ファイナル独占!欧州プレミアリーグ対決を展望!(2)EL決勝・アーセナルVSチェルシー

今季限りで引退するロンドンのレジェンド、ペトル・チェフにとって最高の舞台が整いました。プレミアリーグ勢がファイナルの椅子を独占した今季の欧州ファイナルは、CLがレッズVSスパーズ、ELはアーセナルとチェルシーのビッグロンドンダービーです。プレミアリーグではベルント・レノにポジションを明け渡しながらも、ヨーロッパリーグのゴールマウスに君臨し続けたチェフは、古巣のサポーターとグーナーの前で最後のビッグセーブを披露することになります。来季は母国フランスでプレイすると噂されているオリヴィエ・ジルーもまた、愛するファンに別れを告げる場と決めているかもしれません。来季のCL出場権を賭ける大事な試合に挑むアーセナルに、感傷に浸る余裕はありませんが、両チームのサポーターにとってはハイテンションとせつなさが交互に去来する味わい深いビッグマッチとなるのではないでしょうか。

さて、ここまでの両者の戦績を振り返ってみましょう。プレミアリーグでは苦労したチェルシーは、11勝3分で無敗優勝にリーチ。アーセナルは11勝1分2敗とライバルに劣りますが、戦ってきた相手とスコアを見れば、ノースロンドンを優勝候補筆頭に推したくなります。グループステージは両者とも5勝1分。マルモとディナモ・キエフに連勝してベスト8に進出したチェルシーは、セヴィージャを倒したスラヴィア・プラハにアウェイ0-1、ホーム4-3で6連勝。準決勝で当たったのは、ベンフィカに競り勝ったアイントラハト・フランクフルトでした。長谷部誠が中盤をコントロールするチームはしぶとく、敵地で1-1の後のスタンフォード・ブリッジでも同じスコアで決着がつかず。PK戦でケパが2発止め、何とか決勝に辿り着きました。

片やガナーズは、BATEボリゾフとレンヌにアウェイで敗れ、セカンドレグのホームゲームで逆転。レンヌ戦は1-3の後に3-0というきわどい勝ち抜けでしたが、ベスト8に進出してからが圧巻でした。相手に恵まれたチェルシーに対して、こちらはナポリ、バレンシアといった難敵を押し付けられる格好となりましたが、イタリアのクラブに2-0、0-1で連勝すると、ラ・リーガ5位とのバトルはホームで3-1、アウェイで2-4と文句なしのダブル。EL3連覇という偉業を成し遂げたエメリ監督率いるチームは、直近のプレミアリーグにおける1勝1分4敗という絶不調が嘘のような快進撃でバクーへのチケットを手に入れています。

スタッツを見ると、楽勝が多かったチェルシーが軒並み上回っています。1試合あたりの失点は両者とも0.6、クロス成功率は41%とイーブンですが、ゴール数は32対29、パス成功率は89%対85%。チェフのセービング28回に対してケパは17回と、難敵続きだったアーセナルのほうがより多く失点の危機に晒されています。プレミアリーグの直接対決は、2節のスタンフォード・ブリッジが3-2、23節のエミレーツは2-0といずれもホームチームが勝利。数字では劣勢のアーセナルですが、さほど大きな差はついておらず、青いシャツを優勢とする決め手は見当たりません

これらのデータに、選手たちのコンディションを重ね合わせれば、むしろ厳しいのはチェルシーのほうでしょう。EL4ゴールコンビのハドソン=オドイとロフタス=チーク、全試合出場のクリステンセン、運動量豊富なエンゴロ・カンテとこの大会で貢献度が高かった選手たちが続々と負傷。アザールは未だノーゴールで、10発を叩き込んで得点王レースのトップに立つジルーと好調ペドロに期待するしかありません。プレミアリーグ最終節が終わった後、アメリカでチャリティーマッチという強行スケジュールは、クラブにとってELのプライオリティが高くない証拠でしょう。

対するアーセナルは、CL出場権獲得という明快なミッションがあります。オーバメヤン&ラカゼットというワールドクラスが13発を記録しており、個人力で決められるストライカー2枚体制は、いかにもノックアウトラウンド向き。前人未到の4回めをめざすウナイ・エメリが本気で勝ちにくるなか、エースのテンションが上がらないチームがあっさり押し切られる可能性は充分です。ペトル・チェフが最後のタイトルを獲得するのではないかと思いますが、いかがでしょうか。今から涙腺が…とその前に、エメリ監督、GKはチェフですよね!?


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ファイナル独占!欧州プレミアリーグ対決を展望!(1)CL決勝・リヴァプールVSトッテナム

チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグのファイナルを、ひとつのリーグが独占するのは史上初の快挙です。CLはリヴァプールVSトッテナム、ELはビッグロンドンダービー。シーズンの最後を飾る極上のステージでプレミアリーグ対決を2つも堪能できるとなれば、われわれファンのテンションは否応なく上がります。ブックメーカー「ウィリアムヒル」の予想オッズを見てみると、CLはリヴァプールが1.95、トッテナムが4.00とクロップ推し。ロンドン勢がバクーで戦うELはチェルシーが2.20、アーセナルが3.30とプレミアリーグのポジションを反映した数字となっています。それぞれ、どちらが勝つのでしょうか。ファイナル2試合の見どころと展望をまとめてみたいと思います。

6月1日に、マドリードのエスタディオ・メトロポリターノで激突するリヴァプールとトッテナム。補強ゼロ、新スタジアムのオープン遅延、負傷者続出と三重苦に悩まされたスパーズが初のビッグイヤーを獲得すれば、「これでは勝てない」という批判や揶揄をいなし続けてきたポチェッティーノ監督の痛快なリベンジ達成です。一方、リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、2015年10月の就任以来キャピタル・ワン・カップ、ヨーロッパリーグ、チャンピオンズリーグと準優勝3回。明日のプレミアリーグ最終節で、4度めの2位を手に入れることになるかもしれません。2年連続となるCL決勝を制すれば、2012年にDFBポカールを制覇してからカップ戦ファイナル6連敗という悲しい歴史にピリオドを打ち、悲願の欧州初戴冠を果たすことになります。

それぞれのここまでの戦績を振り返ってみましょう。リヴァプールは7勝1分4敗、トッテナムは6勝2分4敗。負け試合が多いのは、両者とも「死のグループ」を潜り抜けてきたからです。レッズはパリとナポリ、スパーズはバルサ、インテル、PSV。サラーの1発でナポリを下して何とか2位に浮上したチームと、インテルがホームでコケたために2位が転がり込んできたチームが、最後に顔を合わせることになるとは思いませんでした。

ノックアウトラウンドに入ってからも、彼らはいくつかのピンチを乗り越えてきました。バイエルンとのホームゲームをスコアレスドローで終えたレッズは、アウェイでマネが大暴れして1-3で快勝。ベスト8のポルトは2-0、1-4と問題にしなかったものの、セミファイナルではカンプ・ノウのバルサ戦を3-0という絶望的なスコアで落としてしまいました。アンフィールドのセカンドレグは、フィルミーノとサラーを欠きながら4-0圧勝。代役のオリギと途中出場のワイナルドゥムが躍動したこの試合は、後世に語り継がれるようなベストバウトでした。

感動的な勝ち抜けというテーマなら、スパーズも負けていません。ドルトムントに3-0、0-1で連勝したチームは、ベスト8でプレミアリーグ王者のマンチェスター・シティと激突。ソン・フンミンのゴールで初戦を1-0で勝ち切ると、敵地でのゲームは11分までに2-2となる派手な撃ち合いとなりました。追加タイムのスターリングの同点ゴールがVARで取り消されるきわどい勝負は、4-3でマン・シティ。ポチェッティーノ監督のチームは、アウェイゴール3発で冷や汗の準決勝進出を決めました。アヤックスとの準決勝は、ホームゲームを0-1で落とすも、ヨハン・クライフ・アレーナでは追加タイムが切れる95分ジャストにルーカス・モウラがハットトリックを達成して2-3。2試合連続でアウェイゴールルールの勝者となり、初の決勝へと駒を進めています。

スタッツを比較してみると、サラー、フィルミーノ、マネが4ゴールずつ決めているリヴァプールに対して、トッテナムはエースのハリー・ケインとルーカス・モウラが5ゴール、ソン・フンミンが4ゴール。総ゴール数はレッズが22対20で上回っており、バイエルン戦で3発、バルサ相手に4発の破壊力は欧州最強レベルです。1試合あたりの失点は、レッズが1.0、スパーズは1.4。プレミアリーグでの直接対決は2-1、1-2でレッズがダブルを決めており、クロップ優勢とするのが素直な見方です。

スパーズが主張できるのは、ライバルを30km以上引き離す1363.2kmという運動量と、レッズがゼロのミドルレンジからのゴールが2つあることです。両者ともボックス内で打たせない展開となれば、遠めからのシュートが冴えるエリクセンがスコアを動かすことになるかもしれません。攻撃力、堅守、経験値はすべて昨シーズンのファイナリストが上。レアル・マドリードに3-1で敗れたチームは、1度も最終ラインを崩されずにゲームを終えており、今季はアリソンという心強い守護神が加わっています。スパーズが勝つためには、ファン・ダイクをハリー・ケインが引っ張り、マティプのサイドにジョレンテ、ソン・フンミン、デル・アリを寄せて優位を築くなど、相手の長所・短所を見定めた戦い方が必要となるのではないでしょうか。

プレミアリーグで1敗のチームが悲願のリーグ優勝に届かなければ、せめてこちらは獲らせてあげたいと思うのですが、オランダのピッチで号泣したポチェッティーノ監督の顔が頭に浮かぶと、彼らの優勝を観たい気分に支配されそうになります。14年ぶりのリヴァプール優勝か、開幕前には26倍というオッズだったダークホースが新たな歴史を創るのか。3週間という長い待ち時間は、禁断症状との戦いとなりそうです。


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ケパのセーブ2発でチェルシーがPK戦を制し、CLもELもプレミアリーグ対決が実現!

プレミアリーグで4位以内を確定させたチェルシーは、ヨーロッパリーグ制覇に完全シフト。アイントラハト・フランクフルトの本拠地ヴァルト・シュタディオンで行われたファーストレグを首尾よく1-1で引き分け、ファイナル進出を賭けたこの試合で勝てばバクー行きが決まります。サッリ監督の11人には、負傷したエンゴロ・カンテの名前がありません。GKケパ、DFアスピリクエタ、クリステンセン、ダヴィド・ルイス、エメルソン、MFジョルジーニョ、コヴァチッチ、ロフタス=チーク、FWウィリアン、ジルー、アザールの4-3-3です。

キックオフから攻めているのはフランクフルト。3分のCKは、ヨヴィッチのヘッドがケパの正面です。長谷部誠のポジションは3バックの前。11分にウィリアンが右サイドを突破し、ニアにグラウンダーを入れると、ジルーのヒールキックはうまく当たらず、こぼれ球を追ったロフタス=チークはダ・コスタと接触して転倒してしまいました。14分にコスティッチが壁の足元を狙ったFKは引っかかり、ヨヴィッチのクロスを直接叩いたダ・コスタのボレーはケパが上に弾き出すビッグセーブ。チェルシーのクロスはことごとくクリアされ、シュートが打てない時間が続きます。

23分、エメルソンのグラウンダーをニアのジルーが右足アウトでプッシュすると、GKトラップが体を張ってセーブ。ウィリアンのFKをダヴィド・ルイスがヘッドで後ろに送った決定機は、長谷部誠がゴールラインの手前で倒れ込みながらクリアします。チェルシーのアタックが実を結んだのは28分。左サイドから斬り込んだアザールがボックス左に縦のスルーパスを通し、走り込んだロフタス=チークが冷静に逆サイドのネットに流し込みました。今季プレミアリーグで6ゴールの23歳は、ヨーロッパリーグでも4発決めています。

1点を追うフランクフルトは、ジョリジーニョを囲んでミスを誘うも再三のショートカウンターはシュートまでいけず。39分にロフタス=チークが仕掛けた逆襲は、フィニッシュのタイミングを失いCKをもらうのが精一杯でした。前半は1-0。後半立ち上がりの49分、フランクフルトが同点に追いつきます。直前にコヴァチッチのハンドをアウェイチームが主張したとき、チェルシー守備陣は集中力が削がれたのでしょうか。長谷部のロングフィードをヨヴィッチが胸で落とし、ローデのスルーパスがヨヴィッチに戻るとケパと1対1。ストライカーは冷静に左隅に突き刺し、ヨーロッパリーグのゴール数を10に乗せました。

攻勢はフランクフルト。59分にガチノヴィッチが放った強烈なシュートはケパがパンチで逃れ、左にいたコスティッチのミドルはファーポストの外に切れていきます。サッリ監督は62分にウィリアンを下げてペドロを投入。フッター監督は71分に足を痛めたローデを諦め、デ・グズマンに中盤センターを託します。74分、チェルシーにクリステンセン負傷という激痛のアクシデント。イタリア人指揮官はザッパコスタをサイドに入れ、アスピリクエタにCBに任せました。78分にザッパコスタが思い切りよく放ったミドルシュートは、トラップが弾いて勝ち越しを許しません。

86分、デ・グズマンのFKは壁にヒット。チェルシーがここまで苦しみ、延長戦に持ち込まれるとは想像できませんでした。延長前半の95分、今季EL10ゴールのジルーに代わってイグアインが登場。シュートを枠に入れられないチェルシーは、PK戦を回避できるのでしょうか。100分、アウェイチームが速攻。コスティッチのクロスをハラーが左足で合わせると、ケパが動けずボールは左隅へ。サポーターが頭を抱えた瞬間、懸命に戻ったダヴィド・ルイスが足を伸ばしてカット。命拾いしたチェルシーは、105分にもハラーの決定的なヘッドをザッパコスタがゴール前でクリアし、イーブンのままで延長後半に入りました。

決定機の数で上回ったフランクフルトは、商社にふさわしいチームでした。アンカーのポジションから攻撃の起点となった長谷部誠は、危ないミスもあったものの、前線への配球はジョルジーニョより機能していたと思います。115分のザッパコスタのミドルは、トラップが落ち着いてセーブ。最後の15分は両者とも決め手がなく、120分を終了。勝負はトラップVSケパのPK戦に委ねられました。

フランクフルトサポーターが脇にいるゴールで行われたPK戦は、ホームの青いシャツにもブーイングが鳴り響いています。ハラーとロス=バークリーが決めた後、慌てて蹴ったアスピリクエタをトラップが左に飛んでセーブ。ピンチのチェルシーを救ったのは、プレミアリーグのGKでは最高額移籍金のケパ・アリサバラガでした。4人めのヒンテレッガーのキックを真ん中と読んで動かずにストップ。5人めのパシエンシアも右に弾き出し、アザールに最高の見せ場を用意します。エースが冷静に左に突き刺し、チェルシーが6年ぶりのファイナル進出を決めました。

「ビッグロンドンダービーinバクー」、ついに開催決定!リヴァプールVSトッテナム、アーセナルVSチェルシーと欧州のファイナルをひとつの国が独占するのは、史上初の快挙です。CLは「補強ゼロが欧州戴冠」「カップ戦ファイナル6連敗中のクロップが悲願達成」といったぞくぞくする物語のラストシーン。ELのほうは「ウナイ・エメリ4度めの制覇&プレミアリーグで5チームめのCL出場権獲得」「解任が取り沙汰されたサッリが意地のタイトルゲット」と、こちらも感動的なシナリオが最終回の手前まで描かれています。

戦いを終えたばかりの今は、激闘を制した4チームに敬意を表して予想も願望も抑えておきましょう。監督も選手も、もちろんサポーターのみなさんも、ぜひ悔いのないファイナルを!(ケパ・アリサバラガ 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London)


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オーバメヤン、圧巻の3発!ワールドクラスの2トップが躍動し、アーセナルがEL決勝進出!

リヴァプールはアウェイ3-0からの4発圧勝、トッテナムはホーム0-1から敵地で3ゴール。チャンピオンズリーグのプレミアリーグ勢における劇的な大逆転を見ても、バレンシアとの初戦を3-1で制したアーセナルがセーフティではないのは明らかです。エスタディオ・デ・メスタージャのセカンドレグは、1失点以内に抑えればファイナル進出が決まる一戦。直近のプレミアリーグ4試合で10失点のエメリ監督は、攻めて勝とうとしているようです。GKチェフ、DFパパスタソプーロス、コシールニー、モンレアル、中盤にメートランド=ナイルズ、ルーカス・トレイラ、ジャカ、コラシナツ。2トップのラカゼットとオーバメヤンの後ろにエジルという布陣です。

キックオフから間もなく、両者とも攻める姿勢を見せますが、ホームのバレンシアが徐々に主導権を握ります。6分、左からのクロスにガメイロが飛び込みへディングシュート。8分には左サイドから仕掛けたロドリゴの落としをゲディスが右足で叩きますが、いずれも枠に収められません。しかし11分、バレンシアのカウンターがあっさり決まり、先制ゴールをゲットします。左から上がったゲディスがロドリゴに縦パスを通し、グラウンダーがファーに転がると、飛び込んだガメイロがスライディングでフィニッシュ。14分にもゲディスが左サイドを突破し、ニアにつないだボールをロドリゴが左足で狙うと、ガメイロに当たって追加点はなりません。

バレンシアの2点めがいつ決まるかという展開でしたが、17分にアーセナルがワンチャンスを活かしました。チェフのゴールキックをラカゼットがヘッドで落とすと、脇にいたオーバメヤンが右足一閃。アウトにかかったボレーが右隅に突き刺さり、メスタージャにどよめきが広がります。25分の左からのCKは、オーバメヤンがかがんで打ったヘディングシュートがクロスバーの上。32分にモンレアルの縦パスが左のエジルに渡り、グラウンダーを受けたオーバメヤンが左足を振り抜くと、GKネトが正面でキャッチしました。

35分、パレホのFKにチェフが逆を取られますが、ボールは惜しくも右のポストの外。39分にオーバメヤンがドリブルで右サイドを崩すと、ニアでグラウンダーに反応したラカゼットのボレーは右のポストの外に当たりました。左サイドでゲデス、ガヤ、ロドリゴが数的優位を築いており、メートランド=ナイルズが苦しんでいますが、エメリ監督は何らかの策を講じるのでしょうか。ハーフタイムの1-1は、アーセナルにとっては納得のスコアです。

後半開始からのバレンシアのラッシュは実らず。50分、右サイドで相手のミスを突いたオーバメヤンがドリブルで持ち込み、ルーカス・トレイラに預けると、ボックス左にいたラカゼットに速いパスが通ります。強引なターンでピッチーニをかわしたストライカーが右隅に叩き込んで1-2。4点が必要となったバレンシアは、ギブアップでしょう。53分に中に斬り込んで放ったゲディスのシュートは左にアウト。ラカゼットに翻弄されたピッチーニは56分にソレールにチェンジ。バレンシアが同点に追いついたのは、58分でした。

パレホのスルーパスが右サイドのヴァスに通り、マイナスの折り返しをダイレクトで狙ったのはロドリゴ。ボールはゴール前にいたガメイロに当たりますが、冷静にコントロールした9番がゴールに押し込みました。62分、ミキに代えられたエジルは不満そうにベンチへ。3-4-1-2の弱点であるサイドの薄さを執拗に突くバレンシアに対して、プレミアリーグのチームはストライカーまで引かされています。64分にはCBのガライがミドルシュート。左隅を襲ったボールは、ポストをかすめて外に抜けていきました。

勝負が決したのは69分。サイドチェンジを受けたメートランド=ナイルズが鮮やかにゲディスを抜き去り、高速グラウンダーを入れると、オーバメヤンがスライディングボレーでニアに突き刺しました。足を痛めたコラシナツが直後に下がり、ムスタフィがCB、モンレアルが左。79分にはルーカス・トレイラが下がってグエンドゥジが中盤に入ります。83分のガヤのミドルは、チェフがアウトと見切ってゴールキック。ミキとオーバメヤンが再三仕掛けたカウンターはフィニッシュにつながらなかったものの、バレンシアは既に勝負を争う姿勢を失っています。

88分、グエンドゥジのパスをスルーしたオーバメヤンが、ミキのスルーパスでボックス右を突破して右足でズドン。プレミアリーグ20発のエースがハットトリックを達成して2-4、ガナーズはトータル7-3でファイナル進出を決めました。ワールドクラスのストライカーたちの決定力で、守備のエラーによるマイナスを消し続けた一戦。オーバメヤンの先制ゴールはチームに落ち着きをもたらし、ラカゼットの1発は押し続けていたホームチームの勢いに水を差しました。サイドアタッカへの対応はいただけなかったものの、4発ゲットしたチームは拍手で迎えたいと思います。

プレミアリーグの最終節を終えた後、バクーで開催されるファイナルは5月29日。チェフの最後の舞台を、存分に楽しみましょう。ガナーズにとってはCL出場権を獲りにいく重要なステージでもあります。ワールドクラスの2トップとエジルの躍動で、ELマイスターのエメリ監督らしいフィナーレを飾っていただければと期待しています。


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祝★リヴァプール、バルサ撃破!自信喪失に陥るプレミアリーグ勢「バルサショック」の歴史!

「試合前に、選手たちには不可能だといったよ。でも、今日はあらゆるパフォーマンスが圧倒的だった。数多くの試合を観てきたけど、こんなのは記憶にない」「私はネイティヴではないので、こういうときに使う適切な英語はわからないけど、とにかく最高だよ。試合後にミルナーは泣いていたね。われわれにとって大きな意味がある試合だった。不可能だと思われる状況で、これを成し遂げた。フットボールはどんなことでも起こりうる。これこそが醍醐味だ」(ユルゲン・クロップ)

「スタジアムに入る前に、監督はこういっていた。『今夜のゲームを楽しめたら、将来、こんな特別な夜があったんだと孫に話せるね』と。監督は勝利を信じていると思った。選手は監督を信じようと思えた」「アンフィールドでは特別なことができるとわかっていた。ファンを見てほしい。特別な夜…最高の場所だ」(ジョーダン・ヘンダーソン)

「(決勝ゴールを生んだCKは)直観だった」「オリギは素晴らしいプレーヤー。みんながこれからも思い出せる最高のシーンだね」(アレクサンダー・アーノルド)

「僕らはファイナルに進んだ。それがすべてだ。何度もいってるけど、最高のチームだね。多くの人が逆転は無理といってたけど、うまくゲームに入れれば逆転できると信じていた。オリギのゴールで最高のスタートが切れた。アリソンは何度も信じられないセーブを見せてくれた。全員がよかった」(アンディ・ロバートソン)

「信じられない!バルセロナに4-0で勝つなんて」「いつもの4-3-3だったけど、今日はリスクをとって、強いハートをもって戦う必要があった。違いをもたらしたのはメンタリティだ。4点めを決めたときは、みんな疲れていたけど、あれはシーズンを通じてトレーニングしてきたことだった」(ディヴォック・オリギ)

「とても感情的になっているよ。ベンチに座らされたことを、腹の底から怒っていたんだ。 ピッチに入ったら何かをしなければならなかった。チームを助けなければならなかった。これはみんなのパフォーマンスの結果だね」(ジョルジニオ・ワイナルドゥム)

カンプ・ノウで3-0完敗、アンフィールドで4-0圧勝!チャンピオンズリーグの準決勝では史上初となる3点差からの大逆転を実現したリヴァプール。プレミアリーグ勢のバルサ潰しは、2011-12シーズンにベタ引き&カウンターで勝ったチェルシー以来です。それまで7シーズン連続でチャンピオンズリーグのファイナル進出を果たしていたプレミアリーグ勢は、チェルシーの初制覇以来、昨年のリヴァプールまで5シーズンの長きに渡って早期敗退を繰り返していました。

特筆すべきは、ノックアウトラウンドでバルセロナと当たったクラブが、直後のプレミアリーグで崩れる「バルサショック」が続いたことです。記憶に新しいのは、今季のマンチェスター・ユナイテッド。180分で1点も獲れず、デ・ヘアのミスもあって敗れ去ったクラブは、その後のプレミアリーグで2分2敗と未だ勝利がありません。メッシのシュートを後逸したデ・ヘアは、3試合連続でファンブルやポジショニングミスをやってしまい、来季のCL出場権を逃す要因となってしまいました。

昨シーズンまでに「バルサショック」を味わったクラブが3つあります。2014-15シーズンの優勝候補マンチェスター・シティは、シティ・オブ・マンチェスターで行われたバルサとのラウンド16の初戦を1-2で落とすと、その後のプレミアリーグ6試合で2勝4敗と崩れて3位に転落。それまで3敗だったチームが、当時は強いとはいえなかったリヴァプールやバーンリー、クリスタル・パレスに負ける姿はシュールでした。

2015-16シーズンにプレミアリーグ制覇をめざしていたアーセナルは、首位に立っていたレスターに2-1で劇的な勝利を飾った後、ホームでバルサと対戦。メッシの2ゴールで0-2で完敗すると、マンチェスター・ユナイテッドに3-2、スウォンジーに1-2で連敗。続くノースロンドンダービーも引き分けてしまい、レスターの背中は完全に見えなくなりました。

2017-18シーズンにバルサにやられたのは、コンテチェルシーでした。スペインの名門をスタンフォード・ブリッジに迎えたラウンド16ファーストレグで1-1と引き分けた後、マンチェスター勢とのアウェイゲームで連敗。カンプ・ノウでメッシに2発喰らって3-0で敗れた後も、トッテナム戦を1-3、ウェストハム戦を1-1とホームのロンドンダービーを連続で落としています

メッシのテクニックに度肝を抜かれ、ワールドクラスが織りなすパスワークに翻弄されると、「コイツらには勝てねぇ」と自信を失ってしまい、ローテンションで国内を戦うチームが多かったのでしょう。リヴァプールが3-0で敗れたとき、たった4日間でチャンピオンズリーグとプレミアリーグのタイトル争いから脱落するのかと注目していたのですが、2-3でニューカッスルに勝った後、彼ららしいフットボールを貫いて難敵をひっくり返しました。

インタビューで多くの選手が語っているように、何よりも大事なのはメンタルの強さであり、自分たちがやってきたことを信じる力なのだと思います。いや、素晴らしい。プレミアリーグのウルヴス戦とCLファイナルのスパーズ戦で、昨日見せていただいたような感動的なフットボールに出会えることを期待しています。


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プロフィール

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男性
職業:
ものづくり
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サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今季のプレミアリーグで、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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