サラーとマネの状態は微妙…クロップ監督の選択は主力重視か、野心的なBプランか?

チェルシーVSマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティVSバーンリー、ハダースフィールドVSリヴァプール。今季プレミアリーグで無敗の3強のうち、今節を最もラクに勝てそうなのは、リヴァプールです。スタンフォード・ブリッジのランチタイムキックオフは、激戦必至。負傷が癒えたデブライネがベンチスタートと報じられたマン・シティは、昨シーズンのしぶとさを取り戻しつつあるショーン・ダイチェ監督のチーム相手に手を抜くことはできません。リヴァプールをジョン・スミススタジアムに迎えるハダースフィールドは、未だ勝利なしでプレミアリーグ18位に沈んでおり、8戦4ゴールの貧攻に改善の兆しはありません。直近4試合を2分2敗と苦しんでいるクロップ監督のチームは、久しぶりに勝ち点3をゲットし、いい状態でレッドスター・ベオグラードと戦うCLに向かいたいところです。

インターナショナルマッチウィークに入る直前に行われたマンチェスター・シティ戦で、ミルナーが負傷退場したレッズは、国の代表として戦った選手たちが続々とリタイアしてしまいました。サラーとナビ・ケイタはハムストリング、マネは左手の親指を骨折して手術を受け、ファン・ダイクは肋骨の痛みがぶり返したためにベルギーとのフレンドリーマッチを自重しました。選手たちのフィットネスをチェックしていたクロップ監督は、金曜日のプレスカンファレンスで現状について説明。「確実なのは、ハムストリングを痛めているナビ・ケイタが出場できないこと」「ファン・ダイクは問題ない」と語った指揮官は、他の選手のプレミアリーグ出場については保留しました。

以前に、「ハダースフィールド戦とカーディフ戦では傷ついた主力を休ませ、サブの選手たちを試したほうがいいのではないか」と書かせていただいたのですが、クロップ監督はどんな布陣で2週間ぶりの試合に臨むのでしょうか。サラーとマネを両方起用するのか、超人的な回復力で間に合わせてくるミルナーは使えるのか。中盤とウイングに負傷者が集中している現状では、ファビーニョをアンカーに据え、シャキリを右に置くのが素直でしょう。ナビ・ケイタだけでなくミルナーも使えないなら、ヘンダーソンの両脇にワイナルドゥムとファビーニョを配するのが妥当です。

代役をテストするだけなら、4-3-3に出番がほしい選手を入れるということになりますが、長いシーズンを戦い抜くためのオプションを用意するという観点では、こんな野心的な布陣もあるのではないでしょうか。「シャキリのインサイドMF起用」「スタリッジとフィルミーノがコンビを組む3-5-2、あるいは3-4-3」。前者はセインツ戦で既に試していますが、3-0とリードしたハーフタイムにクロップ監督はシャキリを下げてしまいました。おそらく、守備が不安だったのでしょう。この形を使えるようにするためには、スイス代表のアタッカーに相手ボールの際のタスクをインストールする必要がありますが、フィットすれば相当攻撃力が上がりそうです。最大の魅力は、カウンター。シャキリの正確なフィードが前の3枚に出た瞬間、一気に決定機に持ち込めるのではないでしょうか。

3バックのほうは、たとえばこんな形です。GKアリソン、CBジョー・ゴメス、ファン・ダイク、デヤン・ロブレン。アンカーにヘンダーソン、インサイドにシャキリとワイナルドゥムが入り、WBは右がファビーニョ、左にロバートソン。シャキリが上がった際に、ファビーニョが中に絞ってスペースをケアするのがポイントです。守備を重視するなら、右のインサイドにファビーニョ、アウトサイドはアーノルドが適材適所。クロップ監督は、ここまではやらない可能性が高そうですが、好調スタリッジやパスの精度が高いシャキリを目いっぱい活かしたBプランの開発に成功すれば、レッズはより強いチームになるのではないかと思います。ジョン・スミスのピッチに立つ11人は、どんな顔ぶれでしょうか。本日17時30分(日本時間は25日1時30分)のキックオフが今から楽しみです。


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9日で5人が負傷離脱…出番がない選手を多く抱えるクロップ監督のやりくり術に注目!

UEFAネーションズカップを「無意味な大会」と非難していたユルゲン・クロップ監督にとって、悪夢のインターナショナルマッチウィークになりました。昨季プレミアリーグ得点王のモー・サラーが、アフリカ・ネーションズカップ予選のスワジランド戦でハムストリングを痛めてメルウッドに帰還。堅守を支えるヴィルジル・ファン・ダイクは、以前から痛めていた肋骨の状態が思わしくなく、オランダ代表から離脱しました。3人めの負傷者は、サディオ・マネ。スーダン戦を控えていたスピードスターは、トレーニング中に左手の親指を骨折したと報じられており、こちらも試合をスキップするようです。

さらに昨日、ルワンダ戦に出場したナビ・ケイタがハムストリングを痛めて前半でリタイア。現場に担架がなかったため、レッズの8番はチームメイトにおんぶされてピッチから去っています。休み前に行われたプレミアリーグ8節のマンチェスター・シティ戦で、ジェームズ・ミルナーを30分で失ったクロップ監督は、たった9日で5人が負傷離脱という災難に耐えなければならなくなりました。プレミアリーグとチャンピオンズリーグで7連勝と、最高のスタートを切ったリヴァプールですが、その後の4試合は2分2敗と勝利なし。停滞ムードが漂うなかで、指揮官はどんな采配を揮うのでしょうか。サラーとファン・ダイクは、ジョン・スミスに乗り込むハダースフィールド戦には間に合うといわれておりますが、無理をさせれば長期離脱という最悪の事態を招くことになりかねません。

チームが好調に勝利を重ねていっていたため、選手たちはテンションが上がり、「まだまだいける」と身体をだましながらプレイしていたのかもしれません。2ヵ月の戦いによる疲労の蓄積と、今回の負傷にどれほどの因果関係があるのかは定かではありませんが、ハムストリングを痛めた選手たちは、良好なコンディションではなかった可能性があります。不幸中の幸いは、この先2週間は強豪クラブとの対戦がないことです。ハダースフィールド、レッドスター・ベオグラード、カーディフと続く3試合は、今まで出番が少なかった選手たちをチームにフィットさせるチャンスでもあるのではないでしょうか。

アリソンの前にデヤン・ロブレンとマティプ。プレミアリーグで出場ゼロのナサニエル・クラインとアルベルト・モレノや、鼠径部を痛めて交代出場1試合に留まっていたアダム・ララナも、試すなら今がチャンスです。ファビーニョは、準備万端。サラーのポジションには、シェルダン・シャキリがいます。絶好調のスーパーサブ、ダニエル・スタリッジは、頭からいっても結果を出してくれそうです。1ヵ月も勝利がないチームゆえ、主力を注ぎ込んで勝ち点3を獲りにいきたくなるところではありますが、下位とのゲームが続くこの時期にサブの選手を起用してチームの総合力を高めておけば、長いシーズンを戦いやすくなるのではないかと思います。

最終ラインの総入れ替えは、さすがにやり過ぎですが、シャキリ、ファビーニョ、スタリッジとCBは頼りになるでしょう。モー・サラーには、明日の1発よりその先の5発を期待しましょう。土曜日に開催されるハダースフィールド戦で、シェルダン・シャキリはベンチか、ピッチか。3トップ完全固定で戦ってきたクロップ監督のチョイスに注目したいと思います。


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「アンフィールドが難しい場所なのは明確だ」ファン・ダイクがもたらした驚異的なレコード!

クロップ監督とデヤン・ロブレンが「無意味な大会」と非難するUEFAネーションズリーグ。グループAでは、ドイツとクロアチアに加えて、イタリアとイングランドも2試合終了時点で未勝利と苦戦しています。昨日、アムステルダム・アレナで行われたオランダとドイツの一戦は、衝撃的でした。最終的なスタッツを見れば、ポゼッション60%でシュート21本を浴びせたドイツの勝ちゲーム。途中出場のサネが、フリーで放ったシュートが右に切れていなければ、ワールドカップで韓国に敗れ去ったチームが久しぶりの勝利を飾っていたかもしれません。

30分にクロスバーに当たったボールをファン・ダイクがヘッドでプッシュして先制したオランダは、何度もピンチをしのぎながら終盤までリードをキープ。87分にカウンターからノイアーと1対1になったデパイが冷静に押し込んで勝負を決めると、93分にはワイナルドゥムがボアテングを鮮やかに抜き去り、完璧な右足シュートをクロスに突き刺しました。ドイツ戦で史上初の3点差勝利。クリーンシートにこだわるオランダ代表のキャプテンは、リヴァプールと合わせると今季6試合めのゼロ着地に、満足しているのではないでしょうか。レッズもオランダ代表も、ファン・ダイクがいるかいないかで別なチームになります。

2017-18シーズンはプレミアリーグ14試合で10失点、今季は10試合3失点。1試合あたりの失点0.59は、38試合なら22失点で、昨季王者のマンチェスター・シティの27失点を大きく下回ります。驚異的なのは、アンフィールドのプレミアリーグで9試合連続無失点というレコードです。2月24日のウェストハム戦で、59分にマイケル・アントニオにやられたのが最後の失点。ファン・ダイクとレッズの選手たちは、840分以上の長い時間をゼロに抑え続けています。「アンフィールドが、すべてのチームにとって非常に難しい場所なのは明確だ。われわれがクリーンシートにこだわるのは、そうすれば勝利につながるビッグチャンスを得られるとわかっているからだ」。チームの守備力に手ごたえを感じているCBは、マン・シティですら自分たちを警戒していたと振り返っています。

「間違いなく彼らはわれわれをリスペクトしていた。お互いに難しい試合だったけど、ビッグマッチとはそういうものだ。もちろん、この試合だけじゃなくて中位や下位とのゲームもそうだけどね」「(サネを倒してPKを取られたシーンについて)あれはスマートなプレイじゃなかった。85分戦ってきて、疲れてたね。2度とやらないようにしないと。最後の5分でPKを与えてしまったのに、クリーンシートで終えられて嬉しいよ」

トレント・アレクサンダー・アーノルドは、堅守を実現できている理由のひとつにジョー・ゴメスのブレイクを挙げています。「彼は、ヴィルジルと築いた関係に相当助けられている。ヴィルジルがロールモデルなんだろうね。ときどき”ミニ・ヴィルジルみたいだ!”と思うよ」。昨季プレミアリーグで、相手が80%以上のパス成功率だったのは7試合だけだったチームが、8試合中6試合で80%以上を許しているのは、前から厳しくいくときと引いて守る時間をコントロールしているからだと思われます。守備力の向上によって、戦い方を柔軟に変えられるようになったレッズの次なる課題は、レギュラーメンバーが休んだ試合のクオリティキープと、引いた相手を崩し切るオプションの確立でしょう。

「リヴァプールのチームメイトとともに歴史を創りたい。すべてを勝ち取りたいんだ」と語るファン・ダイクは、アーノルド、ジョー・ゴメス、ロバートソン、アリソンとともに築いた堅守で、チームをどこまで導けるでしょうか。4試合勝利なしという直近の停滞について、「われわれはフィットしている。誰でもすべての試合でプレイしたいものだよ」と疲労を否定したCBは、ハダースフィールド、カーディフ、アーセナルと続くこれからの数試合が大事と気を引き締めています。

「休むためにサッカー選手になったわけじゃない。キャリアを終えたら、充分休めるじゃないか」


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祝・3周年!リヴァプールを熱くするユルゲン・クロップの足跡と魅力。

「ファンタスティックなFK。とても素晴らしいサッカー」。21歳のウェールズ人、ハリー・ウィルソンは、将来は彼の下でプレイしたいと思っていた人物からのメッセージに熱狂しました。マンチェスター・ユナイテッドとぶつかったラムズ・カラバオカップ。ロングレンジのセットピースを直接決める活躍で、2-2のドローに持ち込み、PK戦を制した直後の思いもよらないインセンティブでした。発信者は、ユルゲン・クロップ。マインツで7年、ドルトムントで7年を過ごした後、プレミアリーグに参入したマネージャーが長くクラブに留まれるのは、多くの人がその人柄と言葉に心を動かされるからでしょう。「彼がマインツでパン屋を始めたら、他のパン屋は店じまいだ」「望めば大統領にもなれるだろう。人々をまとめて、幸せに導いてくれるはずだ」。母国ドイツのジャーナリストやファンは、諸手を挙げて彼のパーソナリティを称賛しています。

2018年10月7日、プレミアリーグ8節、リヴァプール0-0マンチェスター・シティ。今季の優勝クラブを占うシックスポインターの翌日は、リヴァプールの指揮官が就任3周年を迎える日でした。記念すべき節目に、クラブの公式サイトがさまざまな数字をピックアップして名将の足跡を紹介しています。公式戦166試合88勝。プレミアリーグ、欧州、国内カップの14940分で333ゴールは、45分で1ゴールを決めてきた計算になります。最初のゴールは、ヨーロッパリーグのルビン・カザン戦のエムレ・ジャン。プレミアリーグにおける総ポイントは219で、1試合平均1.92です。最も多くの試合に出場しているのは、142試合のロベルト・フィルミーノ。クロップサッカーになくてはならないアンタッチャブルなストライカーは、「彼が来てからすべてが変わった。素晴らしい監督。一緒に働けることを誇りに思う」と、ともに戦う指揮官に心酔しています。

クロップ監督を称賛しているのは、ドイツ人とフィルミーノだけではありません。多くの選手が、難しい状況に陥ったときに監督に助けられたと語っています。ジェイミー・キャラガーが、入団したばかりのファン・ダイクに「体重を減らすべき」というと、サラーとマネが仕掛けるカウンター並みのスピードで即反論。「キャラガ―こそ痩せるべきだ」というコメントには、コドモか⁉とツッコミを入れてしまいましたが、こういう姿勢が選手たちからの信頼につながっているのだと思います。


「僕らは友人だ。クロップが好きだ。ピッチの内外で助けてもらった。彼に感謝しているし、とても尊敬している」(モー・サラー)
「僕をハグして、リラックスさせてくれた。お互いの過去を語り合ったとき、僕の話に興味を示してくれたことに、とても助けられた」(アンディ・ロバートソン)
「われわれの関係はいつも良好だった。リヴァプールを退団するといったときも、幸運を祈ってくれた。契約の最終年度なのに、多くの試合で起用してくれた。そんなふうにする監督は多くない。彼は、僕がベストを尽くすのを見て、信頼をキープしてくれたんだ」(エムレ・ジャン)
「インテリジェンス溢れる男だ。レスター戦でミスをしたとき、彼は笑顔で冗談をいいながらロッカールームに入ってきた。最高の対応だったね。自分がやらかしたことはわかってたよ。彼は、自信をもって今のプレイを続けろといってくれたんだ」(アリソン・ベッカー)


常に「選手ファースト」の指揮官が、野次を飛ばすサポーターを叱りつけたり、必死で反撃する選手たちをサポートしてくれと煽るのは、アンフィールドの日常風景。リヴァプールは、3年がかりでプレミアリーグと欧州で頂点をめざせるクラブになりました。余談ですが、ニューカッスル戦で勝ったわが指揮官が、「Brexitの合意を得られなければ、それも私のせい」と久しぶりにモウリーニョ節を炸裂させておりましたが、こんな言葉を聞くと、対照的に明るいリヴァプールの指揮官を思い出し、「Brexitの合意を得られなければ、それも私のせい。合意が得られればクロップのおかげ」と付け加えてみたくなるのであります。最後に、私が最も好きな「クロップコレクション・2018スプリング」を紹介させていただきます。どうぞ。

「みんなでモー(・サラー)に対する過剰な注目を楽しんでるよ。チャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦の試合前には『裸で練習しようぜ。みんなモーしか見てないから、誰も気づかないさ』といったんだ」


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4試合連続ノーゴール…現地メディアの「リヴァプールの3トップ疲労説」を検証!

「こんなリヴァプールを見たことがあるかい?少し疲れが溜り、エネルギーレベルが落ちているようだね」。ガリー・ネビル氏の指摘に、多くのレッズサポーターがうなずくのではないでしょうか。「スカイスポーツ」は、「Is tiredness an issue for Liverpool? Jurgen Klopp's side have come through a hectic spell(リヴァプールの問題は疲労か?ユルゲン・クロップのサイドは忙しい時期を過ごした)」と題した記事を配信。ゴールを決められなくなった欧州No.2の異変について、分析しています。トッテナム、パリ・サンジェルマン、ナポリ、チェルシー×2、マンチェスター・シティ。3週間で7試合を戦ったレッズが確実に勝てる相手は、3-0で快勝したプレミアリーグ6節のセインツだけでした。

最初の3試合は8ゴールで3連勝、後半の4試合はわずか2ゴールで2分2敗に終わっています。サラーはこの間1ゴールのみ、フィルミーノは直近5試合ノーゴール、マネは完全に沈黙。評論家やOBたちが、今季プレミアリーグで全試合に先発している3トップのコンディションを気にするのは当然でしょう。「リヴァプールの強みは、素早いスプリント、素早いプレス、素早いトランジションだ。それらがなくなれば、彼らは多くを失う(ガリー・ネビル)」「彼らはどんな相手でも全力で負かそうとする。あんな強度でやっていたら、引いて接戦に持ち込もうとする相手には難しくなるだろう(グレアム・スーネス)」。スピードと高い集中力を常に要求するクロップサッカーが、選手たちが疲労を蓄積させる最大の理由であるという主張は、一見説得力があります。

私も一時は、「選手たちの疲労が不振につながっている」という説に傾いていたのですが、試合内容やデータを自分なりに検証した今は、少し違う見方をしています。「リヴァプールは、昨季から飛躍的に向上している。直近の苦戦は選手の疲労よりも、ただでさえ厳しい対戦相手に研究されたからではないか」。今回の記事には興味深いデータが掲載されています。プレミアリーグのチェルシー戦とマンチェスター・シティ戦で、リヴァプールの走行距離は落ちておらず、スプリントの本数はむしろ増えているのです。6連勝中の走行距離とスプリント本数を見ると、最多がクリスタル・パレス戦の112km&121本で、最少はブライトン戦の108km&98本ですが、チェルシー戦は113km&150本といずれもシーズン最長を更新しており、マン・シティ戦も109km&129本という数字を残しています。リヴァプールはいつものように走り、いつも以上にスプリントを繰り返していたのです。

1年前のプレミアリーグを思い出してみましょう。サラーは全試合スタメンで8試合4ゴール、フィルミーノは7試合先発で8試合2ゴール。マネはマン・シティ戦のレッドカードと負傷で3試合を欠場し、5試合3ゴールでしたが、コウチーニョが穴を埋めて4試合2ゴールという数字を残しています。スタリッジの1ゴールを加えて、プレミアリーグ8節までの前線のゴール数を算出すると12ゴールとなりますが、今季を見ると、マネ4発、サラー3発、フィルミーノ2発、スタリッジ2発で11ゴール。スタメンの3人は9ゴールとまったく同じ数字で、チームの総ゴール数は昨季の13に対して15ゴールと2つ増えています。2017-18シーズンは8試合で12失点を喫して3勝4分1敗と優勝争いの圏外、今季は3失点に抑えて6勝2分で首位と同勝ち点の3位。レッズは守備力の向上で頂点をめざせるクラブになったというのが、ここまでの戦績に対するフラットな見方でしょう。

直近4試合でゴールを決められなかったのは、戦った相手の守備が素晴らしかったということに尽きると思います。チェルシーとの連戦はいずれもシュート数は上回っていたものの、ゴール前を締められて決定機を創れず。アンチェロッティ監督のナポリは鉄壁で、アウェイだったことも手伝ってレッズ攻撃陣は力を発揮できませんでした。ペップはレッズを徹底的に研究し、SBの攻め上がりでチャンスを創ることよりも、複数の選手の囲い込みでサラーとマネの自由を奪うことを優先しました。セヴィージャ、スパルタク・モスクワ、マリボルと同じグループだった昨季に対して、パリやナポリといきなり戦うことになったCLは大きな変化です。アグエロ、ハリー・ケイン、ルーカス・モウラなど全試合先発のアタッカーは他クラブにもおり、体力的には問題ないと思われますが、難敵4連発でメンタルが摩耗したという面はあるかもしれません。

そんななかでも気になったのは、クロップ監督の采配です。引いた相手の崩し方と劣勢時のBプランの開発は継続課題。交代策についても、「全く攻められなかったナポリ戦の最後の1枚は、スタリッジの1発狙いではなくドロー決着に徹してデヤン・ロブレン」「1枚カードを残して終わったマンチェスター・シティ戦は、スタリッジ投入でゴールを決めにいくなら右サイドにクロスの質が高いシャキリもプラス」など、めざす着地に対してより徹底度の高いチョイスがあったのではないかと思いました。ナポリ戦が0-0ドロー、マン・シティ戦がスタリッジのゴールで勝ち点3なら、3トップの4戦ノーゴールなど全く気にならず、「スカイスポーツ」は別な特集を掲載していたのではないでしょうか。

以上、ポジティブに整理しましょう。プレミアリーグでチェルシーとのアウェイ戦を首尾よくドロー、マン・シティとのホームゲームを無念のドローは、プラスマイナスゼロ。CLもホームで勝ち、アウェイで僅差の敗戦は想定内です。昨季の新戦力を思い出すと、チェンバレンとロバートソンはフィットするのに時間がかかりました。ファビーニョ、ナビ・ケイタ、シャキリも、年末以降に真価を発揮してくれるのではないでしょうか。リーグカップでチェルシーに敗れましたが、年明けのスケジュールが楽になったと前向きに捉えましょう。CLで死のグループを勝ち抜き、前半戦でマン・シティとチェルシーに離されなければ、新戦力のフィット感が高まるであろう2019年は、悲願のプレミアリーグ制覇や欧州戴冠が楽しみになってきます。

プレミアリーグのトップクラスとも、欧州の強豪とも互角に戦えるとあらためて確認できた3週間。1年前と同じ数字を出せている3トップが、「不振」「疲労」とネガティブに語られているのは、最も大きな変化ゆえではないでしょうか。そう、「サポーターや評論家の期待値が、格段に上がったから」。現在のリヴァプールには、昨季はなかったCL準優勝という実績があり、戦力が強化された今季はプレミアリーグの優勝候補です。


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職業:
ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今季のプレミアリーグで、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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