セットプレーとカウンター炸裂!バイエルン、何もできずにレアル・マドリードに0-4惨敗!

初戦の経験を活かしたチームと、傲慢なまでに自分たちのスタイルを貫こうとしたチーム。バイエルン・ミュンヘンの惨敗は、「学習したか・対策したか」の差だったのではないでしょうか。プレミアリーグで、ポゼッションサッカーを志向するヴェンゲル監督のアーセナルが、同じような大敗を繰り返した姿を思い出しました。チャンピオンズカップ準決勝セカンドレグ。初戦でカウンターに屈した世界王者は、ホームのアリアンツ・アレナでのリターンマッチでもレアル・マドリードの巧妙な守備にはまり、ついには頼みのポゼッションまでも失いました

レアル・マドリードのスタメンに、ガレス・ベイルが戻ってきました。前線には、クリスティアーノ・ロナウドとベンゼマが2トップで並びます。カウンターの拠点を増やし、守りに入れば前線の選手がパスコースを遮断する戦術。開始早々から、バイエルン・ミュンヘンのパスは、前線にもサイドにも刺さりません。

ボールを支配しきれないだけでなく、この日のバイエルンは守備も不安定です。8分、ペナルティエリアの外に飛び出したGKノイアーがキックミス。ベイルが無人のゴールをボレーで狙い、シュートは上に外れますが、レアル・マドリードのカウンターには得点の匂いが漂います。12分には、クロスのクリアを左サイドで拾ったディ・マリアが右足シュート。攻勢のレアル・マドリードの先制点は、直後のCKから生まれました。ゴール前に後ろから入り込み、ヘッドを突き刺したのは、鉄壁CBセルヒオ・ラモス!

初戦を0-1で落としているバイエルンは、3点が必要になりましたが、DFの綻びを修正する間もなく、19分にまたもやセットプレイから手痛い失点を喫します。右サイドからのガレス・ベイルのFKに頭で合わせたのは、またしてもセルヒオ・ラモスです。0-2となった20分には、カウンターからのシュートをノイアーがファンブル。いつもの彼らしくない小さなエラーの連続に、バイエルンの焦りが見て取れます。

バイエルンの初シュートは、24分のリベリー。右サイドにポジションチェンジし、クロスに打ったシュートは、ゴール前を横切り左に外れます。ホームチームのクロスは正確さを欠き、クリスティアーノ・ロナウドを中心とするレアル・マドリードのカウンターは常にノイアーを脅かします。レアル・マドリードは攻撃に人数をかけず、CKでもゴール前には5人だけ。後ろを固められたバイエルンは、中盤でボールを奪っても早い攻撃が仕掛けられません。

33分、絶望的な3点めは、見事なカウンターで決まりました。自陣でボールを奪ったレアル・マドリードは、ベンゼマが中央から上がってきたベイルに落とし、ベイルはドリブルで一気にゴール前へ。DFのスライディングのひとつ手前で出した横パスを受けたのは、左でどフリーのクリスティアーノ・ロナウド。1対1に、ノイアーはなすすべなし。右足シュートがゴール正面に決まり、チャンピオンズリーグのファイナリストは、この一発でほぼ決定。ノイアーは、36分にもペナルティエリアの外でクリアミスを犯し、クリスティアーノ・ロナウドにあわや4点めというループシュートを喰らいます。このシュートはゴール上に外れますが、5点獲られてもおかしくなかった最悪の45分は、何とか0-3で終了。後半の興味は、世界王者バイエルン・ミュンヘンの負け方のみ。「手もなく負けるか、らしさを発揮して負けるか」。しかし、この悲しい問いへの答えすら、前半の両チームの動きをみれば一目瞭然だったといっていいでしょう。

後半が始まり、最初の15分だけはバイエルンの時間でした。両サイドでボールキープできるようになり、波状攻撃を仕掛けますが、しかし最後のパスだけはどうしても通りません。アラバ、ロッベン、リベリー、クロースのミドルはいずれも不発。後半も決定的なシーンはアウェイチームのほうが多く、64分の右クロスにファーでフリーになったコエントランのシュートや、68分にディ・マリアのクロスに合わせたクリスティアーノ・ロナウドのヘッドがノイアーのゴールを襲います。後半頭からマンジュキッチに代えてハビ・マルティネスを入れていたグエルディオラ監督は、中盤を厚くしてもゲームを支配できないとみるや、70分にゲッツェとピサロを投入。反撃のきっかけを見出そうとしますが、ゆっくりパスをまわすのはレアル・マドリード。75分、右サイドでロッベンから短いパスを受けたゲッツェがニアを狙って右足を振り抜くものの、シュートはゴールの上。これを見届けたバイエルン・ミュンヘンサポーターが、続々とアリアンツ・アレナを後にし始めます。

84分、MFカセミロとの交代でピッチを後にした功労者ディ・マリアは、アンチェロッテイと勝利を確信した抱擁をかわします。せめて最後に意地を見せたかった世界王者でしたが、彼らは最後の45分をイーブンで終えることすらできませんでした。89分、クリスティアーノ・ロナウドのFK。ジャンプした壁の足元を這っていくクレバーな一発にノイアー動けず。チャンピオンズリーグ連覇を狙ったバイエルン・ミュンヘンは、2試合トータル0-5で惨敗。レアル・マドリードの守備陣はノーミスで90分をたたみ、ファイナルへ駒を進めました。

チャンピオンズリーグにおける私の予想は、元より「レアル・マドリード優勝」。初戦にリードを得て、よりカウンターが決まりやすくなったこの試合は、アウェイゴールを奪って逃げ切ると踏んでおりましたが、ここまでの大差は想像してませんでした。以前にも書きましたが、バイエルン・ミュンヘンは、攻守のバランスがよくて速攻が冴えていた昨季のハインケス軍団のほうが、対策が打ちづらくて怖かったですね。グアルディオラのポゼッションサッカーは、中盤で深追いせずにゴール前を固め、大きく開いている高いDFラインの裏のスペースを使うという「弱点明快、対策明確」なサッカーです。とはいえ、これをやりきるのは並大抵のことではないので、レアル・マドリードの選手たちとアンチェロッティ監督には大きな拍手を送りたいと思います。結局、今回は、相手のスタイルに合わせた戦術を用意しようとしない「ペップの弱点」を目の当たりにした2試合だったのではないでしょうか。

さあ、明日のチェルシーVSアトレティコ・マドリードの試合で、ついにファイナルのカードが決まります。レアル・マドリードのデシマ(チャンピオンズリーグ10度めの制覇)を止めにくるのは、昨季までその命題を追いかけて叶わなかったモウリーニョ監督のプライドか、同じマドリードのライバルの勢いか。いずれにしても、決勝戦は「シブい激戦間違いなし」です。


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優勝は西の2クラブ!(のはず)…チャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグ準決勝プレビュー

「チャンピオンズリーグはレアル・マドリード、ヨーロッパリーグはベンフィカ」というのが私の見立てですが、いかがでしょうか。欧州サッカーもクライマックス。2大カップそれぞれ、ナンバーワンが決まるまで、残すところ3試合となりました。第1戦の戦いぶりからセカンドレグの注目ポイントをあぶり出しつつ、ファイナルに進む4チームを占ってみたいと思います。

チャンピオンズリーグは、プレミアリーグのクラブに勝ち取ってもらいたいという願望を込めればチェルシーVSレアル・マドリードなのですが、チェルシーは危ないですね。テリーは間に合うかもしれない、という報道もありましたが、こともあろうに経験豊富な順番に選手を失うとは…。ここぞという試合でランパード、チェフがいないとなると、先制されたときに落ち着いてゴールを狙えるかが不安です。常日頃、「1-0でならいつでも勝てる」とうそぶくモウリーニョ監督ですが、ダヴィド・ルイスとケーヒルのコンビでスペインのトップクラブ相手にクリーンシートを実現できるか、という問いに対しては、Yesとはいわないのではないかと思います。

シメオネ監督は、「PK戦も辞さず」で守備を固めてくるでしょう。アクシデントがあっても耐えられる2-0に持ち込みたいモウリーニョ監督は、早い時間に点を獲るべく攻撃的な布陣でくるのではないかと思います。ワンサイドゲームにはならないであろうこのカードで観たいのは、0-0で後半に入ったときの、両監督の交代カードですね。スタンフォード・ブリッジで戦えるというものの、プレミアリーグのようにスムーズに事は進みそうにない雲行きですが…。まずは、モウリーニョ監督のスタメン選択、とりわけトップと前の3人の顔ぶれに注目です。

そしてこちらも緊張感が高いです。バイエルン・ミュンヘンとレアル・マドリード。注目すべきは、「最初の15分」ですね。ブーイングの大合唱のなかで戦ったスペインでの初戦でも、スタートからラッシュをかけてきたバイエルン・ミュンヘンは、はなから攻め込んでイーブンに持ち込もうとするに違いありません。私は「ファーストレグはレアル・マドリード」と予想しましたが、これはあくまでもホームだったからであって、ぺぺがいないかもしれないアウェイでの第2戦で、同じように試合を進めるのは難しいでしょう。しかしそれでも、ファイナルに進むのはレアル・マドリードだと思います。第1戦で、3点失ってもおかしくないほどDFラインにスキがあったバイエルンが、次のゲームでそれを修正しきれるとは思えないからです。復帰から時間が経って調子を上げてくるクリスティアーノ・ロナウドの活躍で、2-1か2-2でフィニッシュ。レアル・マドリードが競り合いを制する、というのは私の予想です。

バイエルン・ミュンヘンは、中盤での厳しいチェックからの速攻を軸としていた昨季のユップ・ハインケスのチームのほうが怖かったですね。象徴的にいえば、「どうやって勝てばいいのか、わからないチーム」。グアルディオラのサッカーは、素晴らしいのは間違いありませんが、対応策は明快です。守ってカウンターをさせたら天下一品のイタリア人、アンチェロッティが、2006年にワールドカップを制したイタリア代表のような必殺カウンターを繰り出し、決勝に駒を進めるとみます。

■チャンピオンンズリーグ準決勝・ファーストレグ
アトレティコ・マドリード 0-0 チェルシー
レアル・マドリード 1-0 バイエルン・ミュンヘン

ヨーロッパリーグは、「明らかに地力に差があるセビージャが順当勝ち、アウェイで強いベンフィカが逃げ切り」でしょう。ポルトガルのスーペルリーガのレベルに疑問符がつくとはいえ、今季、ベンフィカは開幕戦のアウェイでマリティモに負けて以来、ギリシャでオリンピアコスに完封されただけで、年明けはアウェイ無敗です。イタリアで首位のユヴェントスといえども、ホームでのサポーターの圧力が厳しいプレミアリーグのトッテナムから3点を奪ったシンプルな攻撃に手を焼くと思われます。ここは、「ベンフィカが2点以上を奪ってファイナル進出」となるのではないかと思います。

■ヨーロッパリーグ準決勝・ファーストレグ
セビージャ 2-0 バレンシア
ベンフィカ 2-1 ユヴェントス

というわけで、チャンピオンズリーグはマドリード対決、ヨーロッパリーグはベンフィカVSセビージャと、スペインの年で終わりそうな今季の欧州戦線。各チームとも、泣いても笑ってもあと2試合。欧州カップのファイナリストは来週、決まります。「プレミアリーグを代表して戦っている」とモウリーニョ監督が公言するチェルシーには勝ってほしいんですけどね…。


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【CL準決勝・後篇】プレミアリーグ勢が屈したバイエルンに、レアル・マドリードが勝利した理由

【CL準決勝・前篇】ボールを支配し、勝負に敗れたバイエルン。先勝したのはレアル・マドリード!」より続きます。バイエルン・ミュンヘンに押されながらも、前半、ベンゼマのゴールで先制したレアル・マドリード。後半は、猛攻を仕掛けてくるのは間違いないバイエルンに、ホームチームがどう対抗するのかがテーマです。

残り45分がスタート。両チーム最初のシュートでGKノイアーを脅かしたのは、イスコのパスをもらったクリスティアーノ・ロナウドでしたが、50分を過ぎると前半と同じく、バイエルンのポゼッションで試合は進みます。とはいえ、前半に比べてバイエルン・ミュンヘンに攻撃の鋭さがなく、チャンスは単発のミドルシュートのみ。時間が経つにつれ、次第にレアル・マドリードの時間が増えていきます。後半のレアル・マドリードの狙いはカウンターと右サイド。68分にクリスティアーノ・ロナウドが左隅を狙ったグラウンダーの一発は、ノイアーが必死のセーブ。直後、右に上がったCBペペのクロスも、ダンテがヘッドでクリアし、バイエルン・ミュンヘンは何とか追加点を阻みます。

70分過ぎ、ここまで思惑通りに試合を進めていたレアル・マドリードに痛いアクシデント。CBペペが太ももを押さえて動けなくなり、若いヴァランへのスイッチを強いられます。アンチェロッティ監督は、同時に病み上がりのクリスティアーノ・ロナウドを下げ、いよいよガレス・ベイル登場。守備における運動量を担保しながら、カウンターに特化して追加点を狙う戦術でしょう。66分にラフィーニャをハビ・マルティネスに代えていたグアルディオラ監督は、リベリーをゲッツェ、シュバイニーをトマス・ミュラーにチェンジ。レアル・マドリードの堅いセンター、モドリッチとシャビ・アロンソを数的優位で崩しにかかります。80分、ラームからのパスを中央で受けたトマス・ミュラーが左足シュート。81分、カウンターから左サイドを上がったベイルが強いグラウンダーを中に入れ、CK。両者ともフィニッシュが決まらず、1点差のまま残り時間は10分を切ります。

このまま試合を終わらせようとしていたレアル・マドリードでしたが、84分、初めてのミスからバイエルンに絶好機を創られてしまいます。ロッベンのドリブルを3人で奪ったレアル・マドリード。セーフティにクリアすればいいシーンで、モドリッチが自陣深くから無理につなごうとしてボールを失います。これを拾ったトマス・ミュラーがすかさず中央にパスを入れると、ゲッツェがフリーで強烈なシュート!この最大のピンチをビッグセーブで救ったのは、スペイン代表GKカシージャスでした。バイエルン・ミュンヘンの最後のチャンスは、90分のトマス・ミュラー。マンジュキッチがクロスを競ったこぼれ球に、ゴール前で反転して一瞬フリーになった背番号25でしたが、間一髪で飛び込んだのはシャビ・アロンソです。「PKだ」と騒然となるバイエルンベンチ。しかしVTRを観ると、シャビ・アロンソが先に触っています。最後まで攻めた世界王者。しかしスコアは1-0のまま、ウェブ主審の笛!レアル・マドリードが、プレミアリーグのクラブがなしえなかったホームでの先勝を決めました。

前篇の早いUP時間を見てもらえれば信じていただけると思いますが、私は第1戦はレアル・マドリードが勝つと踏んでおり、その前提で「レアル・マドリードが、プレミアリーグ勢が惨敗したバイエルン・ミュンヘン相手にホームでの第1戦で優位に立てたとしたら、それはなぜか」というテーマ設定をしておりました(自慢したいわけではありません。ただし、レアル・マドリードが優勝したら、昨季のバイエルン・ミュンヘンに続いて2年連続で「本命予想」的中したことをちょっぴり自画自賛させてください・笑)。では、なぜレアルマドリードが勝つと予想したかといえば、「現在のバイエルン・ミュンヘンの極端なポゼッションサッカーに対抗できる材料を、世界一持っているチームだから」です。

つまりは、こういうことです。ベップ・グアルディオラのサッカーに勝つには、大きく分けると2つの方法があります。「ポゼッションで勝るか、カウンターで逆襲するか」。前者は、もはやバルセロナでも難しいでしょう。だとすれば、残るは後者です。グアルディオラスタイルの弱点は、ポゼッションにこだわるがために後ろに大きくスペースが空くことと、DFもパスワークを重視するためにディフェンス力が軽視されること。守備力が高いバトシュトゥバーが欠けても代わりの選手を獲らず、ハビ・マルティネスをCBのオプションに使い、同じく攻守のバランスのいいラームを中盤に上げ、右SBにラフィーニャを入れるのがベップらしさです。

これに対抗するために必要なのは、「受け身にならず、シュートコースを積極的につぶしにいけるDF陣」「中盤から一発で危険なパスが出せる、展開力のあるセンターMF」「個人力でゴールをもぎ取れるスケールの大きいFW」の3点。これを持っているクラブは、残念ながらプレミアリーグには存在せず、欧州に2つしかないと思います。ひとつはパリ・サンジェルマン。そしてもうひとつが、レアル・マドリードでしょう。

この日のペペとセルヒオ・ラモスはパーフェクト。バイエルンからボールを奪い、カウンターのスイッチが発動すると、モドリッチが一発で世界を変える前線へのパスを突き刺してきます。前線には、右も左も頭も世界ナンバーワンクラスのクリスティアーノ・ロナウドと、ヘッド以外は何でもできるカリム・ベンゼマ。これが、グアルディオラのサッカーに勝つための要素です。今日の試合を観て、すごいなと思ったのは、「マルセロとアルベロアがいなくても、コエントラン、カルバハルの両SBがあれだけのカウンターができること」ですね。そういえば、プレミアリーグのSBが、カルバハルのように長い距離を全力疾走するシーンをしばらく見ないなぁ…とぼんやり考えていました。

翻って、プレミアリーグのクラブをみると、いちばん近いのはマンチェスター・シティで、彼らはポゼッションでも一定、対抗できると思われます。しかし、コンパニしかいないCBが弱いのが、彼らの致命的な弱点。アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドは、戦術の問題が大きいですね。相手にポゼッションで上回られたときの、セカンドオプションがないアーセナル。少なく見積もっても10メートルはファーガソン時代よりもDFラインが低いのに、意志を持ったカウンターができないマンチェスター・ユナイテッド。言葉は悪いですが、彼らのサッカーは「ウエストハムやノリッジなど、平均的なプレミアリーグのクラブに勝つためのサッカー」になってしまっており、欧州トップに勝つための方法論がありません。

チェルシーは、今季はバイエルン・ミュンヘンやバルサと当たっていないので、未知数ですが、モウリーニョ監督なら何か仕掛けてくるでしょう。それでも現在のレベルでバイエルン・ミュンヘンに対抗するには、アトレティコ・マドリード同様、「ドローに持ち込む負けないサッカーはできても、勝ちにいこうとすると厳しい」と思います。

来季以降、プレミアリーグのクラブが世界一をめざすためには、レアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘンが持っているもので、自分たちに足りないものを強化していく必要があると思われます。それは決して、お金をかければいいというものではありません。結果論で「プレミアリーグの選手はスペインやドイツよりレベルが低い」とおっしゃる方もいますが、コンパニやイヴァノヴィッチ、ケーヒル、コシールニーはバイエルンのCBにも引けはとらないでしょうし、ファン・ペルシ、ルーニー、アグエロ、SASはマンジュキッチとリベリー、ロッベンに十分対抗できるでしょう。重要なのは、選手のポテンシャルを引き出して伸ばせる戦略・戦術だと思います。これを考えると、ついつい期待してしまうのが、DFとMFをさらに強化した来季モデルのリヴァプールです。

モドリッチに、現役時代の自分のようなプレイをされて、勝利を持っていかれたグアルディオラは悔しいでしょうね。長くなりましたが、チェルシーVSアトレティコ・マドリードも、バイエルン・ミュンヘンVSレアル・マドリードも、第2戦が楽しみです。チャンピオンズリーグのファイナリストはどっちになるのか。次戦も、がんばってレポートしてまいりますので、よろしくお願いいたします。


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【CL準決勝・前篇】ボールを支配し、勝負に敗れたバイエルン。先勝したのはレアル・マドリード!

プレミアリーグのブログといいつつ、この試合は避けて通れませんでした。チャンピオンズリーグ準決勝、レアル・マドリードVSバイエルン・ミュンヘン。先ほど試合が終わったばかりですが、結論からいいましょう。圧倒的な強さを誇る世界王者・バイエルンが、レアル・マドリードに1-0で敗れました。試合を支配していたのは、この日もベップ・グアルディオラのチームでしたが、カシージャス、ペペ、セルヒオ・ラモスが守るレアル・マドリードのゴールを落とせず。守備を重視し、現実的に戦ったホームチームの決定力が勝る結果となりました。

ファーストレグが行われたのは、レアル・マドリードの本拠地、サンチャゴ・ベルナベウ。今季チャンピオンズリーグでバイエルン・ミュンヘンとバルセロナに敗れたアーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティのプレミアリーグ勢は、すべてホームの緒戦でアウェイゴールを奪われ、勝利を得られずに敵地に向かったことが敗退への第一歩となっています。今回のゲームを観戦するにあたっての、私のテーマはこちらです。

レアル・マドリードが、プレミアリーグ勢が惨敗したバイエルン・ミュンヘン相手にホームでの第1戦で優位に立てるか。また、優位に立てたとしたら、それはなぜか。

…バイエルン・ミュンヘンを物差しとして、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドとレアル・マドリードを比較してみることが、最近欧州で苦戦が続いているプレミアリーグ勢と、好調のスペイン、ドイツ勢との差を把握するひとつのテキストになるのではないか。そんな興味で、決勝戦のカードでもおかしくない欧州トップクラブ同士の対決を観ることにしたのでした。

日本時間3時45分、キックオフ。予備知識がないままゲームを観たら、赤のユニフォームがホームチームだと思うでしょう。試合開始から、押しているのはバイエルン・ミュンヘン。SBコエントランと相対する右サイドをロッベンが制圧し、きわどいクロスが何度も逆サイドに入ります。6分にはCKからの波状攻撃でトニ・クロースがミドルシュート。14分のロッベンの左足はわずかに左。このCKを、今度はシュバインシュタイガーがヘッドと、バイエルンは早い時間のアウェイゴールを狙います。GKカシージャスが大忙しのレアル・マドリードは、クロスの落下点に先に入ることと、ミドルシュートレンジをカバーするだけでせいいっぱい。プレミアリーグ勢同様、守勢一方です。

18分、バイエルン・ミュンヘンに絶好のチャンス。右からの大きなクロスをファーサイドでマンジュキッチが落とすと、そこに飛び込んで強烈なボレーを放ったのはトニ・クロース!これをCBペペが体を張ってブロックしたところから、ホームチームのカウンターによる先制点が入ります。起点は、自陣からのつなぎを受けたクリスティアーノ・ロナウド。左からオーバーラップしたコエントランに背番号7から絶妙のスルーパスが入り、DFふたりを引きつけながら縦に突破したコエントランは、中を並走していたフリーのベンゼマにラストパス。優しいグラウンダー、目の前には体勢を崩したGKノイアーだけというチャンスを、フランス代表のストライカーが外すわけがありません。レアル・マドリード、最初のシュートがこのゲームの初ゴール!ゲームを支配していたバイエルン・ミュンヘンにとっては、信じられない失点です。

1-0となった20分過ぎから、レアル・マドリードのカウンターが冴えわたります。23分には3対3のシーンから右でもらったベンゼマが逆サイドのディ・マリアに送り、ディ・マリアが左足シュート。直後の24分にもモドリッチのパスから左サイドに張ったベンゼマがアーリークロス。中にいたのはこれもフリーのクリスティアーノ・ロナウド!先制点のベンゼマとほぼ同じ位置からのシュートでしたが、こちらは浮き球。シュートを打ち上げたCR7が、いつものオーバーアクションで悔しがります。この後も、ボールポゼッションが70%を超えるバイエルン・ミュンヘンが一方的に攻撃。ロッベンが再三、遠めから狙いますが、動きのいいコエントラン、ポジショニングを間違えないセルヒオ・ラモスとペペが冷静にブロックします。

すると40分には、レアル・マドリードが3度めのフリー。左サイドのワンツーから上がったイスコがハイクロスを上げると、ダンテとボアテングがふたりともクリスティアーノ・ロナウドに寄ってしまい、ファーにいたディ・マリアがガラ空きです。追加点かと思われた決定機に、ディ・マリアは力んでシュートをふかしてしまい、スコアは動かず前半は1-0で終了。リードしているのは、ボールポゼッション27%、パス成功本数が1/4のレアル・マドリードです。

長くなりました。後半のレポートと、レアル・マドリードVSプレミアリーグ勢の比較分析は、「【CL準決勝・後篇】プレミアリーグ勢が屈したバイエルンに、レアル・マドリードが勝利した理由」に続きます。


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予定通りのスコアレスドロー&想定外の主力リタイア!満身創痍のチェルシー、損得勘定はマイナス!?

チャンピオンズリーグも、いよいよ準決勝。プレミアリーグ勢で唯一勝ち進んだチェルシーは、アトレティコ・マドリードの本拠地、エスタディオ・ビセンテ・カルデロンに乗り込んでファーストレグを戦います。エトー、アザールの欠場もさることながら、今季プレミアリーグ最少失点の立役者のひとり、イヴァノヴィッチを欠く布陣に不安が募ります。モウリーニョ監督は、中盤にランパード、ミケル、ダヴィド・ルイス、ラミレスを並べ、守備をしっかり固めてきました。パリ・サンジェルマンに緒戦で3点を奪われ、苦労した準々決勝と同じ轍は踏まないという意志の表れでしょうか。ベンチには、負傷で長期欠場を余儀なくされていたMFファン・ヒンケルの姿もあります。

シメオネ監督のアトレティコ・マドリードは、今季バルセロナと5戦して1勝4分けと一度も負けておらず、こちらも運動量、堅い守備とカウンターがセールスポイントのチームです。この試合には攻撃の軸となるエースストライカー、ジエゴ・コスタが戻ってきました。コケ、ラウル・ガルシアを中心に中盤を組み立てて攻撃を展開。ゴディン、カスミルスキ、フアンフラン、ミランダが構えるDFラインと、チェルシーからレンタルで移籍しているベルギー代表のエースGKクルトワで、相手の攻撃を完封しようという算段でしょう。

チェルシーはアウェイゴールを奪って、1-1以上のスコアでスタンフォード・ブリッジに帰ってこられれば満足。アトレティコ・マドリードは、できれば2-0、最低でも1-0で敵地での第2戦に臨みたいところです。

試合は、開始からお互いリスクを回避し、安全運転重視の展開。15分まで両者ともこれといったシュートがなく、静かに進んでいたゲームでしたが、18分、チェルシーに大ピンチが訪れます。CKをクリアした際に相手選手と接触し、手から落ちたGKチェフがアウトのサイン。シュウォーツァーにスイッチするしかないモウリーニョ監督のゲームプランは、より守備的に変更を強いられたことでしょう。

中盤を制圧し始めたアトレティコ・マドリードは28分、左からのクロスをラウル・ガルシアがヘディングシュート。33分にはジエゴのパスを受けたMFマリオ・スアレスが、シュウォーツァーを左にダイブさせるきわどいミドル。前線への長いボールをF.トーレスが収められないチェルシーは、まったくチャンスが創れません。41分、クロスのこぼれ球をジエゴ・コスタがボレーで狙うもアスピリクエタがブロック。守備の堅さではチェルシーも負けません。前半終了間際のジエゴの左足シュートも、シュウォーツァーの正面。プレミアリーグではお目にかかれない、お互いのよさをつぶし合うだけの「冷戦」。0-0は、シメオネ監督も想定内、モウリーニョ監督にとっても悪くない出足でしょう。勝負は後半、最初の1点を巡る争いになりました。

後半に入り、47分、ランパードが左足ボレーでチェルシー初の枠内シュート。50分を過ぎると、徐々にアトレティコ・マドリードが攻勢を強めます。52分、クロスに対するシュウォーツァーのパンチングミスを拾ったジエゴのシュートはGK正面。60分を過ぎても、攻めながらシュートを打てないアトレティコと、ボールを奪った後、前に展開できないチェルシーという構図は変わりません。やはり両チームとも、中盤から後ろの守りが整備されています。チェルシーでは、ゴール前のスペースまでカバーするミケルと、中盤の選手を自由にさせないダヴィド・ルイスのチェイスが効いています。

70分、チェルシーに2回めのアクシデント。今度は不動のCB、ジョン・テリーです。ダヴィド・ルイスの足を踏んだ際に足を捻ったテリーは、痛みをこらえてプレイを続けたものの、73分にたまらずリタイア。交代で入ったシュールレはサイドに入り、CBダヴィド・ルイス、センターMFランパード、ミケルというフォーメーションにチェンジします。

この機に乗じて猛攻を仕掛けるホームチーム。74分のマリオ・スアレスのFKは、シュウォーツァーが右に飛んでセーブ。79分、この試合最大の決定機はトクランでした。右からのクロスにアスピリクエタを完全に抑え、ヘディングで競り勝ちましたが、シュートは左に外れていきます。80分過ぎからラウル・ガルシアが再三放ったシュートも、いずれも芯を捉えられず。終始おとなしかったエース、ジエゴ・コスタのヘッドもCBケーヒルがブロック。第2戦に向けてアドバンテージがほしいシメオネ監督は、ラスト5分でダヴィド・ビジャ投入です。

チェルシー唯一のチャンスは、88分にF.トーレスが前線でドリブルを仕掛けて獲ったFK。ペナルティエリアすぐ外、やや左のいいポジションでしたが、ダヴィド・ルイスのシュートはアウト。追加タイムに入り、モウリーニョ監督はウィリアンを下げてデンバ・バを入れ、念入りに時間を遣います。チェルシーのCKをクルトワがキャッチし、カウンターが不発に終わるとゲームはスコアレスドローでタイムアップ。シメオネ監督に向かって大きく手を上げ、ピッチを後にしたモウリーニョ監督にとってはまずまずの着地。アウェイで先に点を獲ればいいシメオネ監督にとっても、ネガティブになるような結果ではないでしょう。

よくいえば、中盤のせめぎ合いが白熱した玄人好みのシブい試合。悪くいえば、単調なアトレティコ・マドリードと退屈なチェルシーが、腰を引きながら戦った臆病者同士のバトル。第2戦のモウリーニョ監督は、「得意の1-0でOK」です。…しかしまあ、この試合でいちばん得をしたのは、またしてもリヴァプールではないでしょうか。ケガをしているエトー、チェフ、アザール、テリーのうち、何人が27日のプレミアリーグ、アンフィールドでの大一番に復帰できるか。次戦で負けたらプレミアリーグ優勝の芽が完全になくなるチェルシーは、チャンピオンズリーグに全力を傾けたほうがよさそうです。準決勝さえ突破すれば、モウリーニョさんのファイナル勝率は100%ですから!





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プロフィール

HN:
makoto
性別:
男性
職業:
ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今季のプレミアリーグで、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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