ブログランキング スポーツ人気ブログランキング

「退任発表のタイミングは私の決定ではない」…ちょっとしゃべりすぎなヴェンゲル監督、最新語録!

私にとって、アーセン・ヴェンゲル監督の魅力のひとつは、常に率直であることです。プレミアリーグ22年めの退任について、「今は目の前の試合に集中している。話をするのは、シーズンが終わった後になるだろう」といっていたにも関わらず、現地の記者に聞かれたことにはまっすぐ答えるため、大事な話が小出しに漏れています。昨日、「BBC」「スカイスポーツ」が報じたのは、「退任発表のタイミングは、自らの決定ではなかった」というご本人のコメントです。アトレティコ・マドリードと戦うヨーロッパリーグ準決勝直前のプレス・カンファレンスにて、ドイツ人ジャーナリストに「なぜ、ビッグマッチの前に発表したのか」と問われたボスは、「was not really my decision」とまっすぐ返しました。

「私の旅立ちについて合意に至った後、クラブがいつアナウンスするかを決められたのは喜ばしいことだと思う。そのタイミングが正しかったことを明確にしたい」(アーセン・ヴェンゲル)

シーズン後に発表すれば、選手の動揺というリスクを回避できるメリットはあるものの、去就を巡る雑音とつき合い続けなければならず、新監督招聘の交渉も完全なシークレットで進めることを強いられます。ヨーロッパリーグ準決勝直前というタイミングであれば、選手たちにとっては勝利に向かうモチベーションとなり、次に向けての準備にドライブをかけられるといった思惑があったのでしょう。そしてもうひとつ、早く発表するメリットとして「シーズンチケットの販売促進」も考えられていたのではないでしょうか。最近のプレミアリーグでは、空席が目立つエミレーツ。これ以上停滞が続けば、世界一高額といわれるシーズンチケットを手離すサポーターが続出する可能性が高まります。

「このクラブは世界じゅうで尊敬されるべきで、ファンには団結してほしかったが、実際にはそうなっていなかった。われわれが与えている印象は、クラブにふさわしいものではなく、私が望むものでもなかった。それは辛いことだった」。ヴェンゲル監督にとって、退任の決断も早期発表への同意も、サポーターの状況や経営的な問題によるところが大きかったのではないかと思います。

私は以前より、「アーセナルは、ヴェンゲル監督を代えるかどうかを議論するのではなく、次の監督とコンセプトを先に決めたほうがいいのではないか」と申し上げてきました。同じく長期政権だったサー・アレックス・ファーガソンが勇退した際のマンチェスター・ユナイテッドが、後継者選びで後手にまわり、プレミアリーグ7位に沈むのを見てきたからです。しかし、アーセナルが実際に選んだ道は、「マネージャーがチームに関するすべてをジャッジするという体制自体の変革」でした。渉外担当のラウル・サンレイ氏や、スカウト部門の責任者スヴェン・ミスリンタート氏がボードに加わり、ガジディスCEOとともにチームづくりを進めていく組織です。

今季からの体制刷新は、ヴェンゲル監督がクラブを離れる理由のひとつになったのかもしれません。しかし、これを見た私は、アーセナルはマンチェスター・ユナイテッドのような失敗をしないと思うようになりました。今となっては、率直すぎるボスの天然なひとことも、笑ってネタにできます。

「次のマネージャー選びに影響は与えたくないが、もちろんルイス・エンリケはいいと思うよ」

ヴェンゲル監督、それをいうなら「ルイス・エンリケはいい監督だけど、決めるのはクラブだから」のほうがいいのでは!?…ツッコミを入れながら、押し寄せてくる寂しさを抑えられません。いよいよ明日は決戦です。ヴェンゲル監督のアーセナルを観られるのは、プレミアリーグ4試合、ヨーロッパリーグが最大3試合。最後のマンチェスター・ユナイテッド戦は今週末、最後のエミレーツは10日後…!22年の長い旅路は、3週間後に終わりを告げることになります。そのとき、アーセナルは何を手に入れているでしょうか。貴重な日々を、しっかりかみしめながら過ごしていこうと心に誓う今日この頃です。私はしがないプレミアリーグファンであり、グーナーではありませんが。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


<スポンサーリンク>


本ブログも参加中のサッカーブログランキングで、最新のサッカー情報をチェックできます。
よろしければ下のバナーのクリックをお願いします!励みになります!
サッカー ブログランキングへ
にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村
スポーツ人気ブログランキング スポーツ人気ブログランキング

あなたは?番め



人気ブログランキング参加中です。
こちらから応援クリックお願いします!
やる気がぐんぐん上がります!
にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村
サッカー ブログランキングへ
スポーツ人気ブログランキング スポーツ人気ブログランキング

いいね!、ブックマーク、シェアはこちらから!

本ブログのFBページに「いいね!」して更新情報や限定お得情報を入手! ⇒Facobookページへ

スポンサーリンク

CHECK IT!

ファーガソンの薫陶 勝利をもぎ取るための名将の心がまえ

新品価格
¥1,365から
(2013/3/9 17:28時点)

アーセン・ベンゲル 勝利の哲学 [DVD]

新品価格
¥1,707から
(2013/3/9 17:28時点)


アレックス・ファーガソン 伝説を創った指導力

新品価格
¥1,575から
(2013/6/29 22:49時点)

カテゴリー

現地サッカー観戦お役立ち情報

激安ホテル&航空券はこちらでGET!

お得な航空券一括比較『スカイスキャナー』

155,000軒から選べるHotels.com

最低価格保証!世界最大級ホテル検索サイト「エクスペディア」

業界最速で最安値検索!海外格安航空券の検索ならskyticket.jp
直前予約OK!海外格安航空券のエアータウン

ブログ内検索


Google検索

プレミアリーグ関連グッズをGET!

ユニフォームや応援グッズを扱う
サッカー専門ショップをご紹介!

人気クラブのユニフォームならユニオンスポーツ

⇒在庫10,000点以上!レアもの充実のメガストア
 「フットボールMAX」

グーバーウォーク

謎の生物”グーバー”たちが、ブログの中身に合わせて変化!
グーバーを押すと、「ブログの成分分析」もできちゃいます!

blogramで人気ブログを分析

プロフィール

HN:
makoto
性別:
男性
職業:
ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

にほんブログ村新着記事

こちらのランキングもチェック!

忍者アナライズ