【MAN.CITY×Saints】自らのゴールで勝利をつかんだフランク・ランパード、最後の勇姿!

最終節の全10試合一斉開催は、優勝・残留争いや欧州へのチケット争奪戦を考えればフェアでスリリング、確かにおもしろいのですが、私のような雑食系のプレミアリーグファンにとっては非常に悩ましいタイトな夜でもあります。結局、観戦したのは、ストークVSリヴァプール、マンチェスター・シティVSサウサンプトン、アーセナルVSウェスト・ブロムウィッジ・アルビオン。マンチェスター・ユナイテッドと戦う降格候補のハル・シティも気になっていたのですが、涙をのんで後回しにしました。試合を観てあらためて思ったのは、今季のプレミアリーグで優勝を争うポテンシャルがあったのは、チェルシー、アーセナル、マンチェスター・シティだけだったということ。バルセロナやバイエルン・ミュンヘンより少ない3敗のチェルシーが頭ひとつ抜けていたのは確かですが、ヴェンゲル監督とペジェグリーニ監督のチームがコンディションが悪い時期に「負けない戦い方」ができれば、モウリーニョ監督をもっと苦しめることができたでしょう。

そしてもうひとつ感じたのは、セインツの選手たちとクーマン監督の素晴らしさです。もし、私がふさわしいと思うクラブに、ヨーロッパリーグ出場を祝う首飾りを自由にかけていいといわれれば、最後までストライカーがいなかったリヴァプールや、守備の粗さを解消できずにシーズンを終えたトッテナムではなく、クーマン監督の元に真っ先に走ったでしょう。33失点は、チェルシーに次ぐ少なさ。得失点差21は、最終的に5位となったトッテナムを16も上回る数字で、7位で終わったチームのものではありません。エティハドでのゲームが厳しいのは重々承知で、マンチェスター・シティに勝って堂々とヨーロッパリーグ出場を決めてほしいと応援していたのですが…。昨季プレミアリーグ王者は、やっぱり強かった。クーマン監督の野望を先送りにしたのは、プレミアリーグ得点王と、ジェラードとともに今季限りでリーグを去るレジェンドでした。

大事な最終戦、クーマン監督はいくつか重要なパーツを欠いていましたが、全体的にはよくやっていたと思います。39歳のGKケルヴィン・デービスはフレイザー・フォースターの不在を感じさせず、前半戦でチームを牽引していたタディッチの穴は、シェーン・ロングが埋めていました。しかし、シュナイデルランだけは、どうしても代えがききませんでした。ワニャマの横にチームの心臓が構えていれば、ダヴィド・シルヴァやランパードにもっと窮屈な思いをさせていたでしょう。

勝ってほしかっただけに、どうしても「れば・たら」をしてしまいますが、20分にジョー・ハートと1対1となったシェーン・ロングが最初の決定機をものにしていれば、逆の結果でゲームを終えることもできたかもしれません。しかし、シュートはジョー・ハートが落ち着いてキャッチ。ダービーに敗れて一時は4位にまで落ちたマンチェスター・シティが、最後の6連勝で2位を再度奪い返せたのは、最終ラインに落ち着きをもたらしたイングランド代表GKのお手柄だと思います。この先制機は、スズメバチの巣をつついてしまったかのようでした。それまで淡々と試合を進めていたホームチームのエースが、ここから怒涛のシュートラッシュを披露します。

前半だけで、GKケルヴィン・デービスの前に4回もフリーで現れたセルヒオ・アグエロ。ところが、彼には珍しく、狙いのあるシュートはことごとくタッチがずれ、ケルヴィン・デービスを屈服させることができません。しかし、それでも先制したのはマン・シティでした。31分、中央のダヴィド・シルヴァが右に展開すると、走り込んだミルナーが中を冷静にみてグラウンダーのラストパス。狙った先にいたのは、プレミアリーグのレジェンド、フランク・ランパードです。左足のボレーは完璧。エティハドのスタンドで見守っていた父、フランク・ランパード・シニアと家族が満面の笑みで拍手を送ります。

1点を追うセインツは、サイド攻撃に活路を見出そうとするものの、マネのドリブルとシェーン・ロングのアーリークロスのリフレインは単調で、マンガラとデミチェリスは読みやすかったでしょう。バートランドやナサニエル・クラインとの連携でえぐるシーンが創れれば、マン・シティの最終ラインを慌てさせることができたはずですが、大黒柱グラツィアーノ・ペッレがスタジアムを湧かせるシーンはついぞ訪れませんでした。59分にゴールを奪うべく投入されたウォード=プラウズも、効果的な攻撃を演出できず。ペジェグリーニ監督は、66分にヤヤ・トゥレをウィルフリード・ボニーに代え、追加点でゲームを終わらせようとします。77分、ついに怖れていた瞬間がやってきてしまいました。電光掲示板は、ヘスス・ナバスと代わる選手は背番号18だと示しています。フランク・ランパードのプレミアリーグが終わりました。ファンのなかには、「最後まで出してあげてほしかった」と思った方もいるかもしれません。しかし87分、エティハドに集まったサポーターたちがペジェグリーニ監督が正しかったことを認める瞬間がやってきます。

左CKのキッカーはコラロフ。逆サイドに流れてきたボールを果敢に狙ったのは、ランパードの後を受けたヘスス・ナバスでした。シュートはDFに当たって左ポスト際にいたマンガラに通り、ヘッドで折り返したボールはゴール前1メートルのアグエロに届きます。無人のゴールに押し込むだけの仕事を終えたアグエロは、満面の笑顔。今季26ゴールでプレミアリーグ得点王に輝きました。セインツの奮闘はここまで。7位となったクーマン監督は、30日のFAカップ決勝でアーセナルがアストン・ヴィラに勝つことを祈るのみです。

ジェラードの花道のためにチームを壊し、2連敗で5位を逃したロジャース監督と、ランパードを活かしてチームを創り、6連勝、プレミアリーグ2位、レジェンドの華やかなラストシーンをすべて実現したペジェグリーニ監督。5-0と勝負が決した後のジェラードの空砲に優しく温かいだけの拍手が送られたブリタニアと、勝利への道筋を創ったランパードの先制ゴールに本物の歓喜が湧き起こったエティハドは、少々残酷なコントラストでした。サッカーは勝った者が美しいのだと、あらためて感じた最終日の夜でした。

2014-15シーズンが終わりました。昨日が、プレミアリーグを盛り上げてくれたレジェンドたちを観ることのできる最後の日でした。177ゴールのフランク・ランパードと186ゴールのジェラードに、心からの感謝の気持ちを表したいと思います。ありがとうございました。来季は新天地で、アメリカのファンを感動させる美しいプレイを披露してください。本当に、おつかれさまでした。


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プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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