ロホとズラタンがリタイア…激痛のゲームを制したマンチェスター・ユナイテッドがベスト4進出!

チャンピオンズリーグのレスターがアトレティコ・マドリードに敗れ、欧州戦線で残っているプレミアリーグ勢はマンチェスター・ユナイテッドだけになりました。ヨーロッパリーグ準々決勝のアンデルレヒト戦は、アウェイの初戦を1-1ドロー。オールド・トラフォードの第2戦は、クリーンシートで終えるというのが最もわかりやすい目標でしょう。プレミアリーグで22戦無敗のチームが、ホームで2失点を喫したのは9月のマンチェスターダービーのみ。テオドルチクとティーレマンスには要注意ですが、ベルギーの首位クラブに不用意なカウンターやフリーのミドルシュートを許さなければ、ミッションは達成できるはずです。GKはEL担当のロメロ、最終ラインはバレンシア、バイリー、ロホ、ルーク・ショー。セントラルMFはポグバとキャリック、ラシュフォードは今日は左サイド、右にリンガード。チェルシー戦で先発から外れたイブラヒモヴィッチとムヒタリアンは予想通りです。

3分、デンドンケルのロングシュートは惜しくもバーの上。静かに立ち上がったゲームが動いたのは9分でした。ポグバが自陣から出した長いスルーパスは、背筋がぞくぞくするような完璧なボール。ボックス左で受けたラシュフォードは、最初のクロスをDFに阻まれた後、2回めはニアのムヒタリアンに優しいラストパス。22番をシュートレンジでフリーにすれば、失点を覚悟しなければなりません。右足のシュートがGKルベンの脇を抜いて1-0。ここからは、勢いに乗ったホームチームは完全にゲームを支配します。12分、ムヒタリアンのCKに合わせたポグバのヘッドはルベンがビッグセーブ。左からのCKのクリアを拾ったラシュフォードがすぐ横にいたリンガードに落とすと、右足で巻いた一撃は、これも守護神が左手で弾き出します。攻撃の形を創れないアンデルレヒトは、先に2点めを奪われると苦しくなります。

20分に足を痛めたロホは、シーズンを終えてしまったかもしれません。直後のアチェンポンの突破を止められず、GKロメロと1対1のシーンを招いた後、自ら交代を要求したCBは担架で運ばれていきました。アチェンポンのシュートはポストの外に逸れ、マン・ユナイテッドの1点リードは変わりません。代役に入ったのはブリント。ルーク・ショーとの連携はやや不安で、26分にはアッピアーにボックス手前まで持ち込まれてデンドンケルにきわどいフィニッシュを許します。29分のティーレマンスのFKをがっちりキャッチしたロメロは、ここまでのいくつかのピンチを完璧な判断で切り抜けていたのですが、32分についにゴールを許してしまいます。右からのクロスをブリントが触ると、ボールはティーレマンスの足元へ。ノーマークで放った31番のミドルがクロスバーを叩くと、テオドルチクのトラップをフォローしたハンニが右足で押し込み1-1。ブリントが下がり過ぎ、バイタルエリアが空くシーンが増えたマン・ユナイテッドは、次のゴールを奪われると2点が必要になります。

36分、カウンターから左サイドを突破したラシュフォードのシュートは、ルベンがセーブ。40分にポグバの浮き球でボックスに入ったルーク・ショーの右足シュートはGKの正面です。ポグバとのコンビで中央でシュートコースを空け、左足を振り抜いたムヒタリアンはうまくミートできません。アンデルレヒトは追加タイムに右からチャンスを創り、ティーレマンスのラストパスがブリントに当たったこぼれ球をハンニがさらってロメロをかわすも、シュートには持ち込めません。前半は1-1。プレミアリーグで堅守を誇るマンチェスター・ユナイテッドは、ブリントがうまくはまらずに苦しんでいます。

キックオフから間もない47分、自陣右からのティーレマンスのロングフィードで縦に抜けたテオドルチクは、左足のシュートをバレンシアに止められてしまいます。49分、ムヒタリアン、ズラタンとつながったボールをラシュフォードが縦に出すと、抜け出したルーク・ショーのグラウンダーに滑り込んだリンガードはタッチできません。中盤を支配するのはアウェイチーム。54分に右からのクロスを戻りながらコントロールしたテオドルチクのヘッドは、ロメロがキャッチします。今季プレミアリーグで何度も目にしたオールド・トラフォードでの停滞。ズラタンはまったく目立たず、縦を急いだボールはことごとくルベンが処理します。59分、モウリーニョ監督はリンガードを下げてフェライニ。ポグバを前に置く布陣にスイッチするのでしょうか。

63分、バレンシアのクロスをフェライニが競ると、後ろにこぼれたボールを叩いたラシュフォードのボレーはエムポジがブロック。CKからルーク・ショーのクロスがファーのフェライニに届きますが、力のないヘディングはルベンの懐に収まります。ヴァイラー監督は、ハンニとキプチュを下げてブルーノとスタンチュを投入。65分、ポグバが自陣から入れたロングボールをズラタンがヘッドで落とすと、力んだラシュフォードは左に外してしまいます。再三クロスを入れていたバレンシアが71分にフェライニに合わせると、頭でスライドさせたボールがノーマークのズラタンへ。絶好機を得たエースのプレイは遅く、インサイドで右を狙ったキックを詰めてきたGKにぶつけてしまいます。

残り15分、高さを活かそうとするマン・ユナイテッド。78分のCKは、ゴールの真ん前で合わせたポグバの右足ボレーが大きく浮いてしまいます。82分にキャリックが通した素晴らしい縦パスもズラタンのシュートが右にアウト。90分に右のムヒタリアン、ポグバ、ズラタンと今季の新戦力でつないだチャンスは、ポグバが中に走り込んだのが見えていなかったラシュフォードがシュートをポスト左に外してしまいます。マンチェスター・ユナイテッドに2度めの悪夢が起こったのは追加タイムでした。ジャンプの着地で左足を内側に曲げたズラタンは、靭帯を痛めたのでしょうか。モウリーニョ監督のチョイスは、ルーニーでもエレーラでもなくマルシアル。勝負は30分の延長戦に持ち越されました。

延長前半、最初のチャンスはアンデルレヒト。ドリブルで持ち込んだオブラドヴィッチのミドルは、飛んだロメロの手の先を抜けて右に切れていきます。97分、左からのラシュフォードのFKは、フェライニのヘッドをエムポジがブロック。103分のカウンターはラシュフォードのラストパスがマルシアルに合わず、左から浮かしたボールをフェライニが落とすと、ラシュフォードのボレーはDFの壁に阻まれます。ティーレマンスのシュートはロメロがセーブし、ゲームは後半へ。攻め続けてようやく奪ったマンチェスター・ユナイテッドの勝ち越しゴールは、やはりフェライニのヘッドからでした。中央に落としたボールを左に持ち出し、冷静に左隅に流し込んだのはラシュフォード!110分にマルシアルが仕掛けたカウンターは、ムヒタリアンが右に流したボールをポグバが決めきれません。

明らかに疲れていたアンデルレヒトは、116分に決定機をつかみます。ゴール前で高く上がったクリアをエムポジが前に送ると、バイリーに競り勝ったアチェンポンが頭で押し込もうとしますが、ロメロが冷静に体に当てて枠を外します。プレミアリーグで5ヵ月以上2点めを決められていないチームは、残り時間を何とかやり過ごしました。ロホとズラタンを失った激痛のゲームで、モウリーニョ監督のチームは勝利だけは手離しませんでした。マンチェスター・ユナイテッド、ヨーロッパリーグベスト4進出。苦戦の原因は、ロホがいなくなった後の左サイドの混乱と、ズラタン、ラシュフォード、ポグバがシュートを外し続けたことでしょう。ともあれ、あと3試合。レスターが手本を見せてくれたように、最後まで力を出し切った末にタイトルを手に入れられれば最高です。セミファイナルの勝利と、ロホとズラタンの一刻も早い復帰を祈ります。


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よくやった!ロングボール戦術でアトレティコ・マドリードを追いつめたレスターはドローで敗退!

ファーストレグはアトレティコ・マドリードが1-0で勝利。昨季プレミアリーグ王者のレスターが準決勝に進出するには、1-0で90分を終えて延長戦かPKを制するか、2点差以上の勝利が必要です。チャンピオンズリーグ準々決勝、キングパワースタジアム。シェイクスピア監督は、9人の優勝メンバーを揃えて最後となるかもしれない夢の舞台に臨みます。GKシュマイケル、DFシンプソン、ウェズ・モーガン、ベナルアン、フクス。エンディディとドリンクウォーターの2センターに、マフレズとオルブライトンがサイド。前線はもちろん岡崎慎司とジェイミー・ヴァーディです。マフレズからヴァーディに最初のロングフィードが出たのは3分。エースが触れずにボールはゴールラインを割ります。初戦はパス2本と何もできなかったヴァーディがどれだけチャンスに関与できるかが、勝負を分けるポイントとなりそうです。

ホームチームは、岡崎慎司にパスを当てても前に展開できず。10分過ぎまで静かだったゲームは、カラスコとグリーズマンのショートカウンターをウェズ・モーガンがカットすると歓声が沸きます。ボールを支配するのはアトレティコ・マドリード。15分を過ぎてもヴァーディがボールを触るシーンはありません。プレミアリーグではおさまるロングフィードは、競り勝ってもすぐに紅白のストライプに囲まれ、サイドに展開できません。19分にCKを取っただけで、キングパワーのゴール裏は大騒ぎ。しかし、工夫がないマフレズのキックは簡単にさばかれてしまいます。21分、ようやくレスターにチャンス到来。中に入り込んだマフレズが縦パスでヴァーディを走らせると、左からのグラウンダーに飛び込んだ岡崎慎司のボレーはポストの左に外れます。23分に右サイドで得たマフレズのFKは、GKオブラクがキャッチ。エンジンがかかってきたレスターですが、26分に痛いアウェイゴールを喫してしまいます。

縦パスをウェズ・モーガンがカットすると、左に流れたボールにコケが追いつき、元チェルシーのフィリペ・ルイスに落とします。プレミアリーグを知るSBが左足で上げたきれいなクロスがファーサイドに届くと、ノーマークのサウールが左隅を狙ったヘディングシュート。ここまでチームを危機から救ってきたシュマイケルは触れず、ボールはサイドネットに吸い込まれます。トータル2-0となり、レスターは3ゴールが必要となりました。まずは同点が目標ですが、相手に引かれたとたんにこのチームの攻撃は魅力を失います。

33分のCKがクリアされると、拾ったオルブライトンが再度放り込み、ボックス右に高く上がったボールをマフレズが右足でボレー。DFの間を抜けたボールは、オブラクが落ち着いてキャッチします。40分に右サイドからゴールライン際まで侵入したヤニック・フェレイラ・カラスコは、シュマイケルが足元に滑り込んで何とか抑えました。前半は0-1。シェイクスピア監督は、ハーフタイムに2枚代えを敢行しました。岡崎慎司を下げてウジョア、ベナルアンをチルウェル。前線のウジョアをターゲットにロングフィードを集め、落ちてきたボールにヴァーディとマフレズが絡むという狙いでしょう。

47分、マフレズのクロスが流れてきたところを右足で叩いたオルブライトンのボレーは、DFに当たってCK。49分にはグリーズマンがウェズ・モーガンとフクスを一気に抜き去り、右からラストパスを通すもわずかにカラスコに合いません。51分、右からのハイクロスがウジョアを越えると、裏にいたチルウェルの強烈な左足ボレーはわずかにバーの上。狙いは明確で、徹底度も高いレスターのアタックは早い時間に結果を出せるでしょうか。シメオネ監督は、55分にファンフランをエルナンデスにチェンジ。レスターのロングボール戦術が実ったのは、61分でした。自陣からの長いボールをウジョアがマフレズに落とすと、右のシンプソンが中央めがけてクロス。これがチルウェルに流れ、飛び込んだサヴィッチにボレーが当たってこぼれると、落ち着いて押し込んだのはジェイミー・ヴァーディ!2点が必要なプレミアリーグ王者には、時間はたっぷり残されています。

65分、フクスのロングスローが左にこぼれ、フリーのウジョアが左足で叩くとエルナンデスが必死のクリア。68分にはドリンクウォーターのロングフィードがマフレズに通り、折り返しを直接狙ったヴァーディのシュートはサヴィッチがぎりぎりでブロックします。レスターのロングボールは欧州の強豪を苦しめ続け、エンディディのボレーもコースにいたサヴィッチにヒット。サポーターの夢の時間は、あと20分で終わってしまうのでしょうか。シメオネ監督は、フェルナンド・トーレスに続いてコレアを投入。76分にマフレズが直接狙ったFKは、落ち切らずにクロスバーのすぐ上を抜けていきます。

プレミアリーグでも、ここまで徹底した放り込み作戦はなかなか見られません。左からのスローインは、すべてフクスのロングスロー。レスターは、最後まで攻め続けました。負傷を押して出場していたウェズ・モーガンは、84分にハムストリングを痛めて無念のリタイア。追加タイムの2回のCKでは、シュマイケルがゴール前で待ち構えます。しかし2点めは遠く、後半はまともにシュートを打てなかったアトレティコ・マドリードが1-1で逃げ切りました。タイムアップの瞬間から、拍手が鳴り響くキングパワースタジアム。最後まで諦めずに戦い抜いたヴァーディとマフレズはピッチに倒れ込み、うつむき加減に歩くグリーズマンから漂う空気は、喜びよりも安堵です。レスターの冒険は、ついに終わりました。残り6試合でプレミアリーグ残留を決めて初夏を迎えれば、マフレズとシュマイケルは今度こそチームを離れるでしょう。

今季のチャンピオンズリーグにおけるプレミアリーグ勢のなかで、レスターは唯一力を出し切ったと胸を張れるチームでした。シェイクスピア監督のロングボール戦術は、お見事。45分の出場ながら、再三左サイドを崩したチルウェルは、マン・オブ・ザ・マッチに選んでもいいのではないでしょうか。ポストに入ったウジョアも忠実に役割を果たし、DFに当て続けたシュートのいずれかが枠に飛んでいれば、勝負の行方はまったくわからなくなっていました。岡崎慎司の入団以降、彼らの全試合を追い続けてきた者として、欧州でこれだけ素晴らしい試合を見せてもらったことに感謝したいと思います。格上を追いつめた大会屈指のグッドルーザーは、地元サポーターの歓声に送られて次々にドレッシングルームに引き上げていきます。高揚感とせつなさがないまぜになり、「よくやった!ありがとう」という月並みな言葉しか浮かびません。(クリスティアン・フクス 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London)


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追加点を獲れなかったマンチェスター・ユナイテッドが、最後に追いつかれて得意のドロー!

プレミアリーグで21戦連続無敗ながら、思うようにゴールを決められない試合が多く、リーグ最多の12引き分けで5位に停滞しているマンチェスター・ユナイテッド。本日のヨーロッパリーグ準々決勝ファーストレグ、アンデルレヒトとのアウェイゲームは数少ない「ドローでOKのゲーム」ですが、オールド・トラフォードでのプレミアリーグで9つも引き分けているチームだけに、ここで勝って2戦めを楽な試合にしたいところです。モウリーニョ監督のスタメンは、ほぼベストといってもいいでしょう。GKロメロ、DFバレンシア、バイリー、ロホ、ダルミアン。キャリックとポグバの2センター、トップ下にムヒタリアン。左右にラシュフォードとリンガード、最前線にはイブラヒモヴィッチです。立ち上がりから、手数をかけずに攻める両チーム。ポグバがしきりに縦パスを出してズラタンやラシュフォードをラインの裏に走らせますが、タイミングと長さが合わず、シュートに至りません。

9分、アンデルレヒトの速攻は、アチェアンポンの速いクロスが味方に届かずロメロの前を横切ります。14分にもアチェアンポンがカウンターを仕掛け、1度カットされたボールを取り返すと、右サイドのティーレマンスとのポストプレーから放ったブルーノのシュートは枠にいきません。ポグバが前線を動かして攻めるマンチェスター・ユナイテッドは、なかなかラストパスが通らず。攻めあぐんでいた17分、ようやく決定機を創ります。ロホからのロングフィードを受けたラシュフォードが左からゴールに向かうクロスを入れると、右足アウトでタッチしたズラタンはGKルベンにセーブされ、こぼれ球に反応したリンガードのボレーはポスト直撃。4-2-3-1となると、ポグバの位置が低くズラタン、ラシュフォード、ムヒタリアンに遠いのが気になります。26分、ポグバが右に出したボールをバレンシアがダイレクトで中に入れますが、ミスキックとなりルベンが難なくキャッチします。

26分、前線に走ったラシュフォードに1発で通した素晴らしいロングボールは、さすがキャリック。カットされたボールを拾ったムヒタリアンのミドルはDFにカットされてしまいます。ムヒタリアンが真ん中から仕掛けたカウンターは、リンガードのボレーをアッピアーがブロック。31分にズラタンが蹴ったFKは壁に遮られます。攻め続けるマンチェスター・ユナイテッドは、36分にきれいなサイドアタックで先制点を奪いました。ポグバ、ズラタンとつながったボールが右のバレンシアに出ると、速いグラウンダーをリンガードがボレー。ルベンがかろうじて弾いたボールにムヒタリアンが詰め、角度のないところから左足で押し込みました。これで落ち着いたマン・ユナイテッドは、リスクを避けながら前半を0-1のままで終わらせました。それぞれブランクがあったズラタンとポグバは、トップフォームに戻っています。

47分、スタンチュのFKはクロスバー越え。オブラドヴィッチのパスをボックス右から縦に持ち込んだブルーノのシュートがロメロを越えますが、戻ったバレンシアがクリア。フォローしたアチェアンポンの一撃もバレンシアが体を張って防ぎます。さらにこの直後、左から中に入ったティーレマンスが優しい縦パスをアチェアンポンに通すと、ボックス内でフリーになったサイドアタッカーのドリブルはまたもバレンシアがカット。スタンチュとティーレマンスを中心に、攻め続けるアンデルレヒト。ピッチの脇では、フェライニが黙々とアップに励んでいます。

55分、ポグバの巧みな浮き球で左サイドのダルミアンが空き、クロスに合わせたムヒタリアンのボレーは惜しくも右にアウト。落ち着きを取り戻したマンチェスター・ユナイテッドがボールを支配し始めています。57分に中に持ち込んだラシュフォードのミドルはルベンがキャッチ。アンデルレヒトのヴァイラー監督は右のブルーノをキプチュに代えて、中盤の攻防で優位に立とうとしています。ティーレマンスが仕掛けた58分のショートカウンターは、アチェアンポンのグラウンダーのコースが変わり、足を伸ばしたオブラドヴィッチのボレーは右に大きく外れます。

シュートが打てないマンチェスター・ユナイテッド。モウリーニョ監督は63分にリンガードを下げ、プレミアリーグ3ゴールと不振のマルシアルを投入します。赤いユニフォームがボールを支配しているものの、エキサイティングなシーンがないまま、残り時間は15分を切りました。マン・ユナイテッドはラシュフォードをフェライニ、ヴァイラー監督はテリンを諦め、ベルギーリーグで28試合20ゴールのテオドルチク。コンディション不良と伝えられたポーランド人ストライカーは、大きな仕事を成し遂げるでしょうか。80分、アチェアンポンが左から上がって中のハニにつなぐと、ボックス手前からのシュートはDFに当たってCK。1分後、スタンダール・リェージェ出身ゆえにブーイングを受け続けていたフェライニの強烈なダイレクトシュートは、ルベンが正面でセーブします。83分にはアウェイチームのカウンター。ズラタンが右足のアウトで浮かしたパスは完璧。フリーになったポグバの一撃は飛び出したルベンに当たってしまい、追加点を奪えません。

まさに、ピンチの後にチャンスあり。アンデルレヒトが追いついたのは、86分でした。左からクロスを上げたのはキプチュ。フェライニがデンドンケルを追いかけず、ダルミアンの対応は遅れ、ゴール左に突き刺さった完璧なヘディングシュートをロメロは見送るしかありませんでした。両者とも勝ち越しを狙った最終盤の攻防は見応えがありましたが、フィニッシュの手前でボールを奪われ、スタンドが沸くシーンはありません。ポグバがフリーのズラタンに気づくのが遅れた最後のクロスがクリアされると、マン・ユナイテッドはCKを蹴れずにタイムアップ。プレミアリーグのドロー職人が、欧州での大事なゲームでもきれいに天秤をつり合わせて幕を閉じました。

勝てた試合だった、としかいえません。最初の45分をいい形で終えたマンチェスター・ユナイテッドは、後半を無為に過ごしてしまい、攻めるのか畳むのか曖昧なまま失点を喫してしまいました。ダルミアンやバレンシアを絡めたサイド攻撃を徹底するなど、狙いをはっきりさせれば、崩せない相手ではなかったと思います。マルシアル投入はともかく、フェライニを入れてどうしたかったのかが今ひとつわかりませんでした。追加点を獲りにいくなら、エレーラを入れてムヒタリアンをサイドで戦わせてもよかったのではないでしょうか。次戦はオールド・トラフォードですが、何しろプレミアリーグで6勝しかしていない「苦手のホーム」ですので、90分間集中しなければなりません。ゴールが必要なベルギーリーグ首位チームは、テオドルチク、ティーレマンス、アチェアンポンでラッシュをかけてくるでしょう。次こそは、ヨーロッパリーグを絶対に獲るという必死さを見せていただければと思います。


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アウェイ1-0ならOK!アトレティコ・マドリードに大健闘のレスターは、次戦で勝負!

昨季プレミアリーグ王者が、9人の優勝メンバーを携えて敵地エスタディオ・ビセンテ・カルデロンに乗り込みました。チャンピオンズリーグ準々決勝、アトレティコ・マドリードVSレスター。日曜日のエヴァートン戦こそ4-2の撃ち合いに屈しましたが、プレミアリーグ5連勝で残留争いから抜け出したシェイクスピア監督は、いい状態で最高のステージを迎えられたようです。ジェイミー・ヴァーディ、岡崎慎司、マフレズ、オルブライトンは、直近3年で2回もファイナリストになったスペインの強豪から貴重なアウェイゴールを奪えるでしょうか。岡崎慎司がキックオフのボールを蹴ると、グリーズマンとフェルナンド・トーレスが最前線に走っていきます。

アトレティコ・マドリードの猛攻を防ぎぎった3分、岡崎慎司のロングフィードにヴァーディが追いつき、角度のないところから左足シュート。自己紹介のようなカウンターは、ボールが逆サイドに流れて終わりますが、レスターは徹底してこのアタックを続けるでしょう。グリーズマンの縦パスで右から勝負したフェルナンド・トーレスのシュートはシュマイケルがキャッチ。5分のコケのミドルは、左のポストに当たって先制ならず。アトレティコ・マドリードの圧倒的な攻撃を受け、レスターの選手は6~7人がボックスにこもっています。9分、プレミアリーグではうまくいかなかったフィリペ・ルイスのクロスが、カラスコの足元へ。ボレーはミートせず、命拾いしたレスターは、ラストパスをぎりぎりでカットするきわどい守備を強いられています。13分のグリーズマンの左足ミドルは、シュマイケルが挙げたグローブの上に消えていきます。

15分にサウルが狙った遠めからのシュートも、シュマイケルの頭上。中盤の競り合いでことごとく負けているレスターは、まったく攻められません。25分、岡崎慎司がエンディディに落とし、左に展開した攻撃はフクスのクロスが届かず。さらに左からオルブライトンがゴール前に入れたボールは、フリーで飛び込んだ岡崎慎司が前に蹴れれば1点でしたが、バウンドに合わせられずアウェイゴールはなりません。上がり始めたレスターは、28分にお家芸のカウンターを返されてしまいます。ボックス左でグリーズマンを引っかけたオルブライトンの位置はラインの外に見えましたが、レフェリーはPKを宣告。グリーズマンが落ち着いてシュマイケルの逆を取り、ホームチームが順当に先制しました。

1-0としたアトレティコ・マドリードが、相変わらずゲームを支配。37分のコケのミドルは、右のポストの手前で外に切れていきます。40分、左サイドから仕掛けた岡崎慎司は突破できず、オルブライトンのミドルは左にアウト。枠内シュートを打てなかったレスターですが、ハーフタイムの1-0は想定の範囲内でしょう。シェイクスピア監督がアンディ・キングを投入したのは、劣勢だった中盤を厚くしたかったからだと思われますが、チームで最も走行距離が長かった岡崎慎司を代えたのはプラスか、マイナスか。後半も、立ち上がりからアトレティコ・マドリードが中盤を支配しています。

カラスコのドリブルにシンプソンとドリンクウォーターが慣れてきたことで、右サイドからクロスを入れられるシーンは減りました。プレミアリーグ王者が欲しいのは、アウェイゴール。55分にフクスがロングスローを放り込むと、ルーズボールを狙ったフートの左足シュートはDFに当たり、ボックスの外で拾ったシンプソンの一撃も枠の前でカットされます。59分のマフレズの転倒は明らかにシミュレーション。61分のホームチームの速攻は、フートをかわしてシュート態勢に入ったフェルナンド・トーレスが軸足を滑らせてチャンスを手離してしまいます。圧倒的なアトレティコ・マドリードのポゼッション、ゴールが遠いレスター。65分、シメオネ監督はカラスコをコレアに代えて追加点を狙います。両者とも決め手がないまま、残り時間は20分を切りました。

73分、コレア、フェルナンド・トーレスとつながったパスが右のグリーズマンに通ると、早めに入れたグラウンダーはコレアが触れず。77分、シェイクスピア監督は、ボールをもらえなくなったジェイミー・ヴァーディを諦め、高さがあるスリマニで勝負します。84分、ファンフランが右からラインの裏に出ると、決定的なグラウンダーは戻ったベナルアンがクリア。89分には右に流れたグリーズマンがコレアからパスをもらい、後ろのコケに落とすもシュートはフートに阻まれます。中盤でせめぎ合ったまま、やがてタイムアップ。地力に勝るアトレティコ・マドリードが、1-0でレスターを下しました。

カラスコ、グリーズマン、フェルナンド・トーレスを止めたレスターの守備陣は、いい手応えでイングランドに帰れるのではないでしょうか。枠内シュートがなかったことは、さほど気になりません。無理にゴールを狙わず追加点阻止を選んだシェイクスピア監督の采配は、選手たちに自信という無形の貯金をもたらしたのではないかと思います。それにしても、岡崎慎司は惜しかった!クロスの落ち際、左足がコンマ何秒か早く出ていれば、レスターは逆の結果で世界を驚かせることができたかもしれません。とはいえ、1-0ならOK。次戦、プレミアリーグ王者が先制すれば、焦ったアトレティコ・マドリードが強引に攻めた裏を取れる可能性は充分にあります。キングパワーの大声援をバックに戦える4月18日のセカンドレグでは、岡崎慎司の1発に期待したいと思います。(ウィルフレッド・エンディディ 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London)


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サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

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