【Liverpool×Aston Villa】専守防衛のアストン・ヴィラに、リヴァプールはまさかのホーム完封負け!

アダム・ララナのデビュー戦であり、チャンピオンズリーグ開幕を前にしてスターリングを休ませる、久しぶりのターンオーバー。選手層が厚くなったリヴァプールは、自信と希望に満ちあふれているようにみえました。この日の相手が、2勝1分けと会心のスタートを切った好調のアストン・ヴィラだったとしても、アンフィールドでは余裕で勝つはず。そう思って観始めたゲームは、90分後にまさかの結末を迎えました。先週、エティハドでマンチェスター・シティを破ったストークに続く、今季2発めのジャイアント・キリング。ボール支配率75%というハーフコートマッチを支配したリヴァプールは、0-1とアストン・ヴィラにクリーンシートを許し、プレミアリーグ8位にまで後退することとなりました。

負傷のスタリッジ、切り札スターリングが不在のリヴァプールは、トップにバロテッリが入り、中盤はララナ、マルコヴィッチ、ジェラード、コウチーニョ、ヘンダーソン。いささかスピードには欠けるものの、若手SBコンビのアルベルト・モレノとマンキージョを絡めたサイド攻撃に厚みがあれば、2~3点は奪えるものと踏んでおりました。ところが、先制したのはアストン・ヴィラ。CKから混戦になったところをアグボンラホルにプッシュされ、レッズは9分という早い時間にビハインドを抱えます。とはいえ、ここまでは2時間半ほど前にチェルシーも辿った道です。DFラインが崩されたわけでもなく、多彩な攻撃のタレントが並ぶ今のリヴァプールなら、追いつくのは時間の問題と思われたのですが…。

20分までは、セットプレー時の守備が不安定なリヴァプールがセンデロスのヘッドやヴァイマンのミドルに苦しめられますが、これをしのぐとハーフコートマッチの始まりです。アストン・ヴィラはサイドを明け渡す代わりに中央を人数で固め、CBセンデロスはバロテッリをさかんに挑発。ダーティーなファールすれすれのボディコンタクトを仕掛け、問題児と呼ばれたストライカーの自滅を誘おうとします。

32分、縦への長いボールをヘンダーソンがヘッドで落とすと、ララナが左足のボレー。41分、右クロスをバロテッリが競ったこぼれにマルコヴィッチが反応するも、ドリブルはヴィラの守備陣がカット。42分にはバロテッリの落としをまたもララナがミドルシュート。44分、ジェラードの美しいサイドチェンジを左サイドで受けたバロテッリが、DFをかわして思い切りのいいロングシュート。45分に左サイドを抜け出したアルベルト・モレノのクロスはネイサン・ベイカーが間一髪でブロック。シュートはいずれも枠を捉えることができませんが、リヴァプールの攻撃は、ここまでは悪くありません。

しかし、後半に入ると、リヴァプ―ルの攻撃は単調になり、前半にもましてゴールが遠くなります。彼らに足りなかったのは、「中央の厚み」「ペースを変える動き」、そして「思い切り」ではないでしょうか。サイドに展開した後、アストン・ヴィラの寄せに遭うと、後ろに戻して逆サイドへ。ひたすらこれを繰り返しているうちに、残り時間がどんどんなくなっていきます。後半は、ミドルシュートを積極的に放つのはコウチーニョのみ。マルコヴィッチやララナが1対1で仕掛けるシーンはなく、マンキージョやアルベルト・モレノの遠めからのクロスは、中央が薄いリヴァプール攻撃陣には届かず、コースを読み切ったGKグザンやセンデロス、ハットンに簡単にクリアされます。

ロジャース監督は、61分にララナを代えてスターリングを投入。71分には、マルコヴィッチとバロテッリの2枚替えでリッキー・リー・ランバートとボリーニを投入しますが、スペースのないペナルティエリア周辺でスターリングは輝かず。ポストプレイに長けたランバートはボールが足についておらず、ボリーニは自らの役割を把握できていないような意図のない動きに終始します。完全に引いた相手を前に出させるために、ミドルシュートで状況を打開するということを考えれば、遠めからでも打てるバロテッリは残し、ボリーニではなくルーカスを入れ、ジェラードがひとつ前に張るような攻め方のほうがよかったかもしれません。集中を切らさないヴィラの最終ラインからゴールを奪うには、リヴァプールはあまりにもシュートが少なすぎました。

ホームチーム最大のハイライトは81分、左から中にドリブルで侵入したコウチーニョの鋭い右足シュート。アンフィールドに詰めかけたレッズサポーターが、これは入った!と腰を浮かせた瞬間、右のポストを叩く鈍い音がピッチに響きわたり、リバウンドに反応したスターリングのシュートは、同時にボールに走り寄ったヘンダーソンに当たってゴールラインを割ってしまいます。残り10分、リヴァプールはGKグザンを慌てさせることすらできず、4分あった追加タイムにも歓喜の声は湧きません。かくして、アウェイチームにとっては狙い通りの0-1勝利。アストン・ヴィラは、誰も予想していなかった単独2位を、エースのベンテケ不在で実現する結果となりました。

昨季のプレミアリーグで、引いた相手に何度も勝ち点を落としたチェルシーのように、ときどきこういうことは起こります。先に点を獲られてあれだけ引かれては、スタリッジがいたとしても、リヴァプールが勝ち点3を奪うのは難しかったかもしれません。この日はアストン・ヴィラの守備が素晴らしかったのもまた事実。こういうときは、「チャンピオンズリーグはしっかり勝ち切ろうぜ」と、気持ちを切り替えるしかないですね。

プレミアリーグの次戦はウエストハム、そして9月末にはアンフィールドで戦うマージーサイドダービーが待っています。ここを連勝すれば、他のクラブも勝ち点を落としている今季のプレミアリーグなら、充分2位争いには食い込めるでしょう。あ、優勝争いですか?今季のチェルシーに勝てるクラブはあるのでしょうか。次戦で当たるマンチェスター・シティは、どうもモウリーニョさんのサッカーを苦手としているようです。あるとすれば、スタンフォード・ブリッジに意気揚々と乗り込んでくる、その次の相手のほうがおもしろそうです。「どこですか?」って、そりゃ、決まっているじゃありませんか。ポール・ランバート監督率いる、絶好調アストン・ヴィラ。


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無題

昨季のアンフィールドでのチェルシー戦を思い出させる試合でしたね……あの時も、もっと積極的に仕掛け、ペナルティエリアにどんどんボールを入れる必要がありました。パス&ムーブが少ないリバプールに不安を感じていますがここまで闘った4チームには昨季8〜12月で4ptしか獲れていないそうです。今季は6ptだからとポジティブに考えたいものです(笑)
  • たこ
  • 2014/09/14(Sun)12:40:51
  • 編集

無題

こんにちは。
更新ご苦労様です。いつも楽しく拝見しております。
ヴィラ戦は何時もの悪いパターンのレッズでしたね。後半の交代時バロテッリは残してランバートとの2トップかと思いましたが、あの交代は前線の高さが半減してしまい脅威はなくなりましたね。
ホームでの負けは正直痛いですが、チームがまだ完成していな時期と割り切ります。今年はロンドンの青いチームが独走状態に入りつつあるので、2ー4位争いはいかに下位チームから勝ち点をシッカリ獲得するかですね。でも負けると1週間が重いんですよね〜(苦笑)

無題

正直、あんまりこの試合の結果を気にしていません。なんというか、スアレスとリッジが去年までの攻撃の核でしたからね。ビルドアップの核であるジェラードとコウチはいるものの、前線でサイドや中央のエリアで抜群のタメを作っていた二人がいない今、攻撃の設計図を変更中なのだと思います。リッジが負傷して一週間ちょいでそれが上手く出来上がるとも思っていなかったので、まぁ今回の敗戦はしょうがないですかね。それよりもCL楽しみです。ワクワクです。
  • リバサポ
  • 2014/09/14(Sun)19:02:35
  • 編集

コメントありがとうございます。

たこさん Mackiさん リバサポさん>
みなさんが感じられてるとおり、ロジャース監督が新しいスタイルと連携の形を浸透させている最中だと思われるので、これからですね。バロテッリやリッキー・リー・ランバートが一発決めてくれれば勢いがつきそうです。
  • makoto
  • 2014/09/15(Mon)03:55:13
  • 編集

あなたは?番め



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