過去4人は全員アウト…マン・シティ戦の惨敗でチェルシーのサッリ監督に解任の噂!

「謝ろうと思ってここに来た。いいたいことがあれば、私の前に来てほしい」。アントニオ・リュディガーはアウェイサポーターの前で頭を下げ、スターリングに翻弄されたセサル・アスピリクエタも「できることはファンに謝ることだけ。この結果は受け入れられない」とショックを隠せませんでした。プレミアリーグ26節、マンチェスター・シティ6-0チェルシー。動揺と怒りが激しかったのか、ペップが差し出した手に一瞥もくれずにロッカールームへと急いだマウリシオ・サッリ監督は、伏し目がちにインタビューに応じ、敗戦について「説明できない」とコメントしています。

「開始数分でゴールを許したため、難しくなってしまったのだろう。われわれはトラブルに陥ってしまった。今週はチームに手応えを感じており、こうなった理由はわからない。アウェイで大きな問題を抱えている」

試合後のインタビューと公式サイトのメッセージをチェックしていて気になったのは、「自分のフットボールをやりたいが、今はそれができていない」「チームは私が意図していなかったフットボールをしていた」といった言葉でした。穿った読み方をすれば、「自分は勝つためのプランを用意したのに選手が動かなかった」とも取れるメッセージは、主力選手に余計なストレスやプレッシャーをもたらすことになりかねません。「BBC」のチーフライター、フィル・マクナルティさんは、「サッリ監督は既に危険な状態にある」と指摘。初年度を乗り切れなかったフェリペ・スコラーリやヴィラス・ボアスの名前を挙げながら、「マネージャーのアイデアが選手に伝わらなくなったと見られれば、巻き返すのは不可能」と主張しています。

ジョゼ・モウリーニョがやってきた2004年以降、開幕からチェルシーの指揮を執った監督のなかで初年度優勝を果たさずに生き残ったのは、既に絶大な信頼を得ていた2013-14シーズンのモウリーニョだけ。最初の年に2冠を制したアンチェロッティと、優勝の翌年もFAカップを取ったアントニオ・コンテも、プレミアリーグで振るわなかった2年めの終わりに任を解かれています。シーズンオフからチームを預かり、1年持たずにクラブを去った3人の指揮官を振り返ってみましょう。

2008-09シーズンのルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、年明けから5週間を経て2月9日に解任。開幕からの13試合を10勝2分1敗と好スタートを切りながら、11月末からの12試合を4勝5分3敗と停滞し、スタンフォード・ブリッジでハル・シティにスコアレスドローで終わったことが直接的なトリガーとなりました。それでもプレミアリーグ4位に粘っており、敗れた相手はダブルを喰らったリヴァプールとアーセナル、マンチェスター・ユナイテッドのみ。たった8ヵ月での解任は厳しすぎるジャッジに見えましたが、ブラジル人監督の解任後、主将のジョン・テリーは「彼の支持者は自分を含む2~3人しかいなかった」と、ロッカールームに断層があったことを認めています。

2010-11シーズンにアンチェロッティの後を継いだアンドレ・ヴィラス・ボアス監督は、3月頭まで引っ張るのが精一杯でした。こちらはプレミアリーグ前半戦を10勝4分5敗と苦しみ、年明けからの8試合も3勝3分2敗と振るわず。長期的な改革を託されたはずだった若き指揮官は、プレミアリーグ4位に手が届くポジションでも猶予を与えられませんでした。このときバトンを渡されたロベルト・ディ・マッテオ監督は、ビッグイヤー初制覇の栄誉をクラブに残したにもかかわらず、新シーズンの11月にアウト。7勝1分というロケットスタートの後、4試合勝てなかっただけでクラブを去ることになってしまいました。

監督にかくも厳しいチェルシーの歴史を紐解けば、マウリシオ・サッリが解任を噂されるのも無理はありません。3年めのクリスマス直前にジ・エンドとなったモウリーニョ監督も含め、過去の指揮官が切られるまでの戦績を調べてみると、「プレミアリーグ4位以下で優勝は絶望的」「選手との不和が囁かれていた」「直前の不振」「Xデーまでのマンチェスター・ユナイテッド戦で勝利なし」といった共通項があります。アザールに対するネガティブな発言が報じられたサッリ監督は、4つすべてに当てはまっているように見えます。週末のFAカップでマンチェスター・ユナイテッドに勝てば、大丈夫でしょうか。いや、スパーズ、フラム、ウルヴスと続くプレミアリーグで大敗したらアウトかもしれません。進退について問われたサッリ監督は、イタリア訛りの英語でこう答えています。

「私がチームを指揮している以上、批判されるのは当然だと思う。将来については知らない。クラブに聞いてほしい。私はチームとパフォーマンスを心配しており、リスクがあるこの仕事について気にしていない」

11月末のスパーズ戦で無敗をストップされてから、プレミアリーグ14試合で7勝1分6敗。あとひとつ負ければ、ヴィラス・ボアスに並びます。「ジョルジーニョがカンテに勝るアンカーであることを支持する論理的な理由はない。カンテはこのポジションでは世界一だが」。マクナルティさんは、頑固を貫けば仕事を失う可能性があるといっています。今のチェルシーの顔ぶれなら、以前に経験済みの4-2-3-1あるいは3-4-3を試す価値はあると思われるのですが…。ジョルジーニョを抑えられると詰まりがちな最近のチェルシーを見ていると、プランBが必要なのではないかとやきもきしてしまいます。FAカップのマンチェスター・ユナイテッド戦、カラバオカップ決勝のマンチェスター・シティ戦、スパーズとのロンドンダービーは大敗厳禁、何とか2勝1敗以上で乗り切りたい正念場です。


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無題

更新ありがとうございます。
一連のメディアの騒擾を見ていて、しかしこれでいいのかなと思います。
去年の2月か3月、ベンゲルのチームがシティに0-3で完敗したあと、コンテは守備的な戦術を敷いて、それでも負けた後に「ペップのシティ相手に0-3で負けるような試合はやらない」と強弁しました。
今回のチェルシーは勝ちに行って、ゲームの入りも良かったけど、早い時間帯の失点から崩れていきました。
私はコンテのフットボールより、「サッリ・ボール」の方が好きなんですけど。
  • ペップの街
  • 2019/02/12(Tue)07:04:11
  • 編集

無題

更新お疲れ様です。
1プレミアファンとしてはプレミアで完成したサッリのサッカーが見たいのですが今までのチェルシーの人事を見いると難しそうと言わざるをえないのが残念です、、、
  • SC
  • 2019/02/12(Tue)08:12:54
  • 編集

無題

開幕直後は、想像よりも早く戦術が浸透し、ボールを動かしても強い サッカーが出来るチームなんだなと思いましたが、最近は良さが出ませんね
疲労なのか、競争がなく選手がやる気を失っているのか
シーズンが終わるまで色々なことがありますね
  • UNITEDファン
  • 2019/02/12(Tue)12:20:10
  • 編集

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