現地紙が報じた「ヴェンゲル監督の契約は2年延長説」に際して、思うこと。

「今回は、メダルをとっておこう。私にとって特別な夜だから」。FAカップを制覇したアーセナルのヴェンゲル監督が語った「特別」という言葉には、どんな想いが込められているのでしょうか。プレミアリーグで指揮を執る最後のシーズンになるかもしれないということか、あるいはFAカップ最多優勝監督という誇りか。全日程終了後に発表と伝えられていたボスの去就については、プレミアリーグで4位以内に入れなかった今季が最後、FAカップ制覇を花道に勇退と見ていたのですが、「デイリー・ミラー」は2年の契約延長が既定路線と伝えています。今月末に開かれる経営会議は、指揮官が22年めのプレミアリーグを迎えることを承認するだけの場である、と。FAカップ決勝の前に掲載されたタブロイド紙の記事が事実だとすれば、クラブはこう宣言したことになります。「戦績は考慮しない。アーセン・ヴェンゲルの進退は、彼自身が決めるのだ」。リスキーですが、これもまた、ひとつのクラブのありようだと思います。

私はマンチェスター・ユナイテッドサポーターであり、多くの魅力的なクラブがエキサイティングに戦ってほしいと願う八方美人のプレミアリーグファンです。美しいサッカーを続けるアーセナルは、多分にうらやましいクラブで、常に強くあってほしいと願っています。ここ数年、世代交代を願うグーナーが指揮官の退任を要求していることについて、その外側にいるひとりのファンとして思うところを列挙するとこんな言葉になります。

「今のアーセナルは、”両論妥当”が成立するのではないか。プレミアリーグで4位を外したこのタイミングで変化を志向するという選択も、必ず上位に食い込む安定感抜群の指揮官に引き続きチームを託すという考え方も」
「ただし、変わるなら後継者をしっかり決めたうえでシュアにバトンタッチを行わないと、マンチェスター・ユナイテッドと同じ道を歩むリスクが高まる」
「ヴェンゲル監督は私の好きな名古屋を強くしてくれた恩人なので、来季もプレミアリーグで観られるのであればうれしいし、もう一度タイトルを獲得してほしい。一方で、もしクラブが肩を叩くなら、それもやむなしと受け止め、万感の思いを込めて感謝の言葉を捧げたい」

最も重要なのは、経営が明快に判断することなのだと思います。ヴェンゲル監督のこの言葉には納得です。「強いクラブは、決断するクラブだ。正しいかどうかではなく、人気があるかどうかで決めるのは間違っている。責任ある人間が、正しい判断をしなければならない」「もし、私がクラブを適切に導いてきて、これからさらにいい方向へ進める人材だとすれば、しかるべき決定がなされるだろう。そのポジションは人気ではなく、技術で選ばれるものだ」。意訳すると、企業は民主的であってもいいが民主主義であってはならない」。サポーターの意見に耳を傾けるのは、経営として重要なことですが、必ずしもその意見を反映させなければならないわけではなく、意志決定は、経済的に責任を取れる立場の人間や結果について責任を負うべきプロフェッショナルによってなされるべきということです。

私がこんなことを書いているのは、留任となったときに、変化を求めるグーナーのみなさんがネガティブな反応を起こすのを懸念しているからです。人事に関する意見や批判は経営陣に向けるべきで、ヴェンゲルさんが経営に対して影響力が強かったとしても、当事者に「引いてくれ」というのは筋違いではないでしょうか。現場の監督のみなさんは、情熱が続く限りは勝ちたいわけで、経営陣に請われている間はやり続けたいでしょう。それを強く感じているからこそ、ジョゼ・モウリーニョ監督は、仇敵にエールを送ったのだと思われます。

「正直にいえば、アーセン・ヴェンゲルがアーセナルで仕事を続けてくれることを望んでいる。 クラブが彼を信頼して、よくなっていければ、と。 おそらくアーセンは、”長きに渡ってクラブに一貫性をもたらした監督”の最後の例になるだろう。サー・アレックス・ファーガソンはマンチェスター・ユナイテッドでそれをやってきた。彼は離れるべき時が来たと感じて、クラブを離れた。アーセン・ヴェンゲルも同じようになってほしいと思う」
「私は、他の監督たちにもシンパシーを感じている。われわれは、誰もが同じ痛みを体験してきた。サッカーは変わった。今は、監督が長い間ポジションに留まることは不可能だ。 成功しなければ去れといわれる。もちろんそれは、監督にとっていいことではない。 20年間ひとつのクラブにいて、毎年成功するのは難しい。サー・アレックス・ファーガソンもそういうだろう」(ジョゼ・モウリーニョ)

新シーズンのプレミアリーグは、いま一度横一線のスタート。ヴェンゲルさんが引き続き指揮を執ることになったら、退任を要求するプラカードやチャントもリセットされればと期待しています。21年間、素晴らしい実績を残してくれた名将が心ない言葉を突きつけられ、微妙な雰囲気のスタジアムで選手たちがプレッシャーに苛まれているのを見るのがしのびないのです。外野から恐縮ですが、スタジアムを訪れる方々が敬意をもって指揮官を遇し、選手を盛り上げているのを見たいと切に願っています。アーセナルに限る話ではないのですが、今、それを強く感じるのは、難しい時期を迎えているこのクラブです。

最近の10年の結果で見るなら、ヴェンゲル監督がプレミアリーグを制覇する可能性は低いということになりますが、レスターの快挙も就任初年度のコンテ監督の優勝もよくある話ではありません。実績はあくまでも参考資料。未来はいつもわからないものです。「経営陣が、どちらを志向するか」「変化を選ぶなら、長期政権を続けてきた監督を代えるというリスクにどう対処するか」。この2点について、どんな結論が発表されたとしても、私はそれをポジティブに受け止め、2017-18シーズンのアーセナルに期待しようと思っています。FAカップ決勝で、あれだけ素晴らしいサッカーを見せてくれたチームに。


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5年で7人…短命政権続きのワトフォードが、ハル・シティを離れたマルコ・シウヴァ監督を招聘!

終わってみれば、17位。最後の6試合は失点16の6連敗と散々な終わり方となったワトフォードが、プレミアリーグのライバルクラブから新監督を招聘しました。既にシーズン終了後の契約解除が発表されていたワルテル・マッツァーリ監督の後釜は、ハル・シティを率いていたマルコ・シウヴァ監督。前半戦で3勝しかできず、不振の責任を取らされたマイク・フィーラン監督の後を受けた39歳のポルトガル人監督は、降格回避こそできなかったものの6勝3分9敗と健闘。ポルトガルのエストリルを2部から昇格させてトップリーグの上位に導いた後、スポルティング・リスボン、オリンピアコスと名門を渡り歩いた実力は、イングランドでも充分通用すると証明しました。

マルコ・シウヴァ監督がいかに奮闘したのか、戦績を見てもピンとこない方もいるかもしれませんが、今季のハル・シティは夏に満足な補強をしておらず、即戦力はトッテナムから来たMFライアン・メイソンとAZにいたMFヘンリクセン、カーディフから獲得したGKマーシャルのみ。頭数を揃えるのが精一杯で、この陣容で勝てといわれた前任者フィーラン監督も気の毒ですが、さらに冬にはプレミアリーグ7ゴールの大黒柱スノドグラスと、中盤の要だったリヴァモアまで他クラブに持っていかれて骨抜きになっていたクラブです。1月の頭に着任した若い指揮官は、インテルのラノッキア、オリンピアコス時代にその実力を把握していたMFエラブデラウィ、エヴァートンでくすぶっていたニアッセ、レンヌのMFグロシツキ、ポルトFWエヴァンドロ、ノリッジにいたFWムボカニと大量補強を断行。新戦力をフルに活用して、EFLカップ準決勝ではマンチェスター・ユナイテッドをあと1歩まで追い詰め、2月のプレミアリーグではリヴァプールに2-0と快勝しました。

イギリスメディアに「新モウリーニョ」と呼ばれた指揮官は、守備を立て直すまでには至らなかったものの、ハル・シティの中盤を活性化し、どんな相手でも戦えるチームにモデルチェンジしています。34節のワトフォード戦までは、本拠地KCOMスタジアムでは6勝1分で敗戦なし。最終盤に、サンダーランドとクリスタル・パレスとの「直接対決」に敗れたのが致命傷となり、チームは18位に留まりましたが、新監督を探していたワトフォードが彼に目をつけたのは納得です。アムラバト、ドゥクレ、クレヴァリー、ベーラミなどそれなりのタレントはいながらも、カプェとディーニーが仕掛けるカウンター以外にこれといった攻め手がなかったワトフォードは、アタックのバリエーションを増やすことができるのではないでしょうか。スコット・ダクスベリーCEOは、オリンピアコスでギリシャリーグを制覇した新監督を手離しで称賛しています。

「マルコは、プレミアリーグにおいて最も有能な指揮官のひとりだろう。欧州での成功やハル・シティにおける戦いぶりを見れば、その実力は明らかだ。彼のような監督を招聘できるのを喜ばしく思う。ワトフォードにとってはエキサイティングなことで、サポーターからも温かく迎えられるだろう」

ワトフォードとマルコ・シウヴァ監督の契約は2年ですが、せっかちなクラブで2シーズン指揮を執ったのは、2009-2011シーズンのマッケイ監督が最後。ゾラ、ヨカノヴィッチ、キケ・フローレス、マッツァーリとビッグネームや実力派にチームを託しながら長続きせず、5シーズンで7人の監督を起用していたクラブは、意中の監督にチームづくりのためのリードタイムを許すのでしょうか。最後はボロボロだったプレミアリーグ17位のクラブが開幕からつまずけば、評判の指揮官も8人めの短期政権となる可能性は充分です。20種類以上のパスポートが揃う多国籍軍はまとまるのか。まずは、夏の補強に注目しましょう。マルコ・シウヴァ 写真著作者/dom fellowes)


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「野心を失った」…激動の1年を過ごしたサム・アラダイスがクリスタル・パレスの指揮官を辞任!

イングランド代表監督を就任2ヵ月で辞任することになったときには、情熱は冷めかけていたのでしょうか。クリスタル・パレスのサム・アラダイス監督が辞任を発表したのですが、「新しい仕事を引き受ける野心はない」という気になる発言がありました。パーデュー監督解任の後を受け、クリスタル・パレスにやってきたのは昨年の12月23日。10月以降の10試合で1勝しかできず、プレミアリーグ17位に沈んでいたチームの立て直しを求められたベテラン指揮官は、苦しい半年を過ごしました。

最初の2ヵ月は1勝1分6敗と結果を出せず。2月25日の「直接対決」ミドルズブラ戦に1-0で競り勝ったのを皮切りに、次の2ヵ月は別なチームに生まれ変わったかのように6勝1分1敗。プレミアリーグ首位のチェルシー相手にスタンフォード・ブリッジで逆転勝ちをおさめ、アーセナルに3-0完勝。さらにリヴァプール戦もベンテケの2発で2-1と逆転しており、クリスタル・パレス最強説まで飛び出すほどの豹変ぶりでした。ところが、トッテナムに0-1と敗れると、これを含む最後の5試合は1勝4敗と逆戻り。ハル・シティとのシックスポインターを4-0で制して降格を免れ、最終的には14位に順位を上げたものの、前シーズン率いたサンダーランド同様にきわどい残留でした。

プレミアリーグ8勝2分11敗という数字を見ると、前任者パーデューの4勝3分10敗からは明らかに改善しており、残留請負人の面目躍如といえなくはないのですが、中身を見ていくと「指揮官として成功した」とはいい難い半年でした。6勝1分1敗の快進撃の季節は、「ママドゥ・サコがいた時期」です。ファン・アーンホルト、シュルップとともに1月にやってきたリヴァプールのCBは、ミドルズブラ戦で新天地デビューを果たすと、即座に最終ラインを統率。彼が出場した8試合のうち4試合でクリーンシートを達成しており、失点は試合数より少ない7。TOP6との3試合を2失点で切り抜けています。一方、それ以外の13試合は24失点。サコが負傷リタイアしてからの5試合は上位対決ばかりではあったのですが、強豪を次々と破っていたチームの面影はありませんでした。

アラダイス監督の守備的な戦い方は、ベンテケ、ザハ、パンチュン、タウンゼント、キャバイェを擁する攻撃陣のポテンシャルを犠牲にした戦術でもありました。パーデュー時代は17試合28ゴール、ビッグ・サムは21試合22ゴール。そのうちの半分は、7ゴールのベンテケと4ゴールのザハで、彼らの個人力への依存度が高かったことは否めません。最前線の屈強なストライカーにロングボールを当ててサイドに展開するクラシックなアタック以外にアイデアはなく、前半戦に見られた中盤の押し上げとセットピースの強さを失いました。最後はハル・シティの失速に助けられた面もあり、ビッグ・サムが留任しても2季めは厳しかったかもしれません。守備はサコ頼み、攻撃はリーグ屈指のドリブラーとベルギー代表のストライカー次第。ビッグネームなしでTOP10に食い込んだボーンマスのエディ・ハウ監督や、WBAのピューリス監督と比べると、もの足りないといわざるをえません。

1999年から2007年まで8シーズンの長きに渡って指揮したボルトン時代が、ビッグ・サムの全盛期でした。プレミアリーグとディヴィジョン1(現在のチャンピオンシップ)を行ったり来たりしていたエレベータークラブをTOP10の常連に引き上げ、最高位6位でUEFAカップ出場という実績を残した手腕は素晴らしいと思います。しかしその後は、ニューカッスルで12位と振るわず1シーズンで解任の憂き目に遭い、ブラックバーンも15位と10位。ウェストハムをプレミアリーグに昇格させたのはお手柄でしたが、プレミアリーグでは中位をキープするに留まり、守備的な戦術を嫌うサポーターも少なくありませんでした。

そして近年は、まかされたチームをプレミアリーグに残留させるのが精一杯でした。「デイリー・テレグラフ」のおとり取材に引っかかり、FIFAが禁じている「第三者による選手保有」規定を裏ワザで回避するアドバイザーとして40万ポンド(当時のレートで約5800万円)を受け取ったことを咎められたのは昨年9月。長く夢見ていたイングランド代表監督の座をたった1試合で追われた後は、未来が見えなくなっていたのでしょうか。野心はないという寂しいコメントを聞くと、思うように各国代表のタレントを動かせなかったこの半年は相当しんどく、自分との戦いでもあったのかもしれません。

引退示唆と報じているメディアもありますが、ビッグ・サムは戻ってくるような気がしてなりません。ボルトン時代のような輝きを、もう一度手に入れるために。しかし今は、これ以上将来について語るのはやめておきましょう。理由はどうあれ、彼にとって激動の1年だったことは間違いありません。発言の裏にあるのは、心身を癒さないことには次について考えられないという心持ちでしょう。おつかれさまでした。来シーズンもプレミアリーグでクラブを応援できるのは、サポーターにとっては貴重なことだと思います。サム・アラダイスによって、クリスタル・パレスは残留した。そして彼は去った。今はただ、その事実を心に留めるだけにしておこうと思います。


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残留は遠く及ばず…サンダーランドのデヴィッド・モイーズ監督が辞任!

プレミアリーグ開幕から10試合勝利なし、6勝6分26敗の勝ち点24は残留ラインに16も足りず。後半戦はわずか2勝で、本拠地スタジアム・オブ・ライトでの勝利はゼロ。TOP10に勝ったのはボーンマス戦のみ。29ゴールのうち、エースのジャーメイン・デフォーが15ゴールで、MFのゴールはハズリとエンドングが1本ずつ…。散々な数字しか残せず、辞任を申し出たサンダーランドのデヴィッド・モイーズ監督にポジティブに声をかけるとすれば、「GKのピックフォードは成長しましたね」ぐらいしか思いつきません。

負傷者が多かったのは事実です。キルヒホフ、マクネア、カッターモールはプレミアリーグ出場試合数が10に届かず、ワットモアは早々にシーズンを終えてしまいました。前半戦はボリーニが使えず、後半はジロポジがリタイア。多いときは10人を超える選手がベンチ入りさえできず、モイーズ監督は終始やりくりに追われました。しかし、「全員揃っていれば残留できたか」と問われても、うなずけないのも確かです。

夏に補強したドナルド・ラブ、マクネア、ヤヌザイ、アニチェベ、ピーナールと、冬のオヴィエド、ダロン・ギブソンは、いずれも指揮官の古巣であるエヴァートンとマンチェスター・ユナイテッドでプレイしていた選手ですが、峠を過ぎたベテランか伸び悩み中の面々ばかり。チェルシーでまったく出番がなかったジロポジ、リヴァプールでうまくいかなかったマンキージョ、マンチェスター・シティでプレミアリーグ出場ゼロのデナイエル、既に34歳になっていたレスコットも計算できる選手とはいえません。納得の新戦力はロリアンから来たエンドングぐらいで、獲りやすさで決めたかのような「トップクラブのお下がり補強」に、強化への情熱は感じられませんでした。

補強がままならなかったのは、指揮官の問題ではなく、クラブが財政的に逼迫していたからのようです。「サンダーランドは魅力的なクラブだと思っていたが、内情を知っていれば別の見方をしていた。私はプレミアリーグで指揮を執りたくてここに来たが、クラブに売却の可能性があるとは聞かされていなかった。夏に補強資金が少ないと思ったが、1月に使えるお金がないとは想像していなかった」。12月にモイーズ監督がこぼした愚痴に、就活の際の会社研究と面接時の質問が足りなかったのでは?といった意地悪な見方をする向きもあるかもしれませんが、私はこんなふうに受け取っていました。モイーズさんは、焦っていたのではないか。プレミアリーグで指揮を執って成功をおさめ、以前の自分を取り戻したいという気持ちが強く、クラブの状況を冷静に判断するというプロセスをスルーしたのではないか、と。

2002年の3月から2013年の夏まで。エヴァートンで過ごした10年2ヵ月という歳月は、サー・アレックス・ファーガソン、アーセン・ヴェンゲルに次ぐプレミアリーグ史上3番めの長さです。2004-05シーズンにクラブを4位に引き上げ、チャンピオンズリーグ出場権を獲得すると、2006-07シーズン以降はすべてTOP10フィニッシュ。この間、リーグ監督協会(LMA)の年間最優秀監督に3度選ばれており、「少ない予算をうまく活用してチームを強化できる監督」という評価が定着していました。

つまずきは、2013-14シーズン。サー・アレックスの後を受け、マンチェスター・ユナイテッドの監督に就任したモイーズ監督は、主力選手との確執もあって名門を7位に沈めてしまい、シーズン終了を待たずに解任されました。当時についてサポーターとしていえば、2014年2月9日のフラム戦で話題となった「80本のクロス」に代表されるようなクラシックなアタックや、選手間の距離があまりにも遠く連携がない中盤に未来への希望は感じられませんでした。2014-15シーズンには、クラブと自らの復活を賭けてレアル・ソシエダの監督に就任。降格ゾーンの19位にいたチームを12位に引き上げたときは、エヴァートン時代の再現かと期待を抱かせましたが、新シーズンに低迷して冬を待たずに解任。失意のなかで届いたプレミアリーグからのオファーは、輝いて見えたのではないでしょうか。

サンダーランドのエリス・ショートオーナーは、こんな表現でモイーズさんへの感謝を示していました。「降格を回避すべく懸命に働いたデイヴィッドは、違約金を受け取らずにクラブを去ると決断した。彼の誠実さの表れだ。今後の成功を祈りたい」。3度めの挫折を味わった指揮官は、クラブの財政を慮って権利を放棄したのでしょうか。いや、それだけではなかったのかもしれません。ここに成功はないと絶望した…。もしそうだとすれば、あまりにも哀しいエンディングです。モイーズ監督に、復活への道は開けるのか。まだ54歳。リタイアするには、若すぎます。


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プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

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