教訓を活かし切ったユルゲン・クロップ~リヴァプール、CL制覇の軌跡(2)ファイナルアンサー

「教訓を活かし切ったユルゲン・クロップ~リヴァプール、CL制覇の軌跡(1)悪戦苦闘のGS」より続きます。プレミアリーグで最後まで優勝を争い、チャンピオンズリーグを制覇したクロップ監督の最大のお手柄は、シーズンの終わりまで見渡して焦らず取り組んだマンマネジメントだったのだと思います。前年は、ロバートソンをチームになじませるのに時間をかけましたが、2018-19シーズンのターゲットはファビーニョでした。プレミアリーグでの初先発は10試合め、降格候補のカーディフ戦。時間をかけて彼の戦術理解を高めたことが、ファン・ダイクが欠場したバイエルン戦のCB不足や、バルサ戦の逆転勝利に活かされることになりました。そしてもうひとり、12月から仕込み始めた前線のオプション、ディヴォック・オリギが、最後の2試合で絶大な効果を発揮したのでした。

ラウンド16のバイエルン戦は、ファン・ダイクがいなかったアンフィールドでのファーストレグを0-0で終えられたのがアウェイでの勝利につながりました。ヒーローは、見事に穴を埋めたファビーニョ。敵地アリアンツ・アレナで、最低でもゴールを奪ってドローに持ち込むというミッションは簡単ではありませんでしたが、プレミアリーグ得点王となったマネの2ゴールと、CKを叩き込んだファン・ダイクの完璧な勝ち越しヘッドで見事にクリアしました。不用意な飛び出しでマネの先制ゴールの戦犯となってしまったノイアーに対して、オウンゴールのみで食い止めたアリソンは終始冷静でした。

準々決勝のポルトは、前年も2試合トータル5-0で下している与しやすい相手で、2-0、1-4と同じ5点差をつけて難なくクリア。バルサとのファーストレグは、カンプ・ノウの雰囲気に呑まれた最終ラインが、メッシやスアレスをリスペクトしすぎたのが最大の敗因だったと思います。サラーとフィルミーノ抜きで3点のビハインドを追うという絶体絶命のセカンドレグで、隠し玉オリギと初戦の不出来を咎められて激オコだったワイナルドゥムが爆発しました。4-0、大逆転!前半戦はオプションがなかったチームは、2試合トータルを同点とするワイナルドゥムのヘッドをお膳立てしたシャキリ、メッシやスアレスへの縦パスを殺したファビーニョ、アーノルドのクレバーなCKを左隅に押し込む決勝ゴールをゲットしたオリギという新たな戦力を誇示して決勝に辿り着きました。

リヴァプールがCLを制することができた最大の理由は、大一番でゴールを許さない鉄壁の守備が仕上がったからだと思います。プレミアリーグ38試合で22失点しか許さなかったチームは、ナポリに1-0、バイエルンとのセカンドレグで1-3、バルサとの決戦で4-0と、絶対に負けてはいけなかった3試合をマティプのオウンゴールのみでしのぎ切っています。64試合連続でドリブルで抜かれるシーンがない大黒柱ファン・ダイクと、欧州屈指の守護神アリソン・ベッカーの移籍金は、既に元を取ってお釣りが出ているのではないでしょうか。最後に残った負けられない試合、トッテナムとの決勝でも、この2人が勝利の立役者となりました。

開始30秒でマネがシソコのハンドを誘い、前年のリベンジに燃えるモー・サラーがPKを決めて1-0。レッズがアグレッシブに戦おうとしたのは、ここからの3分のみで、フィルミーノの不調と相手のロングフィードの脅威を察したチームは戦い方をスイッチしました。ユルゲン・クロップが、この2年の教訓をすべて活かし切った90分。モウリーニョ、ヴェンゲル、ローレンソンなどプレミアリーグのOBたちが、「レベルが高いとはいえなかった」「つまらない試合だった」と評した戦い方こそが、クロップの望む展開だったのだと思います。就任当初、「ゲーゲンプレッシングはフルシーズン機能しない」と成功を疑問視されていた指揮官は、3年半の苦闘を経て、「つまらないけど負けない試合」ができるチームを創り上げていたのでした。

ムバッペやジョルディ・アルバに使われたアーノルドとマティプの周辺のスペースは、策士ポチェッティーノも当然のように狙ってきました。ファビーニョの脇を締めることに腐心した前半を終え、体力に不安があったフィルミーノを58分で諦めると、クロップ監督は自信をもって「シーズンの最後に間に合ったオプション」オリギを投入します。さらに62分、ミルナーの起用でサラーとオリギが流動的に前線に出る4-2-3-1にスイッチ。試行錯誤の前半戦で何度も使ったフォーメーションが、決勝の大事な局面でチームを支えることになりました。

スパーズの左からのアタックに対して数を足し、速攻の際にはファン・ダイクがマティプのポジションにまわり込んできます。75分のソン・フンミンに対するチェックは、ストライカーがスピードを落とすタイミングを熟知したワールドクラスの対応でした。アーノルドとロバートソンにアーリークロスを徹底させたのも、カウンターを嫌った指揮官の工夫でしょう。磨き上げた最終ラインをベースに、MFを的確に配してスペースを埋め、さらに2枚のオプションで弱点にフタをする周到な采配は、バルサ戦でラッキーボーイとなったオリギのゴールとして結実しました。2-0とした後、緊張感から解放されたのか、マティプの脇を何度も崩されたシーンがレッズの弱点が未だそこにあることを物語っていました。

苦い失敗を教訓としてすべて活かし切ったレッズの指揮官を見て、「人間は、50代になってもこんなに変わることができるのだ」という驚きと感動を覚えました。これが、クロップのファイナルアンサー。ゲーゲンプレスが看板だった監督は、ジョゼ・モウリーニョのように引いて戦うスタイルをオプションに加えて欧州を制しました。指揮官と選手たちがいかに苦心したかを物語る言葉を聞いて、ついに涙腺が決壊してしまいました。最後に、紹介させてください。

Did you ever see a team like this, fighting with no fuel in the tank?(こんなチームを見たことがあるかい?タンクに燃料がないのにファイトするんだぜ!)」


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教訓を活かし切ったユルゲン・クロップ~リヴァプール、CL制覇の軌跡(1)悪戦苦闘のGS

チャンピオンズリーグを初めて制覇した監督は、ビールを片手に試合後のカンファレンスが行われるプレスルームに現れました。「We'll celebrate together, we'll have a sensational night(一緒に祝おう。センセーショナルな夜じゃないか)」。プレミアリーグで勝ち点97を積み上げながら2位に終わったユルゲン・クロップは、カップ戦ファイナルで6連敗中でした。

リヴァプールに来てからは、2015-16シーズンのキャピタルワンカップとヨーロッパリーグで敗れ、1年前のCLもレアル・マドリードに1-3で完敗。スパーズを下してビッグイヤーを獲得した後、「The last six times we flew on holiday with only a silver medal it didn't feel too cool(過去6回は、銀メダルしか持たずにホリデーに向かった。ちっともクールじゃないね)」と不名誉なレコードを笑いに変えた指揮官は、誰よりも激しく勝利を求めていたのだと思います。2年連続となる決勝戦で披露したのは、これまでの教訓をすべて活かし切ってやると宣言するような鬼気迫る采配でした。

今季のチャンピオンズリーグを振り返る前に、1年前の大会を思い起こしてみましょう。プレミアリーグで早々に優勝争いから離脱したリヴァプールは、「勢いと運に恵まれたチャレンジャー」でした。セヴィージャ、マリボル、スパルタク・モスクワというラクなグループを引き当て、無敗でノックアウトラウンドに進出すると、決勝までの3つのホーム&アウェイはすべてファーストレグで3点差以上の勝利を挙げる文句なしの勝ち抜け。守備は不安定ながら、サラー、フィルミーノ、マネという強力な3トップを軸とした攻撃力で勝ち進んだチームは、未だ欧州で勝てるレベルではないことをファイナルで思い知らされます。攻守ともに1枚上手だった、レアル・マドリード。前年王者に不安定なGKと最終ラインを突かれ、失意のうちにキエフを去ることになりました。

「守備が計算できなければ、ビッグタイトルを得られない」という教訓を得たクロップ監督と経営ボードは、アリソン・ベッカーとファビーニョという即戦力を獲得し、勝負のシーズンに臨みました。目標はプレミアリーグのTOP4とCL上位進出ではなく、2つのタイトルを手に入れることです。明らかに強くなったリヴァプールですが、2018-19シーズンのCLは前年と打って変わって試練の連続でした。最初の誤算は、死のグループに入ってしまったこと。パリ・サンジェルマン、ナポリ、ツルベナ・ズベズダと戦ったグループステージは、敗退を意識しながら最後の2試合を戦う薄氷を踏むような勝ち抜けでした。

アンフィールドで戦った緒戦は、追加タイムのフィルミーノの一撃でパリを3-2で振り切る辛勝。ナポリとのアウェイゲームは、スコアレスドローに持ち込めるかと思われた90分にインシーニェに決められてしまいます。前半戦のレッズの課題は、中盤の層の薄さとオプションの脆弱さでした。チェンバレンが長期離脱を余儀なくされ、ララナもコンディションが上がらず、新戦力のシャキリとファビーニョはフィットするのに時間がかかりました。期待のナビ・ケイタも、ライプツィヒ時代のアグレッシブなプレイをコンスタントに披露できず、計算できる選手とはいえませんでした。

ツルベナ・ズベズダとのホームゲームを4-0で勝ったものの、スタリッジとララナを起用したアウェイゲームで0-2と完敗し、レッズは敗退危機に追い込まれます。フィルミーノ、サラー、マネが揃えば無類の強さを発揮するのですが、スタリッジはチームの質を変えてしまう諸刃の剣。この頃のレッズは、ベストメンバーが揃わなければ攻撃のクオリティが落ちてしまい、選手交代で劣勢を打開することができないチームでした。マンチェスター・シティとの一騎打ちとなったプレミアリーグを優先しながらの戦いは依然として苦しく、パリとのアウェイゲームですべての弱点を曝け出します。

直線的な速攻に弱い守備陣。ファン・ダイクがいないサイドを縦に突破されると一気にピンチとなり、ベルナト、ムバッペ、ネイマールを止められませんでした。スコアは2-1ですが、ミルナーのPKしかオンターゲットがなかった完敗。最終節のナポリ戦は、1-0か2点差以上の勝利という条件を突き付けられた緊張感の高い一戦でしたが、ベストメンバーを揃えたクロップ監督のチームは、サラーの1発を守り切って何とか決勝トーナメントに進出しました。

中盤を強化しなければ、マン・シティとプレミアリーグを争いながらCLまで戦えない。前線にオプションがなければ、強豪相手に勝ち切ることはできない。直線的な速いアタックに対応できなければ、大事な試合で失点を喫することになる…。難敵揃いのグループステージで、今のレベルではCLを制覇できないと思い知らされたクロップ監督は、苦闘のなかで得た教訓を後のファイナルですべて活かし切ったのでした。

この稿、長くなりますので「教訓を活かし切ったユルゲン・クロップ~リヴァプール、CL制覇の軌跡(2)ファイナルアンサー」に続きます。


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サラー&オリギが決め、アリソンが超絶セーブ連発!リヴァプールが2-0完勝で6回めのCL制覇!

プレミアリーグファンが待ちわびた一戦が、いよいよキックオフです。マドリードのエスタディオ・メトロポリターノで開催されるチャンピオンズリーグ2018-19シーズンのファイナルは、リヴァプールVSトッテナムの同国対決。5月12日にプレミアリーグの最終節を終えた両者は、負傷していた選手たちのコンディショニングに成功し、ベストメンバーを揃えています。2年連続のファイナリストから、スタメンをチェックしていきましょう。GKアリソン、DFアーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン、MFファビーニョ、ヘンダーソン、ワイナルドゥム、FWサラー、フィルミーノ、マネ。プレミアリーグ23アシストの両SBと、46ゴールの3トップが本領を発揮すれば、14年ぶりにビッグイヤーを掲げることができるでしょう。

マンチェスター・シティ、アヤックスと劇的なゲームを勝ち抜いてきたスパーズも、2人のハリーが先発復帰を果たしています。GKロリス、DFトリッピアー、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、ダニー・ローズ、中盤センターにシソコとハリー・ウィンクス、2列めにエリクセン、デル・アリ、ソン・フンミン、ワントップに負傷が癒えたハリー・ケイン。開始30秒、初めてボックスに入ったマネが浮き球を入れると、シソコが腕ではたいてしまい、いきなりPK。サラーの強烈なキックがゴール右に突き刺さり、リヴァプールが先制しました。レッズのハイプレスを嫌がるスパーズ。アーノルドのサイドを突くアタックは、数的優位を築けずフィニッシュにつなげられません。

10分にドリブルで仕掛けたソン・フンミンは3人に阻まれ、こぼれ球を叩いたシソコのミドルは枠の上。スパーズが中盤を支配し続け、速攻を仕掛けたいレッズは縦パスをうまく収められません。17分、アーノルドの素晴らしいミドルシュートは、惜しくも左ポストの外。19分にエリクセンの鋭いパスでソン・フンミンがラインの裏に抜け出しかけますが、ボックス手前で打たずにパスを選んで赤いシャツにカットされてしまいました。スパーズが狙っているのは、ファビーニョの脇のスペースとマティプの裏。アルデルヴァイレルトやフェルトンゲンから直接ロングフィードが出てくるため、レッズの中盤はその都度下がり、前で奪う形を創れません。

38分、マティプの完璧なサイドチェンジから縦に持ち込んだロバートソンは、鋭いミドルをロリスにセーブされました。レッズの再三のCKはスパーズ守備陣が冷静にクリア。45分のエリクセンの左足ミドルは浮いてしまい、レッズの1点リードでハーフタイムを迎えます。前半のシュートはリヴァプールが8本、トッテナムはわずか2本。ポチェッティーノ監督は、ルーカス・モウラの出し方を考えているのではないでしょうか。

キックオフから最初の5分は、スパーズのアタックをレッズがしのぐ時間。52分にアーノルドが入れたアーリークロスはサラーの前を横切り、ファビーニョのミドルはDFにヒットしてロリスが押さえます。54分のロバートソンのきわどいクロスは、マネの前に果敢に飛び出したロリスがファインセーブ。58分のCKは、フェルトンゲンのヘッドが枠にいかず。クロップ監督は58分にフィルミーノを下げ、オリギをピッチに送り出しました。プレミアリーグ12ゴールのセンターフォワードは、コンディションに問題があったのでしょう。62分、ワイナルドゥムに代わってミルナー。1点を追うスパーズの指揮官は、65分にハリー・ウィンクスを諦め、ルーカス・モウラを投入しました。

69分、マネがドリブルで中央に持ち込みサラーをポストに使うと、ミルナーの左足シュートはポストすれすれを抜けていきます。アリソンのキックがサラーに届いたカウンターは、右からのグラウンダーがマネに合わず。74分に足を痛めたシソコが下がり、エリック・ダイアーがアンカーを担います。79分のトリッピアーのクロスは、競り勝ったデル・アリのヘッドがクロスバー越え。直後のソン・フンミンの素晴らしいミドルはアリソンが右に弾き出し、ルーカス・モウラのシュートはうまく当たらずGKの正面でした。82分、デル・アリが下がってジョレンテ。長身のストライカーは、10分以内に存在感を示さなければなりません。

85分にエリクセンが左から蹴ったFKは、アリソンがファーに押し出すビッグセーブ。勝負が決したのは、87分でした。CKに反応したファン・ダイクのボレーがブロックされると、マティプが左に流したボールをオリギがワントラップシュート!ロリスの指先を抜けたボールが右隅に吸い込まれ、真っ赤なサポーターたちの咆哮がマドリードの夜空に響き渡ります。クロップ監督の最後のカードは、90分にマネをジョー・ゴメス。92分に中に斬り込んだダニー・ローズがニアを狙うも、アリソンが懐に収めました。ソン・フンミンの決定的なシュートも、守護神が左手で外にクリア。プレミアリーグNo.1の堅守を誇るチームがスパーズを完封し、念願のビッグイヤーを手に入れました。

レッズサポーターのみなさん、おめでとうございます!スパーズサポーターのみなさん、終始主導権を握り続けたチームは、勝者に負けず劣らず素晴らしかったと思います。ワイナルドゥムをミルナーに代えてファビーニョの脇のスペースを埋め、負けないサッカーに徹したクロップ監督の采配が光った一戦。オンターゲットで8対3と上回った白いシャツは、後半にシュート14本を放ちながらもアリソンを破ることができませんでした。

モー・サラーの夢が叶いました。ファン・ダイクは感無量の表情。アリソンは両手を突き上げ、殊勲のオリギはピッチに寝転んだまま立ち上がれません。シュートを打てなかったハリー・ケインの眼は宙をさまよい、前線で奮闘したソン・フンミンとルーカス・モウラは泣いています。勝者と敗者の残酷なコントラスト。あまりにも美しかった「You'll Never Walk Alone」の余韻はメダルを首にかけた選手たちの叫びにかき消され、赤いシャツがひとりひとりビッグイヤーの感触を確かめながら、サポーターと喜びを分かち合っています。

プレミアリーグでわずか1敗。バイエルンをアウェイで屠り、バルセロナ相手に4発ゲット。欧州の頂点に最もふさわしかったチームが、勝ち切った大会だったのではないでしょうか。的確な補強で現場をサポートした経営ボードとスタッフ、ゲーゲンプレスと鉄壁の守備で負けないチームを築き上げた指揮官、最後まで冷静に戦い抜いた選手たちをあらためてリスペクトしたいと思います。1年間、ワクワクし通しでした。おめでとう。そして、ありがとう。


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レッズか、スパーズか⁉ プレミアリーグ対決のCLファイナル、勝負を分ける3つのポイント!

1年前の苦い思い出を払拭すべく、ユルゲン・クロップのゲーゲンプレスが炸裂するか、補強ゼロを耐え抜いた策士ポチェッティーノが勝負強さを発揮するか。プレミアリーグ対決となったチャンピオンズリーグ決勝のキックオフまで、20時間を切りました。下馬評は、2年連続でファイナリストとなったリヴァプール優勢。サラー、フィルミーノ、マネのプレミアリーグ56発トリオは欧州でも最強3トップで、今季CLでは3人とも4ゴールを積み上げています。プレミアリーグ38試合で22失点しか喫していない堅守も、6回めの戴冠をめざす名門を推す理由のひとつでしょう。ファン・ダイクはシーズンを通じて1度も抜かれておらず、プレミアリーグで21回のクリーンシートを記録してゴールデングローブに輝いたアリソンは、CLでも5回の完封勝利に貢献しています。

スタッツを見れば見るほど、レッズ優勝に傾いていくのですが、トッテナムの勝負強さを侮ってはいけません。プレミアリーグではラスト12試合を3勝2分7敗と大崩れしたものの、欧州では終盤の劇的なゴールでマンチェスター・シティとアヤックスを連破。ペップを沈黙させたホーム&アウェイではソン・フンミンが3発叩き込み、ホームで負けた後のアヤックス戦ではルーカス・モウラがハットトリックを達成しています。いずれの対戦でも、勝ち抜けを決める最後のゴールにジョレンテが絡んでおり、ハリー・ケインが空回りしてもゴールを決められるチームです。

注目の一戦で勝負を分けるポイントは、「サイドの攻防」「セットピース」「ショートカウンター」ではないかと見ています。レッズのサイドアタックは、間違いなく世界一。マネとサラーの得点王コンビの背後に、プレミアリーグ23アシストという超絶レコードのアーノルド&ロバートソンが控えています。ポチェッティーノ監督は、ルーカス・モウラとソン・フンミンで彼らの上がりを抑えるのか、あるいはSBのオーバーラップで空いたスペースを使うのか。狙いめは、マティプの右脇でしょう。カンプ・ノウでジョルディ・アルバとコウチーニョが狙ったボックス脇を制することができれば、スパーズが勝利に近づきますが、ダニー・ローズとトリッピアーがサラーとマネに振り回される展開になれば、レッズの大勝もありえるでしょう。

チャンピオンズリーグではミドルレンジからのゴールがないリヴァプールですが、ファン・ダイクが上がってくるセットピースは大きな武器になっています。プレミアリーグ20ゴールは前のシーズンより9つも多く、欧州No.1!バイエルン戦で決めたファン・ダイクの勝ち越しヘッドと、バルセロナを屠ったアーノルド&オリギのトリッキーなゴールを覚えている方は少なくないでしょう。片やスパーズは、公式インスタグラムでエリクセンやエリック・ダイアー、ラメラのFK練習動画をUP。「いつでも左隅に決められますよ」とテクニックを誇示するような映像は、本番でトリッピアーが右隅に決めるための前フリなのかもしれません。

ELで劣勢と目されていたチェルシーは、4-1という予想外の大差でアーセナルを下しましたが、最大のポイントは敵陣でのプレスでした。メートランド=ナイルズとオーバメヤンを潰したショートカウンターから2発をゲットしており、ブルーズ以上にプレスがうまいリヴァプールとトッテナムが、同じ形で勝つという着地も容易に想像できます。前でプレスを成功させるキーマンは、神出鬼没のフィルミーノと運動量豊富なエリクセン。奪われるほうは、間違いなくパスの出どころを切られるシソコとファビーニョに加え、時折持ちすぎが気になるサラーとソン・フンミンでしょうか。中盤でのつぶし合いとサイドでのマッチアップを制したチームが、ビッグイヤーを手にするのではないかと思います。

赤を率いるロマンティストと、白を操るリアリストは、どちらが笑うのでしょうか。赤が先制すれば完勝、終盤までイーブンで進めばオプションが多彩な白が制すると見ます。補強ゼロが欧州の頂点に立ち、プレミアリーグ1敗のチームが無冠に終わるという「理不尽」を目の当たりにするのはあまりにもせつないのですが…。次にいつ見られるかわからないプレミアリーグ対決ですので、とにかく虚心で愉しもうと自分に言い聞かせている次第であります。いよいよですね!


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絶品ジルー&アザール!アーセナルを混乱に陥れたチェルシーが4発圧勝でEL制覇!

バクーオリンピックスタジアムに、ガナーズとブルーズの選手たちが顔を見せています。ヨーロッパリーグファイナルは、ビッグロンドンダービー。プレミアリーグ5位に終わったアーセナルは、EL初戴冠とCL出場権を賭けた戦い。ここまで無冠のチェルシーも、有終の美を飾りたい一戦です。

サッリ監督のチームは、エンゴロ・カンテが間に合ったようです。GKケパ、DFアスピリクエタ、クリステンセン、ダヴィド・ルイス、エメルソン。MFカンテ、ジョルジーニョ、コヴァチッチ、FWアザール、ペドロ、ジルー。エメリ監督のほうはミキとラムジーを欠きながらも、プレミアリーグ得点王のオーバメヤンをはじめ前線に役者を揃えています。GKチェフ、DFパパスタソプーロス、コシールニー、モンレアル。中盤センターはルーカス・トレイラとジャカ、WBにメートランド=ナイルズとコラシナツ、エジルの前にオーバメヤンとラカゼットという3-5-2です。

静かに立ち上がったゲームは、両者とも前線につなげられずに5分が経過。引退試合となるペトル・チェフは、ルーズボールやバックパスを冷静にさばいています。9分、オーバメヤンと連携したメートランド=ナイルズが縦に突破してクロスを入れると、ケパが弾いたボールをオーバメヤンが右足でシュート。力んだキックは左に逸れてしまい、ガナーズは最初のチャンスを逃します。プレミアリーグとは違ってテンションの高いチャントは聞こえてこず、小さなざわめきが続くニュートラルのステージ。16分、ジャカの素晴らしいロングフィードが左のコラシナツに通りますが、ボックス脇からのラストパスはアスピリクエタが体を張ってブロックしました。

18分、厳しいプレスに音を上げたチェルシー守備陣が強引なキックをカットされ、オーバメヤンのヘッドでラカゼットがラインの裏へ。ケパを抜こうとしたストライカーが転倒しますが、レフェリーは首を振ってPKを否定しています。25分に左サイドからジャカがFKを蹴ると、こぼれ球をケパがキャッチ。速攻を仕掛けたカンテがアーリークロスをジルーに合わせると、パパスタソプーロスが厳しくチェックしてタッチミスを誘います。27分にジャカが右足で放った強烈なミドルは、クロスバーに軽く触れて枠の外。29分にアザールのパスでエメルソンがボックスに入るも、ラストパスはパパスタソプーロスがCKに逃れました。

32分にラカセット、エジル、ルーカス・トレイラと左につながり、コラシナツが思い切りよく狙うとアスピリクエタが冷静に体に当ててCK。2分後、アザールのヒールキックで裏に抜けたエメルソンの左足シュートは、チェフが慌てずセーブします。39分、カンテから中央でパスを受けたアザールがすかさず縦パス。ジョルジーニョがダイレクトで落とし、ジルーが左足でクロスに狙うと、左に飛んだチェフが指先で弾くビッグセーブで失点を回避しました。前半は0-0。ブルーズのチャンスは、すべてプレミアリーグ15アシストのエースが演出しています。

48分、アザールがドリブルで中央突破。柔らかいラストパスを受けたジルーの左足は、コシールニーが足に当てました。1分後、エメルソンが前線に入れた浮き球に反応したのはオリヴィエ・ジルー。コシールニーの前に入り、低いボールに体をかがめて放ったヘッドがチェフの脇を抜け、プレミアリーグ3位がついに先制しました。ジルーはこれが今季ヨーロッパリーグで11発め。大会得点王を確実にする一撃は、優勝を決めるゴールとなるでしょうか。

1-0となり、ラインを上げるアーセナル。58分にメートランド=ナイルズのクロスをダヴィド・ルイスがカットすると、こぼれたボールを叩いたルーカス・トレイラのシュートはカンテが身を挺して防ぎます。ブルーズの2点めは60分。メートランド=ナイルズが自陣で失い、コヴァチッチが左のアザールにつなぐと、正確なグラウンダーが中央のペドロに通り、左足のボレーがゴール右隅に転がりました。完全なるチェルシーペース、冷静さを欠くガナーズ守備陣。64分にコヴァチッチが仕掛けたドリブルが止まらず、中でもらったペドロがジルーにラストパスを転がします。裏を取られたメートランド=ナイルズが無謀なチャージでストライカーを倒してしまい、PK。アザールが落ち着いて突き刺し、リードを3点に広げました。

モンレアルをグエンドゥジに代えたエメリ監督は、67分にルーカス・トレイラをイオビ。2分後、オーバメヤンのミスキックのクリアがボックスの外にこぼれると、イオビの素晴らしいボレーがゴール左に突き刺さります。3-1となり、サッリ監督はペドロをウィリアン。勝負が決したのは72分でした。オーバメヤンが自陣でアザールに奪われ、左のジルーのリターンが中央から走り込んだ10番に渡ると、左足のボレーにチェフは触れず。これだけ自陣でミスを繰り返し、ショートカウンターを喰らっては勝負になりません。77分、エメリ監督はエジルをウィロック。将棋でいえば形づくり、来季のためと宣言するような采配です。

アザールやウィリアンが次々と決定的なシュートを放ち、80分にはフリーのアスピリクエタのシュートが左のポストすれすれを抜けていきます。82分にイオビの浮き球でラカゼットがケパと1対1になるも、シュートを弾かれ、フォローしたオーバメヤンのフィニッシュはクリステンセンがブロック。直後、ラカゼットのラストパスで完全に抜け出したウィロックは、右隅に送り込むだけのシュートをミスしてしまいました。88分、アザールが下がってザッパコスタ。エースの2ゴール1アシストという大活躍で、サッリ監督が自身初のビッグタイトルを手に入れました。

チェルシーからアーセナルに移った守護神がラストステージに賭けた夢を、アーセナルからチェルシーに加わったストライカーが粉砕しました。1-0となってからの10分弱が、ターニングポイント。前半から不安定だったメートランド=ナイルズのサイドをフォローすべく、冴えなかったエジルをグエンドゥジという選択もあったのではないでしょうか。最終ラインの混乱、チームを落ち着かせるリーダーシップの欠如。アーセナルは最後のゲームで弱点を曝け出し、チャンピオンズリーグ復帰は果たせませんでした。天を仰ぐペトル・チェフ。最後の試合でも、プレミアリーグ屈指のGKであることは証明したのではないでしょうか。

チェルシーサポーターのみなさん、おめでとうございます。ジルーらしい先制ゴールの後、相手の動揺を咎めた前線からのチェックとショートカウンターは鮮やかでした。私たちは、エデン・アザールというスーパースターが青いシャツで披露する最後のプレイを見たのでしょうか。覇者が決まった興奮よりも、一抹の寂しさが心に浸みるバクーのミッドナイト。まだ決まったわけじゃない…あまりにも眩しかった10番には、ただひとこと「ありがとう」とだけ残しておこうと思います。

プレミアリーグで苦闘を続けたマウリツィオ・サッリは、チェルシーの歴史を彩る確かなレコードを刻みました。トロフィーを掲げてはしゃぐ選手たちと、最年長の優勝監督にはそれぞれの夏が待っています。


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プロフィール

HN:
makoto
性別:
男性
職業:
ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今季のプレミアリーグで、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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