スパーズ正念場の4連戦!プレミアリーグ2016-17シーズン・全日程&見どころチェック(第27節~最終節)

「年末年始もレッズがタイト!プレミアリーグ2016-17シーズン・全日程&見どころチェック(第14節~第26節)」より続きます。プレミアリーグ2016-17シーズン全日程紹介第3弾のこの稿では、27節から最終節までの組み合わせを見てまいります。ユーロ2016に夢中のみなさまにとっては、昨季プレミアリーグの最終盤に、首位レスターの対戦相手が厳しいと話題になったことは遠い昔の話でしょうか。マンチェスター・ユナイテッド、エヴァートン、チェルシーと続いてシーズンを終える日程だったレスターは、最後に2位以下に迫られるのではないかといわれたものの、トッテナムの停滞で早期に優勝を決めて、ラスト3つも1勝2分と無難にまとめました。

来季のプレミアリーグで同様に話題になりそうなのは、スパーズです。34節から最終節の手前までの組み合わせが、レスター、ノースロンドンダービー、ウェストハム、マンチェスター・ユナイテッド。ポチェッティーノ監督が昨季からのジャンプアップをめざすなら、4月の半ばには順位表のてっぺんにいたいところです。3月中旬からリヴァプール、アーセナル、チェルシーとの3連戦が組まれているマンチェスター・シティは、チャンピオンズリーグとの兼ね合いに苦労しそうです。アーセナルもまた、3月からの1ヵ月が、リヴァプール、レスター、WBA、マンチェスター・シティ、ウェストハムという難しいカード続きとなっています。昨季はプレミアリーグ優勝争いから脱落したこの季節を、次のシーズンはうまく歩くことができるでしょうか。

36節のアーセナルVSマンチェスター・ユナイテッドが「因縁の対決は事実上の決勝戦!」などと報道されたら盛り上がる…と妄想していたのですが、37節のマンチェスター・シティVSレスターにそんな見出しが立ったら、ラニエリ監督の素晴らしさにに深々と頭を下げさせていただきます。中堅以下のクラブでは、最後にマンチェスター・シティ、チェルシー、セインツ、リヴァプールと当たるミドルスブラが目を引きます。アイトール・カランカ監督は、早いうちに残留を確定させておかないと、下から刺されて1年でチャンピオンシップに逆戻りとなりかねません。最終節までの組み合わせは、以下となります。


【プレミアリーグ2016-17シーズン日程 27節~38節】
■第27節(2017/3/4)
レスター VS ハル・シティ
リヴァプール VS アーセナル
マンチェスター・ユナイテッド VS ボーンマス
ストーク VS ミドルスブラ
サンダーランド VS マンチェスター・シティ
スウォンジー VS バーンリー
トッテナム VS エヴァートン
ワトフォード VS サウサンプトン
WBA VS クリスタル・パレス
ウェスト・ハム VS チェルシー

■第28節(2017/3/11)
アーセナル VS レスター
ボーンマス VS ウェスト・ハム
バーンリー VS リヴァプール
チェルシー VS ワトフォード
クリスタル・パレス VS トッテナム
エヴァートン VS WBA
ハル・シティ VS スウォンジー
マンチェスター・シティ VS ストーク
ミドルスブラ VS サンダーランド
サウサンプトン VS マンチェスター・ユナイテッド

■第29節(2017/3/18)
ボーンマス VS スウォンジー
クリスタル・パレス VS ワトフォード
エヴァートン VS ハル・シティ
マンチェスター・シティ VS リヴァプール
ミドルスブラ VS マンチェスター・ユナイテッド
ストーク VS チェルシー
サンダーランド VS バーンリー
トッテナム VS サウサンプトン
WBA VS アーセナル
ウェスト・ハム VS レスター

■第30節(2017/4/1)
アーセナル VS マンチェスター・シティ
バーンリー VS トッテナム
チェルシー VS クリスタル・パレス
ハル・シティ VS ウェスト・ハム
レスター VS ストーク
リヴァプール VS エヴァートン
マンチェスター・ユナイテッド VS WBA
サウサンプトン VS ボーンマス
スウォンジー VS ミドルスブラ
ワトフォード VS サンダーランド

■第31節(2017/4/4)
アーセナル VS ウェスト・ハム
バーンリー VS ストーク
ハル・シティ VS ミドルスブラ
レスター VS サンダーランド
スウォンジー VS トッテナム
ワトフォード VS WBA
マンチェスター・ユナイテッド VS エヴァートン
■第31節(2017/4/5)
チェルシー VS マンチェスター・シティ
サウサンプトン VS クリスタル・パレス
リヴァプール VS ボーンマス

■第32節(2017/4/8)
ボーンマス VS チェルシー
クリスタル・パレス VS アーセナル
エヴァートン VS レスター
マンチェスター・シティ VS ハル・シティ
ミドルスブラ VS バーンリー
ストーク VS リヴァプール
サンダーランド VS マンチェスター・ユナイテッド
トッテナム VS ワトフォード
WBA VS サウサンプトン
ウェスト・ハム VS スウォンジー

■第33節(2017/4/15)
クリスタル・パレス VS レスター
エヴァートン VS バーンリー
マンチェスター・ユナイテッド VS チェルシー
ミドルスブラ VS アーセナル
サウサンプトン VS マンチェスター・シティ
ストーク VS ハル・シティ
サンダーランド VS ウェスト・ハム
トッテナム VS ボーンマス
ワトフォード VS スウォンジー
WBA VS リヴァプール

■第34節(2017/4/22)
アーセナル VS サンダーランド
ボーンマス VS ミドルスブラ
バーンリー VS マンチェスター・ユナイテッド
チェルシー VS サウサンプトン
ハル・シティ VS ワトフォード
レスター VS トッテナム
リヴァプール VS クリスタル・パレス
マンチェスター・シティ VS WBA
スウォンジー VS ストーク
ウェスト・ハム VS エヴァートン

■第35節(2017/4/29)
クリスタル・パレス VS バーンリー
エヴァートン VS チェルシー
マンチェスター・ユナイテッド VS スウォンジー
ミドルスブラ VS マンチェスター・シティ
サウサンプトン VS ハル・シティ
ストーク VS ウェスト・ハム
サンダーランド VS ボーンマス
トッテナム VS アーセナル
ワトフォード VS リヴァプール
WBA VS レスター

■第36節(2017/5/6)
アーセナル VS マンチェスター・ユナイテッド
ボーンマス VS ストーク
バーンリー VS WBA
チェルシー VS ミドルスブラ
ハル・シティ VS サンダーランド
レスター VS ワトフォード
リヴァプール VS サウサンプトン
マンチェスター・シティ VS クリスタル・パレス
スウォンジー VS エヴァートン
ウェスト・ハム VS トッテナム

■第37節(2017/5/13)
ボーンマス VS バーンリー
クリスタル・パレス VS ハル・シティ
エヴァートン VS ワトフォード
マンチェスター・シティ VS レスター
ミドルスブラ VS サウサンプトン
ストーク VS アーセナル
サンダーランド VS スウォンジー
トッテナム VS マンチェスター・ユナイテッド
WBA VS チェルシー
ウェスト・ハム VS リヴァプール

■第38節(2017/5/21)
アーセナル VS エヴァートン
バーンリー VS ウェスト・ハム
チェルシー VS サンダーランド
ハル・シティ VS トッテナム
レスター VS ボーンマス
リヴァプール VS ミドルスブラ
マンチェスター・ユナイテッド VS クリスタル・パレス
サウサンプトン VS ストーク
スウォンジー VS WBA
ワトフォード VS マンチェスター・シティ


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年末年始もレッズがタイト!プレミアリーグ2016-17シーズン・全日程&見どころチェック(第14節~第26節)

「開幕戦でいきなり…!プレミアリーグ2016-17シーズン・全日程&見どころチェック(開幕節~第13節)」より続きます。さて、来季のプレミアリーグの全日程紹介第2弾は、ボクシングデイや年末年始を含む中盤戦です。ペップ・グアルディオラ監督、コンテ監督、マッツァーリ監督など、プレミアリーグ初体験の指揮官たちは、ウィンターブレイクがないタイトなスケジュールに面食らい、不満をこぼすのではないでしょうか。昨季は、リヴァプールの監督に就任したばかりだったクロップ監督が、この時期に大量の負傷者を抱え、「キャピタルワンカップの準決勝が2試合あるなんて知らなかった!」と、試合が多すぎるリーグへの戸惑いを率直に語っていました。

2016-17シーズンは、年末にリヴァプールとマン・シティが激突します。その2週間前にアーセナル戦があるペップも、年明けから2週間でマンチェスター・ユナイテッドと戦うクロップ監督も、決してうれしい組み合わせとは思っていないでしょう。レッズは12月17日の17節にも、グディソンパークでマージ―サイドダービーを戦わなければなりません。

チャンピオンズリーグで戦った直後のゲームが、すべて本拠地キングパワー・スタジアムでのゲームとなるレスターに対して、マンチェスターダービーの直後にCL開幕を迎え、2節の3日後にホワイト・ハート・レーンまでバスを走らせることになったマンチェスター・シティ。CL最終節の手前でチェルシーのコンテ監督とのニューフェイス対決をこなし、直後にラニエリ監督と顔を合わせるスケジュールも、できれば避けたかったでしょう。ペップ新監督にとって、バルセロナやバイエルンの指揮を執っていたときと違うのは、実力伯仲のライバルが数多く存在するリーグだということ。解決策は、2つあります。バイエルン時代のように「1強19弱」の独走態勢に持ち込むか、ヤヤ・トゥレをはじめとするプレミアリーグ経験豊富なベテランを残し、ターンオーバーで切り抜けるか。ペップ好みの選手をアドオンで獲得するのはいいのですが、初年度から大胆な血の入れ替えを敢行すると、ファン・ハール監督のように苦しむことになるかもしれません。

2016年の最後をレスター、リヴァプール、チェルシーで締めるストークの日程も強烈です。チームのクリスマスパーティは、10日過ぎに済ませておいたほうがよさそうです。以下に14節から26節までのスケジュールを掲載しましたので、ご覧ください。


【プレミアリーグ2016-17シーズン日程 14節~26節】
■第14節(2016/12/3)
ボーンマス VS リヴァプール
クリスタル・パレス VS サウサンプトン
エヴァートン VS マンチェスター・ユナイテッド
マンチェスター・シティ VS チェルシー
ミドルスブラ VS ハル・シティ
ストーク VS バーンリー
サンダーランド VS レスター
トッテナム VS スウォンジー
WBA VS ワトフォード
ウェスト・ハム VS アーセナル

■第15節(2016/12/10)
アーセナル VS ストーク
バーンリー VS ボーンマス
チェルシー VS WBA
ハル・シティ VS クリスタル・パレス
レスター VS マンチェスター・シティ
リヴァプール VS ウェスト・ハム
マンチェスター・ユナイテッド VS トッテナム
サウサンプトン VS ミドルスブラ
スウォンジー VS サンダーランド
ワトフォード VS エヴァートン

■第16節(2016/12/13)
ボーンマス VS レスター
ミドルスブラ VS リヴァプール
サンダーランド VS チェルシー
ウェスト・ハム VS バーンリー
クリスタル・パレス VS マンチェスター・ユナイテッド
WBA VS スウォンジー
■第16節(2016/12/14)
エヴァートン VS アーセナル
マンチェスター・シティ VS ワトフォード
ストーク VS サウサンプトン
トッテナム VS ハル・シティ

■第17節(2016/12/17)
ボーンマス VS サウサンプトン
クリスタル・パレス VS チェルシー
エヴァートン VS リヴァプール
マンチェスター・シティ VS アーセナル
ミドルスブラ VS スウォンジー
ストーク VS レスター
サンダーランド VS ワトフォード
トッテナム VS バーンリー
WBA VS マンチェスター・ユナイテッド
ウェスト・ハム VS ハル・シティ

■第18節(2016/12/26)
アーセナル VS WBA
バーンリー VS ミドルスブラ
チェルシー VS ボーンマス
ハル・シティ VS マンチェスター・シティ
レスター VS エヴァートン
リヴァプール VS ストーク
マンチェスター・ユナイテッド VS サンダーランド
サウサンプトン VS トッテナム
スウォンジー VS ウェスト・ハム
ワトフォード VS クリスタル・パレス

■第19節(2016/12/31)
アーセナル VS クリスタル・パレス
バーンリー VS サンダーランド
チェルシー VS ストーク
ハル・シティ VS エヴァートン
レスター VS ウェスト・ハム
リヴァプール VS マンチェスター・シティ
マンチェスター・ユナイテッド VS ミドルスブラ
サウサンプトン VS WBA
スウォンジー VS ボーンマス
ワトフォード VS トッテナム

■第20節(2017/1/2)
ボーンマス VS アーセナル
クリスタル・パレス VS スウォンジー
エヴァートン VS サウサンプトン
マンチェスター・シティ VS バーンリー
ミドルスブラ VS レスター
ストーク VS ワトフォード
サンダーランド VS リヴァプール
トッテナム VS チェルシー
WBA VS ハル・シティ
ウェスト・ハム VS マンチェスター・ユナイテッド

■第21節(2017/1/14)
バーンリー VS サウサンプトン
エヴァートン VS マンチェスター・シティ
ハル・シティ VS ボーンマス
レスター VS チェルシー
マンチェスター・ユナイテッド VS リヴァプール
サンダーランド VS ストーク
スウォンジー VS アーセナル
トッテナム VS WBA
ワトフォード VS ミドルスブラ
ウェスト・ハム VS クリスタル・パレス

■第22節(2017/1/21)
アーセナル VS バーンリー
ボーンマス VS ワトフォード
チェルシー VS ハル・シティ
クリスタル・パレス VS エヴァートン
リヴァプール VS スウォンジー
マンチェスター・シティ VS トッテナム
ミドルスブラ VS ウェスト・ハム
サウサンプトン VS レスター
ストーク VS マンチェスター・ユナイテッド
WBA VS サンダーランド

■第23節(2017/1/31)
アーセナル VS ワトフォード
ボーンマス VS クリスタル・パレス
バーンリー VS レスター
ミドルスブラ VS WBA
サンダーランド VS トッテナム
スウォンジー VS サウサンプトン
ウェスト・ハム VS マンチェスター・シティ
マンチェスター・ユナイテッド VS ハル・シティ
■第23節(2017/2/1)
リヴァプール VS チェルシー
ストーク VS エヴァートン

■第24節(2017/2/4)
チェルシー VS アーセナル
クリスタル・パレス VS サンダーランド
エヴァートン VS ボーンマス
ハル・シティ VS リヴァプール
レスター VS マンチェスター・ユナイテッド
マンチェスター・シティ VS スウォンジー
サウサンプトン VS ウェスト・ハム
トッテナム VS ミドルスブラ
ワトフォード VS バーンリー
WBA VS ストーク

■第25節(2017/2/11)
アーセナル VS ハル・シティ
ボーンマス VS マンチェスター・シティ
バーンリー VS チェルシー
リヴァプール VS トッテナム
マンチェスター・ユナイテッド VS ワトフォード
ミドルスブラ VS エヴァートン
ストーク VS クリスタル・パレス
サンダーランド VS サウサンプトン
スウォンジー VS レスター
ウェスト・ハム VS WBA

■第26節(2017/2/25)
チェルシー VS スウォンジー
クリスタル・パレス VS ミドルスブラ
エヴァートン VS サンダーランド
ハル・シティ VS バーンリー
レスター VS リヴァプール
マンチェスター・シティ VS マンチェスター・ユナイテッド
サウサンプトン VS アーセナル
トッテナム VS ストーク
ワトフォード VS ウェスト・ハム
WBA VS ボーンマス

この稿は、「スパーズ正念場の4連戦!プレミアリーグ2016-17シーズン・全日程&見どころチェック(第27節~最終節)」に続きます。

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プレミアリーグ2015-16シーズン・偏愛的ベストイレブン~チームを救った陰の立役者たち

何度解いても、同じ答えしか出てこない詰将棋のようです。プレミアリーグ2015-16シーズンのベストイレブン。GKデ・ヘア、DFベジェリン、アルデルヴァイレルト、ウェズ・モーガン、クレスウェル。MFにはエジル、カンテ、デル・アリ、マフレズ、2トップにジェイミー・ヴァーディとハリー・ケイン。SBにトッテナムの選手を入れたくなるのと、パイェが入っていないのが気になるぐらいの変化の可能性はあるのですが、そのあたりを多少入れ替えたとて、特段おもしろくなるわけではありません。今季、プレミアリーグを観続けて、熱心にコメントをくださったみなさんと、8~9人は重なるのではないでしょうか。こちらは「偏愛」と名乗っているブログですので、表のベストイレブンは権威ある現地のメディアにおまかせして、別な観点で11人を選んでみました。タイトルをつけるとすれば、「今季、チームを救ったベストイレブン」です。

今シーズンの3大トピックスは、「中堅・小規模クラブの躍進」「プレミアリーグ流ポゼッションサッカーの限界」「トップクラブの停滞」だったのではないかと思います。テレビ放映権料の恩恵を受け、クラブレコードレベルの移籍金を払って優秀な選手を集めてきた中堅以下のいくつかのクラブが、「そのうち落ちてくる」という声をはね返して、リヴァプールやチェルシーの上で着地しました。多くのクラブに勇気を与えたフロンティアは、昨季、終盤まで6位に踏ん張ったサウサンプトンだったのではないでしょうか。上位に食い込むんだという気概を抱き、自前の選手を育て、適材適所で効果的な補強をすればトップクラブと充分戦えるのだということを、ポチェッティーノ~クーマンとつないだチームが身をもって証明してくれたのでした。

それを受けて、昨夏、ウェストハムとストークは色気たっぷりに補強に走り、サウサンプトンも抜かれた主力の穴を必死に埋めました。レスターがここまでやれるとは、本人たちも想像していなかったと思われますが、昨シーズンの最終盤を7勝1分2敗でフィニッシュし、長所はそのままに弱点強化を施したチームが躍進する可能性は充分にあったのでしょう。TOP6が上位を占める姿を見続けていた私たちには、こんなにあっけなく秩序が崩れるとは想像できなかったのですが、パイェ、カンテ、シャキリ、アフェライ、オグボンナ、ファン・ダイクらを獲得したクラブが、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグの疲労を蓄積させたクラブに伍するのは必然だったのだと思われます。

バルセロナとスペイン代表で一世を風靡したポゼッションサッカーは、プレミアリーグでは「ボールを保持している間は攻められない」などの部分的な要素だけトレースした形で根付いており、マンチェスター・シティ、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドが主流だったのですが、今季になって、潮目は明らかに変わってきました。リヴァプールやトッテナムのスタイルは、できるだけ前でボールを奪って手数をかけずにペナルティエリアに殺到するプレッシングを軸としたサッカー。彼らはとにかく走って相手を追いまわし、ひとたびボールを奪えば5~6人が全力疾走でペナルティエリアに殺到し、ゴール裏のサポーターを沸かせました。

レスターのカウンターサッカーは、ゴール前のスペースを埋めるという守備戦術からスタートしているために、起点は後ろで、ロングボールをヴァーディとマフレズに決めさせるシーンが多かったものの、岡崎慎司やカンテがハーフライン付近でボールを奪うことで始まるショートカウンターには、レッズやスパーズとの共通項がありました。キーマンは、セントラルMFと強いストライカー、そして素早く前線にボールを出せる「シンプルなラストパサー」です。スパーズなら、エリック・ダイアー、デル・アリとデンベレ、エリクセンにハリー・ケイン。レスターはカンテとドリンクウォーターに、マフレズ&ヴァーディ。クロップ監督就任後の最も大きな変化は、エムレ・ジャンを中盤に固定したことです。シンプルなプレイができるフィルミーノと速いオリギは、来季もチームの主力として活躍するでしょう。シーズン途中から始まったリヴァプールの改革は、今季は実を結ぶところまではいかず、プレミアリーグでは8位に終わりましたが、ヨーロッパリーグとキャピタルワンカップでファイナル進出という結果は上々だと思います。

さて、ここから、冒頭のベストイレブンについてのお話に入ってまいります。上位と中堅の力が接近し、下位クラブが今までなかった規模感で有力選手獲得に走った戦国時代のプレミアリーグは、「すべてのトップクラブが、チェルシーのようになるリスクを抱えていた」「ボトム10も、どこが降格してもおかしくなかった」のだと思います。シーズンを通じて1度も崩れなかったのはレスターのみですが、彼らとて、2013-14シーズンにTOP3だったマン・シティ、リヴァプール、チェルシーの勝ち点を下回っています。たった2年前、勝ち点80台に3クラブがひしめき合い、終盤に11連勝してもリヴァプールが優勝できなかったのが嘘のように、今季の上位は入れ代わり立ち代わりで崩れました。

2位アーセナルは、1月から3月上旬までを3勝4分3敗と停滞。2月末からの1分2敗は、前年のマンチェスター・シティともども、悪性の「バルサショック」だったのかもしれません。マンチェスター・シティは負傷で休んだアグエロの不調とコンパニの不在で11月末から年末に3敗。2月は、「ペジェグリーニ退任発表シンドローム」で3連敗を喫しました。「CL勝てないショック」で年末に6試合勝利なしと大崩れしたマンチェスター・ユナイテッド、大量の負傷者を出して1月に後退したリヴァプール、優勝を逃したうえにデンベレとデル・アリを失い、最後の最後でクラッシュしたトッテナム。これまでは、多少の不振があっても下位とは力の差があったために、勝って自信を取り戻せていたのですが、今のプレミアリーグでは、メンタルに問題を抱えたチームは獰猛な中堅に叩かれ、さらに自信を失って次も負ける…と、しばしば悪循環にはまります。そんな状況だったこともあり、今回の「チームを救ったベストイレブン」は、崩壊しそうになったチーム、降格してもおかしくなかったチームを支えた「縁の下の力持ち」的存在をリスペクトしようと考えたわけであります。

チェフがいなければ、今季のアーセナルは、「ラシュフォードとキャロルさえいなければ、3失点以上は1度もなし」という終わり方はできなかったでしょう。「ゴールを奪われないことで、少しでも勝ち点を稼ごう」と弱者のサッカーに徹したピューリス監督のチームで、最終ラインを安定させたドーソン。アルデルヴァイレルトが抜けた穴を、攻守にわたる奮闘で何とか埋めたファン・ダイク。フクスの正確なキックとクロスを入れさせない守備は、「負けたらピンチ」だった試合で何度もレスターを助けました。ボーンマスが初昇格で残留という快挙を成し遂げた理由のひとつに、全試合フルタイム出場で走りまくったサーマンの存在を入れてあげてもいいのではないでしょうか。デンベレの運動量は、デル・アリのブレイクと同じぐらい、スパーズの躍進を支えたと思います。

デブライネが高いクオリティを証明しなければ、負傷が多かったダヴィド・シルヴァと調子に波があったヤヤ・トゥレの穴は埋まらず。リヴァプールがいちばん苦しかった時期を支えたのはフィルミーノのチャンスメイクと決める力でした。膠着した状況を個人技で打開できるマルシアルがいなければ…マンチェスター・ユナイテッドはドローだらけの中堅クラブと化していたでしょう。サンダーランドを残留に導いたデフォーのプレミアリーグ15ゴールは、トップクラブの30ゴールぐらいの価値があるのではないでしょうか。

私が最高に評価したいのは、トビー・アルデルヴァイレルトです。トッテナムが3位に落ちてしまったこともあり、表版ではジェイミー・ヴァーディをMVPに選びたいと思うものの、昨季53失点を喫したGKとDF3人がそっくり残ったチームの守備力を、統率力とカバーリングに長けたひとりのCBの影響力でここまで強くできるとは思いませんでした。前線へのロングフィード、セットプレーでの決定力と攻撃への貢献度も高く、スパーズが優勝していれば、MVPはハリー・ケインやデル・アリよりも彼でしょう。そして最後に。特別賞として、3人の名前を挙げさせていただき、長くなりすぎたこの稿を締めたいと思います。マーカス・ラシュフォード、ワビ・カズリ、モハメド・エルネニー。1月以降に加わり、チームの凋落を防いだ選手たちです。残留を決めたエヴァートンとの一戦で、直接ゴールを狙ったカズリのCKを、ぜひ観ていただきたいと思います。ここで挙げた14人は、どの選手も本当に素晴らしい…!


おもしろいと思っていただけた方だけで結構です。お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけるとうれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


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【MAN.UTD×Bournemouth】「ゴールが奪えるセントラルMF」ルーニーが決めた素晴らしい3発!

GKデ・ヘア、DFバレンシア、スモーリング、ブリント、ボースウィック=ジャクソン。キャリックがアンカーに入り、マタ、リンガード、ルーニー、マルシアルの中盤に、トップがラシュフォード。ここにルーク・ショーが加わった顔ぶれが、プレミアリーグ2015-16シーズンにおけるマンチェスター・ユナイテッドのベストメンバーでしょう。この2年間で補強した選手で、名前があるのはアントニー・マルシアルとダレイ・ブリントだけです。ディ・マリアはクラブを去り、ファルカオは復活せず、デパイ、シュヴァインシュタイガー、シュナイデルラン、ダルミアンは持てるポテンシャルを発揮したとはいえませんでした。

ワールドカップ終了からプレミアリーグ開幕まで時間がなく、創りながら戦うしかなかった初年度はともかく、コンセプチュアルに補強を進めたはずのファン・ハール政権2年めは、プレミアリーグ5位という着地では失敗だったといわざるをえません。最終盤の4位争いはマンチェスター・シティの停滞がもたらしたものであり、最終節前までの6勝3分1敗という足跡には、素晴らしい追い込みを見せたと表現するほどの迫力はありませんでした。救いは1点、ラシュフォード、リンガード、フォス=メンサー、ボースウィック=ジャクソンといった若手が育ってくれたことです。うまくいかなかったが、未来への希望は残せた。この1年を総括すると、そんな言葉が適切なのではないでしょうか。

「おなじみとなった低調な前半」「後ろでまわしている時間が長く、ペースが一定」「とにかくシュートが少ない」「だからゴールがない」。ボーンマスとの最終戦は、いかにも今季のマンチェスター・ユナイテッドでした。プレミアリーグ37試合で46ゴールしか決められなかったチームは、サイドに展開してはダメだと中に戻し、ボーンマスのプレスがきついと一気にデ・ヘアまで戻してしまう消極的なサッカーを繰り返します。初のトップリーグ昇格で残留を決めたアウェイチームも、何が何でも勝つという気概は見られず、オールド・トラフォードを埋め尽くしたとはいえないサポーターが苛立つ時間が続きます。

いいときのアーセナルやマン・シティのようにSBとサイドアタッカーが連携してサイドを崩す工夫もなく、クロスに対して3枚がボックスに入るトッテナムのような厚みもありません。いいところがなかったホームチームは、しかし42分に1度だけ、美しい連携を見せてゴールを奪いました。ボースウィック=ジャクソンからパスを受けたマルシアルがマタとのワンツーで縦に抜け出し、グラウンダーのラストパスをラシュフォードがまたいでスルーすると、飛び出してきたのはルーニー。足元を抜けるボレーにGKフェデリチは何もできず、前半は1-0で終わります。

ファン・ハール監督のハーフタイムの使い方がうまいのか、後半になると突然よくなるのも、今季何度も見たマンチェスター・ユナイテッド。マルシアルがダイレクトパスで裏を突いた中央突破からマタがGKと向き合い、54分にはキャリックの強烈なミドルがCBクックの背中をこすってバーを直撃。その1分後、ラシュフォードが右サイドを突破すると、マタとリンガードが次々とシュートを狙い、最後のボレーはポストぎりぎりをすり抜けます。60分にクリアが流れてきたところをダイレクトで狙ったバレンシアのミドルは、フェデリチがビッグセーブ。さらにその直後、ルーニーの見事な縦パスからマタが切り返し、右足でシュートを放ったシーンも決定的でした。この攻撃を90分できれば、マンチェスター・ユナイテッドはチャンピオンズリーグ出場権をつかんでいたでしょう。

74分、ホームチームに試合を決める2点めが入ります。決め手となったのは、「セントラルMFルーニー」がファーに通したピンポイントのロングパス。これをバレンシアがヘッドで落とすと、ラシュフォードがダイレクトで叩いた一撃は、文句なしの左隅。戦意を喪失したボーンマスのプレスとマークは、前半とはまったく違う緩さです。エレーラ、デパイ、アシュリー・ヤングが次々と入ったマン・ユナイテッドの3点めは86分。このゴールもまた、ルーニーの新しい未来を予感させる素晴らしい2本のロングフィードで決まりました。自陣にいた10番がボースウィック=ジャクソンに展開したふわりとした浮き球で攻撃のスイッチが入り、ここから中に戻ってきたボールを受けると、今度はラインの裏に抜け出したアシュリー・ヤングにピタリと合わせた素晴らしいラストパス。GKに当てながらねじ込んだヤングが、ボールが枠に転がるのを見届け、ルーニーを指さした気持ちはよくわかります。今のキャプテンのベストポジションは、間違いなく中盤の真ん中です。彼のセンスがあれば、「中盤を仕切りながらプレミアリーグ15ゴール」も無理な数字ではないと思います。

終了直前にグラデルのシュートがスモーリングに当たって入ってしまい、プレミアリーグ最少失点クラブの座はトッテナムと分け合うことになりましたが、最後の45分は、来季につながるいいサッカーを見せてもらいました。若手のさらなる成長、ルーニーを中央に据える新しい戦い方。夏には、ストライカーを獲りましょう。このポジションには、今、ラシュフォードしかいませんので。

プレミアリーグ2015-16シーズンが終わりました。今季も1年間、おつき合いいただいたみなさま、ありがとうございました。今後は、いくつかのテーマで、激動のシーズンを振り返ってみたいと思います。引き続き、よろしくお願いいたします。


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プロフィール

HN:
makoto
性別:
男性
職業:
ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

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