いつから勝てなくなったのか…プレミアリーグ勢の欧州における凋落の歴史を振り返る

アーセナルとマンチェスター・シティが敗れ、プレミアリーグ勢でチャンピオンズリーグのベスト8に残ったのは王者レスターだけとなりました。「スカイスポーツ」が、今季を含む過去5シーズンの8強を国別にカウントすると、プレミアリーグは4番手になると報じています。1位は、バルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリードが8強どころかベスト4の常連になっているスペインで、のべ15チーム。2位がバイエルンとドルトムントが強いドイツで9回。3位はパリ・サンジェルマン4回、モナコ2回のフランス。アーセナルが7年連続でラウンド16止まりのプレミアリーグは、レスター、チェルシー、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドの4に留まっています。

以前は、ベスト4に3チームも送り込んでいたプレミアリーグ勢は、どこで勝てなくなったのでしょうか。以下に過去10年のベスト8進出チームをまとめてみました。2007-08シーズンからの5年間で、8強入りしたクラブは14。今のスペインに負けない数のチームが、4月までCLを戦っています。マドリード勢とバイエルンに勢いがなく、セリエAが死んでいた2000年代後半は、「プレミアリーグ勢VSバルセロナ」の時代でした。2010-11シーズンまでは、決勝トーナメント出場クラブは4が基本。ベスト8で2ついなくなったら事件、ファイナルに1チームが残り、バルサに勝ったチームは優勝、勝てなければ準優勝というわかりやすい数年でした。


【過去10年のチャンピオンズリーグにおけるプレミアリーグ勢のベスト8】
2016-17 レスター
2015-16 マンチェスター・シティ
2014-15 なし
2013-14 チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド
2012-13 なし
2011-12 チェルシー(優勝)
2010-11 マンチェスター・ユナイテッド(準優勝)、チェルシー、トッテナム
2009-10 マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル
2008-09 マンチェスター・ユナイテッド(準優勝)、アーセナル、リヴァプール、チェルシー
2007-08 マンチェスター・ユナイテッド(優勝)、アーセナル、リヴァプール、チェルシー


異変が起こったのは、2011-12シーズンです。チェルシーがビッグイヤーを獲得したため、プレミアリーグ勢はまだ強かったという印象が残っている方もいるかもしれませんが、このシーズンはマンチェスター勢がグループリーグで敗退しています。優勝したチェルシーも、バルセロナ戦とバイエルン戦で見せたのは、ひたすら自陣にこもって2~3回のカウンターに望みを託す弱者のサッカー。彼らの栄冠は「番狂わせ」と評されました。翌シーズンもチェルシーとマンチェスター・シティが年を越せずにCLを終了。2014-15はリヴァプール、昨季はマンチェスター・ユナイテッド、今季はトッテナムがアウト。プレミアリーグ勢が年内にひとつ落ちるのは、もはや定番となりました。ここ数年では、いなくなったクラブの共通項は「前年は出ていないクラブ」。CLとプレミアリーグを両立させようと戦力増強や布陣変更を試み、チームの完成度が低いまま敗れ去るパターンです。ベスト8に1チーム出すのがやっととなり、ベスト4は2年に1回。ここ数年で、何が変わったのでしょうか。キーワードをいくつか、挙げてみましょう。

「TOP4がTOP6へ」「欧州への資本投下」「イングランドの弱体化」。2009-10シーズンにトッテナムがプレミアリーグ創設以来初の4位となり、翌シーズンにマンチェスター・シティが初の3位。潮目となった2011-12シーズンには、マンチェスター・シティが初優勝を遂げています。国内では年を追うごとに強くなっていったマン・シティは、欧州では別なチームのようにおとなしくなる内弁慶クラブで、初めてベスト8に届いたのは、セミファイナルまで進んだ昨季です。「チャンピオンズリーグ出場権争いが激化し、クラブの目線が内向きになった」「急激に強くなったクラブが欧州で勝てなかった」ことで、プレミアリーグ勢が確保していた椅子は、フランスなどに明け渡されます。

ここ5シーズンでベスト8に6回進出しているパリとモナコのフランス勢は、いずれも大きな資本が投下されたクラブ。カタール・スポーツ・インベストメントがパリの株式を購入したのは2011年5月、ロシアの実業家ドミトリー・リボロフレフ氏が、最下位でリーグ・ドゥに落ちようとしていたモナコに投資したのは2011年12月です。以来、欧州の多くのクラブに中東、東南アジア、中国、ロシアなどから資本が投下されて戦力の底上げが進み、プレミアリーグのトップクラブのアドバンテージは埋められていきます。アンリ、スアレス、マスチェラーノ、セスク、クリスティアーノ・ロナウド、シャビ・アロンソ、モドリッチ、ガレス・ベイルなど、ただでさえ主力をバルサとレアル・マドリードに持っていかれていた母国のビッグクラブは、今までは負けなかった国のクラブに足をすくわれるようになりました。

追い打ちをかけるように、プレミアリーグの中小クラブに巨額のテレビ放映権料と海外資本が入り、マンチェスターやロンドンのクラブを苦しめます。欧州との実力差があったため、流して勝てていたチャンピオンズリーグのグループステージもガチンコ勝負となり、若手やサブメンバーで戦える試合は秋口のリーグカップぐらい。ウィンターブレイクがないどころか年末年始は超過密スケジュールで、2月に欧州を戦うアーセナルやマンチェスター・シティ、チェルシーは、しばしばベストからはほど遠い状態で登場しています。彼我のレベルが変わらなければ、過密スケジュールは明確なビハインド。伝統か栄冠か。FAは難しい選択を迫られています。

外国人選手の比率が上がったことによってイングランド人選手がベンチを温めることが増え、ワールドクラスの自国選手がいなくなったのも、プレミアリーグの指揮官たちの悩みだと思われます。2010年以降、ワールドカップやユーロを戦うイングランド代表がそれまで定位置だったベスト8に入ったのは、ユーロ2012のみ。ルーニー、ジェラード、ランパード、ベッカム、ファーディナンド、アシュリー・コールのようなスケールの大きい選手は未だ出てきていません。ハリー・ケインやデル・アリ、スターリングを後継者と呼ぶのは、欧州や世界で実績を残してからでしょう。スペイン3強やドイツ勢、ユーヴェなどは、自国のトップクラスを集めれば、おのずと欧州で戦える布陣のベースが創れるのです。それがいちばんわかっているのは、多くのスペイン人やドイツ人をピッチに送り込んだ後、今季の新チームで苦労しながら「イングランド人選手は高すぎる」とこぼしていたペップ・グアルディオラではないでしょうか。

こうして並べると、2011年~12年に、プレミアリーグ勢の凋落につながる象徴的な出来事が重なったのがわかります。モウリーニョ、ペップ、コンテ、クロップ…この2年で集まったワールドクラスの指揮官たちは、もう一度プレミアリーグを欧州の頂点に押し上げることはできるでしょうか。お金、リーグ運営、人材…さまざまな課題が重なっているなか、彼らの仕事は簡単ではないように思えます。


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プレミアリーグ勢はクジ運上々!チャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグ準々決勝の組み合わせ決定

ここまできたら、思い出づくりも兼ねてバルセロナ、レアル・マドリード、バイエルン、ユーヴェといった名門とぶつかってほしかったのですが、アトレティコ・マドリードというシブいところを引いてしまいました。17日に行われたチャンピオンズリーグの準々決勝組み合わせ抽選、プレミアリーグ王者のレスターのお話です。セヴィージャ優勢との下馬評を覆し、2試合トータル3-2で堂々の勝ち抜けを決めたプレミアリーグ唯一の生き残りクラブにとって、シメオネ監督のチームは決してやりやすい相手ではないでしょう。リーガ・エスパニョーラ27試合22失点は、リーグ最少失点のビジャレアルに次ぐ堅守。攻めてきた相手の裏を取りたいジェイミー・ヴァーディは、ラインを上げてくる攻撃的なチームと対峙すれば威力を発揮しますが、中央を固められるとシュートすら打てなくなることも珍しくありません。

ただし、見方を変えれば、こうもいえます。「レスターが当たる可能性があった7チームのなかで、いちばん攻撃力が低いチーム」「チャンピオンズリーグへの集中力が下がる可能性があるチーム」。リーガ4位のアトレティコ・マドリードは、3位セヴィージャよりも少ない49ゴールしか挙げておらず、ドルトムントの54ゴールに遠く及ばない8チーム中7位。秋から年末にかけて不調だったグリーズマンが復活し、ヤニック・フェレイラ・カラスコやガメイロといったうるさいアタッカーがいるとはいえ、スアレス、ネイマール、メッシやクリスティアーノ・ロナウド、レヴァンドフスキらと戦うことを考えれば、こちらのほうがいいでしょう。ヴァーディやマフレズにとってはやっかいなチームでも、ウェズ・モーガンとフートからすれば悪くない組み合わせといえそうです。

さらにもうひとつ、注目はアトレティコ・マドリードのスケジュールです。今週末は、セヴィージャとのシックスポインター。4月4日には5位レアル・ソシエダと戦ってCL出場権を守らなければならず、その3日後にはマドリードダービー。レスターとの対決は、この直後です。国内の激戦にパワーを使い、欧州で力を出し切れないのはプレミアリーグのトップクラブばかりではないかもしれません。ウェストハム、ストーク、サンダーランド、エヴァートンとプレミアリーグの4試合をこなして当日を迎えるレスターは、最初の3戦で2勝して降格ゾーンから遠ざかれば、アトレティコ・マドリードよりもいい状態でエスタディオ・ビセンテ・カルデロンに乗り込める可能性があります。スタメン濃厚の岡崎慎司には、高評価のチェイシングだけでなく、次なる奇跡のトリガーとなるゴールを期待しています。


【チャンピオンズリーグ2016-17 準々決勝組み合わせ】※左が初戦ホーム
アトレティコ・マドリード(スペイン) VS レスター(イングランド)
ドルトムント(ドイツ) VS モナコ(フランス)
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) VS レアル・マドリード(スペイン)
ユヴェントス(イタリア) VS バルセロナ(スペイン)


CLと同じ日に、ヨーロッパリーグの組み合わせも決まりました。プレミアリーグ勢が次々と姿を消し、孤軍奮闘となったマンチェスター・ユナイテッドは、ベルギーの名門アンデルレヒトと当たります。過去の対戦成績はマンチェスター・ユナイテッドの4勝2敗、得点22失点6。とはいえ、ELベスト8に2チームが進出した元気なベルギーリーグで首位を走るチームは、楽に勝てる相手ではありません。最も警戒すべきプレイヤーは、ウカシュ・テオドルチク。ディナモ・キエフからやってきた25歳のストライカーは、ベルギーリーグで25試合19ゴール、ELでは9戦5ゴールと得点力の高さを発揮しています。そしてもうひとり、16歳でトップチームデビューした天才ティーレマンスも忘れてはいけません。ベルギー代表に食い込んだ19歳のセントラルMFは、パスセンスやドリブルテクニックに加えてゴールセンスもあり、リーグ戦では26試合12ゴール、ELでも9試合3ゴールとその才能を見せつけています。マンチェスター・ユナイテッドがいかに彼らを抑えるかが、勝負のポイントとなりそうです。


【ヨーロッパリーグ2016-17 準々決勝組み合わせ】※左が初戦ホーム
アンデルレヒト(ベルギー) VS マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
セルタ(スペイン) VS ヘンク(ベルギー)
アヤックス(オランダ) VS シャルケ(ドイツ)
オリンピック・リヨン(フランス) VS ベシクタシュ(トルコ)


果たして、プレミアリーグ勢はベスト4に進出できるでしょうか。レスターには、昨季の優勝メンバーによる堅守速攻で2度めの番狂わせを期待。プレミアリーグで4位以内に食い込めるかどうかわからないマンチェスター・ユナイテッドには、こちらを制覇して来季のチャンピオンズリーグ出場権をもぎ取っていただければと思います。CL・EL準々決勝のファーストレグは4月11~13日、セカンドレグは翌週の18~20日に開催されます。楽しみです!


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ようやくマタ…決定機を逃し続けたマンチェスター・ユナイテッドが1-0辛勝でELベスト8進出!

FAカップ準々決勝ではチェルシーに敗れ、6位に沈んでいるプレミアリーグの優勝は望み薄。EFLカップ制覇だけでは終わりたくないモウリーニョ監督は、以前は軽視していたヨーロッパリーグを獲りにいく気になっています。ラウンド16の対戦相手はロストフ。ファーストレグは納得の1-1。プレミアリーグではドローが目立つものの、15戦連続無敗のオールド・トラフォードでの一戦をクリーンシートで締められれば、ベスト8進出が決まります。マンチェスター・ユナイテッドの指揮官は、大事なゲームを3バックで戦うようです。GKはヨーロッパリーグ仕様でロメロ、最終ラインはバイリー、スモーリング、ロホの。セントラルMFはポグバとエレーラ、WBにバレンシアとブリントが入り、イブラヒモヴィッチとムヒタリアンの2トップの後ろにマタといった布陣でしょうか。

ゴールを奪わなければ先に進めないロストフは、立ち上がりから積極的にきています。プレミアリーグで出場停止を喰らったズラタンは、休養充分、気合充分。5分のCKをロホがヘッドでジャストミートすると、GKメドヴェージェフが弾いたボールに右からズラタンが詰めますが、ゴール前1メートルからのシュートをポストにぶつけてしまいます。9分にズラタンが蹴ったボックス手前やや左からのFKは、壁がブロック。相変わらずバレンシアが元気で、右からの突破から再三チャンスを創っています。16分、ハーフライン付近でインターセプトに成功したマタが、すかさず前線にロングフィード。メドヴェージェフの飛び出しをヘッドでつついてかわしたズラタンは、追いすがるGKをかわして左足でシュートを放ちますが、DFに当たってバーの上に浮いてしまいます。

一方的に押すマンチェスター・ユナイテッドは、サイドチェンジを交えながらクロスで勝負するものの、ブリントのボールはメドヴェージェフの守備範囲にいってしまい、ズラタンやポグバに届きません。29分、バレンシアから入った楔をズラタンが落とすと、マタのスルーパスでムヒタリアンがGKと1対1になりますが、慌てたチップキックは左にアウト。34分にマタが左に出した素晴らしい縦へのフィードは、切り返しから放ったズラタンの強烈な一撃が右のポストを叩きます。42分のポグバのFKはクロスバーの上。ロホのロングシュートがズラタンの足元に入り、ポグバに落とした最後のチャンスは、メドヴェージェフが外に弾き出してそのままハーフタイムです。ハーフコートマッチを展開しながら決定機を逃し続けたホームチームは、気が抜けない0-0で後半に入りました。

始まってわずか3分、足に異変を感じたポグバが走るのをやめ、フェライニに後を譲ります。50分にブリントのクロスをズラタンが頭で合わせた後の混戦は、ムヒタリアンが打ちきれず。守り続けていたロストフは54分に右サイドからチャンスを創り、中に斬り込んだアズムンが左足を振り抜くも、ロメロが右に飛んで確実にセーブします。56分の攻撃は、エレーラのサイドチェンジが秀逸でした。バレンシアのアーリークロスに頭を突き出したズラタンのシュートは、うまく落とせませんでした。64分、肘がこめかみに入ったブリントは脳震盪なのかベンチに下がり、左サイドにはフィル・ジョーンズです。ロストフが攻める時間が増えてきました。バイタルエリアにフェライニやエレーラが戻り、ミドルシュートは防いでいるものの、深くなりすぎる最終ラインはリスクです。

71分、マンチェスター・ユナイテッドがようやく決めた先制ゴールは、マタのインターセプトからの速攻でした。右サイドでパスをもらったムヒタリアンが中央のズラタンに合わせると、ストライカーがヒールで巧みに流したボールをノーマークのマタがプッシュ。弛緩していたオールド・トラフォードのテンションが上がります。78分に相手のクリアをトラップして裏に浮かしたマタのパスに、ムヒタリアンの右足は届かず。反撃に出たロストフは、縦に入った浮き球をブハロフがコースを変えますが、ロメロが右に弾いて同点を許しません。左サイドのフィル・ジョーンズが、上がるべきタイミングで後ろにいるのを見たサポーターが不満げなため息をついた瞬間、ワンタッチで縦に突破すると大歓声。ポグバとブリントのリタイアで、推進力を失ったホームチームの左をロストフは押し切れません。

93分、バイタルエリアに侵入したムヒタリアンが右で空いていたバレンシアに流すと、折り返しをトラップしたズラタンがシュート。強さは申し分なかったもののコースをDFに塞がれており、とどめを刺すことはできません。モウリーニョ監督は、第4審判をつかまえて「フィニッシュ?」とプレッシャーをかけています。ラストプレーはノボアのFK。外から巻いてきたボールに、ロメロが左に飛んで弾き出すビッグセーブを披露すると、それを待っていたかのようなホイッスル。マンチェスター・ユナイテッドが2試合トータル2-1でベスト8進出を決めました。

1-0、今季プレミアリーグで何度も見た「決められないワンサイドゲーム」でしたが、ミッションを達成した守備陣は及第点だったと思います。インターセプトからの前線への素晴らしいフィードが冴え、決勝点を奪ったマタ、ゲームをコントロールし続けたエレーラ、前に出て相手のチャンスをつぶしたバイリー、いくつかの危険なシュートをしっかり止めたロメロをリスペクトしたいと思います。ベスト8が出揃いましたが、強敵はオリンピック・リヨン、侮れないのは復調気配のシャルケ04と堅守アヤックスでしょうか。トロフィーまであと5戦、マンチェスター・ユナイテッドの初優勝を期待しています。


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必然の敗戦…プレスに呑まれたマンチェスター・シティが、モナコの獰猛なアタックに屈す!

1月15日のプレミアリーグ21節でエヴァートンに大敗してから、8勝3分と強さが戻ってきたマンチェスター・シティ。ガブリエウ・ジェズスの鮮烈なデビューとライバル登場に刺激されたかのようなアグエロの爆発、レロイ・サネの完全フィットに加えて、コラロフ、ジョン・ストーンズ、ヤヤ・トゥレを中心とした守備陣の安定も見逃せません。チャンピオンズリーグラウンド16、モナコの本拠地スタッド・ルイ・ドゥで開催されるセカンドレグは、先制点を奪ってリーグアン首位クラブの焦りを誘う形に持ち込みたいところです。

5-3と撃ち合いになった初戦を落としたモナコは、直近4試合で10ゴールと相変わらずの爆発力を披露。2月に入ってからブレイクした18歳FWムバッペのスピードには要注意です。週末にはプレミアリーグのリヴァプール戦が控えているものの、ペップにメンバーを落とす余裕はありません。GKカバジェロ、DFはサニャ、ジョン・ストーンズ、コラロフ、クリシーの4枚。アンカーにフェルナンジーニョ、左右にデブライネとダヴィド・シルヴァ。前線はもちろんスターリング、アグエロ、サネの3トップです。ファルカオを欠くホームチームは、開始30秒にGKスバシッチのキックでムバッペが前線に走ります。欧州屈指の得点力を誇るモナコに対してマン・シティが気をつけるべきは、こういったシンプルなアタックなのかもしれません。

ホームチームが繰り出すサイド攻撃に、水色のシャツは防戦一方。6分、フェルナンジーニョが縦パスを拾われ、素早いフィードを受けたムバッペがデブライネをかわすと前にはGKだけ。右足インサイドのシュートはカバジェロが左手で弾き出すビッグセーブでしのぎますが、早くも不穏な空気が漂っています。このショートコーナーから、モナコがあっさり先制しました。メンディがサネを抜いて入れたグラウンダーはジョン・ストーンズがスライディングでブロックしますが、フォローしたベルナルド・シウヴァがニアに速いボールを通すと、ムバッペをケアするマーカーはいませんでした。イージーなボレーがネットを揺らし、1-0。マンチェスター・シティのアドバンテージは早くも1点となりました。

プレミアリーグではボールをキープできるペップのチームは、自陣で奪ったボールを前につなぐ前に取り返され、いい形でハーフラインを超えられません。ジェルマン、メンディ、ベルナルド・シルヴァにSBの前のスペースを使われている今日の展開なら、アンカー1枚ではなくフェルナンジーニョとヤヤ・トゥレを並べたくなります。最終ラインに強烈なプレスをかけられ、まったく攻めに出られないマン・シティ。これほど一方的に押されている彼らを見るのは初めてです。29分、レマルの仕掛けからメンデスが左サイドをえぐると、速いグラウンダーをボレーで叩き込んだのはファビーニョ。ただ引いていたコラロフは無力でした。このままのスコアならモナコが勝ち抜け。次のゴールを奪われれば絶望的です。

38分、レマルがボックス左に出したパスでジェルマンがラインの裏に抜け、カバジェロが釣り出されますが、クロスが中に合わず助かりました。ゴールが必要なマン・シティはシュートすらありません。最終ラインのビルドアップを執拗に追いかけまわされ、フェルナンジーニョは明らかに狙われています。アウェイチームは、シュートゼロのまま前半を終えました。ペップ・グアルディオラは、早い時間に動いてくるでしょう。後半開始から攻勢に出ているのはマンチェスター・シティのほうです。流れるようなとはいきませんが、サイドで勝負できるボールが出るようになってきました。51分にクリシーが軽く浮かしたパスでラインの裏に出たダヴィド・シルヴァは、1歩及びません。57分、デブライネの素晴らしいスルーパスで右からGKに迫ったスターリングは、アグエロへの折り返しを読まれてメンディにカットされました。モナコが引き気味になったこの時間帯で、マン・シティはゴールを奪いたいところです。

60分を過ぎても、マンチェスター・シティにシュートはありません。ようやくつかんだ決定機は62分。左サイドをドリブルで崩したサネがニアのアグエロに折り返すと、ボレーはうまく当たらず左に逸れてしまいます。65分、フェルナンジーニョの縦パスが前線に出たダヴィド・シルヴァに通り、右に流したパスでアグエロが一瞬フリー。決まったかと多くのサポーターが立ち上がったシーンは、エースのトラップが大きくなり、コースを塞ぎにきたGKスバシッチにブロックされます。モナコがアグエロやサネにラインの裏を許すようになってきました。足りないのは、ラストパスとトラップの精度だけです。

ジャルディム監督がラッジをトゥーレに代え、守備を修正した直後でした。71分、右から持ち込んだスターリングが中に切り返して左足を振り抜くと、スバシッチが弾いたボールが左サイドに転がります。先に追いついたのはレロイ・サネ。無人のゴールに叩き込んだ一発で、マンチェスター・シティがトータル6-5と再びリードします。しかし、アウェイチームがつかみかけた8強のチケットは、たった6分でモナコの目の前に戻されます。77分、レマルの右からのFKにバカヨコが飛び込み、完璧なヘッドが右のサイドネットに吸い込まれます。

79分、ムバッペが下がりモウチーニョ。トップを1枚にして中盤の守備力を上げる狙いでしょう。ペップの最初のカードは、84分にクリシーをイヘアナチョ。時間帯も代え方も、試合前に練ったプランのなかにあったのではないかと思われます。ゴールに迫れないマン・シティ。ジェルマンがディラルに後を譲ったのは、追加タイムに入ってからです。デブライネのFKは、いつもの彼のクオリティではありませんでした。3-1、モナコがベスト8進出!プレミアリーグではまずまずだった守備も、欧州主要リーグで最多ゴールの獰猛なアタッカー陣を止められませんでした。

完全に研究された。そしてそれを覆すほどの引き出しはなかった。ペップが創った初年度のチームは、完成形には遠いことが明らかになったゲームだったのではないでしょうか。アレクシス・サンチェスのゼロトップを試みたアーセナルをはじめ、TOP6の大半がモデルチェンジした今季のプレミアリーグのなかで、欧州で戦えるレベルの完成度に漕ぎ付けたのは、欧州がなかったチェルシーだけだったということなのかもしれません。ヤヤ・トゥレがいれば、あるいは前線に飛び出した選手たちにいつもの落ち着きがあればといくつかの「たら・れば」は浮かぶものの、リーグアン首位チームのプレスに呑まれてしまったことも含めて実力なのだと思います。今のモナコは、ファイナルに進出しても驚かない極上のチームです。素晴らしいプレイでミッションを完遂したベルナルド・シウヴァ、レマル、ジェルマン、メンディに心からの拍手を送りたいと思います。


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makoto
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男性
職業:
ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

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