苛立ち、落胆、激怒…上位総崩れのプレミアリーグ、傷心の監督たちの記者会見プレイバック!

昨季のTOP6が5分1敗と、勝利がなかった大波乱のプレミアリーグ21節。こういうときは、苛立ちを隠せない指揮官たちのおもしろいコメントが数多く残されるものです。互いの持ち味が発揮され、3-3という派手な打ち合いを演じたリヴァプールVSアーセナルは、監督の掛け合いという意味でも今季のベストマッチだったのかもしれません。試合をご覧になった方は、ピッチサイドでクロップ監督とヴェンゲル監督が笑みを浮かべながら何やら話していたのを覚えてらっしゃるのではないでしょうか。プレミアリーグの重鎮と今季デビューのチャレンジャーに、どんなやりとりがあったのか、まずはプレスカンファレンスにおけるおふたりのコメントを聞いてみましょう。

「私はアーセンに、自分がなぜ感情的になっているか伝えていたんだ。彼との間に何かあったわけじゃない。有利な場面で、明らかにわれわれのスローインだったのに、レフェリーはちゃんと見ていなかった。私が彼に、目がついてるのか尋ねたのを咎めたかったみたいだね」(ユルゲン・クロップ)
「彼に落ち着くようにと話しかけた。そうしないとレフェリーにスタンド行きを命じられてしまうよ、とね。ここはピッチ脇が狭くて、われわれの距離が近くなりがちだ。彼は第4のレフェリーと問題を抱えていた。理由はわからない。彼がうまく説明するだろう。私には、不快な気持ちはないよ」(アーセン・ヴェンゲル)

相手がモウリーニョ監督だったら、ヴェンゲル監督はベンチで「われ関せず」を決め込んでいたのではないでしょうか。クロップ監督が退席となっていれば、ベンテケ投入はともかく、同点ゴールを挙げたジョー・アレンは終盤のピッチにいなかったかもしれず…いや、やめておきましょう。公称191センチと194センチの大柄な男たちが、お互いのスタイルをリスペクトし合っているのがわかる爽やかな映像でした。ここまでのプレミアリーグにおけるベストマッチに選んでもいいのではないかというぐらいのゲームについて、クロップさんとヴェンゲルさんの感想もまた、ベストマッチングでした。

「素晴らしい試合だった。簡単に忘れられるものではない。序盤は、完璧とまではいわないが、かなりよかった。後半は、ジルーが見事だった。もっと集中して守備をしなければいけなかったね。われわれは選手を代えたが、さらに運を必要としていた。妥当なドローだと思っている」(ユルゲン・クロップ)
「結果には不満だが、パフォーマンスには落胆しているわけではない。少し不安を抱えて試合に入ってしまい、最初の20分は劣勢だった。残念だったのは、4-2にできたはずの3つのシーンで誤ったチョイスをしてしまったことと、終了間際の失点だ。両チームが全力で戦った互角のゲームだったね」(アーセン・ヴェンゲル)

サポーターだけでなく現場のみなさんも、エキサイティングなナイスゲームの後は、結果はどうあれ清々しい気分で会見に臨めるものなのでしょう。さて、ここからは、そんな気分にはとてもなれなかったお三方に登場いただきます。私は常から、「メディアは”ファン・ハール激怒”と煽りすぎる。会見での彼は概ね淡々と話しており、怒りという表現とはほど遠い」と釘を刺すことが多かったのですが、土壇場でニューカッスルに追いつかれ、3-3のドローに終わった後のマンチェスター・ユナイテッドの指揮官は、明らかに「激怒」でした。マッチデイセンターの映像を見ると、ファン・ハール監督は序盤から不機嫌そうです。着火剤は、ウェイン・ルーニー。今季プレミアリーグで5ゴールと思うような結果を残せていないキャプテンの名前を出された瞬間、指揮官は会見打ち切りモードにシフトチェンジします。

「ウェイン・ルーニーについてはこれ以上話さない。君たちは、彼を批判してきただろう。私はしていない」

話しながら席を立ち、歩き出す指揮官に、会場から「(批判的なコメントは)あなたも、してましたよね?」と声が飛ぶと、出口で止まったファン・ハール監督が振り向きざまにひとこと。「You,too.Fat man!(君もだろ、そこの太ったヤツ)」。指さされた「ザ・サン」の記者がサンキューと返したことで、会場は爆笑となりましたが、こんなおいしいネタをタブロイド紙が放っておくわけがありません。マンチェスター・ユナイテッドの番記者であるカスティス氏は、不振のクラブの指揮官に賭けを持ちかけました。

「今シーズンが終わる5月末までに、私は2ストーン(28ポンド)減らそうと思う。そうするとあなたは、残りのシーズンで28ポイントを稼がなければならない。勝負!」

ちょっと待ってください!28では、チャンピオンズリーグに届きませんから。3ストーンVS勝ち点42で仕切り直しをお願いします。いや、3ストーンはさすがに体に悪いですね。これは難しい。2ストーンVSプレミアリーグ2位の「2対決」でいかがでしょうか。上位の監督たちが、それぞれに嘆いている状況を見ると、ひとたび波に乗れば、勝ち点9差ぐらいはまくれないことはないのではないかと思われますので…。

さて、嘆きの指揮官2人めは、トッテナムのポチェッティーノ監督です。こちらは、ひたすら落胆。レスター戦は、大半の場面でホームチームが主導権を握っており、セットプレーからのヘディング一発で負けたのがショックだったのでしょう。

「本当に失望している。アンフェアな結果だけど、これがサッカーだ。受け入れて、次の試合に活かさなければ。…選手は大いに奮闘し、全力を出し切ったけど、ゲームを支配してもゴールを奪えなければ相手にチャンスがまわる。サポーターにどう説明すればいいのか、難しい」(マウリシオ・ポチェッティーノ)

そうですよね。ハリー・ケインがシュマイケルにぶつけたシュートは、試合を観ていたほとんどの人が、クロスバーを叩く瞬間まで「決まり!」と思っていたでしょう。マンチェスター・ユナイテッドもそうでしたが、決定機を逃すと、えてしてこういう結果になるのがサッカーです。

そして最後の方は、憤懣やる方ない様子です。エヴァートンとスコアレスドローに終わったマンチェスター・シティのペジェグリーニ監督は、最終盤にPKをもらえなかったことに納得がいかないと語っていました。以前にレフェリー批判を謝罪したことがあり、昨年までは「ジャッジについては語らない」とすることが多かったペジェグリーニさんも、最近は焦っているのでしょうか。キャピタルワンカップ準決勝でのエヴァートン戦の後も、ルカクのオフサイドとミララスのファールについて抗議しており、なかなか連勝街道を走れない状況に苛立ちが募っているようです。ジョン・ストーンズの件については、お気持ちお察ししますといいたくなりますが…。

「スタジアムにいた誰もが見た。レフェリーは間近にいた。ラヒム(・スターリング)の両足をストーンズがさらったのは明らかだろう。しかし、レフェリーが笛を吹かないのなら、われわれにいえることは何もない。前半は接戦だったが、後半はわれわれがボールを支配し、勝利にふさわしい戦いをした。引き分けよりも妥当な結果があるだろう。普段なら決まるチャンスをGK(=ティム・ハワード)に何度も止められた。信じられないね」(マヌエル・ペジェグリーニ)

今週のコメント大賞を選ぶとすれば、インパクトで圧勝のファン・ハール監督より、メーターが上がり切った若い指揮官を諌めたヴェンゲル監督のフェアプレーでしょう。今日あすこそは、晴れ晴れとした表情のみなさんに出会いたいものです。直接対決のクロップさんとファン・ハールさんは、両者ともというのは難しいかもしれませんが。


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プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

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