ブックメーカーの解任候補の大本命…エヴァートンとマルコ・シウヴァ、苦戦の理由。

3位マウリシオ・ポチェッティーノは6倍、2位オーレ・グンナー・スールシャールは4倍。ブックメーカー「ウィリアム・ヒル」の「次に解任されるプレミアリーグのマネージャー」を見ると、やはりエヴァートンのマルコ・シウヴァ監督が大本命です。2倍というオッズがついた42歳のポルトガル人指揮官は、ボーンマス、シェフィールド・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、バーンリーに4連敗を喫し、2勝1分5敗でプレミアリーグ18位に転落。2017-18シーズンのロナルド・クーマンが2勝2分5敗で解任されたのを思い出せば、ブックメーカーの冷徹な数字に納得せざるをえません。

就任初年度にプレミアリーグ7位だったクーマン監督が、クビを切られるまでの9試合で敗れた相手は、チェルシー、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッド、バーンリー、アーセナル。マンチェスター・シティと2節で当たり、前半戦を18勝1分で終えた最強チームに唯一のドローを記録させながらも、ビッグ6との対戦が5試合という不運なスケジュールに巻き込まれてゲームオーバーとなっています。これに対して、今季プレミアリーグのマルコ・シウヴァは、ヴィラ&シェフィールド・ユナイテッドと昇格クラブが2つにボーンマス、バーンリー…。クーマンさんの前では釈明しにくい不振であり、前例に倣うなら、次のウェストハム戦で勝てなければジ・エンドです。

8試合で6ゴール13失点。3-2で競り勝った4節のウルヴス戦以外に、2ゴールをゲットした試合が1度もなく、セットピースの際に不安定な守備は6試合連続で失点を重ねています。チェルシーに復帰したクル・ズマと、昨季はチームになじめなかったジェリー・ミナのスイッチングがうまくいっていないのか。移籍したグイェと負傷したアンドレ・ゴメスの不在が激痛だったのか。サイドに配したリシャルリソンを活用できていないのか、あるいは最前線のカルヴァート=ルーウィンが拠点として機能していないからか…。ポゼッション54.5%は2強とマン・ユナイテッドに次ぐ4位。1試合あたりの空中戦勝利がリーグTOPの23.5本、クロスの本数も185本で1位とポジティブな数字はあるものの、勝ち点がついてこないもどかしい状況が続いています。

攻撃において気になるのは、カウンター、セットピース、ミドルシュートによるゴールがひとつもないことです。リシャルリソンやベルナルジ、ウォルコット、新戦力のモイーズ・キーンと縦に突破できる選手を揃えながら、鮮やかな速攻でからのゴールは見られず、6発中4発をヘディング(これもリーグTOP)で決めています。サイドアタックにこだわりすぎ、チェンジオブペースができず、攻撃のバリエーションに乏しいのが中盤では互角以上に戦いながらも競り負けてしまう理由のひとつでしょう。

グイェが抜けた中盤は、デルフとシュナイデルランが支えていますが、負傷離脱中のグバミンと復帰したばかりのアンドレ・ゴメスがトップフォームを取り戻せば、攻守ともにクオリティが上がるのではないでしょうか。より心配なのは最終ラインで、マイケル・キーン、ジェリー・ミナ、ホルゲートと層が薄いCBは、1月に補強したいポジションです。不振の原因を整理すれば、「キーマンの負傷離脱」「指揮官がめざすフットボールと選手のストロングポイントとのギャップ」「最終ラインの補強不足」といったあたりでしょうか。

「BBC」は、中長期的なチーム強化の経験がないマルコ・シウヴァ招聘はそもそもギャンブルだったと主張。「テレグラフ」は、ズマの獲得に失敗した最終ラインが重大な問題とレポートし、「ウェストハム戦までは継続だが、もちろん必勝」と解任の可能性を匂わせています。2017-18シーズンにエヴァートンを率いたサム・アラダイスは、「マルセル・ブランドが責任を負うべき」と、ディレクターのミスを指摘。さまざまな意見が飛び交っていますが、指揮官に対する風当たりは相当きついという見方は一致しています。

デヴィッド・モイーズ、ジョセ・モウリーニョ、ミケル・アルテタ、エディ・ハウ…マルコ・シウヴァ監督は、次期監督候補を並べる「エクスプレス」を一笑に付すことができるでしょうか。ハマーズの後は、ブライトン、ワトフォード。3連勝なら、ブックメーカーのオッズは大きく下がるのではないかと思われます。インターナショナルマッチウィーク明けの「決戦」に注目です。


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別れは苦難の道の始まり…「ユルゲン・クロップによって才能が開花した男たち」5つの証言。

5 stars who flopped after forcing a move from a team managed by Jurgen Klopp(ユルゲン・クロップが指揮を執るチームを離れてから、コケてしまった5人のスターたち)」。マインツ、ドルトムント、リヴァプール…ブンデスリーガとプレミアリーグでクロップ監督が育てた選手たちについて、「Fox Sports」が興味深い記事を掲載していました。ドルトムントでリーグとDFBポカールの2冠を制し、リヴァプールでビッグイヤー獲得を果たした名将の下を去った後、うまくいかなくなった5人をピックアップ。それぞれの冴えない足跡を紹介しています。

契約延長を拒否し、フリーでユーヴェに入団したエムレ・ジャン。ブンデスリーガで最優秀選手に輝きながら、ドルトムント退団後に結果を出せなかったヌリ・シャヒン。バイエルンに移籍したマリオ・ゲッツェと、マンチェスター・ユナイテッドでプレミアリーグにチャレンジした香川真司は、ドルトムント出戻りコンビ。バルセロナからバイエルンに移ったフィリペ・コウチーニョも、失敗を重ねれば格安の移籍金でリヴァプールに復帰するかもしれません。

今回の5人には、「ユルゲン・クロップの指導でブレイクした」とはいえない選手も含まれていますが、「熱き名将の信頼を受けて高いモチベーションでプレイしていた」という表現なら、全員にあてはまるでしょう。この記事に目を通したレッズサポーターは、私と同じことを想像するのではないでしょうか。「今のリヴァプールで、クロップと別れたら沈んでしまうかもしれない選手は誰か」。4人の顔が次々と浮かびます。サディオ、ボビー、ロボ、ジニ。いずれもドイツ人指揮官によって新たな才能を見出され、強い絆で結ばれている選手です。


「とても素晴らしい人。世界でもトップクラスの監督だと思う。厳しいオーダーもあるけど、当然だよね。誰でも選手には限界までチャレンジしてほしいと願うもの。彼は今まで会ったなかでも最高の監督だ。トレーニング以外でも、いろんなことを話すよ。僕だけでなく、他の選手たちともよく話をしている」(サディオ・マネ)

「彼が来てから全てが変わった。素晴らしい監督で、一緒に働けるのを誇りに感じる。戦術的にもフィジカル面でも僕を成長させてくれた」(ロベルト・フィルミーノ)

「新しい監督の前では、誰もが緊張するものだ。彼は僕をハグしてリラックスさせてくれた。僕のことを本心から知りたがってくれて、並んで座ってお互いに過去を語り合ったんだ。そんな時間にずいぶん助けられた」(アンディ・ロバートソン)

「クロップ監督とはいい関係を築けている。彼はとても助けてくれる。いつも何かと指摘され、時に厳しいこともいわれる。でも、彼は常に率直で、正しい道を進んでいると感じられる。自信も高めてくれるしね。『ミスはサッカーの一部だ』といいながら」(ジョルジニオ・ワイナルドゥム)


マネがプレミアリーグ得点王に輝いたのは、ゴールをめざすウインガーという最高の役割を与えられたからでしょう。何でもできてしまうタレントゆえ、指導者を間違えれば並のトップ下で終わっていたかもしれません。偽9番としてフィルミーノを活かすというところまでは、他の監督もできるかもしれませんが、クロップ監督が前線の守備の連動性を高めたからこそ、的確なプレスバックの価値が高まったのだと思います。

上下動を厭わないロバートソンは、「自分に何ができるのか、何を向上させる必要があるのかを教えてくれた」とクロップ監督のアドバイスを絶賛。ニューカッスルではトップ下でプレイしたワイナルドゥムも、「6番や8番など、さまざまな役割でプレイすることを学び、オールラウンドなMFになることができた。深い位置でプレイする際の守備の規律や、ビルドアップなどを経験することで、高い位置でも後ろでも違いを作れるようになれた」と語っています。

クロップ監督のコンセプトとオーダーがなければ、現在のストロングポイントを磨くことができなかった面々は、ひとたびリヴァプールから離れれば、苦しい旅を強いられることになるのかもしれません。稀代の名将との出会いによって、人生が変わったスペシャリストといえば、この人も忘れてはいけません。1年前に、スローイン専門コーチとして招聘されたトーマス・グレネマルクさんです。「彼はイノベーター。自分はすべてを知っているわけではないというスタンスで、専門的な知識を持つ人間の話を貪欲に吸収しようとする」とボスを称賛するデンマーク出身のコーチの言葉を紹介して、この稿を締めたいと思います。

「ユルゲンは何でも聞いてくれて、親友と話しているみたいだ。イングランドでは無名の人間を迎え入れ、『その知識をトレーニングプログラムに取り入れたい』といってくれた。そこには大きな信頼と、素晴らしいリーダーシップがあった」


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開幕4戦未勝利でハビ・グラシア監督解任!ワトフォードの新監督はキケ・フローレス!

ハリー・ケインとラヒム・スターリングの素晴らしいプレイを堪能し、スパーズのエースがイングランド代表の通算ゴール数を25に伸ばすハットトリック を達成したと書こうとしたとき、ふと開いた「BBC」で、とんでもない見出しが目に入りました。「Watford appoint Flores after Gracia exit(グラシアが出ていった後、ワトフォードはフローレスを任命)」。グラシアって、ハビ・グラシア⁉…早い。早すぎます。

1年前に開幕4連勝というロケットスタートを決め、プレミアリーグ創設以来の最高順位となる11位フィニッシュを成し遂げた監督です。今季プレミアリーグでは、1分3敗と出遅れて最下位でしたが、たった4試合でブックメーカーの解任監督予想の大本命的中となるとは思いませんでした。

気を落ち着けて、ワトフォードのデータをチェックしてみると、このタイミングでの解任は想定内としなければならないお話でした。2018-19シーズンの14勝8分16敗は大健闘ではあるのですが、49歳のスペイン人指揮官をリスペクトできるのは、11勝7分9敗だった27節まで。アンフィールドでリヴァプールに5-0と大敗した後は、クリーンシートが1度もなく、3勝1分7敗という不振のままでシーズンを終えています。今季の数字を足すと、直近のプレミアリーグ15試合で3勝2分10敗、ホーム4連敗。ドゥクレ、デウロフェウ、アンドレ・グレイ、カプェ、ウェルベック、ロベルト・ペレイラ、ディーニーといった攻撃陣を揃えながら、4試合で2ゴールではそろそろ限界と見做されても仕方がありません。

とはいえ、たとえ4戦勝利なしでも、ボーンマスやバーンリー、あるいはブライトンなら、もうしばらく立て直しのチャンスを与えてもらえたでしょう。ワトフォードは、プレミアリーグで最も監督を大事にしない「ブラッククラブ」です。3年以上まかされた最後の監督は、2005年から2008年まで指揮を執ったエイドリアン・ブースロイド。翌シーズンのブレンダン・ロジャースが1年でレディングに移ると、その後の10年で10人のマネージャーを招聘しています。ゾラ、ヨカノヴィッチ、マッツァーリ、マルコ・シウヴァという錚々たる顔ぶれが、全員1年以内でアウト。アブラモヴィッチさんもびっくりの高回転システムです。

ハビ・ガルシアを出口に案内したワトフォードは、新監督はキケ・フローレス・サンチェスとアナウンスしています。2015-16シーズンにチャンピオンシップから昇格したばかりだったワトフォードを13位に導き、シーズン終了とともに退任。8ヵ月で終わったヨカノヴィッチやマルコ・シウヴァより長持ちした指揮官です。ハビ・ガルシアがプレミアリーグ11位&FAカップ準優勝だったのに対して、キケ・フローレスは13位&FAカップベスト4。ワトフォードでの戦績は若干落ちますが、バレンシアでCLベスト8、アトレティコ・マドリードでヨーロッパリーグ制覇という輝かしい実績は、前任者を圧倒しています。

戦力的には、シェフィールド・ユナイテッド、ブライトン、ノリッジより上。最終ラインを落ち付かせ、デルロフェウやロベルト・ペレイラ、ウェルベックをうまく使いこなせれば、5シーズン連続のプレミアリーグ残留はさほど難易度が高いミッションではないでしょう。10年で10人のクラブと、10年で7クラブの指揮官は、戦績がどうあれ8ヵ月後には握手を交わして別れるのだと思われます。彼らと同じ4シーズン連続でプレミアリーグ残留のボーンマスは、エディ・ハウが8年めを迎えていますが、どちらかの策が正しいともいい切れません。


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クロップは自虐ボケ、ペップはVAR批判…プレミアリーグ2強のマネージャー最新語録!

Yes: ”You finally arrived, welcome!”Ali did the same. Obviously it’s a goalie thing at Liverpool, no problem with that as long as we win the games. All good.(そうだね。”ついに来たね、ようこそ!”アリソンも同じことをやらかした。これは明らかに、リヴァプールのGKに起こることのようだね。勝ち続けている間は問題ないよ。すべてよしだ)」。プレミアリーグ2節のサウサンプトン戦で、ゴールキックをダニー・イングスにカットされて決められたアドリアンについて、クロップ監督は自虐ボケをかましながらフォローしました。一昨年のCL決勝でロリス・カリウスがキックをベンゼマに当てて失点を喫し、昨季プレミアリーグ4節のレスター戦では、アリソンがイヘアナチョにフェイントを仕掛けて失敗。奪われたボールをゴールに叩き込まれ、プレミアリーグ初失点を記録しています。

3人のGKは、サディオ・マネに感謝しなければなりません。勝負強い10番は、すべての試合でゴールを決めてミスの意味を軽くしてくれています。アドリアンがサポーターを呆然とさせるミスを犯したセインツ戦は、奇しくもアリソンのレスター戦とまったく同じ展開でした。マネが先制、フィルミーノが追加点を決めた後、GKが試合をおもしろくして2‐1フィニッシュ。クロップ監督は、冒頭の発言の後、「アドリアンは足が腫れていたにも関わらず、あまりにも多くのボールを処理した。彼のセーブ、プレイすべてに満足している。他のプレーヤーがビルドアップに関する責任を引き受けなければならなかった。鎮痛剤がもてばと願っていたよ」と、GKの厳しい状態について力説しました。

「木曜日、フライトしたときの彼の足首を見ていたら、ゴールを与えたパスでさえ”思っていたよりもよかった”というはずだよ」

ボケ、大げさ…クロップ節が炸裂したのは、後半の戦いぶりに自信を深めていたからでしょう。自分たちのスタイルでゲームをコントロールできたと語った指揮官は、前線の選手たちを激賞。「チェンバレンはブリリアント。群を抜いていた」はまだしも、ファンタステックなゴールだったとほめたマネを「the best moment at least of the first half, in the last second pretty much(少なくとも前半は最高の時間で、最終盤もとても美しかった)」とは、「どれだけ持ち上げるんだ⁉」とツッコミを入れたくなります。ロングボールとセットピースを活かして追いすがってきたセインツに1点差に迫られたときは、「また攻めなきゃいけないのか?」と思ったそうですが、実際にはスコアをキープすることに腐心し、狙い通りに3ポイントを手に入れたと自画自賛しています。

連勝スタートとなったリヴァプールに対して、プレミアリーグ王者は攻めまくったホームゲームを勝ち切ることができませんでした。以前から「VARを支持する」といい続けてきたペップも、立て続けにゴール取り消しを喰らい、黙っていられなくなったようです。「昨シーズンのCLのトッテナム戦でもこんなシチュエーションがあった。率直にいえば、2回めはさすがに堪える。でもこれが現実なんだ」。ガブリエウ・ジェズスのゴールシーンは、その前にボールに触ったラポルテが手に当てたように見えましたが、マン・シティの指揮官はロドリがラメラに潰されたシーンのジャッジも問題にしています。

「先週はウルヴスにも起こった。水曜日にはチェルシーもね。アドリアンはペナルティシュートアウトでゴールラインを踏んでなかった。今日の前半も驚いた。VAR said it wasn't and then at the end they did(あのシーンでVARはそうじゃないといい、最後にはそうだといった)」

…お気持ち、お察しします。プレミアリーグ開幕節のハマーズ戦でもガブリエウ・ジェズスのゴールが1度は認められながらもオフサイドとされており、2戦連続の逆転敗訴。とりわけ今回は「決勝ゴール取り消し」というわかりやすい結末だったこともあり、新システムの被害者ムードが漂っていますが、シーズンを通じてVARに阻まれる機会が最も多いのはペップのチームなのではないかと思います。何しろチャンスメイク数はリーグNo.1。オフサイドぎりぎりのタイミングで繰り出すパスを決め手にするチームは、おのずとVARに待たされる機会も多くなるでしょう。ペップも、そんなことは重々承知なのだと思われます。ひとしきり嘆いた後、「より多くのチャンスを得るためにハードワークを重ねる必要がある」と語っているのですから。

ロドリの転倒がスルーされ、後半のキックオフからのラッシュも実らず、172cmのルーカス・モウラに同点にされるという展開に、ペップのメーターは上がりっぱなしだったのでしょう。2‐2とされた瞬間、「何やってるんだ」といいたげに両手を挙げたアグエロを代えたとき、ペップとエースはピッチサイドで激しくいい合い、ミケル・アルテタに仲裁されました。このシーンについて事情を聞かれたペップのコメントも紹介しましょう。

「ゴールを決められた瞬間の彼に苛立っていたのを、わかっていたと思う。そんな感情もゲームの一部だ。ちゃんと後で話たよ。彼の気持ちはわかるし、とても愛しているよ」

とにかく明るいユルゲン・クロップと、時に激昂しながらも最後はフェアなペップ・グアルディオラ。VAR導入の新時代の幕開けに、彼らがどんなコメントを残してくれるのか、引き続き注目していきたいと思います。クロップは「クレイジー」、ペップは「タフ」を連発するのでしょうね。微妙なジャッジの積み上げではなく、誰もが納得する展開でプレミアリーグ王者が決まることを祈りつつ。


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ペップとクロップ…主張し合い、リスペクトし合うライバルたちのしびれるエピソードを。

いきなり宣伝で恐縮ですが、7月に発行された「フットボリスタ」の増刊「マンチェスター・シティ2018-19国内4冠&来日特別号」にて、記事を書かせていただきました。「着任3季目の発言から読み解く、水色ペップの頭の中」という2ページの読み物です。2018-19シーズンのペップ語録とその解説という定番企画なのですが、昨年6月から直近の5月までに稀代の名将が残したおもしろいコメントを現地記事からピックアップし、複数メディアの記事とプレスカンファレンスなどの動画で裏取りしたうえで翻訳するという膨大な作業によって何とか世に出た労作でございます。

珍しい下ネタあり、プレミアリーグと2つのカップ戦制覇という国内トレブル達成について「史上初ですが」と振られた際のジェントルな切り返しあり。ペップのフットボール愛と人となりを十全に伝えるべく厳選いたしましたので、お時間があればぜひ目を通していただきたく存じます。マンチェスター・ユナイテッドサポーターであり、クロップびいきでもある私としては、プレミアリーグ最強王者は目の上のたんこぶ(しかも巨大)なのですが、ペップについては「尊敬してます」のひとことです。

当代随一のコンセプトと戦術を持ち込み、マン・シティだけでなくプレミアリーグ全体のレベルを引き上げた偉業は、フットボールの母国の歴史に残り続けるでしょう。われわれは今、永遠に語り継がれるシーンを目撃し続けているのかもしれません。本日行われるコミュニティシールドで、2強からどんなメッセージを受け取ることができるかと思うと、キックオフの瞬間を待ち切れません。

さて、ペップといえば、先日珍しくユルゲン・クロップ監督にツッコミを入れてました。7月17日にアメリカのインディアナ州ノートルダムで行われたインタビューで、リヴァプールの監督がこぼした補強に関するコメントがトリガーです。

「いっているだろう?リヴァプールにとって、今年はビッグトランスファーウィンドウではない。過去2年間でチームに多額の投資をしてきた。毎年同じ調子でやることはできないよ。みんないうよね。”今こそ3億ポンドだ、いや2億だ”。そんなことができるクラブは、世界にたった2つしかないんじゃないか。バルセロナと(レアル・)マドリード。(マンチェスター・)シティとPSGも毎年いけそうだね」

他意はなかったのだと思われますが、うっかり入れちゃったんですね、「シティ」。これに対して、「事実ではないからいいたい」とペップが反論しました。「昨シーズンはひとり(リヤド・マフレズ)しか獲ってない。収支はマイナス1700万ポンドだ。2シーズン前に多額の投資をしたのは、30代の選手が10~11人いたからだ」「われわれは毎年2億ポンドも使えない。リヴァプールは昨シーズン、2億ポンド以上を費やした。そして今はできない、同じことだ」「われわれはこの夏、ロドリのバイアウト条項にある金額を支払い、アンヘリーノを買い戻した。これが事実だ」。いや、おっしゃるとおりです。クロップ監督も「獲れない」わけではなく「獲らない」だけですからね…。完全なる「もらい事故」に黙っていられなかったのでしょう。

一部で「舌戦」というニュアンスで報じられているようですが、クロップ監督に仕掛ける意図はなく、ペップも「議論ではない。事実ではないから口を開いたまで」と線を引きながらのコメントですので、本日ウェンブリーで握手していただければいいのではないでしょうか。プレミアリーグで鎬を削る2人は、リスペクトし合う間柄です。「Goal.com」が、クロップ監督が語ったチャンピオンズリーグ制覇の夜のエピソードを紹介しているのですが、これがまた、とても感動的なお話です。「'Jurgen, it's Pep!' - Klopp reveals details of Guardiola's Champions League final call and explains pair's 'respectful' relationship」と題されたニール・ジョーンズさんの記事の一部を、以下に引用させていただきます(2019年8月3日配信/翻訳筆者)。


「ピッチでは、リヴァプールの選手たちがチャンピオンズリーグ制覇を祝っていた。感情的で楽しく、心地よい疲労感。マドリードの夜の長いセレブレーションは、ずっと続きそうだった。しかしマネージャーにはやるべき仕事があった。彼には相手にすべき人々、いうべきことがあった。試合後のメディア対応という義務を終わらせなければならない。

そんななかで、彼は驚くべき電話を受けたのだった。

ドレッシングルームに着くと、前年の11月にマンチェスターシティから招聘したヘッドフィジオのリー・ノーベスがやってきた。”彼は自分の携帯電話を私に手渡したんだ”。Goal.comがワン・オン・ワンで行った独占インタビューに応じたクロップはそう語った。”私はスクリーンを見てPepといった。私は100%、それは自分が知るPep、Pep Lijndersだと思った。オッケー、でも何か変だ。話し始めて、ようやくそれが他のPepであることに気づいた”」

「”他のPep”はもちろん、リヴァプールの最大のライバルとなったマネージャーで、おそらくこんな夜に電話をかけてくると予想できる唯一の人物であるペップ・グアルディオラだった。グアルディオラは、マドリードでのクロップのポジションにあっさり着いていたかもしれない男だ。VARさえなければ、最後にリヴァプールの前に立ちはだかったのはスパーズではなくシティだったかもしれない…しかし、多少のジェラシーを感じていたであろうカタルーニャの男は、それを表には出さなかった」

「”そこには多大なるリスペクトがあった”とクロップは述懐する。”誰が誰に電話したのかはわからない。確かにリーはシティで彼と一緒に働いていた。ナイスだ。ナイスな瞬間だった。われわれは、どんなに素晴らしいシーズンだったかを話し続けた。いくつかのジョークも交えながらね。2人とも明らかにいい気分だったよ!”」


言葉を重ねる必要はないでしょう。いい話ですよね。ペップとクロップ…今季のプレミアリーグでも素晴らしいバトルを繰り広げていただければと期待しています。いよいよコミュニティシールドのキックオフまで12時間となりました。楽しみですね!



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プロフィール

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makoto
性別:
男性
職業:
ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今季のプレミアリーグで、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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