【WBA×Arsenal】セットピースとカウンターでやられたアーセナルが3失点完敗!

チャンピオンズリーグではバイエルンに2試合トータル2-10。プレミアリーグではワトフォード、チェルシー、リヴァプールに敗れて直近5試合を2勝3敗。WBA戦は、不振のアーセナルにとって「再起をかけた一戦」といっても大げさではないでしょう。ヴェンゲル監督のベンチには、ハムストリングを痛めたと報じられたメスト・エジルの姿がありません。GKチェフ、DFベジェリン、ムスタフィ、コシールニー、モンレアルまではいつも通り。アンカーにジャカ、ラムジーとチェンバレンがインサイド。前線にはアレクシス・サンチェス、ウェルベック、ウォルコットの3人を並べています。昨季プレミアリーグアシスト王が真価を発揮できないのも、アーセナルが停滞している理由のひとつでしょう。ジルーとイオビをベンチに置いたのは、調子のいい選手を優先したからでしょうか。愚直に中央を固めてくるWBAに対して、ガナーズがどう崩すのかに興味が湧きます。

ホームのWBAは、立ち上がりから積極的なプレイを見せて12分に先制点を奪いました。左からのCKを頭で完璧に合わせ、右隅に叩き込んだのはクレイグ・ドーソン。ビハインドを背負ったアーセナルが苦戦を強いられると思いきや、3分後にはあっさり同点に追いつきます。右サイドでまわしていたボールを受けて、ボックス左で空いていたアレクシス・サンチェスにロングフィードを通したのはジャカ。2人をかわしたエースは文句なしの一撃をクロスバーぎりぎりに突き刺し、今季プレミアリーグのゴール数を18に伸ばしました。これぞグラニト・ジャカ。スイスから来たセントラルMFの視野の広さが輝いた得点でした。

1-1となった後も、アーセナルが中盤を支配し続けますが、横にまわすパスは通るものの、縦へのボールはWBA守備陣にことごとくカットされます。全員が自陣にこもるWBAに対して、ウェルベックやウォルコットが前線に張るシーンが増えていますが、彼らとジャカやラムジーの距離が開き過ぎているのが最大の問題。サイドからのボールは読まれてはね返され、ガナーズがシュートに辿り着く道筋が見えません。速攻に徹するWBAは30分、右サイドを走ったシャドリがカウンターを仕掛け、右に流れてきたサロモン・ロンドンがクロスにシュートを放ちますが、コントロールできずに左に逸れていきます。

33分にはアーセナルに決定機。中央のアレクシス・サンチェスから左に出た速いパスを受けたのはラムジー。ストライカーのような身のこなしで振り向きざまに放った左足シュートは、左に飛んだGKフォスターがグローブに当て、こぼれ球に反応したウォルコットはDFの厳しいチェックに阻まれシュートを枠に飛ばせません。2分後のWBAは、右から前線に飛び出したフレッチャーがリヴァモアの縦パスで一瞬フリーになるも、左隅を狙ったシュートをチェフにセーブされます。アーセナルがアクシデントに見舞われたのは、37分。何でもないバックパスを右に蹴ったチェフが、足を引きずっています。まともに歩けなくなった守護神は、オスピナに後を託すしかありません。前半は1-1.ここまでの展開は、「意志をもって下がったWBAがうまくやっている」という表現が妥当でしょう。

アーセナルペースで進んだ後半、最初に決定的なチャンスをつかんだのはWBAでした。51分、左からのクロスに競り勝ったサロモン・ロンドンのヘッドは、わずかに右にアウト。ピューリス監督が53分にサロモン・ロンドンをハル・ロブソン・カヌに代えると、ウェールズ代表FWは1分後に結果を出します。左から中に持ち込んだマクリーンがシャドリに落とすと、絶妙な浮き球が前線へ。マクリーンの前でオスピナがクリアしたボールを拾い、左足で流し込んだのがロブソン=カヌでした。ヴェンゲル監督は、65分にウォルコットを下げてジルーを投入。直後のCKを叩いたウェルベックのヘッドは、クロスバーにヒットして2度めの同点はなりません。

66分、マクリーンの縦1本でロブソン・カヌがオスピナと1対1になり、弾いた後のボールをキープしたシャドリはGKを抜き去りながらもフィニッシュをDFにぶつけてしまいます。73分、勝負を決めるWBAの3点めは、またもCKでした。左からのボールを完璧なヘッドでゴールのど真ん中に突き刺したのは、またもドーソン。同じ選手に同じような形で2回もやられてはいけません。アーセナルのミッションはもはや勝ち点ではなく、「このまま終わらないこと」でしょう。78分、アレクシス・サンチェスをイオビ。バイエルンとの2試合で、いずれも集中力を失って惨敗したチームは下を向く選手が目立ちます。「Enough is enough」「Time to go」。何とか追いついてほしい残り10分というタイミングで、こんなバナーを掲げるサポーターを見ると悲しくなります。自信を失いかけている選手たちに必要なのは、スタンドからの後押しではないでしょうか。ときどき希望のないシュートを打ち上げたアーセナルは、パスをただ回しながら敗戦のホイッスルを聞きました。

今季プレミアリーグでセットピースから19ゴールを決めているWBAが、いかにも彼ららしい戦い方で勝ち点3をゲットしました。ポゼッション77%で相手の5倍のパス本数を記録したアーセナルは、シュート11本オンターゲット2本。速攻しかなかったピューリス監督のチームは、相手を上回る12本のシュートを放ち、8本をチェフとオスピナに浴びせました。スタッツは、アーセナルの攻撃がフィニッシュにつながらなかったことと、最終ラインとセントラルMFがWBAのアタッカーたちにシュートコースを開けていたことを如実に示しています。途中から入ったジルーとイオビが空回りしたのは、攻撃陣の狙いが明確ではなかったからではないでしょうか。

これは、厳しい。サポーターの応援よりも退任要求のほうが目につく状態が続き、自信喪失気味のチームが戦う姿勢と連携を取り戻せなければ、プレミアリーグ4位は遠のくばかりでしょう。マンチェスター・シティとウェストハムに勝てなければ、ヴェンゲル監督の発表は続投でも今季限りの退任でもなく、「シーズン終了を待たずに辞任」などということになりかねません。今こそ、監督、選手、クラブ、サポーターの一体感が必要です。ここで踏ん張れば、チャンピオンズリーグ出場権には届くのですから。(クレイグ・ドーソン 写真著作者/Jon Candy)


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ボール支配率で優位に立つも持たされている時間が長くカウンターとセットプレーでやられる、数シーズン前によく見られた典型的な負けパターンでした。試合終了後に退任を求めるバナーが複数見られたのは切なかったですね。
政権末期を予感させます。

コメントありがとうございます。

Davinciさん>
セットプレーはいただけなかったですね。交代選手が空回りしがちなのも、最近のよくない傾向だと思いました。バナーは気になりますね…。
  • makoto
  • 2017/03/21(Tue)03:05:40
  • 編集

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