【MAN.UTD×Arsenal】中盤を制したマン・ユナイテッド、アクシデントを乗り切れずドロー!

オールド・トラフォードを苦手としているアーセナルですが、今季はFAカップで勝利を挙げており、プレミアリーグ2位を奪取するためにアウェイ連勝といきたいところ。迎え撃つマンチェスター・ユナイテッドがこの試合に3点差以上で勝てば、ガナーズとの得失点差を1点に詰めることになり、プレミアリーグ最終戦でライバルをかわして3位に滑り込む芽が出てきます。ジルーを最前線に、エジル、カソルラ、アレクシス・サンチェス、ラムジー、コクランと、プレミアリーグ開幕当初のケガ人続出が嘘のようにメンバーが揃っているアーセナルに対して、ルーニー、キャリック、ルーク・ショーなど中心選手を失っているホームチーム。ファン・ペルシはベンチでトップにファルカオ、その下にはフェライニ、ベジェリンと対峙するのはアシュリー・ヤングとロホという布陣です。スタメンを見る限り、まったく勝てる気がしませんが、何しろオールド・トラフォードです。来季以降を視野に入れれば、ここで完勝してヴェンゲル監督と主力選手たちに苦手意識をキープしてもらいたいものです。

試合開始から、運動量と出足で勝るマンチェスター・ユナイテッドがゲームのイニシアティブをとっています。オープニングシュートはアシュリー・ヤング、8分にはコシールニーの裏に抜けたファルカオに、マタからスルーパス。直後のCKからはスモーリングが右足で狙いますが、いずれもDFのブロックにあって枠に飛びません。アーセナルはアレクシス・サンチェスを中心とするカウンターで対抗しますが、スモーリングとフィル・ジョーンズが冷静に対処し、シュートを打たせません。

中盤でのせめぎ合いが続くゲーム。マンチェスター・ユナイテッドがサイドに鍵をかけ、エジル、アレクシスらを封じているのに対し、アーセナルは中央はコクランが締めているものの、ベジェリンがアシュリー・ヤングに翻弄されています。31分、マンチェスター・ユナイテッドの先制は、縦に突破して左足でクロスを上げたアシュリー・ヤングの見事なアシストからでした。ファーサイドで待ち構えていたのは、ダイレクトボレーに自信があるアンデル・エレーラ。ニアポストすれすれを襲った強い球足にオスピナは対応できず、これを機にホームチームはますます左からの攻勢を強めます。38分、アシュリー・ヤングの縦1本に反応して左をフリーで走ったマタが、逆サイドからゴール前に入ったファルカオにきわどい浮き球パス。コシールニーのプレッシャーにゴールはならなかったものの、アーセナルにとっては危険なシーンでした。

44分、CKからのサインプレーで中央のブリントが放ったミドルは、左隅を捉えていたもののスモーリングに当たってしまい追加点はならず。ポゼッション6割超のマン・ユナイテッドは、つい2節前にオールド・トラフォードでWBAに負けたチームとは思えない素晴らしい出来。ガナーズは何とシュートゼロです。ファン・ハール監督がこのペースで最後まで走るのか、ヴェンゲル監督の采配がゲームを動かすのか。後半も、攻めるマンチェスター・ユナイテッド、受けるアーセナルという構図は変わりません。

マタやフェライニが中央で前を向き、両サイドを使うシーンが増えたホームチーム。前半は左が多かった攻撃も、マタとバレンシアの連携から右を崩す形が増え、52分にはサイドからクロスを連発する波状攻撃でアウェイチームを攻め立てます。縦へのボールのチェックを強化し、ジルーに仕事をさせないマン・ユナイテッドの守備に対し、攻めあぐむアーセナルは彼ららしくない前線への放り込みまで見せています。60分、ファルカオがファン・ペルシに代わると、直後にガナーズに決定機です。左から上がったエジルのグラウンダーに、ロホをかわしたジルーがデ・ヘアと向き合いますが、シュートは守護神が足でブロック。最終ラインの裏を狙い始めたアーセナルは、70分に左のアレクシス・サンチェスからのパスにラムジーが飛び出し、ループシュートでデ・ヘアをかわすもののロホが戻ってクリア。残り20分を切った72分、両チームに事件が起こります。

マンチェスター・ユナイテッドは、デ・ヘアが臀部を押さえてリタイア。ヴィクトル・バルデスは、これがプレミアリーグデビューです。ヴェンゲル監督はベジェリンをウォルコット、カソルラをウィルシャーというスクランブル。さらにロホを諦めブラケットを投入したファン・ハール監督ともども、今季プレミアリーグで初めての体制に突入です。

82分、アーセナルの同点弾は、3人の交代選手が交錯したシーン。運はガナーズに味方しました。自陣にいたラムジーから出たロングボールをワントラップで狙ったウォルコットの右からのシュートは、ブラケットの足に当たってコースが変わり、ヴィクトル・バルデスの逆を突いてゴールに飛び込みます。同点となった後、両チームに決定機がありました。84分、左に出たエジルのグラウンダーを合わせたジルーの一撃は外からサイドネットへ。88分、バレンシアのクロスをファーサイドのフェライニが落とすと、落下点にいたのはファン・ペルシ。決めなければいけないボレーをクロスバーの上に外したストライカーは、右足を言い訳にしてはいけません。結局、1-1ドロー。これによってアーセナルのプレミアリーグ2位が遠のき、マンチェスター・ユナイテッドの3位もまた絶望的になりました。

冒頭に「メンバーが揃ったアーセナル」と書きましたが、この試合に必要だったひとりを欠いたのが、苦戦の原因だったように思います。右SBがドビュッシーなら、いくらアシュリー・ヤングがキレキレだったとはいえ、あそこまで劣勢を強いられることはなかったのではないでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドは、キャリックの不在を感じさせない中盤がガナーズを圧倒しており、ベストを尽くしたのだと思います。ウォルコットにシュートさえ打たせなければさほど怖くなかった場面で、コシールニーのようにきっちり中を切れなかった若いDFを出さざるをえなかったのが、今のこのチームの限界だったのでしょう。

ファン・ハール監督、プレミアリーグ1年めは4位ですか。ケガ人多発に苦しんだなか、最低限の結果は出しましたね。このうえは、夏のインターナショナルチャンピオンズカップは、優勝などせずほどほどにやってください。チャンピオンズリーグのプレーオフに負けようものなら、クラブのサポーターにとどまらず、UEFAランキングでセリエAの猛追を受けているプレミアリーグ全体からブーイングをいただきますから。8月末に当たる欧州のチームは、今季の8月にキャピタルワンカップで4-0と惨敗したミルトン・キーンズ・ドンズよりも強いチームであることは間違いありません。



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大怪我にならず、安堵…。

更新お疲れ様です。

ぶっちゃけ、アーセナルからすると、運がよかったな、というだけの試合でしたね、ウォルコット&ウィルシャーを投入
して、結果的には同点に追いついたわけですから、交代が当たった、というポジティブな見方もあるのかもしれません。
確かに、中盤が完全に停滞していたので、SWA戦よりは、縦に抜けるウォルコットをサイドに、ドリブル突破できる
ウィルシャーを中盤に入れる意味はあった、と思います、ベジェリンがやられていたこと含めて、コクランを残したことも
正解でした、前節はマンUの3位の可能性をほぼ消滅させるには、最悪0-0で1P獲得OK、だったのに、コクラン
下げて、最悪の敗戦でしたから、おかげで、この試合のマンUのモチベーションは、非常に高かった、と思います。

自分が危惧していたのは、SWA戦の敗戦により、みすみすマンUにそのチャンスを与えてしまった影響ですね、
実際、前半は最悪でした、ルーニーがいれば、3点差で敗戦、という見事なまでの自滅パターンがあっても
おかしくなかった、と思います、で、4位転落でシーズンを終えたりしたら、また監督解任の話も湧いてきたでしょう。
SWA戦の失態が、大怪我につながらず、本当によかったな…と安堵のドローでした。

それにしても、ウォルコットは、やはり以前の爆発的なスピードはないように感じますね、とはいえ、CFでの起用は
論外、自分は、くどく「ウォルコットの代わりに、CFを」とは言ってはいるものの、正直、監督がウォルコットを
放出することはないだろなぁ…と半ば諦めています、ウォルコットが生き残るには、やはりシュートの精度を上げる
しかない、と思いますが…、彼の成長を待っていられるほどの余裕が果たしてアーセナルにあるのか、疑問です。
  • サッカー小僧!
  • 2015/05/18(Mon)10:04:49
  • 編集

無題

これで4位は決定的ですね。makotoさんの仰る通り、最低限の結果だと思います。

ファンハール監督は好き嫌いは別として、戦術面や選手起用では柔軟なところを見せました。シーズン当初は自分の哲学ばかりが先行していましたが、チームの調子が悪いとはっきりしてからはフェライニのように選手の長所を活かす戦い方をしたり、ヤングのように好調な選手を使うことで選手の信頼を得たように思います。新戦力もエレーラのようにフィットした選手は積極的に起用して、ファルカオ、ディマリアのように不調の選手を使わないのもわかりやすく、一般的に持たれているオランダ偏重のようなファンハールのイメージよりも公平なやり方だったのではないでしょうか。

とはいえ、来季はデヘア移籍も濃厚ですし、今シーズン以上に厳しい戦いを強いられそうです。正直現状ではアーセナルのほうが来季への期待が持てるのではないでしょうか。問題はベンゲルがあと何年やれるのか、というところでしょう。ファンハールのようにそろそろあと何年までやるのか明言してもよいのではないかと思うのですが。
  • Uボマー
  • 2015/05/18(Mon)12:38:25
  • 編集

コメントありがとうございます。

サッカー小僧!さん>
マン・ユナイテッドにとっては、キャリックよりもルーニーの不在が大きかったゲームでした。キックが正確な彼がいれば、早めに2点めを奪ってゲームを決めていたかもしれません。ウォルコットのスピードは戻ってないですね。来季が正念場だと思います。

Uボマーさん>
マン・ユナイテッドは、キャリックがいないときの戦術のクオリティが徐々に上がってますね。ヴェンゲル監督の「あと何年」は、クラブ首脳と握っておく分にはいいですが、オープンにはしないほうがいいのではないかと思います。あと1年とわかっている上司のいうことを聞かなくなる選手も、ときどきいますので。人事異動の前後で、元の上司の指示をやり過ごそうとする部下がいるように。

  • makoto
  • 2015/05/19(Tue)15:38:22
  • 編集

あなたは?番め



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