プレミアリーグ2016-17シーズン総括~(1)ベストイレブン(総合&サプライズ)

5月21日の最終節をもって、プレミアリーグ2016-17シーズンの全日程が終了しました。残るゲームは、マンチェスター・ユナイテッドがアヤックスと戦う本日のヨーロッパリーグ決勝と、土曜日のFAカップファイナル・アーセナルVSチェルシーです。ペップ、コンテ、モウリーニョが新しいチームを率いて戦うことになったシーズンは、マンチェスター・シティのロケットスタートで幕を開けましたが、その後リヴァプール、アーセナル、チェルシーが台頭。とりわけ3-4-3にスイッチしてからのチェルシーの勢いは凄まじく、クラブレコードとなるプレミアリーグ13連勝を達成して首位を快走。年明けからレッズとガナーズが調子を崩し、代わってトッテナムが9連勝で追い上げたものの、コンテ監督のチームは最後まで崩れませんでした。

こうして振り返ってみると、名前を出しづらいマンチェスター・ユナイテッドに忸怩たる思いがあるのですが、プレミアリーグ制覇のチェルシーとEFLカップ&コミュニティシールドを勝ったわれわれのみが今季のタイトルホルダーであり、さらに今夜のELで勝てばすべては報われます。モウリーニョ監督の周到な準備がいい結果をもたらすと信じて、ラストマッチを楽しもうと思う次第であります。

さて、本日より、いくつかのテーマでプレミアリーグ2016-17シーズンを総括してまいりたいと考えております。第1回は「ベストイレブン」。画像をご覧いただくと、「わかりやすいけどおもしろくない」11人が並んでいるのをご確認いただけます。最前線は終盤大爆発で29ゴールのプレミアリーグ得点王ハリー・ケイン。アーセナルの前線を縦横無尽に走り回ったアレクシス・サンチェス、見事な復活を遂げたエデン・アザール、MF最多の18発とゴールセンスに磨きがかかったデル・アリ、MVP三冠のエンゴロ・カンテ、3バックの申し子ダヴィド・ルイスあたりまでは、多くの方に賛同いただけるのではないかと思います。

ヴィクター・モーゼスとともに右サイドに安定をもたらしたセサル・アスピリクエタ、攻撃面での貢献度が高いトビー・アルデルヴァイレルトも見事でした。GKは、ゴールデングラブのクルトワ、最少失点のロリス、ショットストッパーとして評価が高かったヒートンで悩みましたが、34試合で24ゴールしか許していないスパーズのキャプテン推しとしました。チェルシー戦でデル・アリに決めさせた2本のクロスが印象的だったエリクセンは、長短のパス、FK、CKとどれをとってもワールドクラス。18本のラストパスを決めさせたプレミアリーグアシスト王のデブライネも、外せない選手のひとりです。

リヴァプールとマンチェスター・ユナイテッドから選べなかったのは、ここぞという局面で負傷してしまう選手が多かったからです。次点を挙げるなら、ロメウ・ルカク、サディオ・マネ、フィリペ・コウチーニョ、ダヴィド・シルヴァ、アンデル・エレーラ、ヴィクター・モーゼス、マルコス・アロンソ、ヤン・フェルトンゲン、エリック・バイリーといったところでしょうか。チェルシー4人、トッテナム5人…コーヒー片手にぐるっと4周ぐらい悩みましたが、おいしい味付けは思い浮かびませんでした。上位2チームが、いかにいいサッカーをしていたかがよくわかったとひとりごちて、自由に選べる裏バージョンに進むのであります。

もうひとつのベストイレブンは、いわばサプライズの11人。 活躍を予想していなかった選手や大ブレイクした若手、思わぬ才能を見せてくれた選手をチョイスしました。GKは、サンダーランド守備陣を支え続けた23歳の彗星ピックフォード。WBAのマコーリーは37歳にして36試合出場という鉄人ぶりを発揮しました。バーンリーのマイケル・キーンは、シュートブロック数44でプレミアリーグ2位に入っており、ポグバに続いて古巣の買い戻しが噂されるほどの急成長。今まで酷評されることが多かったロホは、モウリーニョ監督の信頼によって自信を取り戻しました。

エヴァートンの守備がよくなったのは、カンテをしのぐタックル数No.1のイドリサ・グイェによるところが大きいでしょう。最も恩恵を受けたのは、運動量や瞬発力を求められなくて済んだジャギエルカではないでしょうか。ニューカッスルではトップの後ろにいたワイナルドゥムを、インサイドMFにコンバートしたクロップ監督の慧眼には感服しました。ボックス・トゥ・ボックスを徹底し続け、大事な試合でゴールを決めたオランダ代表MFがいたからこそ、レッズはチャンピオンズリーグ出場権を手に入れられたのだと思います。マルコス・アロンソがいなければ、コンテ監督のプランもアザールの覚醒もなかったのではないでしょうか。13アシストを決めたシグルズソンは、精度の高いクロスとリーグ屈指のプレースキックで苦しかったスワンズを救いました。

アザール以上のドリブル成功回数を誇るザハは、終盤の上位いじめのキーマンでした。3月以降の失速がなければデフォーをトップに据えたかったのですが、18試合14ゴールという怒涛の追い込みでデフォーを抜き去ったジョシュア・キングが前線最大のサプライズでしょう。チェルシーを最後まで悩ませたトッテナムの追い込みは、ソン・フンミンがいなければなしえませんでした。予想以上の活躍を見せたわれらが吉田麻也も入れたかったのですが、後半戦のセインツは失点が増えており、さすがに選べませんでした。ヘンダーソン、サネ、ガブリエウ・ジェズス、WBAのマット・フィリップスに後ろ髪を引かれたものの、通年で活躍した選手を優先させていただきました。あなたのベストイレブンは、どんな11人でしょうか。プレミアリーグ2016-17シーズン総括、第2回は監督をテーマにやらせていただきます。


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無題

更新ご苦労様です。
リーグも終わり、これからはこの手の話が面白いですね。ロホは以前DFとしては脆かったイメージがありましたが、モウリーニョになってから変わりましたね。指導者の相性ってありますね。
ピックフォード、マルコス・アロンソ、シグルズソン、ジニら納得の選出です。シグルズソンはチームを何度も救っているイメージがあります。
  • Macki
  • 2017/05/24(Wed)08:39:31
  • 編集

無題

いつも興味深く読ませてもらっています。
確かに、「わかりやすいけどおもしろくない」11人で、今シーズンを見てきたプレミアファンなら誰しも異論が無い11人ですね。
チェルシーとトッテナムはチームとしての完成度が非常に高いのと同時に、ここに選ばれた選手たちは個人としても高い存在感を出していましたね。
裏ベストイレブン、とてもおもしろいです!!グーナーとしては、ピックフォードが強烈に印象に残っていますw
  • polestar
  • URL
  • 2017/05/24(Wed)10:35:35
  • 編集

無題

いつも興味深く読ませてもらっています。
確かに、「わかりやすいけどおもしろくない」11人で、今シーズンを見てきたプレミアファンなら誰しも異論が無い11人ですね。
チェルシーとトッテナムはチームとしての完成度が非常に高いのと同時に、ここに選ばれた選手たちは個人としても高い存在感を出していましたね。
裏ベストイレブン、とてもおもしろいです!!グーナーとしては、ピックフォードが強烈に印象に残っていますw
  • polestar
  • URL
  • 2017/05/24(Wed)10:54:55
  • 編集

無題

今シーズンお疲れ様でした。
管理人さん含めベスト11を選ぶにあたって当たり前のようにCBを三枚選んでますが
昨シーズン終わりの時点で来期は3バックが流行ると言われても私は信じなかったでしょう。
来期はまた想像できないスタイルで戦う面白いチームが出てきて欲しいと思います。
  • すぱさぽぽ
  • 2017/05/24(Wed)15:40:24
  • 編集

無題

個人的にはサプライズにバイリーを入れて欲しかったです。
正直シーズン始まるまではあそこまで欠かせない選手になるとは思わなかったので

コメントありがとうございます。

Mackiさん>
ありがとうございます。シグルズソンにはやられました…。

polestarさん>
ピックフォードは、これからが楽しみですね。エヴァートンあたりにいくのがいいのではないかと思います。

すぱさぽぽさん>
ミーハーなのと、選ぶのに都合がいいのとで、あっさり3-4-3にしてしまいましたが、実際に戦うならWBが両方とも攻めっ気が強いタイプは不安ですね(笑)

ユナイテッドさん>
すみません。私は最初からすごく期待していたので、落差が小さかったかもしれません。ロホとどっち?といわれればロホじゃないですか?
  • makoto
  • 2017/05/27(Sat)16:43:43
  • 編集

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プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今季のプレミアリーグで、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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