躍進のCB、激痛のリタイア…ホールディング&ジョー・ゴメスの早い復帰を祈っています。

担架で運ばれた2人は、最近の私のお気に入りでした。リヴァプールのジョー・ゴメスと、アーセナルのロブ・ホールディング。ミッドウィークに開催されたプレミアリーグ15節で、先にピッチに転倒したのはレッズの21歳でした。現地時間12月4日20時過ぎ、試合の経過時間でいえば前半20分。右に開いたヘンダーソンが縦に出したロングフィードを追いかけたジョー・ゴメスは、スライディングで先に触ったベン・ミーに足を挟まれ、ゴールラインの外に放り出されました。左足を動かせない12番。すぐに戻ってこられないトラブルが発生したのは明らかでした。試合後、骨折が判明したジョー・ゴメスは、マン・ユナイテッドやアーセナルと戦うプレミアリーグ、チャンピオンズリーグのナポリとの決戦、FAカップのウルヴス戦が次々と行われる大事な時期に、6週間の離脱を強いられることになりました。

その30分後、マンチェスター・ユナイテッドVSアーセナルが行われていたオールド・トラフォードで、レッズのCBよりも格段に厳しいアクシデントが起こりました。前半31分、ベルント・レノのスローを受けて左サイドを上がったホールディングは、ラシュフォードの激しいチャージを受けて尻もちをつきました。マン・ユナイテッドの10番はかかとでボールを触っており、よくある奪い合いにしか見えなかったのですが、23歳のCBが倒れた際の左足の着き方が悪かったようです。タッチラインの外で倒れたままのホールディングは、駆けつけたメディカルスタッフに左足を指差して説明しています。こちらも立ち上がることはできず、4分後にリヒトシュタイナーとの交代がアナウンスされました。発表された診断結果は、想像しうる限り最悪でした。前十字靭帯断裂、全治9ヵ月。プレミアリーグ2018-19シーズンで、安定感を増した若きCBのプレイを見ることはないでしょう。

3日経った今、ゲームの映像をあらためて見ると、胸が痛みます。ジョー・ゴメスは、2015年9月に行われたイングランドU-21代表のゲームで今回のホールディングと同じトラブルに見舞われ、シーズンを棒に振ると、さらにアキレス腱まで痛めて復帰まで2年という長いブランクを余儀なくされました。2017-18シーズンにピッチに戻り、プレミアリーグ23試合に出場。ファン・ダイクとの出会いで成長を遂げた今季は、堅守の最終ラインになくてはならない存在でした。軽い骨折で6週間と聞いてがっかりはしたものの、今までのような重傷ではなかったことにほっとする気分もありました。負傷が多い選手ゆえ、無理なスケジュールでのリハビリは禁物。年末年始はマティプやデヤン・ロブレンに任せて、満を持して復帰してもらえればと思います。

2016年にアーセナルに入団したホールディングは、期待されながらも周囲を納得させるプレイができず、最初の2年はプレミアリーグ出場21試合に留まっていました。ウナイ・エメリ監督が就任した新シーズンは、パパスタソプーロスの控えと目されておりましたが、安定感のある守備が次第に評価されはじめ、ここまでの公式戦で16試合に出場。コシールニーの後継者となるのではないかと期待が高まった矢先のリタイアでした。激痛のアクシデントですが、モンレアルとマヴロパノスがもうじき復帰というタイミングだったのは、不幸中の幸いです。拙速な復帰で再度負傷などということにならないよう、しっかり治してください。マイケル・キーンが代表初出場を果たしたのも、ファン・ダイクがセインツで評価を高めたのも24歳になってからです。若くして名門ガナーズの門をくぐったCBは、遅咲きの大器としてサポーターに語り継がれるようになるのかもしれません。

フットボールに負傷はつきものとはいえ、両チームのスタッフやサポーターにとってはショッキングなトラブルですが、代役を務める選手にとってはチャンスでもあります。注目していたCBの早い復帰(ただし焦らず…!)を祈りつつ、マティプの活躍やコシールニーの復活、マヴロパノスのブレイクにも期待しています。エメリ監督とクロップ監督の手綱さばきと、新たなレギュラー争いの着地に注目しましょう。レッズはアウェイでボーンマス、ガナーズはエミレーツでハダースフィールドですね。楽しみです。


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復活ロス・バークリー、再出発ジャック・ウィルシャー…未完の大器たちの明暗。

「自分の力を信じる必要がある。みんな、いいたいことをいうけどね。ロス(・バークリー)こそが完璧な事例だ。彼のことを思うとハッピーになる。ブラジルでワールドカップをともに戦ったグッドフレンド。偉大な選手だけど、ときどきケガに苛まれた。移籍して、いくつかの負傷を克服したとはっきりいえる。彼の内なる信念がもたらしたことだけど、最後は彼のフットボールの能力がものをいうんだ」

度重なる負傷により満足なパフォーマンスを披露できず、イングランド代表からも遠ざかったジャック・ウィルシャーが、2ヵ月半ぶりにピッチに戻ってきます。2015-16シーズンの大半を棒に振り、アーセナルで居場所を失った10番は、ボーンマスに貸し出されてパスセンスが錆びていないことを証明すると、昨季プレミアリーグでガナーズに戻って20試合1ゴール。ご本人としては、手応えのあるシーズンだったのだと思われますが、コンスタントに活躍したとはいえず、ロシアで戦う代表チームには選ばれませんでした。アーセナルは2年連続でプレミアリーグ4位以内を逃し、アーセン・ヴェンゲル監督は辞任。後に「ヴェンゲルが続投していたら、アーセナルに残っただろう」と語ったウィルシャーは、エメリ体制では必要とされないことを察して、ウェストハムで出場機会を確保する道をチョイスしました。

2017-18シーズンは、ロス・バークリーにとっても苦しい1年でした。2017年7月に鼠径部の手術を受け、新シーズンに備えたものの、予後は芳しくなくトッテナムへの移籍を断念。前半戦をリハビリに専念せざるをえなくなったMFは、負傷が癒えた1月にチェルシーに移籍するも、今度はハムストリングを痛めてプレミアリーグ出場2試合に留まりました。こちらもロシア行きのチケットをゲットできず、新シーズンに再起を図ることになります。サッリ監督を招聘したチェルシーは、レアル・マドリードのマテオ・コヴァチッチをレンタルで獲得。ロス・バークリーは、厳しい定位置争いを強いられることになりました。

新シーズンが開幕すると、ジャック・ウィルシャーは開幕から4試合連続で先発。「アーセナルが、なぜ彼との契約を打ち切ったのかわからない」と語ったペジェグリーニ監督は、ピルロと比較するほど小柄なレフティの能力を高く評価していました。今度こそ復活かと期待された19番でしたが、5節のエヴァートン戦を前に足首を痛めてリタイア。手術の後、6週間はピッチを離れる必要があると告げられました。出場したプレミアリーグ4試合は全敗で、未だチームに貢献したとはいえません。冒頭のコメントは、復帰戦となるマンチェスター・シティとのホームゲームの前に「ザ・サン」に応えたものですが、「自分自身を信じてきた」と語ったセントラルMFの足が、再び謀反を起こすかどうかは誰にもわかりません。

一方のロス・バークリーは、開幕からの2試合をスタメン出場したものの、サッリ戦術にフィットしていたとはいえず、3節からベンチスタートの日々が続きました。馬車馬のような力強いドリブルと、鋭いシュートをグディソン・パークに置き忘れてきたのかと思われた24歳は、10月のセインツ戦で復活します。30分にアザールに素晴らしいラストパスを通し、シーズン初のアシストを記録すると、57分のFKでジルーが折り返したボールをプッシュして今季初ゴール。続くマンチェスター・ユナイテッド戦では、96分にリュディガーのヘディングシュートのこぼれ球を押し込み、敗戦寸前のチームを救う2ゴールめをゲット。バーンリー戦でもモラタにスルーパスを通して先制点をお膳立てし、自らも左足のシュートを突き刺して3戦連発&2アシストという獅子奮迅の活躍を見せました。11試合3ゴール3アシストは、合格点といっていいでしょう。

復活まで1年かかったロス・バークリーにとって、コヴァチッチとの併用という現状は悪くないのではないでしょうか。起用される際のミッションは明確で、アグレッシブなプレイはサポーターの心をつかみ始めています。片やウィルシャーは、これからが正念場。開幕直後はアンカーとして期待していたペジェグリーニ監督は、デクラン・ライスを中盤の底に置いて守備を安定させており、攻撃に貢献できなければベンチが定位置となってしまうかもしれません。

今季が終わったとき、イングランド代表のサウスゲート監督は彼らをどう評価しているでしょうか。デル・アリ、エリック・ダイアー、ロフタス=チーク、ハリー・ウィンクス、ヘンダーソン、リンガードにロス・バークリーが加わったスリーライオンズ。昔いた場所に戻ろうとするウィルシャーが歩むルートは、決して緩やかな勾配ではありません。土曜日のマン・シティ戦は、後半からの起用となるかもしれませんが、強豪相手にメディアの見出しとなるようなプレイを披露してくれることを期待しています。


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クリステンセン、ラシュフォード…移籍志願が伝えられる若いタレントたちの決断はいかに⁉

2014-15シーズンの「ハッピー・ワン」ジョゼ・モウリーニョ、2015-16にプレミアリーグ下剋上を果たしたクラウディオ・ラニエリ、2016-17にイタリア人連覇を達成したアントニオ・コンテ。3人の共通項は、スタメンを固定してプレミアリーグを制したことです。ラニエリとコンテは欧州を戦っておらず、ターンオーバーするかどうかで悩む局面はほとんどありませんでした。同じ顔ぶれでプレイしていた3つのチームは、ライバルよりも戦術的なクオリティが高く、崩れることなくゴールに辿り着きました。

スタメン固定で戦うチームが抱える問題は、レギュラーメンバーの疲労とサブの選手たちのストレスです。今季でいえば、4バックを全く動かさないチェルシーのサッリ監督が、難しいマネジメントに取り組んでいます。アスピリクエタ、リュディガー、ダヴィド・ルイス、マルコス・アロンソは、プレミアリーグ12節まで全試合先発出場で、ザッパコスタやケーヒル、クリステンセンはELやカラバオカップしか出番がありません

「このクラブで6~7年やってきたけど、今のような状況を解決するのは難しい。チームが新しい守り方を体得している最中で、監督は僕をスタメンで起用しないだろう。1月に退団するのかといわれれば、おそらくイエスだ」(ガリー・ケーヒル)
「多大な忍耐を強いられるのをガマンする気はない。もう22歳だし、プレイできる機会を求めている。直近3年間はいつもプレイできていたからね。現在の状況が変わらなければ、ここにいないよ」(アンドレアス・クリステンセン)

ピークを過ぎた感があるケーヒルはまだしも、本人には何の問題もないクリステンセンを手離すのはチェルシーにとって痛手です。クラブは「冬の移籍は認めない」という方針を打ち出していますが、下位クラブとの対戦が続く年末年始には、サッリ監督が工夫する試合があるかもしれません。

若手の出番をどうやって作るかに腐心しているのは、チェルシーの新任監督ばかりではありません。将来性あるタレントがレアル・マドリードの誘惑に晒されているマンチェスター勢も、悩ましい状況に置かれています。ブラヒム・ディアスとマーカス・ラシュフォード。カラバオカップ4回戦で、フラム相手に2発をゲットした19歳のスペイン人FWについて、ペップ・グアルディオラは「彼を守るために全力を尽くすけど、決めるのは彼自身だ」というのが精一杯。サネ、マフレズ、スターリング、アグエロ、ガブリエウ・ジェズスがいるチームでチャンスを得るのは難しく、環境を変えたいという気分に支配されるのはやむなしでしょう。

よりやっかいなのはラシュフォードです。現地メディアが煽っているだけかもしれませんが、プレミアリーグ9試合出場&先発5回でもマドリードのほうが出場機会を得られると踏んでいるようです。絶好調マルシアルと絶対的エースのルカクがいるチ―ムで、常時試合に出るのが難しいのは確かですが、20歳のイングランド代表FWが求めているのは、レギュラーポジションという形よりも指揮官の信頼なのかもしれません。サポーターとしては、いずれはマンチェスター・ユナイテッドのエースとして活躍してほしいと将来を楽しみにしているのですが、マルシアル無双を目の当たりにすると、モウリーニョ監督にもっと使えとはいえなくなります。右サイドで大暴れしてくれれば、都合よく収まる話ではあるのですが…。

ああ、悩ましい。エンケティアやフォーデンも悩ましい。残ったほうがうまくいくからガマンしろといえる根拠もなく、プロなんだから出番があるクラブに移るのは当たり前と割り切ることもできず…。冬をやり過ごしたとしても、夏に同じ問題が再燃するのは必至です。クリステンセンがドイツやイタリアにいったら活躍するだろうな、ラシュフォードがマドリードで大ブレイクしたら悔しいだろうなと、膨らむ妄想を振り払いつつ成り行きを見守るしかありません。ルーニーの後継者として10番の成長を期待している私としては、冬のマーケットが終わるまでの2ヵ月強という時間が、いつもよりも長く感じられるシーズンになりそうです。


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劇的ボレーでプレーオフ進出を決めたファン・ダイク、試合後にレフェリーにささやいた言葉。

「(セルヒオ・)ラモスは世界最高のCBではない。偉大な選手であり、これまで勝ち取ってきたものには敬意を示したい。それでも僕が求めるタイプではない。好きなのはラファエル・ヴァランだ」「彼のような守り方はしない。彼が関わってきたような状況は避けていきたい」「サラーを負傷させる意図があったかどうかはわからない。しかし、レアル・マドリードが、あれから変わったのは間違いない。マルセロ、ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドが、われわれの若いSBアレクサンダー・アーノルドのサイドを攻撃してきた。サラーがいれば、そうはいかなかっただろう

母国のメディア「テレグラーフ」で、スペイン代表CBについて本音を吐露したのはヴィルジル・ファン・ダイクです。リヴァプール移籍後のプレミアリーグ26試合でわずか15失点、3失点以上を喫した試合はゼロ。デュエルの強さを武器にストライカーの自由を奪うだけでなく、若いDFたちを的確なコーチングで動かし、鉄壁の最終ラインを築き上げています。今季プレミアリーグにおける「WhoScored」のレーティングで7.30という高いスコアをつけられており、これを上回るCBはレスターのハリー・マグワイアのみ。12試合でファール8回、イエロー1枚というフェアな選手だけに、モー・サラーの腕を巻き込んで途中退場に追い込んだセルヒオ・ラモスのプロフェッショナルファールには、今でも怒りが収まらないのでしょう。

UEFAネーションズリーグのリーグA最終節で、宿敵ドイツとのアウェイゲームに臨んだオランダ代表キャプテンは、素晴らしいパフォーマンスを披露してプレーオフ進出の立役者となりました。負ければフランスに首位を明け渡す大事な一戦、しかし相手は2014年のワールドカップを制した前世界王者。ロングフィードを前線に入れてくるドイツのシンプルなアタックに戸惑ったオランダは、9分にヴェルナーの完璧なボレーを左隅に決められると、19分にはサネのシュートがDFの足に当たって右のサイドネットに転がり、いきなり2点のビハインドを背負ってしまいました。

残り5分まで2-0。次のラウンドに進むためには2点が必要です。必死の波状攻撃が実ったのは85分。右からのパスをボックスのなかで受けたプロメスが、フンメルスの外から巻いて右のポスト際に沈む見事なシュートを決めて1点差に詰め寄ります。クライマックスは90分。前線でターゲットになっていたファン・ダイクがロングフィードをヘッドで落とし、右サイドのデ・ヴィリェナがクロスを入れると、競り合いで流れたボールがファーに回り込んでいたファン・ダイクへ。冷静なキャプテンが左のサイドネットにきれいなボレーを叩き込み、2-2に追いついたオランダがフランスをかわしてグループ首位でフィニッシュしました。近年低迷していたオレンジ軍団が、2大会のワールドカップ王者を沈める番狂わせを演じるとは、想像できませんでした。

試合が終わった後、ファン・ダイクはルーマニア人審判のオヴィディウ・ハツェガンさんに近づき、抱擁をかわしながら何かをささやいています。「彼は母親を亡くしたばかりで、試合が終わった後、目に涙を浮かべていた。”この試合をよく裁きましたね”と伝えた。ささやかな行動だけど、少しでも彼を助けられればと思ったんだ」。密なコミュニケーションでレッズの最終ラインを変えたキャプテンシー溢れるCBらしいエピソードです。ライバルクラブのやっかいな壁ではありますが、トロフィーを高々と掲げているシーンを見たくなる選手でもあります。素晴らしきファン・ダイク。昨季目前にしたビッグイヤーを、次こそ!


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15歳下のクロスに飛び込んだラストプレー。ウェイン・ルーニー、最後のウェンブリー。

ガレス・サウスゲート監督が就任してから、それまでよりもイングランド代表の試合を観るのが楽しくなりました。ビッグネームや過去の代表実績に囚われず、プレミアリーグで頭角を現した選手を大胆に登用するからです。15日にウェンブリーで行われたアメリカとのフレンドリーマッチのスタメンは、プレミアリーグジャンキーのテンションが上がりまくる大抜擢だらけでした。ワールドカップロシア大会でエースGKの座を盤石にしたエヴァートンのピックフォードは、先週末のチェルシー戦でビッグセーブを連発してドローに持ち込む立役者となっています。右SBは、リヴァプールでレギュラーに定着したトレント・アレクサンダー=アーノルド。左には、今季プレミアリーグで252本のスプリントというぶっちぎりのNo.1を記録しているレスターのベン・チルウェルが選ばれています。

CBコンビは、エヴァートンで復活したマイケル・キーンと、今季プレミアリーグで2ゴールを決めているブライトンのルイス・ダンク。セットピースを重視しているサウスゲート監督は、マグワイア不在の際に機能するCBかどうかを試すのでしょう。中盤には、ベテランのファビアン・デルフとエースのデル・アリに加えて、スパーズで好プレーを続けているハリー・ウィンクスを起用。前線がまた斬新で、ドルトムントの18歳ジェイドン・サンチョ、ロシアでゴールを決めたリンガード、ボーンマスでプレミアリーグ12戦6発と絶好調のカラム・ウィルソンの3トップです。

そしてこの試合には、もうひとつイベントが用意されていました。「スカイスポーツ」のカメラが試合前に追いかけていたのは、10番を背負ったウェイン・ルーニー。エヴァートンからMLSのDCユナイテッドに移籍し、20試合12ゴール7アシストという大活躍で最下位チームをプレーオフ進出に導いた天才ストライカーは、リーグの年間ベストイレブンに選ばれています。ワールドカップ前に代表引退を発表したイングランドのレジェンドにとって、ウェンブリーでアメリカと戦うゲームは、最後の勇姿を披露するのにうってつけのステージでした。

5分のCKをヘッドで叩いたデル・アリは、クロスバーに当たったボールを見て頭を抱えています。8分、プレミアリーグファンにはおなじみのGKグザンのミスフィードをデル・アリがカットし、右からニアに入れると、カラム・ウィルソンが狙い過ぎたボレーは左にアウト。10分に縦パスを受けてグザンと交錯したかに見えたカラム・ウィルソンは、ダイブと見做されPKはもらえません。アメリカ代表でひとり気を吐くクリスティアン・プリシッチは、24分にラインの裏に飛び出しピックフォードと1対1になりますが、コースを消されてシュートを足に当ててしまいます。

イングランドの先制は、直後の25分でした。敵陣で奪ったデル・アリが、チルウェルとのパス交換で左サイドを上がると、ニアにいたリンガードにパス。ワールドカップでの一撃を思い出させる右足で巻いたシュートがグザンの指先を抜け、ファーサイドのネットに吸い込まれました。ピッチ脇でアップしていたルーニーは、笑顔で後輩たちの成果を称えています。1-0となった2分後、イングランドの追加点が生まれました。デルフのパスを中央で受けたデル・アリが縦パスをカットされ、こぼれたボールをコントロールしようとしたカラム・ウィルソンもつぶされますが、これを拾ったサンチョがボックス右に転がすと、走り込んだアーノルドがサイドネットに突き刺さる完璧なフィニッシュ。18歳と20歳でもぎ取ったゴールに、否応なくテンションが上がります。

37分、デルフのミスタッチを咎めたアメリカのショートカウンターは、グリーンのシュートをピックフォードが手堅くセーブ。前半を2-0で終えた守護神は、セインツのマッカーシーに後を託します。58分、いよいよ今日の主役の登場です。古巣マンチェスター・ユナイテッドのリンガードに代わり、ルーニーがピッチへ。71分に途中出場のロフタス=チークがカウンターを仕掛けると、左でパスを受けたサンチョが中央の10番へ。切り返しから放った左足シュートは、GKの正面に飛んでしまいました。74分、自陣からラインの裏に通したルーニーのロングフィードは秀逸でしたが、左から打ったロフタス=チークのフィニッシュはDFがブロック。77分、エリック・ダイアーが左に展開すると、チルウェル交代後に左に出ていたデルフがニアに完璧なクロスを入れ、カラム・ウィルソンが巧みなボレーをニアポストの内側に押し込みました。

91分、ヘンダーソンのパスをボックスで受けた10番が、切り返しを入れて右足を振り抜くと、グザンが右に倒れてセーブ。ルーニーが、これほど穏やかな笑顔をピッチで見せたことはありませんでした。93分に15歳下のサンチョのクロスに体を投げ出したのが、最後のチャンス。ゴールこそなかったものの、随所にワールドクラスのテクニックを披露したイングランド代表キャプテンは、ピッチにいたすべての選手に声をかけ、ハイタッチや抱擁をかわし、サポーターの声援に手を振りながら聖地のピッチを後にしました。

「ウェイン・ルーニーとのプレイは本当に素晴らしかった。夢が叶った。試合前のドレッシングルームで、ウェインに”緊張している”というと、失うものはないといってくれた」(ドルトムントMFジェイドン・サンチョ)
「ルーニーのキャリアを振り返るのは、エキサイティングなことだ。わが国のベストプレーヤーのひとりであり、彼とピッチを分かち合えていい気分だよ。地元の若者の代表として(=As a local ladなので、もっとカジュアルですが)、リヴァプールの人たちに見せられたのもよかったね」(リヴァプールSBトレント・アレクサンダー=アーノルド)
「ウェインは、ホテルで私たちに語りかけ、デビューする若者たちにシャツを渡していた。ぜひ参加したかった偉大なゲームだった」(サウサンプトンGKアレックス・マッカーシー)

もう1度、観られてよかった。ありがとう。ウェイン・ルーニー!


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プロフィール

HN:
makoto
性別:
男性
職業:
ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今季のプレミアリーグで、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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