前半は強者、後半は凡庸…2つの顔を見せたリヴァプールが逆転でセビージャに屈す!

スイスはバーゼル、38000人収容のザンクト・ヤコブ・スタジアム。リヴァプールが、久しぶりの欧州タイトルと来季のCL出場権を狙うヨーロッパリーグ決勝が始まります。さっそく、セビージャと戦う11人を見てみましょう。GKミニョレ、DFナサニエル・クライン、デヤン・ロブレン、コロ・トゥレ、アルベルト・モレノ。中盤はエムレ・ジャン、ミルナー、ララナ、フィルミーノ、コウチーニョと万全。トップにはダニエル・スタリッジ。プレミアリーグ8位に終わったリヴァプールは、この試合を落とすと来季は欧州のステージに立てなくなります。何がなんでも勝ちたいゲームは、開始早々からセビージャのペース。8分のエムレ・ジャンのミドルで、ようやくレッズの硬さがほぐれてきました。11分にはナサニエル・クラインが右サイドをえぐってクロスを上げると、ファーサイドのスタリッジがヘディングで競り勝って中へ。ダニエウ・カリッソにクリアされ、シュートは打てなかったものの、ドルトムント戦のデヤン・ロブレンの決勝ゴールを思い出させる惜しい攻撃でした。

左サイドを抑えられたレッズは、コウチーニョが消えています。クリホヴィアクと昨季までプレミアリーグのストークでプレイしていたエンゾンジが中央をカバーし、コケとマリアーノが右サイドで優位に立つセビージャが主導権を握っています。25分、ようやくリヴァプールに決定機。ララナの巧妙な縦パスでGKソリアと1対1になったスタリッジは、角度が厳しく右足で浮かせたキックをセーブされてしまいました。31分、セビージャの左CKは、ファーからの折り返しをエンゾンジが競り落とし、最後はガメイロがバイシクルキック。左ポスト際に飛んだきわどいシュートはわずかに外れ、依然として0-0が続きます。

34分、レッズ、先制!右サイドでフィルミーノが粘り、中にいたコウチーニョを経由したボールが左にいたスタリッジへ。このシュートは凄かった!トラップしてコースが空いているのを見て取ったスタリッジは、左足のアウトにかけた素晴らしいコントロールショットを右隅に叩き込みました。勢いに乗ったレッズは、38分にナサニエル・クラインが縦に突破してグラウンダーを入れると、ララナが思い切りよくシュート。これで得たCKがデヤン・ロブレンの頭にぴったり合い、ゴールネットを揺らすものの、関与したスタリッジがオフサイドを取られて2点めはなりません。45分にコウチーニョが仕掛けた攻撃は、ナサニエル・クラインの速いクロスにスタリッジが足をかすらせるだけに終わり、惜しくも決まりません。前半は1-0でリヴァプール。集中力が高い最終ラインはセビージャのシュートコースをしっかり切っており、ガメイロの1本、枠内ゼロに抑えています。

開始18秒、セビージャ、同点!左からのクロスが逆サイドに流れ、マリアーノがアルベルト・モレノをあっさり股抜きでかわすと、ラストパスはガメイロが触るだけでOKの完璧なボール。ボレーが決まり、試合は振り出しに戻ります。48分、ビトロのスルーパスでガメイロが抜け出し、独走。最後はコロ・トゥレが追いついてCKに逃れましたが、レッズは落ち着かないといけません。ここからは、一進一退の展開。60分、スローインをエンゾンジがヘッドで後ろに流すと、ゴールの真ん前でガメイロがどフリー。ボレーは決まったかに思われましたが、ミニョレのビッグセーブがボールをクロスバーの上に逃がします。64分、勝ち越したのはセビージャでした。左からビトロとバネガがワンツーでミルナーを翻弄し、前線に流れたボールに反応したのはコケ。ダイレクトで放った右足シュートが右隅に吸い込まれ、1-2。コウチーニョは相変わらず自分の形に持ち込めず、レッズにはシュートがありません。

フィルミーノがオリギに代わった直後の70分、セビージャに決定的な3点めが入ってしまいました。エムレ・ジャンが自陣でロストしたボールを運ばれ、左サイドからのグラウンダーがコウチーニョに当たってフリーのコケの足元へ。右足の一撃にミニョレは触るのが精一杯で、ボールは左のサイドネットを揺らします。セビージャはラミが足を痛め、コロジェチャクにスイッチ。クロップ監督はララナをジョー・アレンに代えました。残り時間は10分。セビージャのヨーロッパリーグ3連覇が近づいています。

80分、やっと放ったコウチーニョのミドルは、しかし左足。新指揮官が選んだ今シーズン最後のカードは、コロ・トゥレをベンテケというスクランブルです。ゆっくり時間を遣うセビージャ。もう、時間はありません。プレミアリーグでは当たり前ながら、欧州ではさほど多くない4分の追加タイムは無為に過ぎていきました。ベンテケとオリギのベルギー代表コンビにシュートなきまま、3-1でタイムアップ。2015-16シーズンのヨーロッパリーグは、セビージャが前人未到の3連覇を達成して幕を閉じました。

ターニングポイントは、後半開始早々の同点ゴールでした。アルベルト・モレノが不用意に当たりにいって抜かれてしまったのもさることながら、ニアのコースを切るべきコロ・トゥレはマイナスのボールを読んで上がってしまい、デヤン・ロブレンは前に出て先に触るのか、ガメイロに付くのかどっちつかず。3人が判断を誤って奪われたゴールの後、レッズ守備陣は歯車の軋みを修正することができませんでした。ゴールを許すごとに運動量を失ったレッズの中盤は、ドルトムントを屠ったあの最強のチームではなく、プレミアリーグでスウォンジーやサウサンプトンにやられた凡庸な集団と化してしまいました。セビージャは勝てない相手ではなかっただけに、右サイドからチャンスを創っていた前半のサッカーを続けられなかったことが、ただただ残念です。クロップ監督は、カップ戦ファイナル5連敗。2年めとなる2016-17シーズンは、プレミアリーグ4位以内と国内カップを争うシーズンとなります。


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戦ったリヴァプールと、怖れたマンチェスター・シティ~指揮官が生んだ欧州準決勝の明暗

レアル・マドリードにホームでスコアレスドローだったマンチェスター・シティ。敵地でビジャレアルと戦い、追加タイムに痛恨の決勝ゴールを奪われ、1-0でアンフィールドに戻ってきたリヴァプール。欧州で戦うプレミアリーグの2チームに共通していたのは2点。ひとつは、セカンドレグはゴールを奪わなければいけないゲームだったこと。もうひとつは、直前のプレミアリーグを落としてまでも、欧州のセミファイナルに賭けていたことです。マンチェスター・シティのペジェグリーニ監督は、ボニー、ナスリ、イヘアナチョ、デルフを起用してサウサンプトンに4-2と完敗。チリベジャ、オジョ、ブラッド・スミス、スチュワート、ウォードと5人も若手を投入したクロップ監督は、スウォンジーにいいようにやられて3-1で敗れました。

そして迎えた決戦。プレミアリーグで上位をキープして、来季の出場権を得るという実利よりも、欧州戴冠という本物の果実を獲りにいった2つのチームは、好対照の姿を披露。片やはファイナル進出、もう一方は準決勝敗退という結果に終わりました。それぞれの戦い方を振り返り、勝者はなぜ勝ち、敗者には何が足りなかったのかを紐解いてみたいと思います。

2012年4月19日に開催されたチャンピオンズリーグ準決勝、チェルシーとバルセロナのゲームを覚えている方はいらっしゃるでしょうか。この試合は、ディ・マッテオ監督のチェルシーが、本拠地スタンフォード・ブリッジにもかかわらず、最強バルサとまともにぶつかっては勝ち目がないと専守防衛で引きこもった一戦です。0-0と1-0の2通りしか成功は考えられなかったゲームで、チェルシーは思惑通り、前半終了間際にインターセプトに成功したランパードからラミレス、ドログバとつないで決勝点をもぎ取り、1-0と勝利。彼らのこの試合のシュート数は4、枠内は決勝ゴールのみです。翻って、サンティアゴ・ベルナベウでのマンチェスター・シティは、同じ4本で枠内はゼロ。ベタ引きで醜いサッカーと非難されながらも決勝進出という結果を手に入れたチェルシーよりも、ペジェグリーニ監督のチームはひどい数字で終わっていたのです。

ゴールを決められたくないから、フェルナンドをフェルナンジーニョの横に置く。サウサンプトン戦で脆さを見せたコラロフは出せず、守備を安定させられるサニャとクリシー。ダヴィド・シルヴァがいないからヤヤ・トゥレをトップ下に入れる。理詰めで考えれば、ペジェグリーニ監督のスタメンは妥当に見えます。しかし、この日のヤヤ・トゥレは、モチベーションとコンディションのどちらか、あるいは両方に問題があるのがはっきりわかるひどい出来でした。歩く姿ばかりが目立つトップ下を見て、この状態なら試合前に外すジャッジはできたのではないかと思いました。先にゴールを奪えば相手は2点必要となり、先制されても追いつければ決勝にいけるという試合なら、最初の失点を怖れず、勝負を賭けてもよかったのではないでしょうか。始まって数分の間に見られた、速い楔のパスを最前線のアグエロに通す攻撃を、イヘアナチョを横に並べて2つの拠点で徹底していれば、昨季プレミアリーグ得点王のエースが爪痕すら残せず終わることはなかったと思います。

ペジェグリーニ監督は、「コンパニ、ヤヤ・トゥレ、アグエロ、ダヴィド・シルヴァの四天王から、誰かが欠けると目に見えてクオリティが落ちる」チームを改善することができませんでした。いくらヘスス・ナバスやスターリングがスピードがあるといっても、MFやSBのサポートがないまま、ひとりで仕掛けて勝てというのは酷な話です。コンパニのアクシデントは仕方がないとして、ヤヤを代えてゴールを狙いにいくならスターリングより先に最近好調なイヘアナチョ。スターリングを入れるならナンドかジーニョを外して勝負し、デブライネとスターリング、イヘアナチョとヘスス・ナバスと両サイドを2つのユニットのコンビネーションで崩すぐらいの工夫は見せてほしいところでした。ヘスス・ナバスが単独でこじ開けられなかったサイドを、スターリングに同じことをやらせてうまくいくと考えるのは虫がよすぎるでしょう。

指揮官は、0-0か1-0でぎりぎりまで望みをつなぎ、最後にラッシュをかけて…と目論んでいたのでしょうか。80分という長い時間で何もできなかったチームが、秘策なきまま残り10分で何かを起こせるはずがありません。かくして、ほめてあげられるのはジョー・ハートだけという不甲斐ないゲームで、マンチェスター・シティは悲願のチャンピオンズリーグを諦めることになりました。ペジェグリーニ監督は、戦術家としても勝負師としてもモチベーターとしても足りなかったといわざるをえません。レアル・マドリードは、決していい状態ではありませんでした。4年前のチェルシーのリアリティか、今日のリヴァプールの徹底度のいずれかがあれば、違う結果を手に入れられていたかもしれません。

一方、ビジャレアルに勝ったリヴァプールは、最高の試合をしました。こちらは、マンチェスター・シティよりも失点が怖い状況。先に獲られれば3点が必要となり、1-0から追いつかれても2点を積まなければ上にいけません。しかし、ユルゲン・クロップ監督と選手たちは、ドルトムントから奇跡的な勝利をゲットした自分たちを信じていたのか、前線からの強烈なプレッシングと徹底したサイド攻撃を繰り返し、3-0という最高の勝利を手に入れました。マン・シティと相手関係が違うのは重々承知ながら、シュート25本、枠内12本は勝者の数字です。

彼らがいかにコンセプチュアルに戦っていたかを象徴したのは2-0とした直後、65分のシーンです。相手のCKをクリアした瞬間、6人がダッシュした重厚なカウンター。フィルミーノが鮮やかなターンでひとり抜き去って折り返したボールをコウチーニョは打てず、アルベルト・モレノが左足のミドルを右に外すと、クロップ監督は激怒していました。「これは決めろ」といいたかったのでしょうか。こちらの指揮官は、明確に「このメンツでいける。3点めを獲って終わらせる」と考えていました。最初の交代カードは、ララナがとどめを刺した直後です。リードしても守りに入らず、ララナとミルナーが化け物のように走りまくったチームは、アルベルト・モレノの判断力とコロ・トゥレのスピードというアキレス腱を相手に触らせないまま、3-0で幕を下ろしました。「アンフィールドの雰囲気はわれわれにとってもプラス」とうそぶいていたマルセリーノ・ガルシア・トラル監督に、このスタジアムが簡単な場所ではないことを突きつけた快勝。いいサッカーと、いい試合運びが両立した会心の一戦だったと思います。

プレミアリーグでチャンピオンズリーグ出場権圏内から落ちそうなチームと、ヨーロッパリーグ出場権を失うかもしれないチームは、かように明暗が分かれました。今もマンチェスター・シティの敗戦が残念です。結果がついてこないまでも、とにかくチャレンジしてほしかった…。ショックを引きずりそうな負け方でしたが、週末のプレミアリーグはアーセナルとの大一番です。早く気持ちを入れ替えて、今度こそは攻めの姿勢を失わずに勝ち切るしかありません。


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フィルミーノのラストパス3発!完全なるリヴァプールがスペインの一角を崩して決勝進出!

プレミアリーグ、いや、欧州最後の砦となるリヴァプールがビジャレアルとの決戦に臨みます。ヨーロッパリーグ準決勝セカンドレグ、アンフィールド。ビジャレアルとセビージャの決勝となると、今季のCLとELに出場したスペインの7クラブから4つがファイナル進出。負けた3チームはすべてスペイン勢同士の対戦で大会を去っており、「欧州の有力チームがスペインに勝てずに終わったシーズン」になるわけです。敵地で0-1で敗れたホームのリヴァプールのスタメンは、GKミニョレ、DFナサニエル・クライン、コロ・トゥレ、デヤン・ロブレン、アルベルト・モレノ。中盤にはエムレ・ジャンが復帰し、ミルナーとセントラルでコンビを組みます。2列めにコウチーニョ、フィルミーノ、ララナ、トップにスタリッジ。サコとヘンダーソンはいないものの、申し分のないメンバーといっていいのではないでしょうか。

5分、ビジャレアルの右からの攻撃。ソルダードの落としをダイレクトで打ったガスパールの一撃はミニョレがナイスセーブ。直後に中央でバカンブが粘ったこぼれをドス・サントスに狙われ、早くもビジャレアルがペースをつかんだかに思われました。しかし先制は7分のリヴァプール。中央のエムレ・ジャンが右のナサニエル・クラインに展開すると、アーリークロスはGKアレオラが弾いて逆サイドに流れますが、拾ったフィルミーノがすかさず中に折り返します。先に触ったのはスタリッジ、ブルーノ・サリアーノに当たったボールはそのままゴールイン。1-0、ビジャレアルは初戦のリードを吐き出し、早くもトータルイーブンとなりました。

13分、これぞクロップ監督のサッカーです。レッズの攻撃を止めたビジャレアルがカウンターに入ろうとしたところをデヤン・ロブレンがカットしてミルナーへ。背番号7が一発でゴール前に出した見事なグラウンダーに、フリーで入り込んだララナがコースを変えて左隅を狙うものの、わずかにコントロールがずれてしまいます。エムレ・ジャンが中央で舵を取るレッズの攻撃は、若手主体で完敗したプレミアリーグのスウォンジー戦とは打って変わって迫力がありますが、ビジャレアルの速攻には要注意。右のドス・サントスに縦への突破を許せば、リヴァプールの決勝進出は苦しくなります。

24分にミルナーが蹴ったCKは、ファーに流れたボールをエムレ・ジャンが触れば1点でしたが、ピナが間に合いゴールならず。リヴァプールの攻撃陣は、奪われたボールに対して寄せが早く、フィルミーノやエムレ・ジャンのカットからのショートカウンターでビジャレアルの守備陣を脅かします。37分のミルナーのミドルはDFがブロック。前半終了間際にビジャレアルがつかんだ久しぶりのチャンスは、バカンブのフィニッシュをミニョレが冷静にキャッチします。レッズのアグレッシブなプレッシングが冴えた前半。右サイドが崩せている今日のレッズなら、勝負どころでベンテケの投入が効果的でしょう。

後半開始から攻勢はビジャレアル。しかしレッズはすかさず反撃。47分、コウチーニョの縦パスを受けたスタリッジのシュートは、ムサッキオが冷静にブロックします。50分、ミルナーが走った中央にフィルミーノからぴったりの楔。DFをかわしたキャプテンが左足を振り抜くも、GKアレオラの正面です。ピッチ脇では、ベンテケがウォーミングアップ開始。今季プレミアリーグ8ゴールながら、FWの3番手に甘んじているベルギー代表ストライカーは、大事なゲームで結果を出すことができるでしょうか。

60分、マルセリーノ・ガルシア・トラル監督は、ピナに代えてトリゲロスを投入。劣勢を跳ね返したいものの、62分にはララナとスタリッジのカウンターで一気にシュートまで持っていかれます。この直後でした。仕掛けは右サイドのララナ。クロスのこぼれ球がフィルミーノの前に落ちると、11番の絶妙なスルーパスでスタリッジが完全にフリーです。左足のインサイドにアレオラの必死のブロックは及ばず、足に当たったボールは右のポストを叩いてゴールに吸い込まれます。2試合通算2-1、リヴァプールがリード。この勢いのまま、次の1点を奪えば勝負は決まるはずです。

試合は完全なるレッズのペース。ビジャレアルの指揮官がソルダードを下げてアドリアン・ロペスで反撃を図ろうとしたのもつかの間、71分にララナを踏んだビクトル・ロペスがイエロー2枚めで退場!スペインで4番めのチームは完全に追い込まれました。74分には右のミルナーが横に流したパスを、フィルミーノが強烈なボレー。コースが少しでも左右にずれていれば、アレオラは対応できなかったでしょう。81分、勝負を決めたのは、左サイドからムサッキオを完全に抜き去ったフィルミーノでした。マイナスのグラウンダーにフリーのスタリッジはミートできなかったものの、GKの前にいたララナがアウトで押し込んで3-0。今日のリヴァプールは完璧です。

元気なジョー・アレンが入った後、エムレ・ジャンが強烈なミドルを放ち、ナサニエル・クラインの超絶スルーパスからスタリッジがGKと1対1になるなど、一方的な展開。この試合で最も感動的だったのは、ベンテケに代わったフィルミーノの去り際です。アンフィールドのサポーターは全員立ち上がり、殊勲のゲームメーカーに厳かな拍手を送ります。そしてそのまま「You’ll never walk alone」の大合唱。リヴァプールはトータル3-1で、ミランと戦ったチャンピオンズリーグ以来、9年ぶりの欧州ファイナル進出を決めました。

今日は、文句なしでしょう。ミルナーとエムレ・ジャンが中盤を締め、フィルミーノがすべてのゴールに絡む活躍で勝負を決めてくれました。特に右サイドが攻撃も守備も素晴らしく、ナサニエル・クラインの奮闘も忘れてはいけません。ファイナルの相手はセビージャに決まりましたが、チャンピオンズリーグでマンチェスター・シティがダブルを決めた相手です。今日のサッカーができれば、バーゼルでも勝てると思います。レッズサポーターのみなさん、おめでとうございます。5月18日は、勝ってチャンピオンズリーグに行きましょう!


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コンパニ離脱、アグエロは沈黙…狙いなきマンチェスター・シティはレアル・マドリードに完敗!

初戦のシティ・オブ・マンチェスターのゲームは0-0のドロー。直後のプレミアリーグではメンバーを落としてサウサンプトンに4-2と大敗。何としてもチャンピオンズリーグを勝ちたいマンチェスター・シティは、ここで勝つことを最優先に1週間を過ごしてきました。コンパニ、オタメンディ、サニャ、クリシーの最終ラインはベストの布陣。ダヴィド・シルヴァこそいないものの、フェルナンド&フェルナンジーニョ、ヤヤ・トゥレ、デブライネ、ヘスス・ナバス、アグエロならまずまずです。サンティアゴ・ベルナベウの一戦は、開始からしばらくはアウェイのマンチェスター・シティのペース。ベンゼマ不在のレアル・マドリードは自陣にこもっており、後方からアグエロに一発で楔が入るという初戦にはなかった形が見られます。

試合をコントロールできていたマンチェスター・シティは、10分で痛いアクシデントに見舞われます。コンパニ、負傷。自らつまずいて倒れたキャプテンは、諦めの表情を浮かべてマンガラに後を譲ります。これが合図だったかのように、レアル・マドリードが攻勢に入ります。13分、カルバハルのクロスをクリスティアーノ・ロナウドがヘディングシュート。モドリッチとトニ・クロースを中心にテンポが速いパスワークが見られるようになり、マン・シティは自陣に押し込まれる時間が長くなります。

21分、先制はやはりレアル・マドリードでした。カルバハルの縦パスで右から抜け出したベイルは、オタメンディが残っていたためにオフサイドの旗は上がらず。右足のシュートはフェルナンドに当たって浮き上がり、ジョー・ハートの頭上を越えて左のポストの内側を叩いてゴールに吸い込まれます。23分には、マルセロとイスコが絡んで左サイドを崩し、最後はクリスティアーノ・ロナウドのボレー。コンパニの統率がなく、ヤヤ・トゥレが歩いているマン・シティが1失点で抑えられるとは思えません。ヘスス・ナバスが右から入れる高速クロスしか攻め手がなく、パスまわしが大味なチームは、モドリッチのパスに翻弄される姿が目立ちます。36分には、レアル・マドリードに追加点のチャンス。FKに飛び出したペペが中に落とし、セルヒオ・ラモスがゴールにプッシュしますが、今度はラインズマンの旗が上がってマン・シティは命拾いします。

前半終了間際に、マン・シティにようやく決定機が訪れました。デブライネのパスを受け、左から中に持ってコースを創ったフェルナンジーニョが強烈なシュート。ボールはニアポストの外に当たり、惜しくも同点はなりません。1-0で終わった最初の45分は、プレミアリーグで何度も見た「悪いときのマンチェスター・シティ」。デブライネはつなぎ役に終わり、ヤヤはジョギングをしているだけ。アグエロにシュートチャンスはなく、レアル・マドリードに先にゴールを奪われれば、ペジェグリーニ監督のチームのチャレンジはそこで終わるでしょう。

マンチェスター・シティのポゼッションが上がり、レアル・マドリードはカウンター主体。50分、ベイルのロングパスがクリスティアーノ・ロナウドにピタリと合い、左足のシュートがジョー・ハートを襲うもうまく当たらずにゴールはなりません。52分、ベイルの浮き球に、最前線に残っていたモドリッチがフリー。GKとの1対1は、トラップをミスしたモドリッチがジョー・ハートにぶつけてしまいます。さらに2分後、カルバハルがゴールライン際から上げたクロスをクリスティアーノ・ロナウドが強烈なヘディングシュート。これはコースがやや甘く、GKがキャッチしますが、このままでは2点めは早晩入りそうです。59分には、モドリッチの縦パスで右から抜けたクリスティアーノ・ロナウドの右足。イングランド代表GKの的確なリアクションがなければ、勝負は既に終わっていたでしょう。

ジダン監督はヘセをバスケス。ペジェグリーニ監督はヤヤを諦め、スターリング。64分には、クロースのCKにベイルのヘッドがバーを直撃。67分にイスコに代わったハメス・ロドリゲスは、ゴールを奪って試合を決めるのがミッションです。マン・シティの当面の目標は、シュートを打つこと。ペジェグリーニ監督の最後のカードは、ヘスス・ナバスをイヘアナチョです。直近のプレミアリーグで2試合4ゴールの19歳は、大舞台で結果を出すことができるでしょうか。

マン・シティは相手を焦らせることすらできないまま、残り10分を切りました。84分に角度のないところから狙ったデブライネのFKは、外からサイドネット。ジダン監督は、モドリッチをコヴァチッチで1-0フィニッシュを目論みます。89分、ようやくアグエロがシュート。スターリングの落としを狙ったミドルはわずかにバーの上を越えていきます。足を痛めたGKケイロス・ナバスにミドルを見舞うこともなく、逆にバスケス、コヴァチッチ、ハメス・ロドリゲスにカウンターで脅かされて、マンチェスター・シティは6分の追加タイムを消費。ゴールの歓喜なきまま、チャンピオンズリーグの舞台から去ることになりました。

シュート数15対4が、ファイナル進出にふさわしいのはどちらだったかを物語っています。ヘスス・ナバスとスターリングの単独突破頼みのマンチェスター・シティの攻撃には、意図が感じられませんでした。イヘアナチョを投入しても、ボールが出てこず業を煮やしたアグエロが中盤まで下がってきてしまっては、厚みのある崩しもクロスに競ってこぼれ球を狙う形も取れません。コンパニ離脱というアクシデントが痛かったのは確かですが、手なりで攻めていた前線のアイデアのなさのほうがより気になりました。水色のユニフォームを纏ったヤヤ・トゥレをこの舞台で見るのは、今日が最後だったのかもしれません。欧州トップレベルの大会で、プレミアリーグ勢がスペインのクラブに勝つのは、もう少し先の話になりそうです。それでも、その下のクラス同士なら、まだ戦えるのかどうか…その答えを明日のリヴァプールに問うてみたいと思います。


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プロフィール

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ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

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