【Chelsea×MAN.UTD】モウリーニョ采配がピタリ!エトーの3発でチェルシー、順当勝ち!

 先週、「どうせダヴィド・ルイスとラミレスが中央のスペースを埋めてくるんだろうな」と書きましたが、負けたことも含めて、何もかもが予想通り。しかし、勝敗とスコアについては「妥当な結果」ではありながらも、いちばんがっかりしたのはゲーム最終盤の2枚のカードです。2点負けていて、追加タイムしか残っていない状況で、なぜレッドカードをもらうようなプレイをするのでしょうか。91分、ヴィディッチ退場、95分、ラファエウ、両足タックルでイエロー。ラファエウのプレイが黄色で済んだのは、幸運以外の何物でもありません。プレミアリーグ第22節、チェルシーVSマンチェスター・ユナイテッドは、3-1でチェルシーが「順当勝ち」しました。

そもそも、マンチェスター・ユナイテッドのスタメンを見たときから、勝てる気がしませんでした。プレミアリーグ前節のスウォンジー戦で機能していなかった「ヤヌザイトップ下」で、サイドに病み上がりのアシュリー・ヤングです。モイーズ監督は、大事な試合になればなるほど采配が保守的になり、「創造性よりもフィジカル」に寄っていきます。昨季のエヴァートンで見せた、さほど実力に差がなかったにも関わらずイェラヴィッチを使えずアニチェベにこだわった采配と、今季バレンシアやウェルベックを重宝し、ギグスや香川真司、チチャリートをうまく使えていないチームづくりが、またしてもオーバーラップします。チェルシーは、マンチェスター・ユナイテッドがサイドの突破にこだわれば、シンプルに中を締めてカウンターという戦術でそれをかわし、少人数で効率よく攻めてくるだろうと思いましたが、この日も「モウリーニョ采配は大正解」でした。

試合が始まり、マンチェスター・ユナイテッドに期待が持てたのは、最初の10分だけでした。開始2分で中央突破からワンツーが決まり、アシュリー・ヤングが左足でシュート。これが決まっていれば試合の展開は違ったのでしょうが、チェルシーは、スコアがイーブンである限り中盤でリスクを冒さず、ボール奪取した瞬間に一気にスピードを上げる戦術を変えません。ダヴィド・ルイスとラミレスが構える中央を崩すのは難儀ですね。アーセナルのアルテタ、エジル、カソルラがやるように、細かいパス交換から狭いスペースで前を向ける態勢を創り、短いスルーパスでサイドやFWをフリーにさせるというようなアイデアと創造性がなければ、網にかかってショートカウンターを喰らうという、モウリーニョスタイルの術中にはまります。

17分というチェルシーの先制点は、アウェイチームにとっては早すぎるビハインドでした。サイドでボールをキープしたエトーが中にドリブルで仕掛け、シュートコースが空いたと見るや、思いきりのいい左足ミドルシュート!これが、マークに入ったキャリックの足先に当たって最高の弾道を描き、GKデ・ヘアが伸ばした手の先を越えていきます。ただでさえ守備が堅いホームチームに、あっけなくアドバンテージが生まれたことで、マンチェスター・ユナイテッドはより難しい戦いを強いられます。

そして、ここからの2点は、先日のFAカップでブラックバーンがマンチェスター・シティにやられたのと同様に、「最初と最後の5分」に見事に決められます。45分、前半は終わろうとしており、もう攻める時間もない状況で、なぜマンチェスター・ユナイテッドはCKをクリアした後、安易にラインを上げたのでしょうか。ボールを奪取したチェルシーは、ここがチャンスとばかりにショートカウンターを仕掛け、CBのケーヒルがクロスを通し、ニアでフリーになっていたエトーがこれを確実に流し込みます。そして3点めもまた、セットプレイからでした。49分、右からのCKのファーストタッチを制され、GKデ・ヘアのセーブのこぼれ球も先に触られれば、失点はまぬがれません。常に得点の匂いがするポジションを押さえていたエトーは、これでハットトリックです。

残り40分ありますが、もう勝負は決まりです。途中出場のチチャリートが、フィル・ジョーンズのシュートに敏感に反応して、コースを変えて枠に収めたのは78分。残り10分でモウリーニョのチームから2点を獲るのは、欧州王者のバイエルン・ミュンヘンや、メッシが絶好調のバルセロナでも難しいでしょう。それでも何か、次につながるものがあれば、がっかりはしても納得感をもって終われたのですが、モイーズ監督は惨敗したマンチェスター・ダービー同様、「投げやり&思考停止モード」。交代カードを1枚余らせ、ベンチにフレッチャーや香川真司を寝かせたまま、特段の工夫なく90分を終えてしまいます。追加タイムは冒頭に書いた醜悪なハードタックルを2発、見せられただけ。ああ、残念。プレミアリーグ優勝候補最右翼とのアウェイ戦なので、力及ばず負けたのは仕方ないにしても、最後まで戦う姿勢を見せて、今後の巻き返しに期待させてほしかった…。

最初のカードは後ろを締めてくれるミケル。その後、運動量が落ちたエトーをF.トーレスに変えて、前線からのチェックを強化しつつカウンターの脅威をちらつかせ、最後には新加入のマティッチを試す余裕までみせた、モウリーニョ監督のゲームづくりは相変わらずお見事でした。いや、3枚めに「新入りカード」を切られたときは、最高に悔しかったですね。マタとランパードを引っ張り出すくらいの試合がしたかったのに…。ああ、思い出すと、未だに悔しいです!




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無題

まさにシェルシーの順当勝ちでしたね
この試合でまざまざと監督の差を見せ付けられました
モウはプレミアで一番采配・選手交代がうまいですよね、意図が感じられてそこを考えながらみるのもおもしろいです
一方でモイーズはいつものサイドからクロスの戦術のないサッカー、ビッグマッチになるとフィジカル重視の保守的な采配・選手起用にはしってしまう監督としての進歩のなさ
せめて最後まで戦う気持ちを見せ続けてもらいたかった
>第5節マンC戦からなんも変わってねーじゃねーか
諦めんなよ!!!お前が率いているのはマンチェスター・ユナイテッドだぞ!!
  • 卯月
  • 2014/01/20(Mon)10:39:42
  • 編集

コメントありがとうございます。

卯月さん>
同感です。モウリーニョ監督の采配は、いつも選手へのわかりやすいメッセージになっていて、戦術ミスで機能しないことは稀にありますが、「意図が伝わらずに失敗する」ことはほとんどないですね。モイーズ監督は、勝つための采配ではなく、「負けた時に言い訳しやすい采配」になってしまっているように思います。開幕前より、「今季のプレミアリーグ優勝はチェルシー」と予想しておりましたが、プレミアリーグ後半戦は、最初の半年より確実に勝率を上げてくるでしょう。

それにしても、ウィリアン獲得は、大ヒットでしたね…。
  • makoto
  • 2014/01/20(Mon)10:57:01
  • 編集

無題

更新お疲れさまです

ルーニーかペルシーがいれば最初の10分で1点は入ってたんじゃないかと思います
その時間帯はユナイテッドのフィジカルを生かしたプレスも効いてましたし

正直エトーのハットで勝った喜びよりも残念って気持ちの方が強いですね(^^;
チェルシーが特別良かったわけでもないですしどちらかというとユナイテッドが自らピンチを招いていたような

攻撃はサイドからのクロス一辺倒が悪いとは思いませんがもう少し中を使うべきですよね
逆に守備ではバイタルががら空きな場面を見かけますし

ユナイテッドサポの方には失礼ですが、強いユナイテッドを倒してこそ嬉しいわけで今のユナイテッドに勝ってもビッグマッチを制したっていう喜びがあまりないです(^^;

やっぱりライバルでもユナイテッドには強くあってほしいので昨日の試合は悲しかった
モイーズを早く解任しろとは言いませんがなにかしら変化を加えるべきですね

赤い悪魔の復活を祈ってます
  • チェルシー
  • 2014/01/20(Mon)11:30:26
  • 編集

無題

この試合ではジョーンズ+バック4のプレーがサッパリでしたね。まるで頭のない鶏のように、思いつくままにノリで守備をしてたような印象でした。管理人さんの言及された2失点目もそうですし、先制点の場面のジョーンズの対応もなかなかのモンでした。
いつもなら1得点あげるのに4つ,5つのチャンスが必要なチェルシーが、17分に訪れた一つ目のハーフチャンスで先制した。この事実がユナイテッドの守壊を象徴していたかと思います。

それ以外に関してはいつものモイーズユナイテッドだったかと。
ユナイテッドはこれでセインツまでを含む上位9チームとの対戦成績が1勝3分け6敗。貴重な1勝の決勝点はCKです。
モイーズサッカーではどうひっくり返ってもK点越えはできない。そう思わざるを得ないですよね。
  • トーレス下さい。あ、赤い方ね
  • 2014/01/20(Mon)19:36:54
  • 編集

コメントありがとうございます。

チェルシーさん トーレス下さい。あ、赤い方ね さん>
サッカーが、個人力の集積でしかなくなっていますね。チーム内での約束事や戦術が全くない、とまではいいませんが、シンプル過ぎて、プレミアリーグ上位クラブレベルではないのでしょう。モイーズ監督は、判断が感情的すぎるのがきついと思います。サー・アレックスは、感情的な人ではありましたが、サッカーを感情的に判断する人ではありませんでした。
  • makoto
  • 2014/01/21(Tue)11:14:08
  • 編集

あなたは?番め



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