追加点を獲れなかったマンチェスター・ユナイテッドが、最後に追いつかれて得意のドロー!

プレミアリーグで21戦連続無敗ながら、思うようにゴールを決められない試合が多く、リーグ最多の12引き分けで5位に停滞しているマンチェスター・ユナイテッド。本日のヨーロッパリーグ準々決勝ファーストレグ、アンデルレヒトとのアウェイゲームは数少ない「ドローでOKのゲーム」ですが、オールド・トラフォードでのプレミアリーグで9つも引き分けているチームだけに、ここで勝って2戦めを楽な試合にしたいところです。モウリーニョ監督のスタメンは、ほぼベストといってもいいでしょう。GKロメロ、DFバレンシア、バイリー、ロホ、ダルミアン。キャリックとポグバの2センター、トップ下にムヒタリアン。左右にラシュフォードとリンガード、最前線にはイブラヒモヴィッチです。立ち上がりから、手数をかけずに攻める両チーム。ポグバがしきりに縦パスを出してズラタンやラシュフォードをラインの裏に走らせますが、タイミングと長さが合わず、シュートに至りません。

9分、アンデルレヒトの速攻は、アチェアンポンの速いクロスが味方に届かずロメロの前を横切ります。14分にもアチェアンポンがカウンターを仕掛け、1度カットされたボールを取り返すと、右サイドのティーレマンスとのポストプレーから放ったブルーノのシュートは枠にいきません。ポグバが前線を動かして攻めるマンチェスター・ユナイテッドは、なかなかラストパスが通らず。攻めあぐんでいた17分、ようやく決定機を創ります。ロホからのロングフィードを受けたラシュフォードが左からゴールに向かうクロスを入れると、右足アウトでタッチしたズラタンはGKルベンにセーブされ、こぼれ球に反応したリンガードのボレーはポスト直撃。4-2-3-1となると、ポグバの位置が低くズラタン、ラシュフォード、ムヒタリアンに遠いのが気になります。26分、ポグバが右に出したボールをバレンシアがダイレクトで中に入れますが、ミスキックとなりルベンが難なくキャッチします。

26分、前線に走ったラシュフォードに1発で通した素晴らしいロングボールは、さすがキャリック。カットされたボールを拾ったムヒタリアンのミドルはDFにカットされてしまいます。ムヒタリアンが真ん中から仕掛けたカウンターは、リンガードのボレーをアッピアーがブロック。31分にズラタンが蹴ったFKは壁に遮られます。攻め続けるマンチェスター・ユナイテッドは、36分にきれいなサイドアタックで先制点を奪いました。ポグバ、ズラタンとつながったボールが右のバレンシアに出ると、速いグラウンダーをリンガードがボレー。ルベンがかろうじて弾いたボールにムヒタリアンが詰め、角度のないところから左足で押し込みました。これで落ち着いたマン・ユナイテッドは、リスクを避けながら前半を0-1のままで終わらせました。それぞれブランクがあったズラタンとポグバは、トップフォームに戻っています。

47分、スタンチュのFKはクロスバー越え。オブラドヴィッチのパスをボックス右から縦に持ち込んだブルーノのシュートがロメロを越えますが、戻ったバレンシアがクリア。フォローしたアチェアンポンの一撃もバレンシアが体を張って防ぎます。さらにこの直後、左から中に入ったティーレマンスが優しい縦パスをアチェアンポンに通すと、ボックス内でフリーになったサイドアタッカーのドリブルはまたもバレンシアがカット。スタンチュとティーレマンスを中心に、攻め続けるアンデルレヒト。ピッチの脇では、フェライニが黙々とアップに励んでいます。

55分、ポグバの巧みな浮き球で左サイドのダルミアンが空き、クロスに合わせたムヒタリアンのボレーは惜しくも右にアウト。落ち着きを取り戻したマンチェスター・ユナイテッドがボールを支配し始めています。57分に中に持ち込んだラシュフォードのミドルはルベンがキャッチ。アンデルレヒトのヴァイラー監督は右のブルーノをキプチュに代えて、中盤の攻防で優位に立とうとしています。ティーレマンスが仕掛けた58分のショートカウンターは、アチェアンポンのグラウンダーのコースが変わり、足を伸ばしたオブラドヴィッチのボレーは右に大きく外れます。

シュートが打てないマンチェスター・ユナイテッド。モウリーニョ監督は63分にリンガードを下げ、プレミアリーグ3ゴールと不振のマルシアルを投入します。赤いユニフォームがボールを支配しているものの、エキサイティングなシーンがないまま、残り時間は15分を切りました。マン・ユナイテッドはラシュフォードをフェライニ、ヴァイラー監督はテリンを諦め、ベルギーリーグで28試合20ゴールのテオドルチク。コンディション不良と伝えられたポーランド人ストライカーは、大きな仕事を成し遂げるでしょうか。80分、アチェアンポンが左から上がって中のハニにつなぐと、ボックス手前からのシュートはDFに当たってCK。1分後、スタンダール・リェージェ出身ゆえにブーイングを受け続けていたフェライニの強烈なダイレクトシュートは、ルベンが正面でセーブします。83分にはアウェイチームのカウンター。ズラタンが右足のアウトで浮かしたパスは完璧。フリーになったポグバの一撃は飛び出したルベンに当たってしまい、追加点を奪えません。

まさに、ピンチの後にチャンスあり。アンデルレヒトが追いついたのは、86分でした。左からクロスを上げたのはキプチュ。フェライニがデンドンケルを追いかけず、ダルミアンの対応は遅れ、ゴール左に突き刺さった完璧なヘディングシュートをロメロは見送るしかありませんでした。両者とも勝ち越しを狙った最終盤の攻防は見応えがありましたが、フィニッシュの手前でボールを奪われ、スタンドが沸くシーンはありません。ポグバがフリーのズラタンに気づくのが遅れた最後のクロスがクリアされると、マン・ユナイテッドはCKを蹴れずにタイムアップ。プレミアリーグのドロー職人が、欧州での大事なゲームでもきれいに天秤をつり合わせて幕を閉じました。

勝てた試合だった、としかいえません。最初の45分をいい形で終えたマンチェスター・ユナイテッドは、後半を無為に過ごしてしまい、攻めるのか畳むのか曖昧なまま失点を喫してしまいました。ダルミアンやバレンシアを絡めたサイド攻撃を徹底するなど、狙いをはっきりさせれば、崩せない相手ではなかったと思います。マルシアル投入はともかく、フェライニを入れてどうしたかったのかが今ひとつわかりませんでした。追加点を獲りにいくなら、エレーラを入れてムヒタリアンをサイドで戦わせてもよかったのではないでしょうか。次戦はオールド・トラフォードですが、何しろプレミアリーグで6勝しかしていない「苦手のホーム」ですので、90分間集中しなければなりません。ゴールが必要なベルギーリーグ首位チームは、テオドルチク、ティーレマンス、アチェアンポンでラッシュをかけてくるでしょう。次こそは、ヨーロッパリーグを絶対に獲るという必死さを見せていただければと思います。


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アウェイ1-0ならOK!アトレティコ・マドリードに大健闘のレスターは、次戦で勝負!

昨季プレミアリーグ王者が、9人の優勝メンバーを携えて敵地エスタディオ・ビセンテ・カルデロンに乗り込みました。チャンピオンズリーグ準々決勝、アトレティコ・マドリードVSレスター。日曜日のエヴァートン戦こそ4-2の撃ち合いに屈しましたが、プレミアリーグ5連勝で残留争いから抜け出したシェイクスピア監督は、いい状態で最高のステージを迎えられたようです。ジェイミー・ヴァーディ、岡崎慎司、マフレズ、オルブライトンは、直近3年で2回もファイナリストになったスペインの強豪から貴重なアウェイゴールを奪えるでしょうか。岡崎慎司がキックオフのボールを蹴ると、グリーズマンとフェルナンド・トーレスが最前線に走っていきます。

アトレティコ・マドリードの猛攻を防ぎぎった3分、岡崎慎司のロングフィードにヴァーディが追いつき、角度のないところから左足シュート。自己紹介のようなカウンターは、ボールが逆サイドに流れて終わりますが、レスターは徹底してこのアタックを続けるでしょう。グリーズマンの縦パスで右から勝負したフェルナンド・トーレスのシュートはシュマイケルがキャッチ。5分のコケのミドルは、左のポストに当たって先制ならず。アトレティコ・マドリードの圧倒的な攻撃を受け、レスターの選手は6~7人がボックスにこもっています。9分、プレミアリーグではうまくいかなかったフィリペ・ルイスのクロスが、カラスコの足元へ。ボレーはミートせず、命拾いしたレスターは、ラストパスをぎりぎりでカットするきわどい守備を強いられています。13分のグリーズマンの左足ミドルは、シュマイケルが挙げたグローブの上に消えていきます。

15分にサウルが狙った遠めからのシュートも、シュマイケルの頭上。中盤の競り合いでことごとく負けているレスターは、まったく攻められません。25分、岡崎慎司がエンディディに落とし、左に展開した攻撃はフクスのクロスが届かず。さらに左からオルブライトンがゴール前に入れたボールは、フリーで飛び込んだ岡崎慎司が前に蹴れれば1点でしたが、バウンドに合わせられずアウェイゴールはなりません。上がり始めたレスターは、28分にお家芸のカウンターを返されてしまいます。ボックス左でグリーズマンを引っかけたオルブライトンの位置はラインの外に見えましたが、レフェリーはPKを宣告。グリーズマンが落ち着いてシュマイケルの逆を取り、ホームチームが順当に先制しました。

1-0としたアトレティコ・マドリードが、相変わらずゲームを支配。37分のコケのミドルは、右のポストの手前で外に切れていきます。40分、左サイドから仕掛けた岡崎慎司は突破できず、オルブライトンのミドルは左にアウト。枠内シュートを打てなかったレスターですが、ハーフタイムの1-0は想定の範囲内でしょう。シェイクスピア監督がアンディ・キングを投入したのは、劣勢だった中盤を厚くしたかったからだと思われますが、チームで最も走行距離が長かった岡崎慎司を代えたのはプラスか、マイナスか。後半も、立ち上がりからアトレティコ・マドリードが中盤を支配しています。

カラスコのドリブルにシンプソンとドリンクウォーターが慣れてきたことで、右サイドからクロスを入れられるシーンは減りました。プレミアリーグ王者が欲しいのは、アウェイゴール。55分にフクスがロングスローを放り込むと、ルーズボールを狙ったフートの左足シュートはDFに当たり、ボックスの外で拾ったシンプソンの一撃も枠の前でカットされます。59分のマフレズの転倒は明らかにシミュレーション。61分のホームチームの速攻は、フートをかわしてシュート態勢に入ったフェルナンド・トーレスが軸足を滑らせてチャンスを手離してしまいます。圧倒的なアトレティコ・マドリードのポゼッション、ゴールが遠いレスター。65分、シメオネ監督はカラスコをコレアに代えて追加点を狙います。両者とも決め手がないまま、残り時間は20分を切りました。

73分、コレア、フェルナンド・トーレスとつながったパスが右のグリーズマンに通ると、早めに入れたグラウンダーはコレアが触れず。77分、シェイクスピア監督は、ボールをもらえなくなったジェイミー・ヴァーディを諦め、高さがあるスリマニで勝負します。84分、ファンフランが右からラインの裏に出ると、決定的なグラウンダーは戻ったベナルアンがクリア。89分には右に流れたグリーズマンがコレアからパスをもらい、後ろのコケに落とすもシュートはフートに阻まれます。中盤でせめぎ合ったまま、やがてタイムアップ。地力に勝るアトレティコ・マドリードが、1-0でレスターを下しました。

カラスコ、グリーズマン、フェルナンド・トーレスを止めたレスターの守備陣は、いい手応えでイングランドに帰れるのではないでしょうか。枠内シュートがなかったことは、さほど気になりません。無理にゴールを狙わず追加点阻止を選んだシェイクスピア監督の采配は、選手たちに自信という無形の貯金をもたらしたのではないかと思います。それにしても、岡崎慎司は惜しかった!クロスの落ち際、左足がコンマ何秒か早く出ていれば、レスターは逆の結果で世界を驚かせることができたかもしれません。とはいえ、1-0ならOK。次戦、プレミアリーグ王者が先制すれば、焦ったアトレティコ・マドリードが強引に攻めた裏を取れる可能性は充分にあります。キングパワーの大声援をバックに戦える4月18日のセカンドレグでは、岡崎慎司の1発に期待したいと思います。(ウィルフレッド・エンディディ 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London)


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いつから勝てなくなったのか…プレミアリーグ勢の欧州における凋落の歴史を振り返る

アーセナルとマンチェスター・シティが敗れ、プレミアリーグ勢でチャンピオンズリーグのベスト8に残ったのは王者レスターだけとなりました。「スカイスポーツ」が、今季を含む過去5シーズンの8強を国別にカウントすると、プレミアリーグは4番手になると報じています。1位は、バルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリードが8強どころかベスト4の常連になっているスペインで、のべ15チーム。2位がバイエルンとドルトムントが強いドイツで9回。3位はパリ・サンジェルマン4回、モナコ2回のフランス。アーセナルが7年連続でラウンド16止まりのプレミアリーグは、レスター、チェルシー、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドの4に留まっています。

以前は、ベスト4に3チームも送り込んでいたプレミアリーグ勢は、どこで勝てなくなったのでしょうか。以下に過去10年のベスト8進出チームをまとめてみました。2007-08シーズンからの5年間で、8強入りしたクラブは14。今のスペインに負けない数のチームが、4月までCLを戦っています。マドリード勢とバイエルンに勢いがなく、セリエAが死んでいた2000年代後半は、「プレミアリーグ勢VSバルセロナ」の時代でした。2010-11シーズンまでは、決勝トーナメント出場クラブは4が基本。ベスト8で2ついなくなったら事件、ファイナルに1チームが残り、バルサに勝ったチームは優勝、勝てなければ準優勝というわかりやすい数年でした。


【過去10年のチャンピオンズリーグにおけるプレミアリーグ勢のベスト8】
2016-17 レスター
2015-16 マンチェスター・シティ
2014-15 なし
2013-14 チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド
2012-13 なし
2011-12 チェルシー(優勝)
2010-11 マンチェスター・ユナイテッド(準優勝)、チェルシー、トッテナム
2009-10 マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル
2008-09 マンチェスター・ユナイテッド(準優勝)、アーセナル、リヴァプール、チェルシー
2007-08 マンチェスター・ユナイテッド(優勝)、アーセナル、リヴァプール、チェルシー


異変が起こったのは、2011-12シーズンです。チェルシーがビッグイヤーを獲得したため、プレミアリーグ勢はまだ強かったという印象が残っている方もいるかもしれませんが、このシーズンはマンチェスター勢がグループリーグで敗退しています。優勝したチェルシーも、バルセロナ戦とバイエルン戦で見せたのは、ひたすら自陣にこもって2~3回のカウンターに望みを託す弱者のサッカー。彼らの栄冠は「番狂わせ」と評されました。翌シーズンもチェルシーとマンチェスター・シティが年を越せずにCLを終了。2014-15はリヴァプール、昨季はマンチェスター・ユナイテッド、今季はトッテナムがアウト。プレミアリーグ勢が年内にひとつ落ちるのは、もはや定番となりました。ここ数年では、いなくなったクラブの共通項は「前年は出ていないクラブ」。CLとプレミアリーグを両立させようと戦力増強や布陣変更を試み、チームの完成度が低いまま敗れ去るパターンです。ベスト8に1チーム出すのがやっととなり、ベスト4は2年に1回。ここ数年で、何が変わったのでしょうか。キーワードをいくつか、挙げてみましょう。

「TOP4がTOP6へ」「欧州への資本投下」「イングランドの弱体化」。2009-10シーズンにトッテナムがプレミアリーグ創設以来初の4位となり、翌シーズンにマンチェスター・シティが初の3位。潮目となった2011-12シーズンには、マンチェスター・シティが初優勝を遂げています。国内では年を追うごとに強くなっていったマン・シティは、欧州では別なチームのようにおとなしくなる内弁慶クラブで、初めてベスト8に届いたのは、セミファイナルまで進んだ昨季です。「チャンピオンズリーグ出場権争いが激化し、クラブの目線が内向きになった」「急激に強くなったクラブが欧州で勝てなかった」ことで、プレミアリーグ勢が確保していた椅子は、フランスなどに明け渡されます。

ここ5シーズンでベスト8に6回進出しているパリとモナコのフランス勢は、いずれも大きな資本が投下されたクラブ。カタール・スポーツ・インベストメントがパリの株式を購入したのは2011年5月、ロシアの実業家ドミトリー・リボロフレフ氏が、最下位でリーグ・ドゥに落ちようとしていたモナコに投資したのは2011年12月です。以来、欧州の多くのクラブに中東、東南アジア、中国、ロシアなどから資本が投下されて戦力の底上げが進み、プレミアリーグのトップクラブのアドバンテージは埋められていきます。アンリ、スアレス、マスチェラーノ、セスク、クリスティアーノ・ロナウド、シャビ・アロンソ、モドリッチ、ガレス・ベイルなど、ただでさえ主力をバルサとレアル・マドリードに持っていかれていた母国のビッグクラブは、今までは負けなかった国のクラブに足をすくわれるようになりました。

追い打ちをかけるように、プレミアリーグの中小クラブに巨額のテレビ放映権料と海外資本が入り、マンチェスターやロンドンのクラブを苦しめます。欧州との実力差があったため、流して勝てていたチャンピオンズリーグのグループステージもガチンコ勝負となり、若手やサブメンバーで戦える試合は秋口のリーグカップぐらい。ウィンターブレイクがないどころか年末年始は超過密スケジュールで、2月に欧州を戦うアーセナルやマンチェスター・シティ、チェルシーは、しばしばベストからはほど遠い状態で登場しています。彼我のレベルが変わらなければ、過密スケジュールは明確なビハインド。伝統か栄冠か。FAは難しい選択を迫られています。

外国人選手の比率が上がったことによってイングランド人選手がベンチを温めることが増え、ワールドクラスの自国選手がいなくなったのも、プレミアリーグの指揮官たちの悩みだと思われます。2010年以降、ワールドカップやユーロを戦うイングランド代表がそれまで定位置だったベスト8に入ったのは、ユーロ2012のみ。ルーニー、ジェラード、ランパード、ベッカム、ファーディナンド、アシュリー・コールのようなスケールの大きい選手は未だ出てきていません。ハリー・ケインやデル・アリ、スターリングを後継者と呼ぶのは、欧州や世界で実績を残してからでしょう。スペイン3強やドイツ勢、ユーヴェなどは、自国のトップクラスを集めれば、おのずと欧州で戦える布陣のベースが創れるのです。それがいちばんわかっているのは、多くのスペイン人やドイツ人をピッチに送り込んだ後、今季の新チームで苦労しながら「イングランド人選手は高すぎる」とこぼしていたペップ・グアルディオラではないでしょうか。

こうして並べると、2011年~12年に、プレミアリーグ勢の凋落につながる象徴的な出来事が重なったのがわかります。モウリーニョ、ペップ、コンテ、クロップ…この2年で集まったワールドクラスの指揮官たちは、もう一度プレミアリーグを欧州の頂点に押し上げることはできるでしょうか。お金、リーグ運営、人材…さまざまな課題が重なっているなか、彼らの仕事は簡単ではないように思えます。


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プレミアリーグ勢はクジ運上々!チャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグ準々決勝の組み合わせ決定

ここまできたら、思い出づくりも兼ねてバルセロナ、レアル・マドリード、バイエルン、ユーヴェといった名門とぶつかってほしかったのですが、アトレティコ・マドリードというシブいところを引いてしまいました。17日に行われたチャンピオンズリーグの準々決勝組み合わせ抽選、プレミアリーグ王者のレスターのお話です。セヴィージャ優勢との下馬評を覆し、2試合トータル3-2で堂々の勝ち抜けを決めたプレミアリーグ唯一の生き残りクラブにとって、シメオネ監督のチームは決してやりやすい相手ではないでしょう。リーガ・エスパニョーラ27試合22失点は、リーグ最少失点のビジャレアルに次ぐ堅守。攻めてきた相手の裏を取りたいジェイミー・ヴァーディは、ラインを上げてくる攻撃的なチームと対峙すれば威力を発揮しますが、中央を固められるとシュートすら打てなくなることも珍しくありません。

ただし、見方を変えれば、こうもいえます。「レスターが当たる可能性があった7チームのなかで、いちばん攻撃力が低いチーム」「チャンピオンズリーグへの集中力が下がる可能性があるチーム」。リーガ4位のアトレティコ・マドリードは、3位セヴィージャよりも少ない49ゴールしか挙げておらず、ドルトムントの54ゴールに遠く及ばない8チーム中7位。秋から年末にかけて不調だったグリーズマンが復活し、ヤニック・フェレイラ・カラスコやガメイロといったうるさいアタッカーがいるとはいえ、スアレス、ネイマール、メッシやクリスティアーノ・ロナウド、レヴァンドフスキらと戦うことを考えれば、こちらのほうがいいでしょう。ヴァーディやマフレズにとってはやっかいなチームでも、ウェズ・モーガンとフートからすれば悪くない組み合わせといえそうです。

さらにもうひとつ、注目はアトレティコ・マドリードのスケジュールです。今週末は、セヴィージャとのシックスポインター。4月4日には5位レアル・ソシエダと戦ってCL出場権を守らなければならず、その3日後にはマドリードダービー。レスターとの対決は、この直後です。国内の激戦にパワーを使い、欧州で力を出し切れないのはプレミアリーグのトップクラブばかりではないかもしれません。ウェストハム、ストーク、サンダーランド、エヴァートンとプレミアリーグの4試合をこなして当日を迎えるレスターは、最初の3戦で2勝して降格ゾーンから遠ざかれば、アトレティコ・マドリードよりもいい状態でエスタディオ・ビセンテ・カルデロンに乗り込める可能性があります。スタメン濃厚の岡崎慎司には、高評価のチェイシングだけでなく、次なる奇跡のトリガーとなるゴールを期待しています。


【チャンピオンズリーグ2016-17 準々決勝組み合わせ】※左が初戦ホーム
アトレティコ・マドリード(スペイン) VS レスター(イングランド)
ドルトムント(ドイツ) VS モナコ(フランス)
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) VS レアル・マドリード(スペイン)
ユヴェントス(イタリア) VS バルセロナ(スペイン)


CLと同じ日に、ヨーロッパリーグの組み合わせも決まりました。プレミアリーグ勢が次々と姿を消し、孤軍奮闘となったマンチェスター・ユナイテッドは、ベルギーの名門アンデルレヒトと当たります。過去の対戦成績はマンチェスター・ユナイテッドの4勝2敗、得点22失点6。とはいえ、ELベスト8に2チームが進出した元気なベルギーリーグで首位を走るチームは、楽に勝てる相手ではありません。最も警戒すべきプレイヤーは、ウカシュ・テオドルチク。ディナモ・キエフからやってきた25歳のストライカーは、ベルギーリーグで25試合19ゴール、ELでは9戦5ゴールと得点力の高さを発揮しています。そしてもうひとり、16歳でトップチームデビューした天才ティーレマンスも忘れてはいけません。ベルギー代表に食い込んだ19歳のセントラルMFは、パスセンスやドリブルテクニックに加えてゴールセンスもあり、リーグ戦では26試合12ゴール、ELでも9試合3ゴールとその才能を見せつけています。マンチェスター・ユナイテッドがいかに彼らを抑えるかが、勝負のポイントとなりそうです。


【ヨーロッパリーグ2016-17 準々決勝組み合わせ】※左が初戦ホーム
アンデルレヒト(ベルギー) VS マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
セルタ(スペイン) VS ヘンク(ベルギー)
アヤックス(オランダ) VS シャルケ(ドイツ)
オリンピック・リヨン(フランス) VS ベシクタシュ(トルコ)


果たして、プレミアリーグ勢はベスト4に進出できるでしょうか。レスターには、昨季の優勝メンバーによる堅守速攻で2度めの番狂わせを期待。プレミアリーグで4位以内に食い込めるかどうかわからないマンチェスター・ユナイテッドには、こちらを制覇して来季のチャンピオンズリーグ出場権をもぎ取っていただければと思います。CL・EL準々決勝のファーストレグは4月11~13日、セカンドレグは翌週の18~20日に開催されます。楽しみです!


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自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

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