【Tottenham×Newcastle】ティム・クルル神セーブ!ニューカッスルがチェルシーに続きトッテナム撃破

これはオランダ代表GKティム・クルルを称えるしかないでしょう。プレミアリーグ11節、ニューカッスルVSトッテナムは、アウェイのニューカッスルがが敵地ホワイト・ハート・レーンでトッテナムを0-1で完封しました。3節前には最下位だったサンダーランドに初めて勝ち点3を奪われるチームとなり、前途多難を思わせたニューカッスルですが、先週のチェルシー戦に続いて2試合連続の上位いじめ。いずれもクリーンシートでの勝利で、ピンチだらけながらもGKをはじめ、守備陣の奮闘が光ります。

この日、トッテナムに打たれたシュートは31本。ボールポゼッションも65:35と、ほとんどの時間でトッテナムが主導権を握っておりましたが、ニューカッスルはゴールだけは守りきりました。トッテナムにとって悔やまれるのは、前半の入りが悪く、パウリーニョとデンベレのセンターMFがつなぎ役として機能しない時間が続き、彼らのまわりで頻繁にミスパスをインターセプトされてしまったことです。13分の決勝点は、自陣でのパスが流れ、中央でパウリーニョがグフランにボールを奪われたところから逆襲を決められました。パスをカットしたグフランは、中央でDFラインの裏に走り込んだロイク・レミーにすかさずスルーパス。レミーはGKと1対1となると、フリーデルを左にドリブルでかわし、ガラ空きのゴールへ左足でプッシュしました。これでレミーは今季のプレミアリーグで7点め。DFとの駆け引きに長け、タイミングよく裏をとれる彼のよさを中盤の選手が理解しているのがわかる、きれいなゴールでした。

前半のトッテナムは、不安定な中盤を立て直せず、たびたびカウンターを喰らいます。攻撃も足元へのパスを繰り返すのみでポジションの流動性がなく、決定的なチャンスはエリクセンのミドルと、ソルダードがクロスのコースを巧みに変えたヘディングシュートのみ。ソルダードの一発は、これは決まったと思わず腰が浮くような見事な一発でしたが、GKクルルがぎりぎりで右に弾き出すナイスセーブ!0-1のまま後半に入ります。

ヴィラス・ボアス監督は、後半頭からの2枚代えを決断。前半終了前に鼻をケガしたキリケシュと、中盤の不安定さの元凶となっていたデンベレを下げ、カブールとサンドロをピッチに送り込みます。この交代は、的確でした。負けはしたものの、後半のトッテナムは出来がよく、ヴィラス・ボラス監督の采配は納得感のあるものだったと思います。しかし…サッカーにはときどき、結果論で語ってはいけない試合があるのではないでしょうか。たとえばそれは、4~5点入っていてもおかしくないようなシュートを、GKが鬼神の活躍ですべてストップしてしまった試合です。

後半はまさに、ティム・クルルのワンマンショー。タウンゼントのグラウンダーのセンタリングを、エリクセンが右足でタイミングをずらして打ったシュートは足に当ててCK。シグルズソンのFKがDFに当たって逆に飛んだところを、素晴らしい反射神経でダイビングしなおして右にクリア。このこぼれ球を先に触ったのはトッテナムの選手でしたが、ゴール前2メートルからのシュートをDFエムビアが神がかり的なクリアで逃れ、またも同点のチャンスを逸します。ソルダードのヘッド、パウリーニョがゴール正面から放った足元へのシュート…後半、ニューカッスルのフォーメーションが間延びし、猛攻を仕掛けたトッテナムの7~8回にわたる決定機は、すべてクルルのビッグセーブで摘み取られました。

後半のトッテナムは、前半にはなかったDFラインの裏をとるプレイが効果的で、SBカイル・ウォーカーとタウンゼントがしばしば右サイドを攻略しました。シュートも悪くはなく、普通ならゴールラインを越えているシュートを何度となく放ちました。足りなかったのは、ゴールという結果だけ。このゲームを観ながら、1996年のアトランタオリンピックでの日本VSブラジルを思い出しました。川口能活が奇跡的なビッグセーブを連発し、GKジダとアウダイールが味方同士でぶつかってしまった唯一のミスをついて、伊東が決勝点を挙げたあの試合です。

「もっと正確にシュートを打っていれば…」というのは簡単ですが、もっともらしくそんなことを言うのは、トッテナムにもクルルにも失礼な気がします。「今日のクルルは最高だった!」そのひとことだけで、いいのではないでしょうか。両チームともミスが目立ち、後半はトッテナムの勢いにニューカッスルの選手がゴール前で釘付けにされる一方的なゲーム。そこにはスペクタクルはありませんでしたが、いいプレイを観た爽快感が、試合が終わって1時間経った今も残っています。(ティム・クルル:写真著作者/Jimmy Baikovicius パウリーニョ:写真著作者/Tânia Rêgo)


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無題

僕は管理人さんと違って、スパーズの無得点に関しては、クルルの寄与度は50パー程度だと思います。残り50パーはスパーズに問題があり、いわば起こるべくして起こった結果じゃないかなと。そう思うのは、今回のような試合をボアススパーズが演じるのはこれが初めてではないからです。
打っても打っても入らない得点、しょっちゅう覚醒するGK、運のせいにする監督・・今季のスパーズは1112のリバプールそっくりです。チャンスをゴールに結びつけるための「何か」が欠けているのは間違いないと思います。
  • トーレス下さい。あ、赤い方ね
  • 2013/11/11(Mon)04:49:29
  • 編集

コメントありがとうございます。

トーレス下さい。あ、赤い方ね さん>
なるほど。ひとつだけあるのは、いつもなら前半ひどいサッカーをやると最後までひきずるのですが、昨日は「後半明確に変わった」ということです。開始早々からカイル・ウォーカーが裏への走り込みを始め、サンドロがミドルを放ち、パウリーニョのポジションは確実に前になりました。今までは、策がないとしか思わなかったヴィラス・ボアス監督ですが、昨日の采配は明確で、ベクトルは間違いではなかったと思います。その意味では、誤解をおそれずわかりやすくいえば、「今日のように課題解決しにいったポジティブな試合は、初めて」という見解ですね。

シュートは入らなければ元も子もないのは承知の上で、昨日は2点は獲っていてもおかしくなかったと思います。ソルダードが自分から局面を打開するタイプでないにも関わらず、2列めから飛び出してくるトップ下もしくはセカンドトップもいないので、攻撃がサイドと中央遠めからのシュートに偏りがちでバリエーションが少ないという課題があり、これは短時間で解決するのはリスクを伴います。「リスクはとらず、勝ち点を積みながら変わりたい」なら、ヴィラス・ボアス監督が向かっていく方向をはっきりさせて、徐々に改善を図っていくしかありません。
  • makoto
  • 2013/11/11(Mon)10:32:59
  • 編集

Ya learn something n

Ya learn something new everyday. It's true I guess!

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