第2のヴィラになる!?不振のエヴァートンに潜む6つのリスク

ラニエリ、グアルディオラ、ポチェッティーノ、ヴェンゲル、クロップ、コンテ、ビリッチ、クーマン、マッツァーリ、グイドリン、あるいはジョゼ・モウリーニョ。来季のプレミアリーグは、名将たちの壮絶なつぶし合いとなりそうです。ストークのマーク・ヒューズ監督は、無事に続投となるでしょうか。2季連続でプレミアリーグのTOP10に食い込んだクラブが、ウェストハムやサウサンプトンのようにさらなるジャンプアップをめざせば、このタイミングで名将に投資することは充分考えられます。何しろ現在は、ペジェグリーニとフランク・デ・ブールという欧州の主要リーグを制した指揮官が無職なのですから。いや、その前に話題にしなければならないクラブが、ひとつありました。つい先日、ロベルト・マルティネス監督を解任したエヴァートンです。イギリスメディア「テレグラフ」はセビージャのウナイ・エメリ監督、「デイリー・メール」はマンチェスター・シティを去ったマヌエル・ペジェグリーニ監督と、現地メディアは「後任当てクイズ」の答案作成に余念がありません。

「テレグラフ」は、エヴァートンの上層部が72時間以内にエメリ監督と会談すると報じ、「デイリー・メール」は、このたびエヴァートンの主要株主になったファルハド・モシリ氏が、ペジェグリーニさんとコンタクトを取ったと伝えています。マンチェスター・シティの前指揮官のほうはあってもおかしくない話ですが、ヨーロッパリーグ3連覇を達成して、2年連続で「国内5番めのチャンピオンズリーグ出場クラブ」となったセビージャの監督が、わざわざ火中の栗を拾いにくるでしょうか。噂になっていたクーマン監督はエヴァートンへの移籍を否定しており、エヴァートンこそがペジェグリーニ&フランク・デ・ブールの有力な就職先とみるのが妥当でしょう。

実は私は、エヴァートンは、舵取りを間違えれば「第2のヴィラ」になる可能性があると懸念しています。これに対しては、イングランド最多の113シーズンをトップリーグで過ごし、プレミアリーグに全シーズン在籍していたクラブが降格するわけがないという反論もあろうかと思いますが、1982年に欧州の頂点に立ったアストン・ヴィラや、欧州で売上TOP20に入っていたニューカッスルの凋落を見れば、戦国時代のプレミアリーグが伝統や資金力だけでは立ちいかないのは明らかです。

エヴァートンの懸念材料をざっと挙げてみましょう。「新たな主要株主の登場」「前監督の解任」「守護神ティム・ハワードの退団」「ルカクやジョン・ストーンズなど主力の離脱リスク」「最終ラインと守備的MFの高齢化」「若手選手の成長スピードの鈍化」。とにかく変化を強いられる要素が多すぎます。今季の後半、ハワードからポジションを奪ったロブレスにとっては、長年ゴールマウスに君臨していた名守護神がライバルとして横にいる状態は、心強かったのではないでしょうか。ギャレス・バリーは36歳、ジャギエルカは33歳、レイトン・ベインズ31歳と守備の中心選手が軒並み高齢で、彼らの後継者を明確に名指しできる状況ではありません。ガロウェイやブローニングがおもしろいといっても、来季からいきなり代わりが務まると計算するのは虫がよすぎるでしょう。

貴重な得点源だったネイスミスはいなくなってしまいました。ルカクの発言を聞いていると、チャンピオンズリーグに出場するクラブか、古巣チェルシーに移籍するのは間違いないでしょう。このうえジョン・ストーンズまで出ていくとなれば、ベンテケとデルフを同時に失った昨夏のアストン・ヴィラがますますオーバーラップします。ロス・バークリーは素晴らしい選手ですが、前半戦で6ゴールを決めたにも関わらず、後半の19試合はPK以外のゴールはゼロ。最後の3ヵ月は完全に沈黙してしまい、フルシーズン活躍したことがありません。

ミララス、アーロン・レノン、クレヴァリー…それぞれいい選手ではあるものの、主力やベテランが抜けて彼らが中心となれば、デフォー、カズリ、ワトモア、エムヴィラがいるプレミアリーグ17位のサンダーランドより上といい切れるでしょうか。「ザ・サン」は、主要株主のファルハド・モシリ氏がマンチェスター・シティのGKジョー・ハート獲得に4000万ポンド(約63億4000万円)を投資すると報じておりましたが、次期監督が決まっていないのに株主主導で大物選手を獲るという記事が出ること自体が、既にリスクです。

新監督については、変化のリスクを軽減すべく、プレミアリーグの中堅・下位クラブとの戦い方を心得ているペジェグリーニ監督を全力で獲りにいくのがいいのではないかと思います。新戦力は、海外を物色するより、プレミアリーグ経験があって計算できる選手を要所に配したほうがいいでしょう。ビッグクラブで出番が減りそうな選手、たとえばフィル・ジョーンズやロホ、ボニー、ミケルなどは狙いめです。あるいはベンテケ…ノース・ロンドンならいざ知らず、マージ―サイドの両者の関係なら、さほど騒がれずにいけるのではないかとは、楽観的に過ぎるでしょうか。アーセナルの動き次第では、オリヴィエ・ジルーという出物があるかもしれません。ルカク売却で100億円近くのお金が入ったときは、くれぐれも、小粒な選手を5~6人などという補強をしないでいただきますよう。その戦略で芳しくないチームが出来上がったケースを、私たちプレミアリーグファンは最近2回ほど目撃しています。


<スポンサーリンク>


本ブログも参加中のサッカーブログランキングで、最新のサッカー情報をチェックできます。
よろしければ下のバナーのクリックをお願いします!励みになります!
サッカー ブログランキングへ
にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村
スポーツ人気ブログランキング スポーツ人気ブログランキング

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

無題

個人的にはモイーズに指揮してもらいたいですね
  • ぐら
  • 2016/05/25(Wed)12:56:41
  • 編集

無題

モイーズ監督は嫌ですねー、彼が指揮するエバートンは非常に厄介ですから。
  • おハム
  • 2016/05/25(Wed)13:13:29
  • 編集

無題

来期の去就にもよりますが、現ウェールズ代表監督のコールマンとか面白そうではないですか。彼が来れば、例えばスパーズで出場の多くないデイビスなども来てくれそうです。
  • queen
  • 2016/05/26(Thu)01:44:15
  • 編集

コメントありがとうございます。

ぐらさん おハムさん>
モイーズさん、ありですね。勝手知ったるクラブだけに、確実に強くなりそうです。

queenさん>
守備は堅くしてくれるでしょうね。ただし、ワールドカップ予選まで契約があるので難しそうですね。
  • makoto
  • 2016/05/26(Thu)09:04:31
  • 編集

あなたは?番め



人気ブログランキング参加中です。
こちらから応援クリックお願いします!
やる気がぐんぐん上がります!
にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村
サッカー ブログランキングへ
スポーツ人気ブログランキング スポーツ人気ブログランキング

いいね!、ブックマーク、シェアはこちらから!

本ブログのFBページに「いいね!」して更新情報や限定お得情報を入手! ⇒Facobookページへ

スポンサーリンク

CHECK IT!

ファーガソンの薫陶 勝利をもぎ取るための名将の心がまえ

新品価格
¥1,365から
(2013/3/9 17:28時点)

アーセン・ベンゲル 勝利の哲学 [DVD]

新品価格
¥1,707から
(2013/3/9 17:28時点)


アレックス・ファーガソン 伝説を創った指導力

新品価格
¥1,575から
(2013/6/29 22:49時点)

カテゴリー

現地サッカー観戦お役立ち情報

激安ホテル&航空券はこちらでGET!

お得な航空券一括比較『スカイスキャナー』

155,000軒から選べるHotels.com

最低価格保証!世界最大級ホテル検索サイト「エクスペディア」

業界最速で最安値検索!海外格安航空券の検索ならskyticket.jp
直前予約OK!海外格安航空券のエアータウン

ブログ内検索


Google検索

プレミアリーグ関連グッズをGET!

ユニフォームや応援グッズを扱う
サッカー専門ショップをご紹介!

人気クラブのユニフォームならユニオンスポーツ

⇒在庫10,000点以上!レアもの充実のメガストア
 「フットボールMAX」

グーバーウォーク

謎の生物”グーバー”たちが、ブログの中身に合わせて変化!
グーバーを押すと、「ブログの成分分析」もできちゃいます!

blogramで人気ブログを分析

プロフィール

HN:
makoto
性別:
男性
職業:
ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

にほんブログ村新着記事

こちらのランキングもチェック!

忍者アナライズ