マン・シティもクラブレコードの700億円超え…マンチェスター勢の決算数字を比較してみました!

3年連続で負債ゼロ、9年連続の業績改善、人件費比率は56%と健全。プレミアリーグで10勝1分と快調に首位をひた走るマンチェスター・シティが、経営面でも好調であることをアピールしています。このたび発表された2016-17シーズンのアニュアルレポートに記載された総収入は、前年から21%増となる4億7340万ポンド(約705億円)。レロイ・サネ、ガブリエウ・ジェズス、イルカイ・ギュンドアンらの獲得に8710万ポンド(約130億円)を費やし、選手やスタッフの給与総額が33%増の2億6441万ポンド(約394億円)に膨れ上がりながらも、108万ポンド(1億6000万円)の利益を出しています。

ペップ・グアルディオラ監督のプレミアリーグ初年度は無冠に終わりましたが、ライバルのマンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ6位ながらもEFLカップとヨーロッパリーグに優勝しています。これに伴うテレビ放映権料やマッチデー収入の増加もあって、彼らの総収入はクラブレコードの5億8100万ポンド(約866億円)。両者の差は1億ポンドほど開いておりますが、絶好調のマンチェスター・シティはチャンピオンズリーグにおける収入増も期待され、1年後にはギャップはさらに詰まっているでしょう。ここからは、プレミアリーグNo.1の隣町のクラブと比較しながら、マンチェスター・シティの収益の現状を確認していきたいと思います。

2016-17シーズンは、3年契約で1兆2000億円を超える巨額のテレビ放映権料が分配される最初の年です。マンチェスター・ユナイテッドは38%UPの1億9400万ポンド(約289億円)、マンチェスター・シティは26%UPの2億300万ポンド(約303億円)。両者の伸び率の差には、ヨーロッパリーグと国内カップ制覇で試合数が多かったチームと、2015-16シーズンにCLベスト4でベースが高かったチームという違いが反映されています。マンチェスター・ユナイテッドはコマーシャル収入が多く、2億7550万ポンド(約410億円)を稼いでいるのに対して、マン・シティのほうは2億1800万ポンド(約325億円)。オールド・トラフォードに75800人を入れられるクラブは、マッチデーに1億1200万ポンド(約167億円)を得ており、55000人のエティハドで5190万ポンド(約77億円)のクラブを大きく引き離しています。

マンチェスター・シティがコマーシャル収入を23%も成長させているのに対して、マンチェスター・ユナイテッドは2.7%しか伸びておらず、今後はここが詰まっていくのではないかと思われます。カルドゥーン・アル・ムバラク会長は、「フィールドにおける成功と財務の持続可能性は、両立していなければならない。このままうまくいけば、フットボールオーガニゼーションとオフフィールドビジネスは、われわれがさらに強化・成長し続けるための適切なシンメトリーとバランスを持っているといえる」と、さらなる伸びしろについて語っています。さらに特筆すべきは、ユースチームの強化です。アカデミーは昨季、9つのトロフィーを獲得。ムバラク会長は「とりわけフィル・フォーデンとブラヒム・ディアスは、若手選手の能力開発において長期的な持続可能性の柱となっている」と2人のタレントをリスペクトしています。

ひと頃は人件費がクラブの総収入を上回っていたクラブは、適正な人材配置、収益性の向上、アカデミーの整備を的確に進め、高額選手を買うばかりでないチーム強化に舵を切っています。クラブ経営力は、マンチェスター・シティがプレミアリーグNo.1でしょう。ここまで成長を遂げた彼らが未だにライバルクラブに劣るのはスタジアムの熱気ですが、いずれは地元出身のスター選手がエティハドを盛り上げてくれるものと思われます。ペップのコンセプトが浸透し、快進撃を続けるクラブはどんな成長曲線を描くのでしょうか。引き続き、彼らの動向に注視していきたいと思います。


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プレミアリーグ公式サイトが分析!「マンチェスター・シティの守備力が向上した理由」

数字で見ると、その変化は顕著です。プレミアリーグ公式サイトが、首位を快走しているマンチェスター・シティの昨季との違いを分析しています。「Possession game helping Man City's defence(ポゼッションゲームがマン・シティの守備陣を助けている)」と題された記事は、今季プレミアリーグ7試合で2失点しか喫していないクラブについて、「ボールを持って適切に動かしている限りは、敵にやられることはない」と表現。中盤とアタッキングサードでプレイする時間を増やし、守る時間を極力減らすことによって最終ラインを助けていると分析しています。スタンフォード・ブリッジで0-1と完勝したチェルシー戦では、77.9%の時間をディフェンシブサードにボールを入れさせずに費やし、ボーンマス戦では82%、ブライトン戦では87%とほとんどの時間をミドルサードより前で過ごしています。

ポゼッション平均63.8%は2位アーセナルより4.1%高く、パス成功率88.6%は2位マンチェスター・ユナイテッドを3.6%上回っています。記事が評価しているのは、SBのカイル・ウォーカーとバンジャマン・メンディの激しい上下動。彼らがウイングをサポートすることによって、より前で多くの時間を使えるのが相手にチャンスを与えない理由だと評しています。データを見ると、昨季との違いは明確です。ポゼッションとパス成功率は3%ほどUPしており、ディフェンシブサードで過ごす時間は3%ダウン。最も大きく変わったのはオンターゲットのシュートを喰らう本数で、昨季プレミアリーグで平均2.82本を許していたチームは、2017-18シーズンは1.86本に抑えています。


【マンチェスター・シティの主要スタッツ比較】
         2017/18 2016/17
ポゼッション    63.8%  60.9%
パス成功率     88.6%  85.5%
ディフェンシブサード20.0%  23.0%
試合あたり被ショット 1.86   2.82


ここまでの評価とデータは、彼らのゲームを全試合見ているのでイメージ通りだったのですが、びっくりしたのはGKにまつわる数字です。プレミアリーグ公式サイトが提供する数字は、ベンフィカから獲得したエデルソンの素晴らしさと、前年のブラボの厳しさを同時に表現しています。クロスへの対応、ショットストッパーとしての能力、足元の安定感で、いずれもエデルソンは昨季のGKたちを凌駕。記事は「ビルドアップにおいてもインテリジェンスがあり、2016-17シーズンよりもCBに安心感をもたらしている。彼らは危機に晒されることが減った」と新守護神を絶賛しています。エデルソンのプレイとスタッツを見ると、ペップがジョー・ハートを使わなかった理由がよくわかります。


【マンチェスター・シティのGKのスタッツ比較】
          エデルソン ブラボ カバジェロ
1失点あたりの時間   292.5   75.7   111.6
ショットセーブ率    84.6%   56.0%  70.5%
90分あたりのセーブ数   1.7    1.5     1.9
90分あたりのキャッチ数  1.0    0.5     0.7
パス成功率        83%    73%     76%
※エデルソンは2017-18シーズン、他の2人は昨シーズンのプレミアリーグの出場試合で算出


今季のペップがよく用いるフォーメーションは3-1-4-2と4-3-3ですが、4-3-3ではデブライネとダヴィド・シルヴァをインサイドMFに配することで、キープ力とパスの精度が向上しました。フェルナンジーニョが攻守ともに落ち着いてプレイできているのは、脇にいるMFがプレスをさぼらず、マイボールを確実に前に届けてくれるからでしょう。3人のMFが前でボールを奪取してくれれば、ジョン・ストーンズとオタメンディが不利な態勢を強いられることはなくなり、ビルドアップの際は余裕を得たCBのどちらかが積極的に前に出るシーンが目立ちます。「最初の7試合では、ボールをクリアしなければならない状況は少なく、ミスを最小限に抑えている。特にポジショニングが優れており、自陣で奪われて逆襲を喰らうシーンは見当たらない」と、記事は2人のCBを高く評価しています。チームとしての連携の向上が、攻撃する時間の増加と守備の安定化を同時に実現しているようです。

今季のマンチェスター・シティがやっかいなのは、ポゼッションが高いからといってパスをまわしているばかりではなく、CBやフェルナンジーニョから速い縦パスが前線に入る直線的なアタックや、デブライネとダヴィド・シルヴァがタクトを揮うカウンターが決まるところです。彼らを止められるのは、どんなチームでしょうか。ロートン、タルコフスキー、ベン・ミー、ワードの最終ラインが安定しているバーンリーが、堅守をベースにワンチャンスを活かせるかどうか。チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンに2勝2分と大健闘しているチームが先にゴールを奪えば、最強マン・シティも苦しむのではないでしょうか。エティハドで行われるプレミアリーグ9節のゲームは、「ペップワクチン」が存在するのかどうかがわかる重要なゲームなのかもしれません。


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売上は総額1億ポンド!? マンチェスター・シティが15人を放出するってホントですか?

プレミアリーグのトップクラブにのし上がってからのマンチェスター・シティは、思い切った投資で大物選手を獲得する姿ばかりが目立っていました。1年前は、ジョン・ストーンズ、ギュンドアン、レロイ・サネ、ノリート。スターリングやデブライネ獲得が話題になった一昨年ほどの派手さはありませんが、4750万ポンドのジョン・ストーンズを筆頭に高価な選手を集めており、総額1億5000万ポンド以上の大商い。この夏も、プレミアリーグのライバルに先駆けてベルナルド・シウヴァとエデルソンをゲットしています。ペップ2年め、勝負の年。いつもどおりマン・シティの快進撃は続くものと思われました。

一方で例年と違ったのは、契約満了となった30代の選手をまとめて放出したことです。サバレタ、ヘスス・ナバス、クリシー、サニャ、カバジェロ。いずれもピークを過ぎた感はありますが、カバジェロは昨季プレミアリーグ後半戦のレギュラーGK、ヘスス・ナバスとクリシーは20試合以上出場していた選手です。30代が12人と高齢化が進んでいたとはいえ、ペップは思い切りました。さらにエネス・ウナルをビジャレアルに送り出すと、アーロン・ムーイはハダースフィールドへ。34歳のヤヤ・トゥレは残したものの、ベテランとサブの選手を大量放出して筋肉質になったスカッドは、あとは新戦力を迎えるのみ…と思いきや、アメリカメディア「ESPN FC」は、これからの大掃除は今まで以上に忙しいと主張しています。

彼らがリストアップした退団候補は、何と8人。ついつい忘れがちですが、他クラブにレンタルされていた4人はすべて夏のセールの目玉商品です。エデルソンとブラボがいるチームでは出番がないジョー・ハートには、ニューカッスルとウェストハムがローンで獲りたいといっているようですが、マンチェスター・シティは完全移籍でなければ受け付けず。週給10万ポンドの元エースGKに、1800万ポンド(約26億5000万円)というタグをつけてエデルソンに費した移籍金の一部を取り戻そうとしています。

セヴィージャで活躍したサミル・ナスリは、積極的に起用してくれたホルヘ・サンパオリ監督がアルゼンチン代表監督に就任したため、残留は望み薄。ドーピング疑惑の結末が気になるものの、1000万ポンド(約14億7000万円)はお買い得です。バレンシアでプレイしていたエリアキム・マンガラにはリヨンが興味を持っていると報じられており、1800万ポンドあれば商談成立の可能性大。マン・シティで振るわなかったボニー・ウィルフリードは、ストークでもプレミアリーグ11試合2ゴールと沈黙しており、1000万ポンドで売りさばくのは難しいかもしれません。

残りの4人は、昨季プレミアリーグでパッとしなかったノリートとデルフ、新シーズンは出番がまわってこないかもしれないイヘアナチョとフェルナンドです。イヘアナチョについては、「BBC」がレスターに移籍間近と伝えており、2500万ポンド(約36億8000万円)で決着する見通し。アーロン・ムーイとエネス・ウナル売却で既に2000万ポンドをゲットしているクラブは、在庫一掃セールでトータル1億ポンド(約146億円)の売上をめざしているそうです。こんなにお金をかき集めて、誰を獲ろうとしているのでしょうか。アレクシス・サンチェスの希望年収が1560万ポンド(約22億4000万円)、移籍金が5000万ポンドとしてもおつりが…。


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コラロフ、サニャ、クリシー、ヘスス・ナバス…退団続出で一気に進むペップの世代交代策!

プレミアリーグ2016-17シーズンを総括する記事を書こうと思っていたのですが、こちらのニュースが気になりました。ペップ初年度をプレミアリーグ3位で終えたマンチェスター・シティは、一気に世代交代を進めるようです。先日、9シーズンを過ごしたチームを離れると発表したパブロ・サバレタに続き、30代の選手が4人同時に退団発表です。不振のブラボに代わってゴールマウスに立ち続けたウィリー・カバジェロ、マン・シティの6シーズンでプレミアリーグ137試合に出場した左SBガエル・クリシー、フランス代表67試合というキャリアを活かして右サイドを安定させたバカリ・サニャ、ドリブルと運動量を武器にプレミアリーグ121試合出場を果たしたヘスス・ナバス。クラブの公式サイトが、各選手とペギリスタインFDのメッセージを紹介しています。

彼らの今季の数字を振り返ってみましょう。プレミアリーグにおける出場試合数は、カバジェロが17、サニャは3月の負傷もあって16に留まり、ヘスス・ナバスは24試合、クリシーは25試合。2月にブラボからレギュラーの座を奪ったカバジェロは、堅実なプレイで13失点に抑え、11勝4分1敗という高い勝率を残しています。5敗のブラボがチェルシー、レスター、エヴァートンに3失点以上を奪われているのに対して、カバジェロのゲームはすべて2失点以内。出場試合数ではバルサから来たGKに劣るものの、数字は明らかに上回っています。

サバレタとサニャの併用でスタートした右SBは、ペップにとって懸案のポジションでした。指揮官のオーダーは、サイドに張るだけでなく中に入って中盤に厚みを築くことだったと思われますが、両サイドのSBでそれができるのは、フェルナンジーニョとコラロフだけでした。峠を過ぎたサバレタと34歳になったサニャ、縦にしかいかないクリシーはペップの眼鏡にかなわなかったのだと思われますが、「ワールドクラスのひとりであるサンチェス相手に素晴らしい仕事をした。彼はいつもベストを尽くす」とアーセナル戦後にほめていたヘスス・ナバスは残すものとばかり思っていました。契約満了が指揮官の意向なのか選手の希望なのかはわかりませんが、彼もまた、サイドアタッカーとしてもSBとしても求めるタイプではないのかもしれません。それにしても、右サイドを守れる選手を一気に3人放出するとまでは想像していませんでした。

主力に30代が12人いたペップのチームは、あっという間に7人まで減りました。残っているのは、ブラボ、コンパニ、コラロフ、フェルナンジーニョ、ヤヤ・トゥレ、ダヴィド・シルヴァ、ノリート。さらに放出があるとすれば、プレミアリーグにフィットしていないブラボ、サネとガブリエウ・ジェズスに押し出されたノリート、そしてヤヤ・トゥレでしょうか。代理人とペップの確執の影響で3ヵ月出番がなかったヤヤ・トゥレは、ギュンドアンの負傷もあってアンカーのポジションをまかせられると、25試合に出場して5ゴールをゲット。技術とパワーは衰えを感じさせないのですが、スピーディなパスワークを生んでいるとはいえず、夏に出ていくという噂が絶えません。

ガブリエウ・ジェズス、サネ、アグエロ、スターリング、イヘアナチョ、ダヴィド・シルヴァ、デブライネと前にはタレントが揃っているマンチェスター・シティが、後ろのポジションの強化に成功すれば、手がつけられなくなりそうです。カスパー・シュマイケル、ケイラー・ナヴァス、ボヌッチ、コラシナツ、ファビーニョ、キミッヒ、チェンバレン…のの夏は、どんな新戦力を補強するのでしょうか。来季は無冠に終わるわけにはいかないペップの改革に注目したいと思います。(ヘスス・ナバス 写真著作者/joshjdss)


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直近8戦でわずか2勝、TOP3には勝利なし…ペップ・シティが勝てなかった理由を探る!

マンチェスター・ユナイテッドがオールド・トラフォードで残念なドローを続け、プレミアリーグ4位が難しくなりつつある状況のなか、なぜ私がマンチェスター・シティを心配しているのかと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。いちばん大きな理由は、元来が八方美人で、リヴァプールもアーセナルもトッテナムもチェルシーも、隣町のライバルでさえも、試合を観るたびに「いいじゃないですか。おもしろい!」と心を動かされてしまうからなのですが、もうひとつ挙げるとすれば、今季のマンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ5位以下が妥当であると考えているからです。モウリーニョ体制初年度の攻撃戦術は、TOP4に値するとはいえないでしょう。もちろん、他が崩れてタナボタでいただけるなら喜んで!という気持ちはあるのですが、アーセナルやマン・シティの試合を観ながら「頼むから負けてくれ」と祈るほどの情熱はありません。

何しろ、たったの51ゴール。昨季より増えてはいるものの、10位ボーンマスと1ゴールしか違わない数字です。ボーンマスは、プレミアリーグで唯一「英国系とアイルランドの選手しかゴールを決めていない」チーム。彼らに対して、パリのエースやドルトムントのアタッカーに加えてプレミアリーグNo.1の高給取りまで擁するチームが、同じようなゴール数に留まっていてはいけません。一方で守備力は目に見えて向上しており、さすがモウリーニョ監督と評価しつつ来季以降には期待しているものの、今季はプレミアリーグ連続無敗記録を29に伸ばして静かに終わっていただき、ヨーロッパリーグ制覇でCL出場権獲得をと願っている次第であります。

さて、本題は心配なマンチェスター・シティです。ペップ・グアルディオラが率いるチームが、直近のプレミアリーグ8試合を2勝5分1敗とくすぶっている理由がわかりません。不振のチームは、その多くが背景や理由を想像できるものです。1月のリヴァプールは、過密スケジュールによって「走るサッカー」が電池切れ。2月以降のアーセナルは、バイエルンショック、エジルの不振、監督と主力選手の契約に関する過熱報道。直近のマンチェスター・ユナイテッドはズラタンやポグバ、CBなど負傷者続出。これらが直接的に戦績に影響する度合いはさまざまですが、「確かにそれはあるかも」とうなずく方はいるでしょう。

8戦のうち、4つが上位との直接対決だったのですが、実力的には1勝もできないチームではないでしょう。エティハドだったにも関わらず、28節のストーク戦はスコアレスドロー。そして2-2で引き分けたミドルズブラは、年明けからのプレミアリーグ15試合でわずか7ゴール、2点獲ったのはハル・シティ戦のみという貧攻の19位です。ダヴィド・シルヴァやヤヤ・トゥレ、ジョン・ストーンズを欠いてはいたものの、2回もリードを許していい相手ではありません。現在も不在の長期離脱選手はギュンドアンぐらい。このところ軽傷で使えない選手が何人か出てはいましたが、コンパニとガブリエウ・ジェズスが復帰してきており、戦力的な痛手は3位以下のライバルと比べればさほど大きくありません。

あらためて、全体の戦績と数字を見てみましょう。昨季と比較すると、4位は同じ。得失点差28は昨季の30とさほど変わらず、TOP3に勝っていないのも同じです。さらに個々の選手たちの数字と活躍ぶりまで踏み込んでみると、他クラブに対して決定的に足りないことがあるのに気がつきます。「レギュラーに定着したといえる新戦力が、サネしかいない」。プレミアリーグ23試合出場のジョン・ストーンズは、攻撃への貢献というプラスよりもミスが目立ち、ブラボも安定感を欠いて2月から8試合に渡ってカバジェロにゴールマウスを譲りました。ギュンドアンは10試合3ゴールでシーズンを終え、後半戦におけるノリートの貢献度はほぼゼロです。ガブリエウ・ジェズスは未来を明るく照らす希望ですが、負傷もあって6試合4ゴール。22試合5ゴールのレロイ・サネが、定位置を確保した唯一の存在でした。

カンテ、マルコス・アロンソ、ワニャマ、マティプ、ワイナルドゥム、イブラヒモヴィッチ、ポグバ、バイリー、ムスタフィ、ジャカ…。他クラブにはいた「チームを変える即戦力」が、ペップ初年度の獲得リストにはほとんど存在しなかったのです。実質的に層が厚くなっておらず、指揮官のコンセプトがしっかり定着したとはいえないマン・シティは、主力を多少欠いただけで全体のクオリティに影響を及ぼすデリケートな状態で、勝てないゲームを積み重ねているのではないでしょうか。

直近のDF陣で最も若いのは29歳のオタメンディ。中盤も、プレミアリーグアシスト王のデブライネを除けば、ダヴィド・シルヴァ、ヘスス・ナバス、フェルナンジーニョの31歳トリオと33歳のヤヤ・トゥレが主軸です。開幕当初は、これぞペップのサッカーとうならせる速いパスワークと機能的なプレスを披露していたチームは、自信をキープできずに元の姿に回帰してしまったようにも見えます。今季、ペップの戦略・戦術にフィットしきれなかった選手たちのなかで、次のシーズンはよくなる選手もいると思われますが、大胆な若返りとペップイズムを体現する人材のさらなる獲保に打って出なければ、マンチェスター・シティの強化は時間がかかりそうです。ペップは、どんな収穫を残して2年めに向かうのか。昨季のラスト4試合で5ゴールと固め撃ちを決めたイヘアナチョは、20歳になった今シーズンこそブレイクするのではないかと期待していたのですが…。


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プロフィール

HN:
makoto
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男性
職業:
ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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