ラシュフォードが選ばれ、ドリンクウォーターはアウト…イングランド代表がユーロの23人を発表!

負傷のデルフに加えて、ドリンクウォーターとタウンゼントが落選となってしまいました。FA(イングランドサッカー協会)は、5月31日にユーロ2016の代表メンバー23人を発表。新シーズンの昇格が決まっているバーンリーから選ばれたGKヒートンをカウントすると、全員がプレミアリーグでプレイする選手ということになります。既に26人に絞られていたため、ここにきてのサプライズはありませんが、あらためて俯瞰すると、「リヴァプール&トッテナムで10人」「ラシュフォード滑り込み&ルーク・ショー間に合わず」「前は充実、後ろは微妙」といったあたりがトピックスでしょうか。

イングランドの中盤は、ララナ、ヘンダーソン、ミルナー、デル・アリ、エリック・ダイアーと、レッズ&スパーズで固めてしまってもおもしろいかもしれません。運動量を武器に、敵陣でプレスをかけてボールを奪取し、ショートカウンターをしかけるサッカー。ゲーゲンプレッシングのクロップ監督と、数人がペナルティエリアに一気に走り込む直線的で厚みのある攻撃を身上とするポチェッティーノ監督の下でプレイしてきた選手たちなら、スムーズに連携を取ることができるでしょう。彼らのなかに割って入るとすれば、ドリブルが多いウィルシャーやロス・バークリーよりも、プレイバリエーションが多彩で決める力があるルーニーではないかと思います。背番号10を背負ったキャプテンが中盤に下がったとき、空いたスペースにデル・アリやヘンダーソン、あるいはララナが入り込む攻撃は迫力がありそうです。

ホジソン監督のオーソドックスなサッカーは、さほど厳しいプレスをかけさせず、ポジションバランス重視で戦うことになりそうですが、走る2チームからこれだけの人数を入れているのであれば、彼らの持つベースを活かしたほうがよりクオリティが高い攻撃ができるはずです。古い話になりますが、1970年代の西ドイツは、当時2強だったバイエルン・ミュンヘンとボルシアMGの選手で固め、クラブのコンビネーションをそのまま持ち込んだサッカーを展開していました。時代は変わっても、代表チームが限られた時間で連携の質を高めなければならないのは同じです。ユーロでは、リヴァプールとトッテナムの選手が、プレミアリーグで発揮している持ち味をどれだけ出せるかが、ひとつのポイントになるのではないかと思います。


【ユーロ2016 イングランド代表メンバー】
■GK
1/ジョー・ハート(マンチェスター・シティ)
13/フレイザー・フォースター(サウサンプトン)
23/トム・ヒートン(バーンリー)
 
■DF
2/カイル・ウォーカー(トッテナム)
3/ダニー・ローズ(トッテナム)
5/ガリー・ケーヒル(チェルシー)
6/クリス・スモーリング(マンチェスター・ユナイテッド)
12/ナサニエル・クライン(リヴァプール)
16/ジョン・ストーンズ(エヴァートン)
21/ライアン・バートランド(サウサンプトン)
 
■MF
4/ジェームズ・ミルナー(リヴァプール)
8/アダム・ララナ(リヴァプール)
14/ジョーダン・ヘンダーソン(リヴァプール)
17/エリック・ダイアー(トッテナム)
18/ジャック・ウィルシャー(アーセナル)
19/ロス・バークリー(エヴァートン)
20/デル・アリ(トッテナム)
 
■FW
7/ラヒム・スターリング(マンチェスター・シティ)
9/ハリー・ケイン(トッテナム)
10/ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)
11/ジェイミー・ヴァーディ(レスター)
15/ダニエル・スタリッジ(リヴァプール)
22/マーカス・ラシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)


前線には、マーカス・ラシュフォードが選ばれました。彼が出るとすれば、同点もしくはビハインドを背負ったシーンで、左サイドかハリー・ケインの横に入ることになるでしょう。ウェルベックが元気なら、おそらく選ばれなかったはずで、ヨーロッパリーグ、プレミアリーグ、イングランド代表のすべてでファーストシュートをゴールに叩き込んできたラッキーボーイが、ユーロでも同じことができるかどうかに注目しています。最前線は、ワントップあるいは4-3-3ならハリー・ケイン、2人並べるならスパーズのエースの相棒はジェイミー・ヴァーディでしょうか。

使い方が難しいのは、ルーニーとウィルシャーです。前者は、トップか中盤か。後者は、前めかアンカーか。最終盤のプレミアリーグを見る限り、ウィルシャーはトップフォームに戻っているとはいえず、この短期間で最高の状態にもっていけるとは思えません。ミルナーやロス・バークリー、ルーニーがセントラルMFで起用できることを考えれば、ウィルシャーよりもタウンゼントのほうがよかったのではないでしょうか。今のアーセナルの10番がどんなシーンで使われるのか、イメージがつきにくいメンバー構成ではあります。

そして、問題のCBです。ルーク・ショーがいなくてもバートランドとダニー・ローズで充分戦えて、アーロン・クレスウェルがあぶれてしまうほどの「左SB王国」イングランドは、中央のDFを3人しか選べませんでした。アクシデントがあれば、エリック・ダイアーを下げるという算段なのでしょうが、やはりいちばんのネックはこのポジションです。代表のレジェンド、ソル・キャンベルは、「経験値が高いスモーリングとケーヒルをファーストチョイスに」といっておりましたが、トッテナムやリヴァプールの選手たちの普段着サッカーを取り入れるなら、アルデルヴァイレルトの役をこなせそうなのはジョン・ストーンズです。ホジソン監督ですので、少なくとも緒戦はベテラン重視でいきそうですが、CBに何を求めるかによってコンビの組ませ方が変わってきます。いずれにしても、最も大事なのは、第一戦のロシアとのゲームで先にゴールを奪われないこと。0勝1敗で守備の堅いウェールズと当たり、焦って前がかりになったところをベイルとラムジーのカウンターでやられる、というのが最悪の形でしょう。

現地紙「デイリー・ミラー」のアンケートによると、ホジソン監督支持派よりも解任派のほうが多いようです。イングランド代表監督は、どこまでいけば国民の納得感を上げられるでしょうか。「ベスト4までいけばOK、ベスト8は微妙、それ以下なら炎上」ぐらいがいい線なのではないでしょうか。まずは初戦のスタメン、とりわけ中盤の顔ぶれに注目です。(マーカス・ラシュフォード 写真著作者/Egghead06)


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無題

ユーロまであと10日くらいですか?今年はオフシーズン充実しててファンからしてみればありがたいですね(笑)

さて、ウィルシャーの件ですが、普通に飲料水さんで良かったと思います。創造的な選手として加えられたのかと思いますが、他のメンツを見る限りハードワークを信条とし、プレミアのような縦にどんどん繋ぐサッカーが一番適していると思います。
正直な所、来季こそ半年でいいから継続して出て欲しいという願望が大半を占めるのですが(笑)
選ばれたからには何らかの形でチームに貢献して貰いたいです。怪我だけはやめてぇ!!
  • 新米グーナー
  • 2016/06/01(Wed)07:12:44
  • 編集

無題

ラッシュフォードおめでとう。あとドリンクウォーターは自身の実力の無さより所属クラブの格差に失望してるのではないでしょうか。彼が旧トップ4のクラブで今季ほどのパフォーマンスをしてたら間違いなく選ばれてたと思います。その無念を晴らすべく来季はユナイテッドに帰ろうかなとか思っててくれませんかね笑
  • グローリーグローリー
  • 2016/06/01(Wed)07:58:31
  • 編集

無題

更新お疲れ様です。

私もウィルシャー当確、ドリンクウォーター落選が疑問です。
創造的な役割ならばルーニーでいいのではないでしょうか。
もしダイアーがDFラインに下がらなければならない場合、中盤の汗かき役としてドリンクウォーターは必要と思いますが、このイケイケの人選が裏目に出ないことを祈ります。
またスタリッジが怪我なく帰ってくることを祈ります。
いや、切実に・・・
  • nyonsuke
  • 2016/06/01(Wed)08:47:35
  • 編集

コメントありがとうございます。

新米グーナーさん>
みなさん、ドリンクウォーター推しなのですね。中盤で選ばれた選手とルーニーが中央に入れるので、むしろサイドの本職のほうがほしいかなと思っておりました。私は、冷静さを欠いているのかもしれません…。

グローリーグローリーさん>
所属クラブ格差、なるほど。一方でヴァーディは入っているので、頭角を現わした時期が遅かったことと、強烈なセールスポイントに欠けたことのほうが大きいのかなと思ってました。帰ってきていただくというお話は、賛成です(笑)

nyonsukeさん>
なるほど、ダイアーを下げた場合ですね。確かに、その際はドリンクウォーターは重宝かもしれません。
  • makoto
  • 2016/06/02(Thu)12:24:23
  • 編集

あなたは?番め



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