背中の7番が重いのか…ボールロストが目立つアレクシス・サンチェスの低調の理由。

冬にTOP6に移籍した選手たちの明暗が分かれています。ファン・ダイクとアイメリク・ラポルテを獲得成功とするのは気が早いでしょうか。早期にリヴァプール入りを決めたプレミアリーグ屈指のCBは、7500万ポンドという期待値に違わず最終ラインの軸として活躍。クロスのコースやボールの落下点を先読みする力が高く、彼のコーチングとカバレッジの広さによってデヤン・ロブレンとロリス・カリウスは落ち着いてプレイできるようになりました。マンチェスター・シティに加わったラポルテも、オタメンディの脇で安定した守備を見せています。スケールの大きさが感じられる23歳のCBが、さらにプレミアリーグでの経験値を高めれば、ペップはコンパニの後継者選びに悩まずにすむのではないかと思われます。

アーセナルに入ったオーバメヤンとムヒタリアンは、調子の波が激しいのが気になりますが、彼ら自身の問題よりもチームの不振によるところが大きいでしょう。ドルトムントのエースだったストライカーは曲がりなりにもプレミアリーグで2ゴールを決めており、マンチェスター・ユナイテッドから来たアタッカーは、エヴァートン戦で3アシストを記録しています。ヴェンゲル監督がチームをうまく立て直せれば、ゴールに絡むプレイが自ずと増えるのではないでしょうか。スパーズのルーカス・モウラはFAカップでパスセンスの高さを披露しており、徐々にフィット感が高まっています。ここまでは、懸念よりも期待のほうが高い選手たちです。

一方、不安が拭い去れないのは、度重なる負傷により今季は1度も満足いくプレイを見せていないロス・バークリー、未だプレミアリーグでノーゴールのオリヴィエ・ジルー、出場機会が少ないエメルソンのチェルシートリオ。そしてもうひとり、マンチェスター・ユナイテッドのユニフォームがなじんでいないアレクシス・サンチェスです。チェルシーの選手たちは出場時間が少なく、場数さえ増えれば本領を発揮できる可能性があるのに対して、プレミアリーグ先発出場5試合でPKからの1発しか結果を残せていないマン・ユナイテッドの7番のほうがより心配です。イギリスメディア「スカイスポーツ」は、「Alexis Sanchez is still searching for his best Manchester United role(アレクシス・サンチェスはマンチェスター・ユナイテッドにおける役割を探し続けている)」と題したレポートを掲載。「クリスタル・パレス戦の彼はプアだった」と語るガリー・ネビル氏の評価を紹介しています。

辛口のOBがいっていることを要約すると、「クリスタル・パレス戦では下がりすぎた。アレクシス・サンチェスはアーセナルにいたときのようにプレイしなければならない。状況によってはルカクの代わりにトップに入るという選択肢はあるだろう。彼の不安定なプレイによるチームのリスクを軽減できる」。今はよくないね、前みたいにやってほしいねというだけの評論家の言葉よりも、記事が紹介しているデータのほうが気になります。ハダースフィールド戦は36回、ニューカッスル戦も36回、クリスタル・パレス戦は34回。チームの誰よりもボールロストが多いのが、アレクシス・サンチェスなのです。

クリスタル・パレス戦の前半のマンチェスター・ユナイテッドが低調だった最大の理由は、ポグバとアレクシスのボールロストとパスミスが多いことでした。後半に入って4-1-4-1に布陣が変わると、6番のほうは豹変しましたが、ラシュフォードに左サイドをまかせて中央にまわったアレクシスは今ひとつ。時折タイミングよくラインの裏に浮き球を通したり、最前線に楔のパスを出すなどいいプレイがなかったわけではないのですが、難しいプレイを選択してボールを失うシーンがより目立ちました。連携がよくなれば本領を発揮してくれるという見方もあるかもしれませんが、ラシュフォードは周囲との関係がどうであれスピードのあるドリブルで脅威になり続けています。問題は、アレクシス自身にあるのではないでしょうか。「手柄を焦ってセルフィッシュな選手になってしまっている」「中央にいこうとしすぎて、縦に抜かれるという怖さがないため、パスやドリブルが読まれやすくなっている」というのが私の見立てです。

本人の意識の問題が大きければ、監督やチームメイトとのコミュニケーション以外に明快な処方箋はないのですが、このまま低調なプレイが続けば、出場機会が減っているラシュフォードやマルシアルのモチベーションが心配になります。ポグバを活かすために4-3-3を動かさないとするなら、右サイドで起用するという手はあるかもしれません。右利きの選手がこちらで機能しようとすると、縦に抜け出す動きがより必要となり、結果的にプレイのバランスがよくなる可能性が高まるでしょう。ポグバよりもチームプレー志向が高いリンガードやマタが近くにいれば、彼らとの連携でマークを外すシーンも増えるのではないかと思います。

ラシュフォードやマルシアルをうまく活用することができ、右サイドの突破力が上がれば一石二鳥。前線ならどこでもこなす器用なプレーヤーが、新チームで結果を出すことで自信を深めれば、その後は状況に応じて左や中央でもうまくやれるようになるはずです。入団して2ヵ月も経っていない選手の停滞を深刻に捉えることはないと思いつつ、7番の焦りが収まらなければ今季プレミアリーグとチャンピオンズリーグを納得のいく着地で終えることはできないのではないかと見ているほうもハラハラします。モウリーニョ監督のモチベートと、フォーメーションの工夫や役割の持たせ方による覚醒に期待しています。


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無題

まぁサンチェスはユナイテッドよりシティに行きたかったのは明白だし、シティに行くよりもアーセナルを出たかったのも明白。

まぁモウリーニョのチームとグアルディオラのチームなら攻撃的なポジションの選手ならほとんどがグアルディオラのチームに行きたいわな。
チームデヘアは辛そう。

単にモチベーション上がらないだけでは?
  • プレミアリーグ大好き!
  • 2018/03/07(Wed)12:26:03
  • 編集

無題

ユナイテッドに来てからというより、今期からずっとボールロスト数は多いです。
アーセナルでの後半2年間でボールを長く持って一か八かのパスを出す、リスクが高いプレースタイルになってしまいました。
個人的に体のキレはピークを過ぎたように見えるので、目指すべきはロナウドのようなフィニッシャーかなと思っております。
  • じるー
  • 2018/03/07(Wed)12:44:05
  • 編集

あなたは?番め



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プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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