バイリー退場で10人のマンチェスター・ユナイテッドが、オトナの試合運びでラウンド16進出!

プレミアリーグで16戦連続無敗。11月6日のスウォンジー戦に勝ってからは、公式戦の敗戦は負けてもよかったEFLカップ準決勝セカンドレグのハル・シティ戦のみ。直近6試合で失点わずか1のマンチェスター・ユナイテッドが、初戦を3-0で快勝したサンテティエンヌに、ひっくり返される要素は見当たりません。ケガなくトラブルなく、安全運転で次のラウンドに進めればよかったのですが、0-1で勝ったものの手離しでは喜べない試合となってしまいました。

決勝ゴールを挙げたヘンリク・ムヒタリアンが25分にハムストリングを痛めてリタイア。エリック・バイリーは5分の間にイエローカード2枚をもらって退場です。まずは、スタッド・ジェフリー・ギシャールのピッチに立った11人を紹介しましょう。GKロメロ、DFアシュリー・ヤング、バイリー、スモーリング、ブリント。アンカーにキャリック、その脇にポグバとフェライニ。前線はマタ、ムヒタリアン、イブラヒモヴィッチです。日曜日に開催されるEFLカップ決勝まで中3日あることをふまえ、モウリーニョ監督は主力を投入してきました。不安定な立ち上がりだったファーストレグとは打って変わって、2点差までなら負けてもいいこの試合は落ち着いたスタート。ムヒタリアンとマタが中にいることが多く、4-3-2-1といったほうがしっくりくる布陣です。速攻に出るホームチームに対してキャリックがスペースをカバーし、自陣では安全にボールを動かしています。

16分の先制点は、マタのクロス1発でした。フェライニ、ポグバ、ブリントがゆっくりパスをまわし、左のマタにつなぐと、素晴らしいアーリークロスがニアに走ったムヒタリアンへ。ようやく本領を発揮し始めたアタッカーは、コースを変えて右隅に流し込むだけでした。スタッド・ジェフリー・ギシャールの空気はまったく動きません。トータル4-0、マンチェスター・ユナイテッドの勝ち上がりは確定的です。こういう展開になると、ペースを落とせるキャリックと体を張れるフェライニ、キープ力があるポグバの3センターは安心できます。22分のマタの危険なクロスは、DFに当たってゴールに向かったボールをGKリュフィエが右手でセーブ。ムヒタリアンが右腿の裏を気にしながらラシュフォードに後を譲ったのは、このタイミングでした。

ブリントの裏を狙われるシーンが多く、キャリックがカバーに入って遅らせています。アンカーが引っ張られたら逆サイドのフェライニがバイタルエリアを埋めるのが、モウリーニョのチーム。31分、イブラヒモヴィッチがアシュリー・ヤングを縦に走らせたチャンスは、早めに入れたグラウンダーにラシュフォードもマタも反応できませんでした。33分、キャリックが自陣でボールロストすると、右サイドでパスを受けたアムマがクロスを放り込むも、中が厚いマン・ユナイテッドの守備陣がクリア。フォローしたヴェレトゥのミドルもゴール前の渋滞に引っかかります。32分、左からのFKを叩いたぺランのヘッドはロメロの正面。43分にパジョのスルーパスで前線に飛び出したモネ・パケは、バイリーのチェックとロメロのスライディングに潰されます。ミドルとクロスの精度が低かったサンテティエンヌは、ゴールを奪えないまま前半を0-1で折り返しました。

後半に入ってもマンチェスター・ユナイテッドは守備重視の戦い方で、攻撃は奪われてもピンチになりにくいサイドから。スコアが動く気配はありません。59分、アムマに対するバイリーのスライディングが遅れてイエローカード。キャリックがシュヴァインシュタイガーに後を譲ると、64分にインターセプトを狙ったバーリーは、アムマの足を踏んでしまいました。意図はわかるものの、後ろから削った格好となったプレイに、イエロー2枚めで退場というジャッジが下されるのは致し方ありません。モウリーニョ監督は、急遽マタに代えてロホ。10人になったマンチェスター・ユナイテッドですが、今日のメンバーはチャンピオンズリーグやワールドカップを主力として戦ったベテラン揃いで、勝っている試合の進め方はわかっています。ましてやフィジカルモンスターとキープ力がある選手の混成チームとなった今日の布陣は、うまく引いて時間を潰すのはお手のものです。

サンテティエンヌのビハインドは4点、サポーターの声援に応えたくても絶望的なギャップ。76分にブリントのパスでGKと1対1になったラシュフォードがリュティエに止められるなど、きわどいシーンを創っていたのはアウェイチームのほうでした。OBのミシェル・プラティニに、せめてゴールシーンを見せたかったフランスのクラブは、93分にインティマのロングシュートをロメロに止められ敗退が決まりました。

モウリーニョ監督の最大の手柄は、戦力の見極めを冬まで引っ張り、デパイとシュナイデルランという最小限の放出に留めたことだと思います。昨季、ファン・ハール監督がファン・ペルシとチチャリートのどちらかを残していれば、暗黒の冬を過ごすことなくプレミアリーグ4位に入れたのではないかと悔しい思いをさせられましたが、その反省は新シーズンに活かされています。現在、ターンオーバーが十全に機能しているプレミアリーグのトップクラブは、マンチェスター・ユナイテッドのみではないでしょうか。アンタッチャブルなのはズラタンとポグバのみ。ムヒタリアンの負傷とキャリックのコンディションは気がかりですが、週末のEFLカップ決勝ではラシュフォードとエレーラがやってくれるでしょう。10人になりながらも、安定した守備とオトナな試合運びが冴え、安心して観ていられる一戦ではありました。戦力は豊富です。この調子で、唯一勝っていないヨーロッパリーグ優勝を、ぜひ成し遂げていただきたいと思います。


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ターンオーバーでの出場が多い選手たちも質の高いプレーを続けていることが今の好調を維持している理由の一つでしょうかね。
特にヤングやロメロは出場機会が限られている中で試合に出ればすばらしい仕事をしてくれるのはすごく好印象です。
  • yuto
  • 2017/02/23(Thu)12:21:30
  • 編集

コメントありがとうございます。

yutoさん>
そうですね。ロメロは安心して観ていられます。雰囲気よさそうですよね。
  • makoto
  • 2017/02/25(Sat)11:20:28
  • 編集

あなたは?番め



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