【Tottenham×Saints】後半は素晴らしかった吉田麻也。健闘セインツはスパーズに惜敗!

ハリー・ケインのいないトッテナムと、吉田麻也がいるサウサンプトン。ホワイト・ハート・レーンで行われるプレミアリーグ29節における私の最大の興味を端的にいえば、この2つです。ポチェッティーノ監督は、最近のメインである3-4-3をチョイス。エリック・ダイアー、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲンを後方に配し、中盤にはカイル・ウォーカー、デンベレ、ワニャマ、ベン・デイヴィスが並んでいます。デル・アリとエリクセンの前には、ソン・フンミン。セインツの脅威は、何といっても2月のプレミアリーグデビュー以来3戦4発、リーグカップを入れれば4戦6発のガッビアディーニです。レドモンド、タディッチ、ウォード=プラウズは、シュートを打てるスペースを見つけるのがうまいストライカーにラストパスを集めてくるでしょう。プレミアリーグ得点王を負傷で欠く2位チームは、勝ち点3を積んでチェルシー逆転の望みをつなげるでしょうか。

3分、いきなりスパーズに決定機。エリクセンの縦パスで吉田麻也の裏を取ったソン・フンミンがフォースターと1対1になりますが、コースを消した守護神が左に弾き、先制はならず。8分にタディッチがガッビアディーニに送った浮き球はオフサイドでしたが、トッテナムは裏を狙う20番と駆けっこになるのは避けたいところです。14分、攻勢に出ていたスパーズが、あっさり先制点を奪いました。デンベレのパスを受けたエリクセンが中に持ち込むと、バートランドは追いつけず、吉田麻也は外に流れるソン・フンミンに付かざるをえません。左足のコントロールショットが左隅を襲うと、フォースターのグローブは及びませんでした。

1-0となった直後、オーバーラップしたフェルトンゲンが打つと見せかけて真ん中にいたデル・アリに速いパス。下がり過ぎていたスティーブンスが振り向く暇を与えてしまったシュートは、フォースターの正面で助かりました。17分、ロメウの素晴らしいミドルシュートは、白いシャツの選手に当たって右に切れていきます。23分に、アルデルヴァイレルトのロングフィードをデル・アリが頭で落とし、フリーのエリクセンがボックスの外から狙ったシーンも危険でした。このCKをエリクセンが蹴ると、アルデルヴァイレルトが叩きつけたヘディングシュートは、フォースターが左手で救い上げるビッグセーブで阻みます。28分、今度はセインツのショートカウンター。ガッビアディーニが左のタディッチに流し、リターンをボレーで狙うと、ボールはポストをかすめて外からサイドネットを揺らします。このとき、ガッビアディーニは内転筋を痛めてしまったようです。代役は昨季プレミアリーグで10ゴールを挙げているシェーン・ロングですが、彼がピッチに入るまで10人となったセインツは、守備の混乱から2点めを失ってしまいます。

フェルトンゲンが縦に浮かしたボールを胸で落としたのはソン・フンミン。セドリク・ソアレスのクリアが味方に当たり、吉田麻也も大きく出せなかったボールがデル・アリに渡ると、スティ-ブン・デイヴィスが足を引っかけてしまいました。デル・アリのPKは、左に飛んだフォースターの逆。セインツは苦しくなりました。42分、エリクセンのスルーパスでソン・フンミンがバートランドと入れ替わるも、球足が速く触れませんでした。プレミアリーグ最少失点のスパーズにしてみれば、ガッビアディーニが去ったチームにハーフタイムで2点差なら勝ちパターンでしょう。
後半開始から攻めに出たセインツは、中盤でパスミスが多く、たびたびスパーズの速攻を喰らいます。48分、ソン・フンミンが前線で楔となり、右に展開したボールをカイル・ウォーカーがエリクセンに落とすと、フリーで放ったミドルはクロスバーの上。ところが51分、セインツがワンチャンスを活かして1点差に迫ります。左サイドのバートランドが中に入れたクロスはアルデルヴァイレルトがクリアできず、ファーサイドに走ってきたウォード=プラウズの足元に届きます。ゴール前からの左足のシュートは、名手ロリスはノーチャンスです。すかさず反撃に転じたトッテナム。フェルトンゲンの浮き球が吉田麻也にクリアされた後、拾ったエリクセンの速いパスがゴール前で空いていたソン・フンミンに通りますが、スティーブンスがシュートを打たせません。55分を過ぎるとセインツが速攻を仕掛けられるようになり、勝負はどう転ぶかわかりません。

中盤でのせめぎ合いが続いた69分、ピュエル監督はタディッチを下げてブファルを投入。ポチェッティーノ監督はソン・フンミンに代えてハリー・ウインクスを入れ、支配され始めた中盤を補強します。78分、軽いケガを抱えているカイル・ウォーカーがアウト。トリッピアーはそのまま右サイドに入ります。レドモンドをジェイ・ロドリゲスにスイッチしたピュエル監督は、シェーン・ロングと2トップを組ませるのでしょう。残り時間は10分。勢いが感じられるのはセインツです。89分、エリクセンの後を託されたフィンセント・ヤンセンがひとりかわして放ったシュートは、枠にいきませんでした。91分のブファルの左足はわずかに右にアウト。ガッビアディーニとシェーン・ロングの2トップならスパーズはもっと苦労したはずですが、セインツはシュートを打てず、セットプレーももらえないまま5分の追加タイムを終えました。スパーズが2-1で逃げ切り、ホームでの戦績を13勝2分として無敗キープ。10月にレスターと引き分けた後、10連勝です。

ハリー・ケインの代役ソン・フンミンはチャンスを活かせなかったものの、エリクセンが早い時間にゴールを決めてくれたことで、落ち着いて戦えた一戦でした。エースなきチームの懸念は、4勝しかしていないアウェイゲームでしょう。勝った4つのゲームで、ハリー・ケインが4ゴールを決めており、押される展開をどうはね返すのかがポチェッティーノ監督の課題です。吉田麻也は、とにかく後半が素晴らしかった!前半は裏を取られたり、クリアを慌てたりしていましたが、セカンドハーフになると前で相手をつぶすシーンが増え、広範囲のカバーリングで味方を安心して上がらせていました。FAカップ3回戦のノリッジ戦や、プレミアリーグ22節のレスター戦でキャプテンマークを巻いた選手らしく、的確なポジショニングで最終ラインを統率していたと思います。敗れはしたものの、2位を追いつめたナイスゲーム。来季のヨーロッパリーグ行きは難しくなりましたが、持てる力を最後まで出し切っていただいて、次につながるシーズンにしていただければと思います。



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【MAN.CITY×Liverpool】持ち味を出し合った熱戦は両者譲らず!マン・シティとレッズは納得のドロー!

プレミアリーグ29節、最注目の一戦がいよいよキックオフです。チャンピオンズリーグで敗れたばかりのマンチェスター・シティに対して、復調気配のリヴァプール。TOP6相手に無敗のレッズに対して、エティハドの歓声を味方につけるペップは、攻めて勝とうとしているようです。GKカバジェロ、右SBにフェルナンジーニョ、ジョン・ストーンズ、オタメンディ、クリシーを並べた4バック。ヤヤ・トゥレがアンカー、インサイドにデブライネとダヴィド・シルヴァ、前線はサネ、アグエロ、スターリングです。一方のクロップ監督のチームは、ヘンダーソンとデヤン・ロブレンがいないものの、大事なゲームを戦うのにふさわしい顔ぶれが揃いました。GKミニョレ、DFナサニエル・クライン、マティプ、クラヴァン、ミルナー。エムレ・ジャンが中盤の底に入り、ワイナルドゥムとララナがその脇。フィルミーノ、マネ、コウチーニョは不動の3枚です。立ち上がりからアグレッシブなマン・シティは、両サイドを制圧できるかが勝負のポイント。レッズの狙いは、高い位置でボールを奪って仕掛けるショートカウンターでしょう。

降りしきる雨は、どちらに味方するのでしょうか。11分、クラヴァンがクリアを空振りし、ボックス手前でダヴィド・シルヴァがフリーになるも、時間がかかってシュートを打てず。左からのデブライネの速いクロスは、ミニョレが体を張ってCKに逃れます。14分、ダヴィド・シルヴァにはたいたスターリングが長いリターンをもらって右サイドを突破しますが、ラストパスが中に合いません。序盤はマン・シティペースといっていいでしょう。ヤヤを中心とした中盤の守備はつぶしが速く、レッズの3トップのテクニックを消しています。スターリングとミルナーのマッチアップは前者が圧倒。20分、センターサークルでアグエロから突破を託されたスターリングが、スルーパスでサネを勝負させたカウンターは、グラウンダーをミニョレが足でカットすると、こぼれ球はフリーのダヴィド・シルヴァへ。力んだ左足シュートはバーの上に浮いてしまいましたが、レッズ守備陣が確実に混乱させられたシーンでした。

23分、コウチーニョが高く上げたクロスをカバジェロがセーフティにパンチできず、落ち際をマネが叩くとDFがブロック。プレミアリーグのトップクラブのなかでは一段劣る両チームのGKも、勝負のターニングポイントに絡んでくるかもしれません。24分、さすがマネです。ハーフライン付近からワンタッチでオタメンディを抜き去り、左からカバジェロと1対1。戻ったオタメンディのプレッシャーを受けたアタッカーは弱いシュートをGKに止められますが、マン・シティはラインコントロールに細心の注意が必要です。26分、クリシーのパスをダイレクトで縦に送ったダヴィド・シルヴァが秀逸。サネの高速グラウンダーは、ミルナーが冷静にCKに逃げなければ1点でした。2分後、コウチーニョの縦パスから左サイドを突破したマネのクロスは逆サイドに流れますが、拾ったナサニエル・クラインがワイナルドゥムに流すと、ボックス内で2人を抜いたワイナルドゥムがゴールに突進。マン・シティ守備陣はフィニッシュの手前で何とか止めました。

これぞプレミアリーグのスタジアム。今日のエティハドには、プレミアリーグの下位クラブを迎えたときの弛緩した空気がありません。39分、デブライネの必殺スルーパスでサネが完全に左を破り、決定的なグラウンダーが走り込んだスターリングへ。これは決まったと息を呑んだ瞬間、ミルナーの身を投げ出しながらのスライディングで7番は打てず。ファーから入ったフェルナンジーニョのボレーは右に流れてしまいます。42分のレッズのCKは、カバジェロのパンチを叩いたララナのボレーをGKが再度セーブ。直後の右からのCKは、ゴール前に張っていたマティプが打ち切れませんでした。0-0とは思えない熱のこもった前半が終わり、勝負は次の45分に持ち越されます。

47分、ナサニエル・クラインのパスをフィルミーノがダイレクトで右サイドに流すと、ララナのグラウンダーがマネに通ります。右足を振り抜いた19番のシュートに飛び込んだのは、ジョン・ストーンズ。窮地を脱したマン・シティは、50分にさらなる試練を迎えます。エムレ・ジャンの縦へのボールで、フィルミーノがゴール前でフリー。スリップして置いていかれたクリシーが慌てて戻るも、後ろから蹴ってしまいPKを取られます。今季プレミアリーグで6発すべてを決めているミルナーの左隅へのキックは完璧。決定機の数では負けていたアウェイチームのリードで、勝負は俄然おもしろくなりました。CKをノーマークで叩いたジョン・ストーンズのヘッドは右に外れます。エムレ・ジャン、ララナ、マネが次々とチェックにいくレッズの走力は、落ちていません。

61分、左からコウチーニョが仕掛けたカウンターは、完璧なスルーパスでフィルミーノが単独でゴールに向かいますが、飛び出したカバジェロがシュートをストップして2点めはならず。ホームチームのサイド攻撃よりも、レッズのカウンターでジョン・ストーンズやオタメンディが慌てるシーンのほうが目立ちます。65分、ペップはヤヤ・トゥレをサニャに代え、フェルナンジーニョをアンカーに上げました。68分、ダヴィド・シルヴァを3秒もノーマークで走らせた危険なカウンターは、アグエロのヘッドが左に流れ、サネがグラウンダーをニアに入れるとDFがカット。フィニッシュこそ決まらなかったものの、ボールを支配し始めたマン・シティは、70分に彼ららしいゴールで追いつきます。

フェルナンジーニョが右に展開したボールをトラップしたデブライネは、瞬時に速度計算を終えて、ニアに走ったアグエロに完璧なグラウンダーを通しました。コースを変えればよかったボレーが左隅に突き刺さり、1-1。クロップ監督は73分にコウチーニョをオリギに代え、勝ち越しゴールを狙います。76分、アグエロが左から強引にドリブル。ララナとナサニエル・クラインをちぎったエースはサネとのワンツーを決めてゴールに迫るも、バランスを崩してしまいシュートを打てず。フォローしたデブライネの左足シュートはポストに阻まれ、マン・シティは絶好のチャンスを活かせませんでした。

疲労の色が濃くなってきたレッズですが、元気なララナが81分に決定機を創ります。中央をドリブルで上がって左のフィルミーノに預けると、戻したボールをワイナルドゥムが巧みに裏に浮かし、一瞬でフィルミーノとララナがフリー。11番の折り返しをララナが流し込めばゴールでしたが、痛恨のミスタッチでボールは後ろに流れてしまいました。この1分後に、今度はマン・シティのチャンスです。ダヴィド・シルヴァの浮き球でラインを破ったスターリングは、ミニョレと交錯しながら放ったシュートが惜しくもポストの右に逸れてしまいます。87分、デブライネとダヴィド・シルヴァのコンビでボックス右に侵入すると、ニアのアグエロのボレーは右にアウト。88分にフィルミーノをルーカス・レイヴァに代えたクロップ監督は、勝ち点3を諦めたようです。91分、ボックス右で粘ったデブライネがファーのアグエロにクロスを通すと、右足のボレーは明らかなミスキック。最後まで勝利をめざしたマン・シティは、決定的なシュートを枠に収められませんでした。素晴らしい熱戦。1-1は、妥当な結果です。

エムレ・ジャンの脇のスペースにダヴィド・シルヴァとデブライネが入り、サイドアタッカーにスルーパス。ペップは、レッズの弱点をよくわかっていましたが、マティプ、ミルナー、ミニョレが冷静に対処し、1度しかゴールを許しませんでした。マンチェスター・シティの守備陣は、1対1の対応が完璧だったカバジェロに感謝しなければなりません。両チームのGKが大きなミスなく守り抜いたのも、ナイスゲームを観終えた後の爽快感を支えてくれる要素だと思います。MVPを選ぶとすれば、ララナとデブライネでしょうか。走るレッズと速いマン・シティ。両者の持ち味が十全に発揮されたゲームの終わりに、決められなかったいくつかのシュートを咎める気持ちは湧きません。彼らのようなチームが優勝が絶望的なだけでなく、チャンピオンズリーグ出場権も獲得できない可能性があるのが、今のプレミアリーグです。4つの椅子を巡るバトルは、これからが本番です。


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【Middlesbrough×MAN.UTD】危なかった超守備的戦術…マン・ユナイテッドは一見完勝、実は辛勝!

ヨーロッパリーグ直後のプレミアリーグをランチタイムに戦うことに、不満を漏らしていたモウリーニョ監督。29節のミドルズブラ戦は、ズラタン・イブラヒモヴィッチとエレーラは出場停止、ブリントとポグバは負傷欠場、ムヒタリアンも大事をとってベンチという苦しい状況です。GKデ・ヘア、最終ラインはバイリー、スモーリング、フィル・ジョーンズの3枚。キャリックとフェライニがセントラルに入り、サイドにバレンシアとアシュリー・ヤング。前線にはリンガード、マタ、ラシュフォードが並びます。カランカ監督が事実上の解任となったばかりのミドルズブラは、ネグレドをトップにガストン・ラミレス、ダウニング、デローンが絡んで攻撃を仕掛ける布陣です。プレミアリーグ最少得点のチームは、上位相手に勝ち点を奪うことができるでしょうか。ホームのミドルズブラが押し気味に入ったゲームは、7分にマンチェスター・ユナイテッドが最初の決定機をつかみます。

縦パス1本で左からベルナルド・エスピノサを振り切ったラシュフォードがヴィクトル・バルデスと1対1。しかし右隅を狙ったインサイドキックは正直すぎ、スペイン人守護神が左手で弾き出します。10分、ボロのレッドビターが思い切りよく狙ったロングシュートは大きく上にアウト。13分に左サイドから上がったレッドビターがボックスの角にいたガストン・ラミレスにパスを通すと、中に持ち込んで放ったシュートはデ・ヘアが左に飛んでセーブします。20分、アウェイチームに久しぶりのチャンス。リンガードが縦に転がしたボールを受けたラシュフォードが、一瞬のスピードでゴールラインまでえぐり、ニアに走ったリンガードに折り返すもバラガンがコースに入ってフィニッシュを許しません。

23分、2列めから前線に飛び出したマタにタイミングよくパスが通り、左からの速いグラウンダーをラシュフォードがプッシュすると、バルデスが2度めのビッグセーブ!すかさずファーから走り込んだバレンシアが右ポスト際にボレーを放つと、好調のGKはこれも足でブロックしました。チャンスを逃したマン・ユナイテッドはサイド攻撃を緩めず、30分に先制します。リンガードが外のアシュリー・ヤングにはたくと、得意の右足で巻いたアーリークロスはフェライニの頭をぴったりでした。さすがのバルデスも、至近距離からのヘッドにはなす術がありません。ボロは即座に反撃。ファビオのロングクロスに競り勝ったネグレドのヘッドは、コースをコントロールできずに左に逸れていきます。

ボロの決定機は36分。中に入ったガストン・ラミレスがダイレクトで出したスルーパスで、ボックス左のデローンがフリー。グラウンダーがネグレドに合えば1点でしたが、ボールが早すぎ、ストライカーは足を出せません。42分にはリンガードとラシュフォードのコンビがまたも左から突破。縦パスを受けてDFを振り切った19歳のストライカーはボールにタッチするのが精一杯で、折り返しのコースを読んだバルデスが体に当てて事なきをえました。前半は0-1。負傷者の続出と過酷なスケジュールを嘆き、「日曜日は負ける」と吐き捨てたモウリーニョ監督は、ここまでの出来は悪くないと捉えているでしょう。

左サイドを執拗に攻めるボロ。ファビオとバレンシア、バイリーのマッチアップが激しくなってきました。55分、リンガードとラシュフォードが仕掛けた速攻は、中に折り返せなかったラシュフォードがスローダウンし、リターンをもらって強引に狙うもコースを塞がれバルデスに届かず。オーソドックスなサイド攻撃に徹するボロは、マンチェスター・ユナイテッドのゴール前の高さにはね返され続けます。両者ともシュートが枠にいかないまま、60分を過ぎました。マンチェスター・ユナイテッドの2点めは62分、バイリーから始まった速攻でした。マタがリンガードに落とし、左に流れてDFを引きつけると、コースが空いたのを見たリンガードがアウトにかけてサイドネットに突き刺す素晴らしいミドルを叩き込みました。

ダウニングが右から入れたクロスは、ネグレドのヘッドがデ・ヘアの正面。67分にガストン・ラミレスが中央に入れたピンポイントクロスは、フィル・ジョーンズの前に出たネグレドが頭でこするも、ポストの右に逸れてしまいます。アグニュー暫定監督がガストン・ラミレスとレッドビターをアダマ・トラオレとゲステデに代えると、モウリーニョ監督はマタを下げてロホ。縦へのスピードと高さでゴールを奪おうとするボロに対して、マンチェスター・ユナイテッドは後ろを固めてカウンター狙いです。77分、左からのクロスをネグレドがヘッドで折り返すと、フィル・ジョーンズのクリアはボックス内で高く上がり、デローンがヘッドでゴール前へ。スモーリングのクリアミスがゲステデの足元に入り、1月の入団後、プレミアリーグ初となるゴールが決まります。

80分、リンガードに代わってマルシアル。マンチェスター・ユナイテッドが逃げ切りたいのはわかりますが、プレミアリーグ最少得点チームに攻撃練習を施すような6-3-1はあまりにも消極的でしょう。88分、ダウニングが縦に入れたボールをデローンがネグレドにつなぐと、フィル・ジョーンズと競ったストライカーは左足のシュートを枠におさめられません。4人のCBは決して堅いとはいえず、むしろやりにくそうです。93分、CKのクリアがバレンシアに渡ると、ドリブルを奪われてチャンスは潰えたかに思われましたが、諦めずにGKに迫ったバレンシアに神が宿ります。チームを救ってきたヴィクトル・バルデス、悪夢のスリップ!悠々とボールをさらった25番がダメ押しゴールを突き刺し、マンチェスター・ユナイテッドが1-3で勝利。プレミアリーグで一番乗りとなる通算600勝を達成しました。

今日のモウリーニョ采配は、危険でした。両サイドが下がって最終ラインが6人になってしまったために、ボロに中盤を明け渡し、幾度となくハイクロスを入れられました。マタを代えるならドリブルで仕掛けられるマルシアルを入れ、マイボールの時間を増やしたほうが安全だったでしょう。ホームチームのキックに精度がなかったので何とか勝てましたが、早すぎた守備的布陣は、時間帯、交代の順番とも冷静ではなかったように感じられました。そもそもラシュフォードが決定機を活かしていれば、圧勝もあったと思われます。19歳の成長株がサイドではなく、ストライカーとして輝きたいなら、こういうゲームできっちり決めなければなりません。

とはいえ、マンチェスター・ユナイテッドは、これでプレミアリーグ18戦連続負けなし。選手層は厚いので、ヨーロッパリーグを優先したとしても、国内で散々な戦績に終わることはないでしょう。プレミアリーグで2位に食い込み、欧州とEFLカップ、コミュニティシールドの3冠で終われれば、新監督の初年度としては文句なし。きつい、負けるなどといわず、最後までポジティブに戦い抜いていただければと思います。


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【Stoke×Chelsea】セットピースで2点奪取!勝負強いチェルシー、プレミアリーグ優勝は見えた!?

残り11試合を、8勝3敗か7勝3分1敗ならプレミアリーグ制覇が決まるチェルシー。29節のゲームは、やっかいなブリタニアのストーク戦です。コンテ監督のスタメンには、FAカップ準々決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦でキレのある動きを見せていたアザールがいません。GKクルトワ、3バックにアスピリクエタ、ダヴィド・ルイス、ケーヒル。ヴィクター・モーゼス、マルコス・アロンソ、マティッチ、カンテまではいつもの顔ぶれですが、前線はペドロ、ジエゴ・コスタ、ウィリアンです。冬に獲得したベラヒーノを最前線に据え、ウォルターズ、ソブヒ、アルナウトヴィッチを2列めに並べたマーク・ヒューズ監督は、チェルシーの攻撃陣を引きつけて速攻を決めようとしているのでしょうか。

試合開始から、ストークが仕掛けるサイドからの速攻が目を引きます。アルナウトヴィッチやソビヒのアタックは、誰かひとりでも抜かれたり判断ミスしたりすればやられていたと思われますが、さすがはプレミアリーグ首位チーム。3バックは冷静に対処しました。13分、先制したのは押されていたチェルシーです。左サイドからのウィリアンのFKは角度がなく、GKリー・グラントは誰かに合わせてくるものと思い込んでいたようです。カーブをかけてニアポストぎりぎりに落としたキックを、GKは触りながらもセーブできず。0-0で引っ張りたかったストークは、前に出なければならなくなりました。カンテを囲んでジョー・アレンがボールを奪った18分の逆襲は、左サイドのピーテルスがクロスを蹴り損ねてしまいます。

21分、自陣からのロングフィードをジエゴ・コスタがボックス手前でおさめ、ボックス右に向かったウィリアンがヒールで落とすと、ヴィクター・モーゼスのダイレクトショットはDFがブロック。30分、左からのCKから逆サイドのヴィクター・モーゼスにボールがまわると、裏を狙ったマルコス・アロンソに素晴らしい浮き球が届きますが、強く叩いた一撃はリー・グラントが正面で弾きました。33分、ジョー・アレンが右CKをファーに蹴り、折り返しをマルティンス・インディがヘッドで流し込みますが、ベラヒーノがプッシングを取られてゴールは認められません。しかし38分、ストークは同点に追いつきます。左からピーテルスが蹴り込んだ長いFKはクルトワが余裕をもってキャッチできるボール。ウォルタースを倒さなくてもよかったケーヒルは、軽率でした。ウォルタースのキックは、GKが何もできないゴール左上。42分にダヴィド・ルイスの自陣からのロングボールをペドロが受け、見事なフェイントからゴール右上を狙うもクロスバーの上。前半は1-1のまま終わり、勝負は次の45分に持ちこされます。

ソブヒとペドロの仕掛けはフィニッシュにつながらず、後半は互角の展開です。51分、センターサークルをドリブルで進んだカンテがきれいなスルーパスをマルコス・アロンソに通すと、左足のシュートはバーズリーがカット。ウィリアンやジエゴ・コスタに出る縦パスをしっかりチェックし、シュートに持ち込ませないストークは、60分を過ぎてもイーブンで耐えています。マーク・ヒューズ監督は、ベラヒーノをディウフにチェンジ。62分にダヴィド・ルイスが蹴った遠めからのブレ球のFKは、リー・グラントが体に当てて勝ち越しを許しません。66分、マルコス・アロンソが左足で曲げた美しいFKはクロスバー!このチームには、何人プレースキッカーがいるのでしょうか。イエローを何枚かもらっているストークは、ゴールに近いエリアでのファールは命取りになりかねません。

70分、負傷が伝えられていたヴィクター・モーゼスが下がり、セスク登場。コンテ監督は4バックにシフトしたようです。76分、カンテ、セスクとつながり、ウィリアンが左のペドロに流した直線的な攻撃は、11番の強烈なシュートをリー・グラントがセーブします。78分、左からのFKは4人めのキッカー・セスク。FKの正確さ、多彩さはこのチームがプレミアリーグNo.1でしょう。右SBに入ったアスピリクエタがファーめがけて上げたクロスは、ジエゴ・コスタのヘッドが枠の外に消えていきます。ストークはセットピース頼み。クラウチ投入で勝ち点3を狙うか、守れている現状を変えずにドローでよしとするか。残り10分を切り、ヒューズ監督は難しい選択を強いられています。

83分、マティッチが下がってロフタス=チーク。84分にウォルタースがファーに危険なクロスを入れるも、ソブヒのシュートは大きく右に外れてしまいました。85分、セットピースを活かしたのはプレミアリーグ首位チームのほうでした。バックパスをミスしてCKを与えたのはピーテルス、ダヴィド・ルイスのヘッドをケーヒルの足元にクリアしたのもピーテルス。GKとの連携がよくなかった左SBは、痛すぎる失点の元凶となってしまいました。89分に左からペドロが仕掛け、ニアでフリーになってパスをもらったロフタス=チークはパスを選んでDFがブロック。ジエゴ・コスタが右からニアを突いたシュートはポストに当たり、速攻でリー・グラントと1対1になったロフタス=チークは右を狙ったシュートをGKに弾かれます。バーズリーの退場で、ストークは完全に終わりました。1-2、勝ったのはアウェイのチェルシー。ドローをめざしたヒューズ監督ですが、クラウチ投入が92分ではさすがに遅すぎました。

GKの油断を咎めて1点、DFのミスを許さずもう1点。相手の守備がよくても、ミスを逃さず運も引き込んだこの勝ち方は、プレミアリーグを制するクラブならではだと思います。ゴールを直接狙える質の高いプレースキッカーを複数揃え、ジエゴ・コスタ、ダヴィド・ルイス、ケーヒルらが高さで勝負できるあたりも、とにかく足元のマンチェスター・シティやFKが得意な選手が少ないリヴァプールより明確に武器が多い印象。勝ち点差と残り試合数が並んだ今節で、ゴールは見えたのではないでしょうか。途中出場が多いにもかからわずプレミアリーグ6ゴールを決めているウィリアンの判断力、CBながら4ゴールを決めているケーヒル(PK献上は余計でしたが)のポジショニングと落ち着きが光った一戦でした。強いです。(ガリー・ケーヒル 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London)


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サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

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