ドイツ対決は屈指の好勝負!欧州最強を証明したバイエルン、ロッベンの雪辱

2012-13チャンピオンズリーグ決勝戦、ドイツ対決は、この先も語り継がれるであろう好勝負でした。両チームが自分たちのサッカーを貫こうとするサッカーは、やっぱり美しいですね。昨年がバイエルンのワンサイドゲームにもかかわらず、専守防衛だったチェルシーが勝った無情の一戦だったので、なおのこと、大きな感動がありました。

イングランドのウェンブリー・スタジアムで行われた決勝だっただけに、プレミアリーグ勢の勇姿を観たいところでしたが、現在欧州最強のバイエルン・ミュンヘンと、今季のチャンピオンズリーグでわずか1敗と無類の強さを誇るドルトムントの対戦なら文句のつけようがありません。観客席には、UEFA会長のミシェル・プラティニ氏の横に、サッカーマニアで知られるドイツのメルケル首相の姿もあります。ドルトムントのファンという報道もありますが、実際どうなのでしょうか。サッカーの聖地・ウェンブリーでドイツ対決を観戦するのは最高の気分でしょうね。日本時間の5月26日3時45分、いよいよキックオフです。

ゲーム開始から20分は、完全なるドルトムントペース。バイエルンの最終ラインにまで高い位置からプレスをかけ、ボールを奪うとギュンドガンがハブになり、サイドに素早く展開します。最初のチャンスは14分、ブラスチコフスキが放ったミドルシュート。これが合図だったかのように、その後もスヴェン・ベンダー、マルコ・ロイスときわどいシュートをバイエルン・ゴールの枠内に確実に飛ばしますが、いずれもGKノイアーが落ち着いてクリア。この時間を冷静に耐え抜いたことで、バイエルンは自らのサッカースタイルを思いだし、ゲームのイニシアチブを奪い返します。ところが、そこに立ちはだかったのが、ドルトムントGKヴァイデンフェラー。マンジュキッチのきわどいヘッドを指先で弾き出し、ロッベンとの1対1も体を寄せてコーナーキックに。前半終了直前には、フンメルスのキックミスからまたもやロッベンがフリーになりますが、間合いを詰めて顎でクリア!クールなノイアーに対して、情熱的なセーヴで数々のピンチをクリアします。バイエルンは、ゲームのペースをつかんだものの、昨季のチェルシー戦でPKを外したロッベンが、チャンスでことごとく決められない嫌な展開。勝負の行方は、後半に持ち越されます。

後半に入っても、ゲームはバイエルンのペース。ドルトムントのハイプレスが効かなくなり、ロッベンやリベリーにドリブルを許すシーンが増えてきます。しかし、ドルトムントの最終ラインは、明らかに迫っている危機を打開するだけのアイデアがなく、60分、ついにゲームが動きます。リベリーが左サイドをドリブルで進み、カバーに入ったDFの裏にスルーパスを通すと、フリーで受けたロッベンにGKヴァイデンフェラーが体を寄せます。またしてもGKの勝ちかと思われた瞬間、ロッベンはわずかなすき間をピイポイントで通す絶妙なセンタリング。中央で待つマンジュキッチが難なくこれを決め、1-0。昨季に引き続き、バイエルンは最初の1点を手に入れました。

既に攻撃の糸口を失いつつあったドルトムントには、バイエルンの鉄壁の守りを崩すことはできないだろうと思った矢先、劣勢の昨季ドイツ王者に願ってもないチャンスが訪れます。68分、左からドリブルで突破しようとしたマルコ・ロイスを止めようとしたCBダンテの足が彼の腹部を直撃。これはさすがに、どこから見ても有罪判決、当然のPKの笛。蹴るのはギュンドガン。表情は落ち着いており、ノイアーが飛んだコースの逆に簡単に蹴り込み、同点。こうなると、ゲームの行方はまったくわかりません。

1-1になった後も、攻めるバイエルン、しのぐドルトムントの図式は変わりません。ミュラーがサイドを抜け出し、ヴァイデンフェラーをかわして無人のゴールに転がしたボールは、必死に戻ったスボティッチがロッベンより一瞬早く触ってコーナーキック。シュバインシュタイガーの強烈なミドルはヴァイデンフェラーが大きくセーヴ。85分を過ぎ、延長戦が頭にちらついてきます。昨季、ロッベンがPKを外した延長戦。一方的に攻めながら、ゴールが奪えなかった延長戦。スコアも同じ1-1。バイエルンの選手たちは、この状況に何を感じているのでしょうか。嫌なムードが高まってきます。

しかし89分、この不穏な空気は執念の一発で激変します。決めたのは、昨年の悔しさを胸に秘め雪辱を誓った男、前半から3本はチャンスを不意にしていたアルイェン・ロッベンです。89分、ロングボールを中央でリベリーが体を張ってキープし、落としたボールを受けた背番号10は、左足アウトでDFをかわし、この日4度めのヴァイデンフェラーとの1対1へ。またしても…と思う間もなく、この勝負は1秒にも満たない時間であっけなく決着します。ヴァイデンフェラーが詰めようとした瞬間、ロッベンは彼の動いた逆のサイドにシュートを転がし、2-1。今度こそ、決まりです。最後まで落ち着いてゲームを手中に収めたバイエルン・ミュンヘンが、この夜、欧州最強という”評判”を事実に書き換えました!

今季限りで勇退する68歳のユップ・ハインケス監督は、レアル・マドリード時代に続く2回めのビッグ・イヤー制覇。異なる2クラブでのチャンピオンズリーグ獲得は、エルンスト・ハッペル(フェイエノールト、ハンブルグSV)、オットマール・ヒッツフェルト(ドルトムント、バイエルン)、ジョゼ・モウリーニョ(FCポルト、インテル・ミラノ)に続く4人めの快挙です。今季のバイエルンは、ブンデスリーガで29勝4分1敗、わずか18失点という驚異的な強さ。チャンピオンズリーグを含めても、敗戦はたった3回という完璧なシーズンで、ドイツ史上最強といっても過言ではないチームでした。名将の最後を飾るにふさわしい、これ以上は考えられない有終の美…おっと、あと1試合、ドイツカップの決勝が残ってましたね。獲れば三冠達成ですので、ここまできたら、この最後のタイトルまでハインケス監督に持っていっていただければと思います。

ドルトムントは「よくやった」の一言です。正攻法でバイエルンを慌てさせるとは、ユルゲン・クロップ監督は素晴らしいですね。ゲッツェがいれば…というのは、主力がいなくてもチームの力を最大限引き出すクロップ監督にも、トニ・クロースとバトシュトゥバーを欠いて戦ったハインケス監督にも失礼でしょう。今はただ、勝者も敗者も自らのポテンシャルを最高に発揮した素晴らしい決勝戦だったことを、記すだけにしましょう。

バイエルン・ミュンヘンのみなさん、サポーターのみなさん、おめでとうございます!
来年の春、リスボンにマンチェスター・ユナイテッドがカップをいただきにうかがいますので、
しばらく待っていてください。よろしくお願いします。



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決勝点は終了30秒前!ヨーロッパリーグはカップ戦巧者のチェルシー優勝!

「コーナーキックのチャンス」などというものの、そうそう入るものではありません。追加タイムも残り1分を切り、白熱のファイナルは延長戦突入の様相を呈してきました。右からのCKを蹴るのはマタ。左足で巻いてファーサイドを狙いますが、その弾道の先には誰もいません。

しかし、このボールの落下点に入ろうとしている選手がいました。ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ。セットプレーからたびたびゴールを決めるCBは、後ろに下がりながらボールを捉え、渾身のヘディングシュート!これがGKの頭を越え、ゴール右隅に吸い込まれます。92分20秒過ぎ、チェルシー勝ち越し、2-1!

選手たちは瞬時にすべてを悟り、顔をゆがめます。ヨーロッパの主要大会の決勝戦で7連敗中のベンフィカ。彼らの願いは今回も叶いません。ここまで、自分たちができる最高のサッカーをしてきたはずなのに。歓喜の青いユニフォームを見つめ、泣き崩れるポルトガル人サポーター。もう残すところ、ワンプレーしかないでしょう。それでもその最後の時間で、カルドソがゴール前に飛び込み、あと30センチで同点ゴール、というところまで迫ります。しかし届かず、GKチェフが前に出て体で壁を作りDFがクリアすると、そこでタイムアップの笛。チャンピオンズリーグの翌年にヨーロッパリーグを制するチームなど、もう現れることはないでしょう。チェルシーが、2季連続で欧州のカップ戦に優勝しました。
ゲームは、前半から完全なベンフィカペース。昨季のチャンピオンズリーグで、バルセロナ、バイエルンを連破したチェルシーを思い出します。ペナルティエリアの外では持たせるものの、中には入れさせず。サイドでは自由にさせて、中央で締める。イヴァノヴィッチとガリー・ケーヒル中心にしっかり守り、ボールを奪うとセンターMFのダヴィド・ルイスから直線的に攻めていきます。ベンフィカは、攻めている時間帯にシュートが打てなかったのが痛かったですね。前半のチェルシーはマタが機能しておらず、単発のカウンターしかなかったので、先にリードを奪えていれば試合を進めやすかったのですが…。

後半に入ってもベンフィカが主導権を握り、前半にはなかったきわどいシーンを連発。51分にはカルドソがクロスボールをゴールに叩き込みますが、オフサイド。チェルシーは防戦一方。まったく店が獲れる雰囲気がありません。

しかし、サッカーはえてしてこういうもの。先制したのはチェルシー。しかも、通常なら起こりえないことが3回も続いた幸運なゴールでした。60分、こぼれ球をキャッチしたGKチェフが、即座にセンターサークル付近にいたマタにロングスロー。このときマタはフリーではなく、普通は完全に空いていない限り、GKはリスクが高い真ん中へのスローは出さないものです。しかしチェフはチャレンジし、あろうことかマタに当たりにいったベンフィカMFがボールをうまく処理できず、前線のF.トーレスへとつながってしまいます。F.トーレスも、必ずしもいい形でボールを受けたわけではなかったのですが、DFのミスという3度目の幸運で何とGKと1対1!GKのスローがまっすぐ前につながって、FWが相手GKをかわして決めるなどというシーンを誰が想像できるでしょうか。偶然とミスが3つ重なって、チェルシー1-0。

もうベンフィカは攻めるしかありません。66分にはFWのオラ・ヨンとリマを同時投入。アクセルべた踏みで攻撃し、この交代後すぐにペナルティエリア内でアスピリクエタのハンドがあり、このPKをカルドソが決めてゲームを振り出しに戻しました。カルドソはPKを蹴った瞬間、足がつって倒れ込みます。プレッシャーと勝利への激情が交錯するなか、目いっぱい走り、体に力も入っていたのでしょう。優位に見えたベンフィカのほうが、実は追い込まれていたのかもしれません。この後は両者譲らず、一進一退。カルドソの美しいボレーはチェフに阻まれ、ランパードの強烈なミドルはゴールポストの乾いた音を残すのみ。そして90分が終わり、CKを得たチェルシーは、マタが慎重にボールをセットし…。

5月10日の時点で、ポルトガルリーグ、ポルトガルカップ、ヨーロッパリーグの3冠を目前にしていたベンフィカ。リーグでは無敗、ヨーロッパリーグは危なげなく決勝進出と、その強さを存分に誇示していました。しかしここから、彼らの運命は暗転します。11日にポルトガルリーグで、ライバルのFCポルトに追加タイムで決勝ゴールを許し、初の敗北どころか残り1試合という最後の最後で2位転落。そして昨夜、またしても追加タイムの失点でヨーロッパリーグ制覇はかなわず。26日のポルトガルカップ決勝、ギマラエス戦を落とすようなことがあれば、3冠リーチからたった2週間ですべてを失うことになります。今季、これだけいいサッカーをしてきて何も得られないとすれば、そこには「無情」という言葉しかありません。

そしてチェルシーとサポーターのみなさん、そしてベニテス監督には、心から「おめでとう!」といいたい。暫定監督という不遇にめげず、2月から3ヵ月半にわたる過密日程を乗り切り、最後まできっちり自らの役割を果たしたベニテス監督は、やはり欧州トップレベルの指導者だと思います。サッカーの技術やチームのクオリティは、ベンフィカのほうが高かった(ベンフィカ本命予想をしていたので、やや負け惜しみが入っています)ように感じましたが、試合運びのうまさ、ディフェンス力、メンタルの強さで相手を上回りました。テリー、ランパード、ダヴィド・ルイス、イヴァノヴィッチの気持ちの強さが、この素晴らしい結果を導いたところもあるのではないでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドサポーターとして、「来季は、欧州でもプレミアリーグでも負けませんよ」と宣戦布告し、この稿を締めたいと思います。…あなたたちのサッカーは素晴らしかった。ほんとうに、おめでとうございます!(ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ 写真著作者/Рыбакова Елена)


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ダヴィド・ルイスとどめのスーパーゴール!チェルシー、堂々の決勝進出

凄いゴールシーンを観ると、背筋がぞくっとするような感覚に襲われることがあります。ヨーロッパリーグ準決勝、チェルシーVSバーゼルの第2戦。2-1とリードしたチェルシーの3点め、ペナルティエリアのすぐ外でランパードが落としたボールをダイレクトで打ったダヴィド・ルイスの左足ミドルシュートは、まさにぞくぞくするようなスーパーゴール。左足でドライブをかけたボールは、ゴール左隅に吸い込まれ、GKは一歩も動けませんでした。

前半終了間際にゴール前での短いスルーパスをサラーに決められ、先制されましたが、トータルは2-2。ファーストレグをアウェイで1-2と勝っているチェルシーのほうがアウェイゴールが多いため、バーゼルが勝ち上がるにはもう1点必要。しかしその夢は後半が始まって5分で砕け散ります。50分、ランパードの左足シュートをGKが弾いたところをF.トーレスが詰めて同点。その2分後、F.トーレスのシュートがDFに当たり、モーゼスの前へ。モーゼスがこれをシュートしますが、またしてもDFにブロックされ、しかしそのこぼれ球はモーゼスの足元に戻ってきます。すべての運が彼に味方したような流れで、目の前にGKしかいない3度めは、ボールを枠の中へ流し込むだけでした。これで2-1と勝ち越したチェルシーは、59分に冒頭のスーパーゴールでとどめをさします。3-1。たった10分で立て続けに3ゴールを決め、セーフティリードを築いた後は、終始ゲームのイニシアティブを握り、バーゼルにチャンスを与えませんでした。

プレミアリーグ勢最後の砦、チェルシーがついに2年連続の欧州タイトルにリーチをかけました。「チャンピオンズリーグ制覇の翌年、ヨーロッパリーグ優勝」という珍記録(=前回優勝チームが1次リーグで3位になってCLの決勝トーナメントを逃し、ELにまわらないと実現しないため)を達成すれば、おそらくこれが最初で最後となるでしょう。

決勝の相手は、難敵ベンフィカです。このチームもまた、チャンピオンズリーグの1次リーグで3位となり、ヨーロッパリーグに回ってきたのですが、バイエルンと同様に今季は3回しか負けていません。ポルトガルリーグでは無敗(ポルトガルリーグは大変なことになっており、残り3試合で2位のFCポルトも無敗です)。CLでスパルタク・モスクワとバルサ、EL準決勝でファネルバフチェに敗れただけ。準決勝セカンドレグでは、パラグアイ人FWカルドソの2ゴールで3-1と快勝。初戦をホームで1-0で勝っていたファネルバフチェを逆転し、決勝に進出しています。ヨーロッパリーグの決勝戦は、5月15日にアムステルダムで行われますが、私の優勝予想は「攻守のバランスがよく試合運びがうまいベンフィカの勝利」です。

とはいったものの、FAカップとELで4強に勝ち残り、過密日程をくぐり抜け、プレミアリーグを含む3つの大会でいいサッカーを見せ続けてきたチェルシーに勝ってほしいというのが率直な気持ちです。あらためて、ベニテス監督へのスイッチは成功だったと思いますし、決勝の結果がどうであろうと、彼はもっと称賛されるべきですね。ぜひ、ここを獲って、「暫定監督」などという屈辱的な肩書をつけたアブラモヴィッチオーナーを見返してほしい。決勝でのベニテス・サッカーの躍動に期待しています。


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忍び寄る時代の終わりにどう抗うのか…岐路に立った元王者・バルセロナ

ファーストレグにいなかったマスチェラーノ、プジョルは間に合わず、雪辱戦となるはずだったホームでの第2戦では、メッシ、ブスケツ、ジョルディ・アルバまで不在。ただでさえメッシ依存度が高くなったバルセロナに、このマイナスをはね返す力はありませんでした。それにしても、ホームで0-3は予想外。スペインVSドイツ第2弾は、圧倒的な組織力を見せつけたバイエルン・ミュンヘンの完勝に終わりました。

「メッシの不在」「少数精鋭化させたことがアダになり、負傷者続出で選手不足に陥った」「バルサ経験が浅い選手のスタイル習熟度の低さ」「ビラノバ監督の手腕(?)」…さまざまなメディアによるバルセロナの敗戦の解釈は、ざっとこんなところでしょうか。「バイエルンとの2試合で、バルサ王国の終焉を云々するのは時期尚早」という声もありますが、私は、少なくとも黄信号である、と思っています。なぜなら、ACミラン戦での完敗や、2試合とも勝てなかったパリSG戦との準々決勝など、こうなる予兆はさまざまなところに現れていたからです。

バルセロナの哲学は、テクニックと戦術理解度のベースが高く、そのスタイルにしっかりはまる選手が20人いて初めて体現できるものだと思います。しかし、ここ数年で新しく入った選手は、必ずしもバルサスタイルにフィットする選手ばかりではありません。ビジャは大きなケガがあったとはいえ、このチームに加わる前よりパフォーマンスが下がっています。アレクシス・サンチェスやテージョは大試合で活躍するにはレベルや経験が不足しています。ソングもまだ機能しておらず、期待からはほど遠い1年を過ごしました。メッシどころか、シャビやイニエスタ、ピケが欠場したときの代役も厳しい状態です。そもそも、これだけクオリティの高い集団を創り上げ、維持すること自体、相当難易度が高いのです。一部の若手を除く主力選手の成長が期待しにくい状況のなか、このままでは緩やかにレベルが下がっていってしまうでしょう。

第2戦が終わった後、ピケが「補強が必要」と語っていましたが、間違いなくこのチームは大きなテコ入れを必要とする時期にきています。「もう終わりだ」と決めつけるのは勇み足ですが、「今季末に手を打たないと、失速し続ける可能性がある」という危機感のもとに、次のチームづくりをしないといけないのではないでしょうか。少なくとも、来季以降は少数精鋭というコンセプトは捨てて、将来を見据えて選手層を厚くし、ターンオーバーを導入して主力とサブメンバーのレベル差を埋めにいったほうがいいと思われます。

しかしまあ、普通に考えれば、チャンピオンズリーグで4強に残り続けているのに「不調だ」「やばい」といわれるのは、放った光があまりに眩し過ぎたバルサゆえの特別な現象です。それでもこのクラブは、絶対王者の奪回をめざして激しく動くでしょう。来季に向けて、バルセロナがどんな手を打ってくるのか、今から楽しみです。

そして、2年連続で決勝進出を果たしたバイエルン・ミュンヘン。昨夜はメッシがいないと見るや、プレッシャーをかける位置をさらに前においてバルサの自由を奪うという、レアル・マドリードにもできない戦術で堂々と勝ってしまうあたり、欧州最強の称号は彼らにこそふさわしいと思います。シュバインシュタイガーとハビ・マルティネスを中心とした中盤の守備とパスワークは鉄壁。今季、彼らに勝ったのはBATEボリゾフ、レヴァークーゼン、アーセナルのみ。3点奪ったのはBATEボリゾフだけです。ここにゲッツェが加わり、グアルディオラが指揮をとる来季は、どこまで強くなるのでしょうか。おっと、その前に5月25日、サッカーの聖地・ウエンブリースタジアムにてドルトムントとのチャンピオンズリーグ決勝ですね。一発勝負だけに、何が起こるかわかりませんが、今のバイエルンが負けるイメージはない、というのが正直なところ。ドルトムントが勝つとすれば、先制点を獲って専守防衛、でしょうか。とはいえ、レアル・マドリードに勝ったチームに対して油断は禁物です。

かくして注目のスペイン・ドイツ対決はドイツの完勝に終わりましたが、これをもってドイツが上、というのは早計でしょう。ドイツの2チームは素晴らしいサッカーを披露しましたが、レアル・マドリードのミスとバルセロナのコンディション不良によるところも大きかったと思います。

いよいよ決勝です。初めてのドイツ同士の対決となりましたが、ファイナルらしい、緊張感の高い試合になればと期待しています。


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プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

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