【Liverpool×West Ham】いいところなく終わったレッズ、ホームでまさかの0-3完敗!

プレミアリーグ開幕戦でアーセナルにアウェイで勝利したウェストハムは、その後のホーム2戦を連敗。とりわけボーンマスに4失点で敗れたのは予想外でした。エミレーツでのアーセナル戦をスコアレスドローで切り抜け、3戦連続失点ゼロで3位につけているリヴァプールは、アンフィールドで勝ち点を落とすわけにはいきません。サウサンプトン時代の落ち着きを取り戻したデヤン・ロブレンとシュクルテルのCBコンビもさることながら、左右のSBナサニエル・クラインとジョー・ゴメスがいい感触でシーズンに入っています。ルーカスがアンカー、ミルナー、エムレ・ジャンのインサイドMFがフィルミーノ、コウチーニョと連携を取り、フィニッシュは最前線のベンテケという布陣です。

開始早々、ベンテケのスルーからコウチーニョにつながるシーンがあり、ホームチームは上々のスタートに思われました。しかし3分、いきなりリヴァプ―ルは今季プレミアリーグ初失点を喫します。右からのクロスはシュクルテルがクリアしたものの、こぼれ球をクレスウェルに拾われ、グラウンダーを軽く流し込んだのはランジーニ。プレミアリーグデビュー戦のアルゼンチン人FWに3分で決められる展開は、ロジャース監督にとっては想定外でしょう。

すぐに反撃を開始したレッズは7分、中央でボールをキープしたフィルミーノがポストにあたるきわどい左足ミドル。ウェストハムの攻撃はサイドからのクロスが主体ですが、リヴァプールの最終ラインは中に寄りすぎ、クリアを拾われて左サイドから二次攻撃を受けるシーンが目立ちます。エムレ・ジャンとミルナーは相方が下がったと見るや攻め上がりを見せるなど、バランスが取れている一方で、フィルミーノは周囲との連係が今ひとつ。ラストパスの精度が上がらず、リヴァプールのシュートはことごとくDFにはね返されます。

ボールポゼッションは圧倒的にレッズでしたが、ハマーズはカウンターで対抗。26分、パイェ、クヤテとつながった3人の攻撃からクレスウェルがシュートを放つと、30分、アウェイチームに望外の追加点が入ります。デヤン・ロブレンが自陣でのボールロストというやってはいけないミスを犯してしまい、ランジーニがサコーにつなぐと最後は中央へのこぼれ球をノーブル!0-2というスコアを誰が予想できたでしょうか。リヴァプールは1点差に詰めて前半を終えたいところですが、ウェストハムにうまく守られハーフタイムは0-2のまま。後半、ロジャース監督は早いタイミングでダニー・イングスなど攻めのカードを切りたいところです。

エムレ・ジャンをアルベルト・モレノに変え、3-4-2-1のようなフォーメーションにスイッチした後半、レッズにさらなる試練が課されたのは52分でした。前半終了間際にイエローをもらっていたコウチーニョがパイェを倒して2枚めとなり、ホームチームは攻撃の軸を失ってしまいます。それでも反撃しなければならないリヴァプール。54分、デヤン・ロブレンのミドルはGKランドルフがキャッチ。ベンテケにはマークがぴったり着いており、振りほどこうとするドリブルは簡単にカットされます。60分、ロジャース監督が予想通りの交代を決断。フィルミーノに代わってダニー・イングスです。64分、ダニー・イングスの落としをジャストミートしたミルナーの一撃はわずかに左。クヤテのミドルをミニョレがキャッチすると、時計は残り時間が20分しかないことを示しています。

78分、ここまで順調に勝利に向かっていたウェストハムにトラブルです。ダニー・イングスをスパイクの裏で削ってしまったノーブルに一発レッドカード。数的不利がなくなったリヴァプールは、チャンスを創れるでしょうか。途中出場のジョーダン・アイブがミルナーとの連携で右サイドの突破を図りますが、中が堅いハマーズの守備陣は崩れません。完全に勝負がついたのは92分。アルベルト・モレノに当たったパスのこぼれ球を拾ったのはサコー。チェックしたシュクルテルはシュートコースを切れず、左足のシュートはCBが抑えなければならないニアに転がっていきます。0-3、アンフィールドでまさかの完敗。スタンフォードブリッジでクリスタル・パレスに足をすくわれたチェルシーに続き、リヴァプールまでもがプレミアリーグで昨季ボトム10のクラブにホーム敗戦を喫しました。

レッズに足りなかったのは、流動性とゴールへのヴィジョンだったのではないかと思います。ペナルティエリアへの入り方を工夫していたのはベンテケとミルナーのみで、フィルミーノは持ち過ぎが多く、他の選手は同じような形でしかゴールに近づこうとしませんでした。チェンジオブペースがなく、読みやすい攻撃だったために、ウェストハム守備陣にとっての脅威はミドルシュートだけになっていたと思います。もうひとつ気になったのは、ベンテケとイングスにどういう形で決めさせようとしているのかが不明確だったこと。ゴールへのヴィジョンが足りないというのは、これを指しています。特に後半は「とにかくベンテケに預けて、彼が後ろの選手に落とす」形に終始しておりましたが、逆に中盤の選手がベンテケに打たせる形を創れなければ、ベルギー代表の大砲は宝の持ち腐れに終わってしまうでしょう。それができるコウチーニョの退場は、激痛でした。

守備陣は、マークへの意識が希薄なままふわっと失点してしまい、その後もクリアボールをフリーの選手に拾われるシーンが目立ちました。デヤン・ロブレンはここまでのプレミアリーグ3試合はまずまずだったのですが、やってしまいましたね。…うーん、いいとこ探しが難しいゲームです。これをきっかけにロジャース監督が昨季のようにチームをいじり続ける「試行錯誤の旅」に出ませんようにと祈っております。コウチーニョを欠く次戦は、よりによってオールドトラフォードのマンチェスター・ユナイテッド戦。希望があるとすれば、間に合うかもしれないスタリッジでしょうか。いちばんベンテケを活かせる選手は、案外彼なのかもしれません。


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無題

更新ご苦労様です。
ご指摘の通り良い所を探すのが大変なくらい塩ゲームでした。。。
最初の失点もさることながら、ロブレンのボールロストや不用意な前線への攻め上がりからロストと、、、以前の彼に戻ってしまった感があります。あと、ベンテケにボールを集めるのは分かるのですが相手に読まれまくってますね、、、。
フィルミーノはまだボールを持ちすで、ロストするとカウンターが目立ちました。今更ながらララーナがいればな、、、と思う次第です。彼がいると流動性のある動きを行ってくれるので攻撃の幅が広がり面白いのですが、今はコウチニーニョからベンテケというパターンが多く見られます。コウチニーニョ1人に荷をおわすのは難しいと思いますし、何より、彼のレッドカードは痛いですね、、、激痛です。
悪い時は何やっても上手くはいかないものですが、次節のユナイテッド戦を落とすようだとロジャーズ周辺が騒がしくなってくるような気がしてなりません、、、もう一度ネジを巻き直してエミレーツで戦ったマインドを思い出して欲しいです。
  • Macki
  • 2015/08/30(Sun)10:46:20
  • 編集

無題

更新お疲れ様です

まさかリバプールが3失点もするとは思わなかったです。
相変わらずベンテケを活かしきれてなく攻撃が機能してないのが気になりますね。
次戦コウチーニョがいないのはかなり厳しいですね。運良くスターリッジが復帰なんてあればいいですが。
  • シェバ
  • 2015/08/30(Sun)18:34:52
  • 編集

コメントありがとうございます。

Mackiさん>
ペースが一定で、ベンテケに出して落としを狙うという形が多く、守るほうからすると読みやすい攻撃に終始してしまった感があります。コウチーニョの退場は痛いですね…。

シェバさん>
スタリッジとベンテケの2トップとなったら脅威です。この2人は合うのではないでしょうか。
  • makoto
  • 2015/08/30(Sun)19:16:21
  • 編集

無題

ベンテケはバーゲン価格w
さすがのロジャースさんのおもしろ発言

確実にキャロル、バロテッリと同じ道を辿ると思います。
  • プレミアリーグ大好き!
  • 2015/08/31(Mon)08:56:35
  • 編集

無題

本当に最低な試合でした。
コウチーニョの退場は次節も考えると非常に痛いです。

それにしてもベンテケはやはり微妙。
固定と決めないで、オリジやイングスもスタートから試してほしいです。燃えてるはずなので。
あと、自分はゴメスの左SBはやめてほしいです。
当たりも弱いし、左足使わないからクロスも上げれない、いちいち右に持ち替えるのでもたついて取られる。
そんなこんなで左からの攻撃が全然機能してません。
途中からフィルミーノが回ってきてましたね。

モレノも守備がいまいちですが、その反面攻撃力はかなりアップしますので、モレノ使ってほしいですねー。

最後にやっぱりロヴレンはダメでしょ・・・。

次節は、オリジ、ララーナ、サコー、モレノの復帰を期待します。オリジは復帰じゃないけど。
  • 2015/08/31(Mon)10:59:00
  • 編集

あなたは?番め



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プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今季のプレミアリーグで、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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