サラー負傷退場、守護神は痛恨のミス2発。いつもの彼らではなかった…リヴァプール無念の敗戦!

キエフのNSKオリンピスキは、7万人を呑み込むスタジアム。ビッグイヤーを持ったアンドレイ・シェフチェンコがピッチに登場し、一気にボルテージが上がります。チャンピオンズリーグ2017-18シーズン決勝戦が、いよいよキックオフ。プレミアリーグ4位のリヴァプールが、大会3連覇をめざすレアル・マドリードに胸を借りる一戦です。クロップ監督の4-3-3は、ロリス・カリウス、アーノルド、デヤン・ロブレン、ファン・ダイク、ロバートソン、ワイナルドゥム、ヘンダーソン、ミルナー、サラー、フィルミーノ、マネ。プレミアリーグでもおなじみの迷いなき11人です。クリスティアーノ・ロナウドとベンゼマを2トップに配したジダン監督は、カゼミーロ、トニ・クロース、モドリッチの3センターに、イスコがトップ下の4-3-1-2でしょう。

「You'll never walk alone」の大合唱が終わり、笛が鳴ると、いきなりサラーのスルーパスでマネがゴール前へ。シュートは打てなかったものの、レッズらしいアタックです。最初のシュートは、サラーが流したボールを受けたワイナルドゥム。5分のFKは、ミルナーが横に出したボールにサラーが左足を振り抜くも、DFに当ててしまい先制はなりません。11分、ミルナーをかわして左足で放ったマルセロのミドルは、右にアウト。序盤の展開は互角ですが、サポーターの声援の大きさは、プレミアリーグがラ・リーガを圧倒しています。

13分の波状攻撃は、サラーとマネのシュートが白い壁に跳ね返され、GKナヴァスを脅かすには至らず。15分、右サイドにまわったクリスティアーノ・ロナウドは、サイドを突破して放った右足のシュートをクロスバーの上に外してしまいます。24分、ワンツーで抜け出したロバートソンが、グラウンダーをフィルミーノに通すと、右足の一撃はマルセロが体を張ってカット。こぼれ球に反応したアーノルドのシュートは、コースを読んだナヴァスががっちりキャッチしました。31分、レッズに激痛のアクシデント。セルヒオ・ラモスとの接触で肩を痛めたプレミアリーグ得点王が、目に涙を浮かべています。モー・サラー、リタイア!代わって入ったララナは、悔しいシーズンの終わりに結果を出すことができるでしょうか。

37分、今度はオーバーラップで右足を痛めたカルバハルが泣きながらピッチを去り、ナチョに後を譲ります。レッズのプレスは迫力を失い、前線に大きく蹴るだけだったレアル・マドリードがサイドで優位に立つシーンが増えています。44分、左からのクロスに走り込んだナチョのボレーは、ニアポストの外。カゼミーロ、マルセロ、ベンゼマとつながった47分のチャンスは、9番が放った右足のシュートが左ポストすれすれを抜けていきます。4-5-1になってしまったレッズは、世界王者にイニシアティブを明け渡し、押し込まれながら前半を終えました。

47分、マルセロ、クリスティアーノ・ロナウドとつながったボールをララナがインターセプトしにいくと、カットしたボールが前線のイスコへ。ロリス・カリウスが飛び出した無人のゴールに放ったボレーは、クロスバーを叩いてスタンドをどよめかせます。左では勝っていたマネは、マルセロとのマッチアップで完全に劣勢。51分、ロリス・カリウスがスローをベンゼマにカットされるという信じられないミスを犯し、ボールはゴール左隅に転がってしまいました。1-0となった4分後、ララナが蹴った高いCKにデヤン・ロブレンが競り勝ち、ナヴァスの目の前に飛び込んだマネがスライディングボレー!快足ウインガーの今季CL10ゴールめで、GKのミスは帳消しになりました。

60分、ナチョのクロスをニアでトラップしたイスコが、右足でニアを狙うと、ロリス・カリウスがセーブ。イスコはここで下がり、ガレス・ベイルの登場です。3分後、マルセロのクロスに体を浮かしたベイルが、とんでもないオーバーヘッドをゴール左隅に突き刺してしまいました。サラーがいないプレミアリーグ4位チームは、自陣で耐えているわけにはいかなくなりました。70分、右から中に斬り込んだマネの左足シュートは、ファーポストを直撃。73分に右からのクロスを止められたフィルミーノが、リバウンドを拾ってニアに強烈な一撃を放つと、直後に白いチームのカウンターが作動します。抜け出しかけたクリスティアーノ・ロナウドの足元に飛び込んだのは、CLを愉しむと宣言していたロバートソン。残り時間は10分を切りましたが、クロップ監督のベンチにいるアタッカーは、ドミニク・ソランケだけです。

82分、左からのクロスに走り込んだベンゼマのボレーは、ロリス・カリウスがビッグセーブ。ミルナーがエムレ・ジャンに代わった直後、レッズのGKが致命的なミスで試合を終わらせてしまいました。右サイドでボールを受けたベイルが打った、無回転のロングシュート。正面でグローブに当てた24歳が後方に逸らしてしまい、顔を覆ってピッチに倒れ込みます。悔しい敗戦でした。あのアクシデントまでの30分は、シュート数9対2と完全なるレッズペースでした。最強3トップではなくなった赤いユニフォームは、別なチームになってしまいましたが、デヤン・ロブレンとファン・ダイクはよくやったと思います。いつものレッズを、フルスロットルで走りまわるレッズを最後まで観たかった…。しかし、これもフットボールです。ジダン監督のゲームプランがうまくはまった一戦というのが、冷静な評価なのでしょう。

素晴らしい旅が終わりました。崩されて奪われた失点がなかったレッズは、GKの手をボールが弾くまで、欧州の頂点が視界に入っていたのだと思います。来年、もう一度、この決勝のピッチに戻ってきてほしい。応援するクラブを差し置いて、そんな気分にさせられる魅力的なチームでした。ラマダンの最中、精悍な面持ちでDFを追いかけまわしていた彼が、混乱を隠せずに涙を滲ませていたシーンが、今も頭の中でリプレイされています。


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いよいよ決戦、リヴァプール!「BBC」が分析する「レッド・アローズを止める方法」

ロリス・カリウス、アーノルド、デヤン・ロブレン、ファン・ダイク、ロバートソン、ワイナルドゥム、ヘンダーソン、ミルナー、サラー、フィルミーノ、マネ。「BBC」が予想する今日の11人は、これまでの激闘のなかで何度も見てきた布陣です。8月15日のホッフェンハイム戦で始まった長い長い旅路は、キエフでフィナーレを迎えようとしています。プレミアリーグは21勝12分5敗で4位、チャンピオンズリーグの本大会は7勝4分1敗で決勝進出。欧州では40ゴール、フィルミーノ・サラー・マネの3トップで29ゴールを挙げた強力な攻撃陣は、前線からの激しいプレスでショートコーナーを仕掛けてくるはずです。「Nobody expected us to be here, but we are because we are Liverpool(誰にも期待されなかったが、われれわれはここにいる。なぜなら、リヴァプールだからだ)」。ユルゲン・クロップの言葉に、否応なくテンションが上がります。

プレミアリーグでもCLでも、一貫して4-3-3で戦ってきたリヴァプールに対して、相手に合わせてフォーメーションを変えてきたレアル・マドリードは、3連覇がかかるラストゲームをどんな陣容で戦うのでしょうか。「BBC」は、「How will Real Madrid deal with Liverpool 'Red Arrows'?(レアル・マドリードは、”レッド・アローズ”をどう扱うのか)」と題した記事で、ジネディーヌ・ジダンが選ぶ可能性があるシステムを検証。欧州屈指の破壊力を誇る3本の矢への対応をシミュレーションしています。

ひとつめの布陣は、CLラウンド16のパリ・サンジェルマン戦で使った4-4-2。緒戦を3-1で勝ったレアル・マドリードは、敵地でのセカンドレグをこの形で戦い、1-2でものにしています。クリスティアーノ・ロナウドとベンゼマが前線に並び、左サイドはアセンシオとマルセロ、右はルーカス・バスケスとカルバハルでカバー。プレミアリーグ得点王のサラーと対峙するマルセロを攻撃で機能させたければ、左サイドはコバチッチがフォローすることになります。ジダン監督がクロップサッカーを怖れていれば、トニ・クロースとモドリッチをベンチスタートにするという選択肢はあるかもしれませんが、さすがにそれはないでしょう。4-4-2だとすれば、中央を担うのはカゼミーロとモドリッチか。全体的に引き気味に戦うならバイエルン戦の4-1-4-1、サラーとマネの進路をケアするなら、アウェイで0-3と完勝したベスト8のユーヴェ戦の4-3-1-2というチョイスが有望です。

ドイツ王者と激突した準決勝ファーストレグで、フランス人監督はクリスティアーノ・ロナウドをワントップに据えました。イスコ、トニ・クロース、モドリッチ、ルーカス・バスケスが2列めに並び、アンカーはカゼミーロ。レヴァンドフスキとトマス・ミュラーに危険な形に持ち込まれないために、セルヒオ・ラモスとヴァランの前に1枚足したのだと思われますが、プレミアリーグ最強の3トップを止めるという観点では、これも微妙です。サラーとマネがDFとMFの間のスペースに入りやすい構えとなり、トニ・クロースとモドリッチが終始引かされるなら、「BBC」がキーマンに指名しているガレス・ベイルを最初から起用して、高いポジションに張らせたほうが攻めやすいでしょう。クリスティアーノ・ロナウドに、しばしばレッズのウィークポイントとなるアーノルドとデヤン・ロブレンのエリアを崩してもらいたければ、2トップや3トップのほうが理に適っています。

最も機能しそうなのは、カゼミーロの脇にトニ・クロースとモドリッチを置き、イスコを2トップの下に配する4-3-1-2ではないでしょうか。ラ・リーガのラスト5戦で5ゴールを決めたガレス・ベイルとCR7の2トップも、おもしろいと思います。どちらかがサイドに流れ、SBやインサイドMFとともにレッズの若いSBを振り回す攻撃で、ヘンダーソンやCLアシスト王のミルナーを守備に忙殺させることができれば、3トップの威力は軽減するものと思われます。

「BBC」は、「ベイル抜きの4-3-1-2でスタートし、レッズが疲れてくる残り30分からウェールズ代表FWを投入するのも効果的」とレポートしています。相手がどんな戦い方を選んで来ようと、サラーとマネはDFがまわすボールを追い続け、フィルミーノは自在のポジショニングでカウンターのタクトを揮うはずです。プレミアリーグ勢の6年ぶりの戴冠なるか。マン・シティに3連勝するなど、手応え充分のシーズンを過ごしたクロップ監督のチームには、とにかく彼ららしいフットボールを見せていただければと思います。いよいよ、決戦。CLファイナルは、日本時間の27日3時45分にキックオフです。


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11年ぶりの帰還!CL決勝進出のリヴァプール、クロップ監督&選手たちの明るいコメント集!

Anyone got any tips for getting a Champions League logo off a face?(誰か、顔についたチャンピオンズリーグロゴの消し方を知ってる人はいない
か?)」。ジェームズ・ミルナーがTwitterで飛ばしたジョークに、17万件を超える「いいね!」が集まっています。ローマで行われたチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグの15分、デヤン・ロブレンのクリアが顔面にヒットし、オウンゴール。ベテランMFが、味方のミスを笑いに変えたのを見ると、あらためてファイナル進出という素晴らしい結末を思い出してテンションが上がります。2006-07シーズンにミランに敗れてから、11年ぶりの帰還。プレミアリーグ勢としては、2011-12シーズンに初優勝を遂げたチェルシー以来、6年の沈黙を破る快挙です。

「BBC」が、試合後の指揮官と選手たちのコメントと、今季のレッズに関するさまざまなデータを紹介しています。プレミアリーグで56ゴールを重ねたフィルミーノ、サラー、マネの恐怖の3トップは、ローマ戦のマネのゴールでCL通算29ゴールとなり、2013-14シーズンにクリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ベイルの「BBC」が決めた28発を上回りました。アウェイでの20ゴールは、2013-14シーズンのレアル・マドリードと並ぶレコード。5点以上決めた試合が4つもあるのは、後にも先にもレッズだけです。

4-2で敗れたローマ戦を見て、ミスと失点の多さを嘆く向きもあるようですが、今季チャンピオンズリーグにおいてスタディオ・オリンピコでゴールを決めたのは、リヴァプールが初めてです。昨季プレミアリーグ王者のチェルシーと、今季ラ・リーガで無敗のバルサはいずれも3-0で完敗。CL準決勝で史上最多のトータル13発という撃ち合いを制したレッズの攻撃力が、いかに素晴らしかったかを物語っています。「ワイルドだ。求めていたよりも、ちょっぴりエキサイティングすぎたけど」と話し始めたクロップ監督の言葉に耳を傾けてみましょう。


「多くの選手にとって、初めてのセミファイナルだったから、平常心をキープすることが重要だった。100%、ファイナリストに値するね。幸運なしでは難しかっただろう。今夜は1回だけ、それを必要とした。レアル・マドリードだって同じだ」「選手たちが見せてくれたメンタリティ、個性、そしてフットボールそのものも、とてもクレイジーだった!」


興奮していたのは指揮官だけではなく、キャプテンもまたエキサイティングでした。「チャンピオンズリーグでファイナルに進出するのは簡単じゃない。われわれは驚くべき頑張りを見せることができた」と自画自賛したジョーダン・ヘンダーソンは、ラストゲームに必要なのは自信だと語っています。


「ファーストレグでは素晴らしいゴールを決めることができ、うまくやれたと思う。でも、今日は最後の10分でゴールを許してしまった。あれは止めないとね。2試合を通じて、全体的には満足している。週末にはチェルシーと大事な一戦があり、ブライトンとの最後のホームゲーム、そしてレアル・マドリード。決勝には自信をもって臨みたい」


ワールドカップやチャンピオンズリーグで、厳しい試合を経験した選手がいないのが、リヴァプールの最大のウィークポイントだと思います。メンタルの重要性を強調したキャプテンには、百戦錬磨の王者と対峙しながらチームを落ち着かせることが求められます。「BBC]の記事より、中盤と最終ラインを支えた選手たちのコメントも紹介しましょう。


「この気分をずっと楽しんでいたいけど、今週末に重要な試合があるから、そうもいかないだろうね。ライビーナか何かで、ストレッチしないといけないんじゃないかな、たぶん」(ミルナー)
「昨季はライバルチームのハル・シティで戦っていたけど、今はここに家にいるような気分を感じている。たぶんキエフを愉しめると思うよ」(ロバートソン)
「レアル・マドリードとの試合は、ナイスゲームになると思う。チャンピオンズリーグで優勝したかったら、どんなチームにも勝てないといけない」(ワイナルドゥム)


プレミアリーグでライバルの追い上げを退けながら、決戦に向けて最高のコンディションを創り上げていくのは簡単ではありませんが、レッズの選手たちには、今季の集大成といえるような彼ららしいフットボールを全うしていただければと思います。多少の失点はいつものこと。見たいのは、プレス、プレス、アタックです。そして願わくば…!


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遠かったゴール、圧倒的な差が感じられた1-0…アーセナルはヨーロッパリーグ準決勝敗退!

アーセナルの指揮官に就任して22年めとなるヴェンゲル監督が、欧州最長なのは有名ですが、6年半のディエゴ・シメオネが2番めに長い監督であると聞くと、驚きを禁じ得ません。ヨーロッパリーグ準決勝セカンドレグ、アトレティコ・マドリードVSアーセナル。プレミアリーグのクラブを本拠地エル・ワンダ・メトロポリターノに迎えたアトレティコ・マドリードにとって、最大の懸念は1週間前に退席処分を喰らった指揮官の不在でしょう。

11人対10人だった初戦を1-1で引き分けてしまったガナーズは、全く同じ顔ぶれで決戦に臨みます。オスピナ、ベジェリン、ムスタフィ、コシールニー、モンレアル、ジャカ、ラムジー、ウィルシャー、ウェルベック、エジル、ラカゼット。序盤から押しているホームチームに対して、どことなくぎこちないガナーズの守備陣は、セーフティファーストで対応しています。

6分、ゴールキックを競ったジエゴ・コスタが、ボールの処理を誤ったコシールニーを抜き去り、右からボックスに入ってオスピナと1対1。プレミアリーグで52ゴールを決めたストライカーのシュートは右に外れ、アウェイチームは命拾いします。7分、ガナーズに激痛のアクシデントが発生。ピッチに崩れ落ちたコシールニーはアキレス腱を痛めたようです。代わって入ったのは、若いチャンバース。何としても先にゴールを奪いたいプレミアリーグ6位チームは、最終ラインの安定を優先しなければなりません。

15分を過ぎると、ガナーズがハーフラインを越えるシーンが目立ってきます。左サイドから繰り返されるアタックは、ラストパスが中に合わず。19分に敵陣で奪ったウィルシャーがベジェリンを走らせたチャンスは、右SBがアーリークロスをミスしてしまいました。ラ・リーガ2位も、パスの精度を欠いています。前線で苛立つグリーズマン。24分のカウンターは、シュート態勢に入ったジエゴ・コスタが打ち切れずに止められます。

27分のガナーズの中央突破は、ラムジーのスルーパスでボックス左に飛び出したラカゼットが、トラップが長くなりフィニッシュに持ち込めず。パスを受けたエジルが再度左から突破し、グラウンダーを入れるもラムジーには届きません。37分、FKがガナーズのゴール前に入り、ヘディングの競り合いが続くと、クリアをダイレクトで叩いたコケのボレーは左にアウト。1分後、コケが縦に出したFKをボックス右でトラップしたグリーズマンは、クロスに狙った左足のシュートをファーポストの外に逸らしてしまいます。

エジルのアグレッシブなパスもラカゼットのシュートもなかった前半は、0-0で終わりたかったのですが、47分という最悪の時間帯にグリーズマンに完璧なスルーパスを通されてしまいました。ベジェリンの裏を取ったジエゴ・コスタが、オスピナの出方を確認して冷静にフィニッシュ。最初の45分でアーセナルが放ったシュートは、ラムジーの1本のみでした。プレミアリーグのアウェイ戦で3勝4分10敗と散々なガナーズが、後半も沈黙を続ければ、来季もこのヨーロッパリーグで戦うことになります。

ビルドアップを狙われ、カウンターに慌てるガナーズ守備陣。51分にコケが右足で打ったミドルは、ポストの左に外れます。53分、FKのクリアをウィルシャーが左足で狙うと、前線にいたラムジーがトラップ。DFの間を縫うようにして蹴ったボレーは、右に外れてしまいます。55分にトーマスの縦パスで右から飛び出したジエゴ・コスタは、切り返しでムスタフィをかわすも、チャンバースにカットされてシュートを打てません。60分のグリーズマンのFKは、右に曲げすぎてオスピナの手の先を抜けていきます。

61分、パスをカットされたエジルが奪い返して左から抜け出すと、グラウンダーはゴディンがカット。ここまではリンクマンでしかなかったプレーメイカーは、決定的な仕事をできるのでしょうか。直後のジャカのミドルシュートはオブラクがセーブ。そろそろ、ミキの出番でしょう。67分、ボックス左で縦パスを受けたジエゴ・コスタがベジェリンを翻弄し、ニアのグリーズマンにラストパスを通すと、フリーのシュートはチャンバースが足に当ててオスピナがキャッチ。ヴェンゲル監督は、68分にウィルシャーに代えてミキを投入します。

72分、FKのクリアをトラップしたミキの鋭いシュートは、惜しくもクロスバーの上。74分、ホームチームはヴィトーロをコレアにスイッチします。ドリブルでゴール前に侵入したグリーズマンは、フィニッシュ寸前でジャカがタックル。ジエゴ・コスタとムスタフィが揉めるシーンは、プレミアリーグを思い出させます。足を痛めたのか、交代を要求していたジエゴ・コスタは、81分にシュートを放つとそのままピッチに転がりました。ここでフェルナンド・トーレスが登場。エジルのミスパスで、2分が消費されます。モンレアルのクロスは、逆サイドのタッチラインに一直線。チャンバースのミスパスをカットしたフェルナンド・トーレスがフリーで打った強烈な一撃は、コースが甘くオスピナがセーブしました。

92分、トーマスが下がりサヴィッチ。アトレティコ・マドリードのサポーターは、勝利を確信しています。タイムアップを告げる笛、スタンドのシメオネはガッツポーズ。アーセナルの夢は、ここで潰えました。連携、状況判断、パスの精度、ポジショニング。すべてにおいて、ラ・リーガのクラブが上回っていました。走り出したジエゴ・コスタを見ずに、悠々とボールを見ていたベジェリン。味方につなげばOKのシーンで、無謀なドリブルを選んでしまうウェルベック。ヴェンゲル監督は、選手たちの自主性を重んじる前に、彼らにインストールしなければいけないことがたくさんあったのではないか…不用意なパスや狙いなきクロスを眺めながら、そんなことを考えさせられる一戦でした。

アーセン・ヴェンゲル率いるアーセナルのチャレンジが終わりました。前にボールを動かす攻撃的で美しいパスサッカー。ヴェンゲル監督のスタイルを形容する言葉にふさわしいフットボールを堪能したのは、ずっと前のことのように感じられます。公式戦29勝10分17敗、プレミアリーグ17勝6分12敗。長く苦しいシーズンでした。最後のエミレーツとなるプレミアリーグ37節のバーンリー戦で別れを惜しみ、2つのアウェイ戦を観ながら22年の思い出を懐かしめば、ひとつの時代が終焉を迎えます。


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危なかったリヴァプール…!ローマの追撃に怯えながらもトータル7-6でCL決勝進出!

プレミアリーグで最下位と19位に連続ドローのリヴァプールに対して、先週末のセリエAでキエーヴォを4-1で下し、逆転のシミュレーションを済ませたASローマ。アンフィールドのファーストレグはレッズが5-2で完勝し、圧倒的に優位なのは間違いありませんが、バルサ相手に3点のビハインドを背負いながら追いついた伏兵はやはり不気味です。

チャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグの舞台は、バルサが散った要塞スタディオ・オリンピコ。欧州とプレミアリーグで負傷者が続出し、やりくりに頭を悩ませるクロップ監督は、何とかベストメンバーを揃えられたようです。GKロリス・カリウス、DFアーノルド、デヤン・ロブレン、ファン・ダイク、ロバートソン。ヘンダーソンの脇にワイナルドゥムとミルナーが入り、前線にはサラー、フィルミーノ、マネ。プレミアリーグで56ゴール、CL28発の3トップが先にゴールを奪えれば、レアル・マドリードと戦うファイナルが見えてきます。

開始早々から攻めるローマ。ジェコ、シック、エル・シャーラウィの3枚に、シンプルにボールを集めて勝負させています。いつもより低いレッズのプレス。自陣にこもって90分を耐える展開にはしたくないでしょう。執拗にロングフィードを入れてくるホームチーム。6分のフロレンツィのロングシュートは、ポストの左に外れます。しかし9分、先制はリヴァプール!ナインゴランのバックパスミスをフィルミーノが拾って中央から持ち込み、左のマネにラストパスを通すと、GKアリソンと1対1になったマネが冷静に右隅に流し込みました。直後にワイナルドゥムが仕掛けたカウンターは、ボックス手前で潰され、笛は鳴らず。ジェコがボックス左を突破したサイドアタックは、グラウンダーが味方に合いません。

14分のサラーのミドルは、アリソンの正面。1分後、今度はレッズにミスが出て失点してしまいます。右からのロングクロスをファーのエル・シャーラウィがヘッドで折り返すと、デヤン・ロブレンのクリアがミルナーに当たってゴールイン。次の1点がいつ、どちらに入るかが重要です。ロングボールの出どころを抑えたいレッズ。プレミアリーグの下位クラブのように蹴ってくる相手に、ゴール前でイーブンの勝負を強いられるのはリスキーです。25分、ロバートソンが素晴らしいドリブルでフロレンツィを抜き去り、ゴールラインまでえぐると、マネのボレーはかろうじてアリソンが足に当てました。左からのCK。クリアしたボールが高く上がり、競り合いに勝ったジェコのヘッドはワイナルドゥムが待つラインの裏に落下します。フリーの5番がヘッドで押し込み、1-2。レッズは4点獲られなければ決勝進出です。

28分、アーノルドのスローインをフィルミーノがヒールで流すと、サラーが打つかと思いきや、デロッシが体を張ってクリア。35分にエル・シャーラウィが放った右足のミドルシュートは、ミルナーの足に当たってポストにヒットします。38分のカウンターは、左から上がったサラーのシュートを元スパーズのファシオがブロックしました。前半終了間際に左のボックス脇から蹴ったペレグリーニのFKは、完全なるミスキック。プレミアリーグ31ゴールのエースは抑えられていますが、1-2の折り返しはレッズにとって満足いくプロセスでしょう。後半開始早々から、レッズがカウンター2発。中央でフィルミーノのパスを受けたサラーの左足シュートは、DFに当たってアリソンがキャッチします。

49分、縦パスでラインの裏に抜けたジェコとロリス・カリウスが接触したシーンは、明らかにPKでしたが、直前のオフサイドの旗に助けられました。52分、アーノルドの空振りでエル・シャーラウィが左サイドを抜け出し、右足のコントロールショットをロリス・カリウスが左に弾くと、リバウンドを拾ったジェコが冷静に左隅にゲット。プレミアリーグをよく知るストライカーが初戦に続いて結果を出し、2試合で7点を失ったホームチームは同点をめざします。サラーは集中力を欠いているのか、いつものキレのいい突破が見られません。60分、デロッシの縦パスで裏に飛び出したのは、ペレグリーニに代わったウンデル。つま先でタッチしたボレーは、ロリス・カリウスがゴールライン上でキャッチします。

61分、右からのクロスをジェコが後ろに流すと、アーノルドがクリアを相手にぶつけ、こぼれ球がエル・シャーラウィの前へ。左足のボレーはアーノルドの手にヒットしますが、笛は鳴りません。左から突破したコラロフのグラウンダーはロリス・カリウスがカットし、二次攻撃からラインの裏で浮き球をトラップしたジェコは、フィニッシュを左に外してしまいます。危険な守備が目立つレッズ。70分にミルナーが仕掛けたカウンターは手数をかけすぎ、フィルミーノの右からのシュートはアリソンがセーブします。

ディ・フランチェスコ監督の2枚めは、デロッシをゴナロン。残り時間は15分を切りました。左足を気にするエル・シャーラウィが下がり、セリエA2試合出場の19歳FWアントヌッチがピッチへ。オーバーラップしたファシオが左に流したパスに合わせたシックのボレーは、ポストの左を抜けていきました。80分にアーノルドがロングフィードをかぶり、フリーのジェコが左足でクロスに狙うと、ロリス・カリウスがビッグセーブ。クロップ監督は83分にマネを下げ、クラヴァンで守備を固めます。86分、ナインゴランのスーパーショットが左隅に決まり、3-2。フィルミーノと代わったソランケは、パスのコースを切るのが仕事です。

90分をまわりました。追加タイムは3分。92分にクラヴァンがハンドを取られ、ナインゴランが左に叩き込んで4-2となりますが、キックオフ直後に待ち焦がれたホイッスルが鳴り響きました。リヴァプール、チャンピオンズリーグファイナル進出決定!アーノルドとデヤン・ロブレンが不安定で、最後まで息が抜けない展開でしたが、ローマのミスといくつかの幸運によって、初戦の貯金を使い切らずに激戦を終えることができました。レッズの選手たちは、疲れていたのだと思います。いいときの彼らなら、後半にカウンターから追加点を決めて、もっとラクに逃げ切っていたでしょう。

何はともあれ、レッズサポーターのみなさん、おめでとうございます!今日は、結果がすべてです。週末のチェルシー戦を何とかドローに持ち込み、プレミアリーグ最終節のブライトン戦を若手主体でやり過ごしてウクライナに向かえれば、世界王者相手にレッズらしいフットボールを見せてくれるのではないでしょうか。今日は冴えなかったサラーに、素晴らしいシーズンを締めくくるのにふさわしいファインゴールを期待したいと思います。いやー、ローマは強かった…。


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プロフィール

HN:
makoto
性別:
男性
職業:
ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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