香川真司、バス・ドスト…CLやELを捨ててまで、彼らはプレミアリーグに来るのか?

イギリス紙「タイムズ」がいってるんです、と「デイリー・スター」が流しているだけのようなので、この時期よくある「ちょっとおもしろい話」で終わる可能性は充分ですが、エヴァートンが香川真司を狙っているそうです。昨季はヨーロッパリーグとプレミアリーグの両立がうまくいかず、11位に低迷したエヴァートンは、TOP6とは大きく差があった得点力強化を目論んでいるようです。ロベルト・マルティネス監督の最大の誤算は、ロス・バークリーの不振でしょう。ネイスミス、ミララスはそれなりにゴールを挙げ、1月に補強したアーロン・レノンもまずまず機能したものの、強烈なミドルシュートが魅力の21歳が決定機に絡むシーンが少なく、トップのルカクは10ゴールに留まりました。

エヴァートンは既にアーセナルで出番を失っているポドルスキ獲得に動いているといわれており、「クリエイティブなMF」「ドルトムントで輝きの一部を示した」とイギリス紙が評する香川真司も併せて前に置くことで、攻撃のバリエーションを増やしたいのだと思われます。ロベルト・マルティネス監督は、以前に「将来的にはロス・バークリーをセントラルMFとして育てたい」と語っていたことがあり、香川真司と若きイングランド代表の共存も視野に入れているかもしれません。香川の名前が挙がっている背景として、ドルトムントからクロップ監督が去ったことが指摘されており、トゥヘル新監督が香川を主力として扱うかどうかによって、この話が立ち消えるのかヒートアップするのかが決まりそうです。

とまあ、ここまで、多少想像で補いながら、「エヴァートンが香川真司をほしがる理由」について推測してみましたが、いちばん気になっているのは「ヨーロッパリーグ出場権を持っているクラブにいる選手が、リーグ戦のみのクラブへの移籍をよしとするか」です。香川真司よりも強烈なのが、ニューカッスルがオランダ代表FWバス・ドストを狙っているという話。彼が所属するヴォルフスブルクはブンデスリーガ準優勝クラブで、チャンピオンズリーグ出場権をゲットしています。後半戦でゴールラッシュを披露し、リーグ4位の16ゴールを決めたストライカーが、クラブがドイツ代表FWマックス・クルーゼを獲得したという理由だけで、最終節までプレミアリーグ残留を争っていたクラブに移籍するでしょうか。

ヘーレンフェーン時代にエールディヴィジの得点王に輝いているバス・ドストは、196cmという長身で、左右両足で軽く合わせるワンタッチゴールもミドルシュートもあるオールラウンダー。堂々としたゴール前での振る舞いは、マルコ・ファン・バステンやルート・ファン・ニステルローイを彷彿とさせます。イギリス紙「デイリー・ミラー」が報じている900万ポンド(約17億円)は、お買い得でしょう。昨季、セインツの前半戦の好調を牽引したグラツィアーノ・ペッレぐらいの活躍は充分見込めます。昨季プレミアリーグではシッセが11ゴールを挙げたものの、コンスタントに活躍したとは言いがたく、軸となるストライカーの不在に悩んできたニューカッスルにとっては、実現すれば素晴らしい補強となるはずです。しかし…。

岡崎慎司のレスター移籍報道のときも思いましたが、もしかすると、われわれが外から見ているよりも、選手目線ではプレミアリーグは魅力的なのかもしれません。バイエルンの1強状態で、いわゆるスター選手が少ないブンデスリーガよりも、数多くのワールドクラスと戦える環境ではあり、一見華やかですが…。とはいえ、香川真司とバス・ドストの場合は、現在のクラブで戦力外にならなければ動かないと思われ、その可能性は低いでしょう。急転直下があるとすれば、おそらく8月後半です。しばらく様子見しつつ、決まったら思い切りびっくりしようと思います。びっくりしようとというのも変ですが。


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プレミアリーグを離れた日本人2人が初登場!香川真司はなぜゴールを奪えたのか…プレイをチェック!

香川真司と宮市亮。片や完全移籍、片やレンタルと立場は違いますが、この夏、2人の日本人プレイヤーがプレミアリーグを離れ、それぞれのクラブで先週末のゲームに初出場しました。チームに合流してから2日しか練習する機会がなかったという宮市は、途中出場となったゴー・アヘッド・イーグルズ戦で、なかなかいいボールがもらえず悪戦苦闘の20分でしたが、ドルトムントの香川真司はいきなりゴールをゲット。シグナル・イドゥナ・パークを埋め尽くしたドルトムントサポーターは、日の丸を振り、香川真司の似顔絵を頭上に掲げて復帰したトップ下の854日ぶりのゴールを祝福しました。

香川真司は、なぜプレミアリーグでは思うようにプレイできず、ドルトムントでは決定的なパスやゴールを決められるのか。フライブルク戦を観ていて、2つのことに気がつきました。ひとつは、香川真司とチームメイトの関係の問題。そしてもうひとつは、マンチェスター・ユナイテッドとドルトムントのサッカーの違いにまつわるお話です。

香川真司とチームメイトの関係を端的に表現しているのは、香川真司のスルーパスを受けて先制ゴールのアシストを決めたグロスクロイツのこの言葉です。「彼は技術的に素晴らしい選手で、2~3人の相手につかれてもマークを簡単にかわしてしまえる」マンチェスター・ユナイテッドでは、スペースを見つけて入り込んでもなかなかパスをもらえなかった香川は、ドルトムントのピッチに立つと、2人のDFを背負った状態でも速いパスがどんどん入ってきます。

ボールを受けた香川真司のプレイはシンプル。前を向けない状況であれば、ダイレクトもしくはワンタッチでボールを戻してポジションを変えてリトライ。チャンスを創れると判断すれば、素早いターンで前を向き、クロスやショートパスを前方の味方に展開するか、自らドリブルで突破を始めます。プレミアリーグとブンデスリーガの違い以前に、「アイツに入れれば何とかしてくれる」という信頼感の有無が、ボールタッチの回数を左右していたのだと思います。

加えて、モイーズ監督時代のマンチェスター・ユナイテッドと、クロップ監督が指揮するドルトムントのスタイルの違いも大きいでしょう。サー・アレックス・ファーガソン監督時代のマンチェスター・ユナイテッドは、相手ボールになるとハーフラインまで最前線を下げて、ボールを奪った瞬間、手数をかけずにサイドに展開して中で勝負という速攻が多いチーム。3点以上を奪って快勝したゲームで、ボールポゼッションが40%台ということも少なくありませんでした。しかし、モイーズ監督のサッカーでは、ファン・ペルシやルーニーなどのトップの選手があらかじめ前に張るシーンが多く、ペナルティエリア手前のシュートレンジに相手CBが待ち構えています。ただでさえ、ゴールまで遠いサイドのポジションから、DFが既にいるエリアに突入していくのですから、香川真司がフリーになるシーンはシーズンを通じても数えるほどしかありませんでした。

一方、ドルトムントのサッカーでは、ハーフライン付近でボールを奪い、3~4人の選手がシンプルなパス出しから一気に上がっていくのが攻撃におけるひとつの形です。フライブルク戦の前半41分の復帰初ゴールは、右からの速攻でFWアドリアン・ラモスがグラウンダーのクロスを入れたとき、フライブルクのDF陣がファーサイドの香川真司をチェックできていませんでした。待っているDF相手にフリーになるのは難しくても、並走しているDFを一瞬外したり、味方のおとりの動きをみて空いたスペースに入ったりすれば、ノーマークでシュートを打てる確率は格段に上がります。

ゴールシーンだけでなく、後半にも、ここというタイミングでボールをもらえていれば一気にGKと1対1になれるチャンスがありました。むやみに前線を上げず、相手のDFラインの裏のスペースを使おうとするサッカーが徹底しているドルトムントは、空間認識力が高い香川真司との相性が抜群だと思います。クロップ監督は、こういったことも含めて「マンチェスター・ユナイテッドは香川真司の使い方をわかっていない」と指摘していたのでしょう。ドルトムントの指揮官は、9月3日からスイスのニヨンで開催された「UEFAエリートクラブ監督フォーラム」でサー・アレックス・ファーガソンと話した時、香川真司について彼が語っていた言葉をイギリス紙のインタビューで明かしています。

「香川真司が活躍できるように導けなかったのは残念だ。私は1年目については満足していた。2年目は次のステップへと進む必要があるが、シンジはそれができずに終わった。(香川を)成功させるべきだった。もったいなかった」(サー・アレックス・ファーガソン)

やはり、サー・アレックス・ファーガソンがもう1年、クラブを率いていれば、香川真司の運命は間違いなく変わっていたでしょうね。マルコ・ロイスが離脱していることもあり、おそらく香川は今後も次々とゴールを決めていくでしょう。今夜、ドルトムントはチャンピオンズリーグの緒戦をアーセナルと戦います。この試合は、プレミアリーグファンとして、アーセナルを応援すると決めておりますが、ヴェンゲル監督、背番号7は多分トップ下でスタメンだと思われますので、くれぐれも注意してください。危険エリアは、メルテザッカーの裏です。


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もっと、あのシーンが観たかった~香川真司、ドルトムント移籍決定に寄せて

私のパソコンの壁紙は、忘れ得ぬあの試合の画像です。2013年3月2日、マンチェスター・ユナイテッド4-0ノリッジ。そう、香川真司が、イングランドで稲本潤一(インタートトカップ)に続いてアジア人2人め、 プレミアリーグでは初めてのハットトリックを決めた試合です。画像のなかで、笑顔の香川真司の偉業をたたえているのは、ウエイン・ルーニー。このゲームで、香川真司のファインゴールをお膳立てしたのは「シンジはすごい選手。だから、連携するのはとても簡単。一緒にプレイすると、常にいいパートナーシップが築ける兆しがある」と語る、イングランド代表のエースストライカーでした。

マンチェスター・ユナイテッドのユニフォームを着た香川真司が、ルーニーと一緒にビッグイヤーを高々と掲げる姿を観たい!1年半前は、夢のような時間でした。ハットトリックの午後、マンチェスター・ユナイテッドを応援するすべての人が、彼らがこれからも一緒に多くのゴールをクラブにもたらしてくれると思ったでしょう。しかし、香川真司がルーニーのパスをもらってゴールしたのは、これが最後となってしまいました。

2013年5月19日。WBAと5-5の乱打戦となったゲームで、香川真司はマンチェスター・ユナイテッドにおける最後のゴールを決めました。サー・アレックス・ファーガソン監督のラストゲームで、ニアサイドに走り込んだ香川真司の頭に最高のクロスを合わせてくれたのは、ウエイン・ルーニーではなくチチャリートでした。直後、自分を口説いてくれた監督がクラブを去ると、舞台は暗転します。

プレミアリーグ2年め、モイーズ監督に左サイドでのプレイを求められた香川が、トップ下でルーニーとプレイしたのは、ほんのわずかな時間でした。この夏、4人めの上司となったファン・ハール監督が、猛暑のアメリカ遠征で、香川真司とルーニーを一緒にプレイさせることはありませんでした。香川真司がプレミアリーグから去るにあたって、ひとつだけ思うのは、「ルーニーとの最高のコンビでゴールを決める姿をもっと観たかった」。あらためて、ドルトムント時代の活躍ぶりを映像で見ると、「ゴール前で違いを創れる」とサー・アレックスが見込んで獲った選手を、マンチェスター・ユナイテッドは初心に帰って今一度試したほうがよかったのではないかと思います。当時の香川真司は、バイエルン・ミュンヘンを子ども扱いするぐらいキレキレだったのです。ファン・ハール監督は拙速だったのではないか…。

移籍が決まった直後は、消化不良感が強く、やりきれない思いが先立っていたのですが、香川復帰決定後のドルトムントの熱狂ぶりに触れて、ふっきれました。いや、凄い。ひとりの選手に対して、監督も同僚もサポーターもこれだけ熱く、そして優しく出戻りを歓迎してくれるクラブなど、見たことがありません。

DFシュメルツァーは、「シンジおかえり」と日本語を交えたメッセージ。MFギュンドガンは「おかえり兄弟!すごくうれしいよ! (Welcome back bro! So happy!)君の友人より」。シャヒンは「ようこそ友よ!」。マルコ・ロイスも香川は素晴らしい選手と語り、それぞれのTwitterには並んで撮った思い出の写真が載っています。最愛の友、グロスクロイツは、移籍直前に香川真司に直接コンタクトをとり、一緒に過ごした2年間がいかに自分にとっていい時間だったかを力説。「そろそろ戻ってきていい頃だ!」といって電話を切ったそうです。公式サイトのトップ記事は「Shinji Kagawa returns to Borussia Dortmund」。「Back Home!」という見出しが踊るファンショップは、移籍決定前からフライングでネーム入りのウエアを販売。地元新聞のアンケート調査では、サポーターの92%が「香川真司は必要な選手」と回答…。

これだけ愛してくれる人々のいる場所なら、早く帰らなければいけません。これでよかったんだ。腹の底から、そう思いました。

ドルトムントでの新しい背番号は「7」に決まったそうです。プレミアリーグで、背番号7を背負った香川真司を観たかった私としては、複雑な思いにかられる番号ではあります。しかし、すべては終わったのです。プレミアリーグにチャレンジした2年間で、香川真司は成長したのか。そして、今回のドルトムント復帰は成功だったのか。敏腕記者も熱きサポーターも、今、その答えは出せません。答えは、香川真司自身が、これからのプレイで出すはずです。

おつかれさまでした。オールド・トラフォードで姿を観られなくなるのは残念ですが、ひとりのサポーターとして気持ちよく送り出したいと思います。ブンデスリーガで持てる力を出し切って、800万ユーロなどという価値の選手ではないことを欧州じゅうに証明し、夢だったチャンピオンズリーグ優勝を愛する仲間とともに勝ち取ってください。

2年間、ありがとうございました。本当に、いい夢を見させていただきました。ケガにだけは、気をつけて。



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プレミアリーグ2年間の苦悩。香川真司、秒読みのドルトムント復帰は考えうる最高の移籍!

サポーターとしては、この2年間への感謝の気持ちを込めて、拍手をもって送り出してあげたいと思います。 香川真司にとっては最高の移籍でしょう。ドルトムントへの復帰は、8月上旬までにあったイギリスのタブロイド紙単独の記事ではなく、ドイツ紙「ビルト」も報じている信頼性の高い情報のようです。イギリス紙「デイリー・メール」は完全移籍で4年契約と伝えており、「ビルト」は、現地時間で29日にメディカルチェック、本日の午後には正式に発表される見通しと伝えています。自ら離れていく者に対して冷酷なファン・ハール監督は、「香川?あと3日はここにいるだろう」と、移籍を認める発言をしています。

プレミアリーグ開幕前、インターナショナルチャンピオンズカップでマンチェスター・ユナイテッドが優勝し、香川真司がチチャリートへのアシストを決めるなど、それなりの貢献をしていたときは、多くのマスコミが「香川残留」と報じておりました。スタメンで試合に出る機会はなく、セントラルMFでは使われないのは明らかでしたが、日本代表の10番はマタの控えのトップ下として、国内カップ戦を中心にピッチに立つものと思われておりました。

本人がマンチェスター・ユナイテッドでチャレンジする意向を示していたこともあって、8月中旬以降は獲得を希望する具体的なクラブ名もまったく出なくなりました。日本では「香川真司は移籍したほうがよい」という声は根強くありましたが、獲りたいクラブがなければ移籍は実現しません。そして、プレミアリーグ開幕。状況が変わったのは、第2節のサンダーランド戦に引き分け、香川真司を使わなかった理由を記者に問われたファン・ハール監督のこのコメントからでしょう。「香川はアメリカ遠征で、私の思いや哲学を満たせなかった」。この言葉の裏にあったのは、「6番・8番のポジション=セントラルMF」としては守備での貢献が不足しているということであり、香川真司もまた、トップ下で試合に出たいと要望したのだと思われます。

サンダーランド戦後に本人と監督の間にどんな会話があったのかはわかりませんが、セントラルMFに限った話とはいえ、監督が公然と「使わない理由」を語ったことが、香川真司に移籍を決断させるトリガーとなったのではないでしょうか。おそらく、ここから代理人は動き始めたはずです。「ユヴェントスのビダル獲得、スポルティング・リスボンのカルバーリョ獲得のためのトレード要員」というイギリス紙単独報道のゴシップは、それぞれ「インディペンデント」「テレグラフ」の創作を色濃く感じますが、バレンシアとドルトムントが香川真司に興味を持っているという話は、イギリス紙だけでなく、スペインやドイツのメディアも報じた有力な情報。両クラブとも、「残留と聞いてたから黙ってたけれど、本人に出る気があるなら獲得を考えますよ」といったところだったのでしょう。

かくして、クロップ監督が高く評価し、クラブを離れて2年を経た現在もサポーターが復帰を熱望しているという香川真司は、自身がプレイする場を古巣ドルトムントに決めたようです。プレミアリーグ参入時は、サー・アレックス・ファーガソンとギルCEOが1600万ユーロ(約21億9000万円)を投資したトップ下も、プレミアリーグ2年めとワールドカップでの不調、控え選手というポジションが相まって、1000万ユーロ(約13億7000万円)まで目減りしたといわれています。

私は以前から、「移籍するなら、欲しがってくれているチームにいってほしい」「出場機会を求めて安易に主要リーグ以外のクラブにいってしまうと、欧州の第一線にリトライするチャンスはなくなってしまう」と書かせていただいておりました。2012-13シーズンにチャンピオンズリーグ準優勝を遂げ、今季も欧州ナンバーワンを争うドルトムントは、今となってはキャリアアップといってもおかしくない移籍先です。復帰したら、さっそくムヒタリアンとのポジション争いが待っていますが、マンチェスター・ユナイテッドに残るよりも格段に活躍の機会は増えるはずです。いや、よかったですね。

最後に、「香川真司にとってのプレミアリーグとマンチェスター・ユナイテッド」を私なりに総括してみたいと思います。当時のサー・アレックス・ファーガソン監督に直々に口説かれ、前途洋々だった香川真司にとっての最初の誤算は、「ファン・ペルシの電撃移籍」でした。これは、サー・アレックス・ファーガソンの衝動買い。伝統的な4-4-2に限界を感じ、欧州で勝てるスタイルを模索していたファーガソン監督は、香川獲得時はルーニーと縦に並べて、レヴァンドフスキとのコンビの再現を考えていたはずです。しかし、オランダ人ストライカーの加入で2トップのほうが魅力がある状況となり、プレミアリーグが始まるとファン・ペルシの左足が次々と負け試合をひっくり返し、香川真司は負傷でチームを離脱。計画は、完全に頓挫します。

それでも、ファーガソン監督は最後まで、「ファン・ペルシ、ルーニー、香川真司の共存」の形を追求していました。奥の手は、ルーニーのセントラルMFコンバートでしたが、これをエースが拒絶して移籍志願報道まで出ると、直後にファーガソン監督は引退。後任がモイーズ氏に決まると、話はゼロに戻ります。プレミアリーグ1年めには2ヵ月の離脱期間がありながら、20試合6ゴールというまずまずの成績を挙げた香川真司は、「今季は躍進の年となる」とファーガソン氏から太鼓判を押されていたにも関わらず、モイーズサッカーではサイドに追いやられ、冬市場でのマタ加入で完全にレギュラー奪取の望みを失いました。今季になってやってきたファン・ハール監督は、当初からマタありきで、香川真司のレギュラー起用など頭をかすめたことすらないでしょう。

香川真司を必要としたのは、あくまでもサー・アレックス・ファーガソン個人であって、過渡期を迎えたマンチェスター・ユナイテッドではありませんでした。サッカー関連の掲示板などをみると、「香川真司はプレミアリーグには向いていないのでは?」などとよくいわれておりましたが、私はそうは思いません。もし、プレミアリーグでの1年めが終わったとき、香川が「国内で移籍したい」といったとすれば、複数のクラブが欲しがったと思います。ヘンダーソンがブレイクする前のリヴァプール、「FCベイル状態」からの脱却を図ろうとしていたトッテナム、エジル獲得前のアーセナル…。彼らが実際に動いたかどうかはわかりませんが、ここでいいたいのは、「香川真司のような才能に対するニーズは、プレミアリーグのトップクラブのなかにも存在する」ということです。

私の結論は、「香川真司には上司運がなく、自ら逆境を変える気概も不足していた」。欧州でポジションを獲るなら、自ら周囲に要求し、ときにはエゴイスティックにプレイをアピールする強さが必要でしょう。「不要報道」から一転、ACミランで再評価され始めている本田圭祐や、「おじぎパフォーマンス」「相撲パフォーマンス」で日本と自身のキャラをアピールして、今やインテルの顔となった長友佑都、チームメイトの信頼と理解を完全に手の内に入れた岡崎慎司らを見ていると、マンチェスターにおいて香川真司に足りなかったものがそこにあるような気がします。

とはいえ、すべてはもう過ぎた話。マンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては、自分の応援するクラブで、日本代表選手が主軸として活躍して欧州制覇を果たすかもしれない、という最高の夢をみせてもらったかけがえのない2年間でした。いちばん上の写真は、プレミアリーグ1年めに、負傷した香川真司の復帰戦をオールド・トラフォードで観たときのものです。ありがとう。ドルトムントに戻ったら、自分の力でトップ下のポジションを勝ち取ってください。冬のマンチェスターの、刺すような寒さと降りやまない雨を思い出しながら、香川真司の復活を心から願っています。


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プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

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