プレミアリーグ2016-17シーズン総括~(1)ベストイレブン(総合&サプライズ)

5月21日の最終節をもって、プレミアリーグ2016-17シーズンの全日程が終了しました。残るゲームは、マンチェスター・ユナイテッドがアヤックスと戦う本日のヨーロッパリーグ決勝と、土曜日のFAカップファイナル・アーセナルVSチェルシーです。ペップ、コンテ、モウリーニョが新しいチームを率いて戦うことになったシーズンは、マンチェスター・シティのロケットスタートで幕を開けましたが、その後リヴァプール、アーセナル、チェルシーが台頭。とりわけ3-4-3にスイッチしてからのチェルシーの勢いは凄まじく、クラブレコードとなるプレミアリーグ13連勝を達成して首位を快走。年明けからレッズとガナーズが調子を崩し、代わってトッテナムが9連勝で追い上げたものの、コンテ監督のチームは最後まで崩れませんでした。

こうして振り返ってみると、名前を出しづらいマンチェスター・ユナイテッドに忸怩たる思いがあるのですが、プレミアリーグ制覇のチェルシーとEFLカップ&コミュニティシールドを勝ったわれわれのみが今季のタイトルホルダーであり、さらに今夜のELで勝てばすべては報われます。モウリーニョ監督の周到な準備がいい結果をもたらすと信じて、ラストマッチを楽しもうと思う次第であります。

さて、本日より、いくつかのテーマでプレミアリーグ2016-17シーズンを総括してまいりたいと考えております。第1回は「ベストイレブン」。画像をご覧いただくと、「わかりやすいけどおもしろくない」11人が並んでいるのをご確認いただけます。最前線は終盤大爆発で29ゴールのプレミアリーグ得点王ハリー・ケイン。アーセナルの前線を縦横無尽に走り回ったアレクシス・サンチェス、見事な復活を遂げたエデン・アザール、MF最多の18発とゴールセンスに磨きがかかったデル・アリ、MVP三冠のエンゴロ・カンテ、3バックの申し子ダヴィド・ルイスあたりまでは、多くの方に賛同いただけるのではないかと思います。

ヴィクター・モーゼスとともに右サイドに安定をもたらしたセサル・アスピリクエタ、攻撃面での貢献度が高いトビー・アルデルヴァイレルトも見事でした。GKは、ゴールデングラブのクルトワ、最少失点のロリス、ショットストッパーとして評価が高かったヒートンで悩みましたが、34試合で24ゴールしか許していないスパーズのキャプテン推しとしました。チェルシー戦でデル・アリに決めさせた2本のクロスが印象的だったエリクセンは、長短のパス、FK、CKとどれをとってもワールドクラス。18本のラストパスを決めさせたプレミアリーグアシスト王のデブライネも、外せない選手のひとりです。

リヴァプールとマンチェスター・ユナイテッドから選べなかったのは、ここぞという局面で負傷してしまう選手が多かったからです。次点を挙げるなら、ロメウ・ルカク、サディオ・マネ、フィリペ・コウチーニョ、ダヴィド・シルヴァ、アンデル・エレーラ、ヴィクター・モーゼス、マルコス・アロンソ、ヤン・フェルトンゲン、エリック・バイリーといったところでしょうか。チェルシー4人、トッテナム5人…コーヒー片手にぐるっと4周ぐらい悩みましたが、おいしい味付けは思い浮かびませんでした。上位2チームが、いかにいいサッカーをしていたかがよくわかったとひとりごちて、自由に選べる裏バージョンに進むのであります。

もうひとつのベストイレブンは、いわばサプライズの11人。 活躍を予想していなかった選手や大ブレイクした若手、思わぬ才能を見せてくれた選手をチョイスしました。GKは、サンダーランド守備陣を支え続けた23歳の彗星ピックフォード。WBAのマコーリーは37歳にして36試合出場という鉄人ぶりを発揮しました。バーンリーのマイケル・キーンは、シュートブロック数44でプレミアリーグ2位に入っており、ポグバに続いて古巣の買い戻しが噂されるほどの急成長。今まで酷評されることが多かったロホは、モウリーニョ監督の信頼によって自信を取り戻しました。

エヴァートンの守備がよくなったのは、カンテをしのぐタックル数No.1のイドリサ・グイェによるところが大きいでしょう。最も恩恵を受けたのは、運動量や瞬発力を求められなくて済んだジャギエルカではないでしょうか。ニューカッスルではトップの後ろにいたワイナルドゥムを、インサイドMFにコンバートしたクロップ監督の慧眼には感服しました。ボックス・トゥ・ボックスを徹底し続け、大事な試合でゴールを決めたオランダ代表MFがいたからこそ、レッズはチャンピオンズリーグ出場権を手に入れられたのだと思います。マルコス・アロンソがいなければ、コンテ監督のプランもアザールの覚醒もなかったのではないでしょうか。13アシストを決めたシグルズソンは、精度の高いクロスとリーグ屈指のプレースキックで苦しかったスワンズを救いました。

アザール以上のドリブル成功回数を誇るザハは、終盤の上位いじめのキーマンでした。3月以降の失速がなければデフォーをトップに据えたかったのですが、18試合14ゴールという怒涛の追い込みでデフォーを抜き去ったジョシュア・キングが前線最大のサプライズでしょう。チェルシーを最後まで悩ませたトッテナムの追い込みは、ソン・フンミンがいなければなしえませんでした。予想以上の活躍を見せたわれらが吉田麻也も入れたかったのですが、後半戦のセインツは失点が増えており、さすがに選べませんでした。ヘンダーソン、サネ、ガブリエウ・ジェズス、WBAのマット・フィリップスに後ろ髪を引かれたものの、通年で活躍した選手を優先させていただきました。あなたのベストイレブンは、どんな11人でしょうか。プレミアリーグ2016-17シーズン総括、第2回は監督をテーマにやらせていただきます。


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プレミアリーグ最終節を振り返る~(2)納得のシーズン、祝砲12発!チェルシー&トッテナム

「プレミアリーグ最終節を振り返る~(1)マンチェスター勢、それぞれの終幕」より続きます。2013-14シーズンのマンチェスター・シティは86、翌年のチェルシーは87。上位が軒並み崩れた2015-16シーズンは、レスターが勝ち点81でプレミアリーグ制覇を果たしています。今季のトッテナムは、26勝8分4敗で勝ち点86。ホームで17勝2分と無類の強さを誇り、失点26は過去5シーズンのプレミアリーグで最少です。残した数字は優勝チームにしか見えないスパーズですが、これはもう不運だったとしかいいようがありません。最高のシーズンが、プレミアリーグレコードの30勝を挙げたチームとかち合ってしまったのですから。

それでも、ポチェッティーノ監督は「今季は最後まで戦い抜いた」と、納得しているのではないでしょうか。誤算がなかったチェルシーと、計算違いを采配とチーム力で乗り切ったトッテナムは、明らかに2016-17シーズンのワンツーでした。最終節はブルーズが5発、スパーズが7発。イングランドの穏やかな午後に、祝砲のようなゴールを12発決めた両者は、サポーターの歓喜に包まれて実りあるシーズンにピリオドを打ちました。

まずは、トッテナムのプロモーションビデオ…もとい、ハル・シティ戦を振り返りましょう。11分、エリック・ダイアーのインターセプトはいかにもスパーズ。エリクセンのパスを受けたハリー・ケインの左足シュートに、GKマーシャルは反応できません。その2分後、ベン・デイヴィスがエリック・ダイアーに預けたボールが逆サイドのトリッピアーに渡り、ダイレクトのグラウンダーをプッシュしたのはまたも10番。15分もしないうちに勝負を決めたスパーズは、前半終了間際に3点めを奪います。中盤での競り合いを制し、ハリー・ケインに縦パスが出た瞬間、4対3の絶好機。左のソン・フンミンがタメを創ってデル・アリに落とすと、右足のコントロールショットが遠いサイドのネットを揺らします。デル・アリは、今季プレミアリーグで18ゴール。ハリー・ケインの不在とフィンセント・ヤンセンの不振は、彼とソン・フンミンがなかったことにしてくれました。

66分、フェルトンゲンのミスを突いたハル・シティは、クルーカスのシュートがDFに当たって枠に飛び込み2点差に戻しますが、このゴールは猛攻再開のスイッチになってしまいました。3分後、右サイドからのFK。エリクセンが壁を越えたとたんに落ちる悪魔のようなボールをワニャマの頭に合わせて1-4。ハル・シティの選手たちに、オフサイドと抗議する気力は残っていません。さらにその3分後、ホームチームのビルドアップにスパーズの選手たちが次々と襲いかかり、デル・アリが奪取に成功してハリー・ケインを走らせると、エースがGKとの1対1を落ち着いて決めてハットトリック達成。ラスト2試合で7点も積まれては、ロメウ・ルカクが得点王に届かないのも仕方がありません。

84分の6点めは、FKのクリアをワニャマがベン・デイヴィスに落とし、左足でズドン。シーズンを締める7点めは、大トリにふさわしい選手のボレーでした。エリクセンのパスをもらったクロス職人トリッピアーが正確なボールを入れると、右足で合わせたのはアルデルヴァイレルト。シソコとフィンセント・ヤンセンを投入したのは、来季は頼むぞというメッセージでしょうか。ダニー・ローズとラメラの長期離脱、ハリー・ケインの2度のリタイア、新戦力ヤンセン、シソコ、エンクドゥの空回りなど、アクシデントや誤算がなかったわけではないスパーズは、コンセプチュアルなチームづくりによって代役が確実に機能してピンチを乗り切りました。「穴埋め大賞」はソン・フンミン、次点がベン・デイヴィス、特別賞エリック・ダイアーといったところでしょうか。ポチェッティーノ監督を、プレミアリーグ最優秀マネージャーに推したくなるのですが、こちらもまた「コンテ監督がいなければ」というひとことが付いてしまいます。

さて、そのコンテ監督も、負けじと降格クラブをいじめました。ジョン・テリーのラストゲームとなったスタンフォード・ブリッジのサンダーランド戦は、3分にアウェイチームがまさかの先制。FKが壁に当たったこぼれ球が右のマンキージョの前に転がり、強烈な一撃がクルトワの肩越しに突き刺さります。しかしこのリードは、5分しか持ちませんでした。ゴール前にこもるサンダーランドに対して、チェルシーも7人がボックスの中。右サイド、角度のないところから放ったウィリアンのシュートは、伸び盛りのピックフォードといえども弾き切れませんでした。26分、背番号と同じ時間だけプレイしたテリーが、選手たちが作った花道を通ってピッチから去っていきます。ケーヒルと熱い抱擁をかわすレジェンドを、ホームのサポーターはスタンディングオベーションで称えています。

プレミアリーグ王者にスイッチが入ったのは、後半になってからでした。61分、ジエゴ・コスタとアザールが得意のカウンター。10番のドリブルにビリー・ジョーンズはついていけず、左足のシュートがピックフォードの脇を抜きます。77分、セスクのロングフィードはレスコットがクリアして終わりかと思いきや、前に出ていたピックフォードの頭上を越えてゴール前に落ち、ペドロが頭でプッシュして3-1。タイムアップの直前になって、忘れ物を思い出したかのように2発決めたのはバチュアイでした。90分に中に斬り込んだペドロのスルーパスに反応してGKの股間を抜くと、2分後には右サイドから持ち込んでオシェイをかわし、左足でフィニッシュ。最後の3試合で4ゴールの固め獲りを見せたベルギー代表FWは、次のシーズンは出場機会を増やせるのではないでしょうか。

5-1で圧勝したチェルシーが、史上2番めとなる勝ち点93という文句なしの数字で、プレミアリーグ2016-17シーズンを終えました。残るはFAカップ決勝、アーセナルとの一戦は「いつもの11人」を揃えてダブル達成を狙ってくるものと思われます。いやー、素晴らしい。これだけ「勝ちきる力」が強いチームを見るのは、2000年代前半のモウリーニョチェルシー以来です。今季のレギュラーメンバーには全員残っていただいて、コンテの3-4-3がチャンピオンズリーグでどこまでいけるのかを見せてもらえればと思います。ジエゴ・コスタがどうしても中国に行きたいというのであれば、ロメウ・ルカクでも構いませんが…。


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プレミアリーグ最終節を振り返る~(1)マンチェスター勢、それぞれの終幕

あくまでも推測なのですが、マンチェスターに舞い降りて優勝候補に祭り上げられた2人の名将は、こんなことを考えていたのではないかと思うのです。開幕当初のモウリーニョ監督は、ルーニー、ズラタン、ポグバ、マタ、ムヒタリアンを軸とした攻撃的なサッカーを志向していたのではないか。試合を重ねるにつれ、守備的な布陣にシフトしていったのは、初年度に深追いするとプレミアリーグ4位キープが危うくなると判断したからであり、本当はもっと攻めたかったのではないか。一方のペップは、マンチェスター・シティの選手たちのレベル、とりわけ戦術理解度の低さにストレスを溜めていたのではないか。ノリート、デルフ、イヘアナチョ、フェルナンドらをベンチに置き続け、終盤はジョン・ストーンズを使おうとしなかった采配には怒りに似たものが込められていたのではないか、と。

彼らがプレミアリーグ最終節を前にチャンピオンズリーグ出場権を獲得していれば、最後の試合でその答えが窺えるはずと期待していました。目の前の試合を勝つためではなく、若手を含めて次のシーズンにつながる選手だけのスタメンという、いわば「初年度試験の合格者」を見せてもらえるのではないかと思っていたのです。しかし現実は、37節までに両者ともCL出場権を得られず、まったく違う戦い方で大事なチケットを獲りにいくことになりました。ワトフォードに勝てば3位が決まるペップは、クリシー以外は前節のWBA戦と同じメンバー。ヨーロッパリーグでアヤックスに勝つしかないモウリーニョさんは、今季プレミアリーグ初先発が5人というフレッシュな布陣でクリスタル・パレス戦に臨みました。

まずは、ヴィカレージ・ロードに乗り込んだマン・シティから。エミレーツで朗報を期待していたグーナーたちは、開始5分でさっそく落胆させられました。CKをヘッドで叩き込んだのは、負傷との戦いからようやく解放されたヴァンサン・コンパニ。今季プレミアリーグのアシスト王デブライネは、これが17本めのラストパスです。ベルギー代表のプレイメイカーは、23分のカウンターでもアグエロに見事なスルーパスを通し、エースが余裕たっぷりで左隅に流し込んで0-2。36分の3点めは、またもカウンター。もうひとりの司令塔、ダヴィド・シルヴァのスルーパスでサネがヤンマートをぶっちぎり、GKゴメスを引きつけて出した優しいグラウンダーをアグエロが無人のゴールに流し込みました。

さらに41分、ガブリエウ・ジェズスが奪われたボールを粘って取り返し、アグエロに通すと、ヒールパスはカットされたものの、フェルナンジーニョがすかさずインターセプト。ガブリエウ・ジェズスとのパス交換でゴメスと1対1になったフェルナンジーニョが、冷静に左隅にプッシュしました。ダメ押しは58分、右サイドからベーラミを抜き去ったのはアグエロ。マイナスの折り返しに走り込んだガブリエウ・ジェズスは難なくクレヴァリーをかわし、ゴメスの指先に触れたシュートはバーをかすめてゴールに吸い込まれました。

ガブリエウ・ジェズス、アグエロ、サネ、デブライネ、ダヴィド・シルヴァ。スピードも自在性も兼ね揃えたアタッカー陣には、ペップは満足しているのではないでしょうか。34歳のヤヤでは心もとないアンカーをギュンドアンやフェルナンジーニョに託すとすれば、ほしいのはSB、CBです。SBは、縦に走るだけでなく、中盤に入り込んで前線へのサポートができるタイプ。今のプレミアリーグでは、チェンバレンやダレイ・ブリントがフィットしそうです。CBは、長短のパスを前線に通せるアルデルヴァイレルトのようなタイプでしょう。2月以降は10勝5分1敗と安定感が増したペップが、どんな補強で中盤から後ろのクオリティを上げにいくのかに注目です。

GKペレイラ、DFにはフォス=メンサーとミッチェル、中盤にトゥアンゼベとマクトミネイ、ハーロップ。ヨーロッパリーグに向けて主力を温存し、若手を6人も抜擢したモウリーニョ監督は、クリスタル・パレスに2-0と望外の完勝でシーズンを締めました。ゴールはいずれもカウンター。15分、左からラインの裏に走ったハーロップに通したポグバのスルーパスは完璧でした。切り返しでマーティン・ケリーをかわした21歳のハーロップは、ここしかなかった絶妙のタイミングとコースを選び、強烈なシュートを右隅に突き刺しました。さらに4分後、ドリブルで上がったリンガードは、右で空いていたルーニーではなくゴールに近いポグバを選択。かろうじてウォードが触るとポグバへのアシストとなってしまい、6番は足元に転がるボールを落ち着いて左足で蹴り込みました。

相変わらずチャンスは少なく、クリスタル・パレスのハイクロスに悩まされたものの、守備陣が決定的なシュートを許さずクリーンシート。後半にはクラブ史上最年少のプレミアリーグデビューとなる16歳のアンヘル・ゴメスに経験を積ませたモウリーニョ監督は、まずまずのメンバーでヨーロッパリーグのファイナルに向かえそうです。まずはチャンピオンズリーグ出場権の確保がミッション。そして来季は、前線の連携を高めていただくとともに、今日顔を見せた若手から1~2名が上でもやれることを証明してくれればと思います。プレミアリーグ6位という苦しいシーズンでしたが、ラシュフォード、ムヒタリアン、ポグバはまだまだやれるはずです。2017-18シーズンは、モウリーニョ流攻撃的サッカーの開花に期待しています。

最後は、いかにも彼ららしい勝ち方でした。ペップ降臨とモウリーニョ復帰がプレミアリーグをおもしろくしてくれたことは間違いありません。おつかれさまでした。ありがとうございました。来季はぜひ、欧州で戦えるチームをつくり、高いレベルで優勝を争ってください。8月に素晴らしいチームに会えるのを楽しみにしています。


この稿は、「プレミアリーグ最終節を振り返る~(2)納得のシーズン、祝砲12発!チェルシー&トッテナム」に続きます。


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【Liverpool×Middlesbrough】おめでとうリヴァプール!3-0完勝で来季のチャンピオンズリーグをゲット!

プレミアリーグ最終節、チャンピオンズリーグ出場権を手に入れるための決戦の地は、本拠地アンフィールド。対戦相手の19位ミドルズブラは、プレミアリーグ後半戦はサンダーランドに勝っただけの1勝7分10敗。マンチェスター・シティが2試合とも勝てなかったと聞くと不安がよぎりますが、レッズにしてみれば敵地で0-3と一蹴した相手です。マネとヘンダーソンは戻ってこられなかったものの、クロップ監督の11人はこれしかないと思える顔ぶれ。GKミニョレ、最終ラインはナサニエル・クライン、マティプ、デヤン・ロブレン、ミルナー。中盤にはエムレ・ジャン、ララナ、ワイナルドゥムが入り、前線はコウチーニョ、フィルミーノ、スタリッジです。勝てば欧州最高峰の大会への3年ぶりの復帰が決まります。

ボロの布陣は…リストを見て、唖然としました。今季プレミアリーグで9ゴールのネグレド、4ゴールのデローンとストゥアーニが全員ベンチです。27ゴールしか決めていない貧攻のチームが、17ゴールを占める3人を引っ込めるとは。スタメンには、2ゴール以上を決めた選手がひとりもいません。私は、キックオフ前からレッズの4位以内を確信しました。ゲステデをめがけて上がるハイクロスの処理さえ間違えなければ、事件は起こらないでしょう。6分、コウチーニョの仕掛けからミルナーが左サイドを突破し、速いクロスがナサニエル・クラインへ。思い切りよく放ったシュートはゴール前を横切り左に外れますが、さっそく決定機です。試合の興味は、圧倒的に押しているレッズがいつ先制するか。ノースロンドンで状況をチェックしているグーナーに、朗報は届かないでしょう。

前節のウェストハム戦の後、クロップ監督が「下がれと指示した覚えはないけど、彼はあそこでプレイするのが好きみたいだね」と語っていたコウチーニョは、今日は意図的か、インサイドMFのポジションから鋭いクロスを何度もフィード。8割方ボールを支配しているレッズは、ワイナルドゥムとララナが何度もボックスに侵入してラストパスに反応しています。20分、左サイドからのコウチーニョのFKは、フィルミーノとワイナルドゥムのシュートが次々にDFにヒット。21分に左からのララナのクロスがカットされると、スタリッジが奪い返し、エムレ・ジャンがバーすれすれのミドルを放ちます。22分、フォーショーとのワンツーでデヤン・ロブレンの裏に入ったバンフォードは、後ろから手をかけた6番に倒されたように見えましたが、PKを示す笛は鳴りません。グーナーがざわめいた唯一のシーンの後は、レッズのクロスがボロのゴール前を横切り続けます。

短いパスの受け渡しでリズムを創ったララナが、スタリッジに縦パスを入れて打たせたのは32分。左隅を狙った一撃が枠を外れると、クロップ監督が何やら絶叫しています。ボロのアタックは単発で、マティプとデヤン・ロブレンが冷静に対応。サポーターの表情に焦りが浮かび始めた46分、レッズが待望の先制点を決めました。ナサニエル・クラインがフィルミーノに楔を入れると、絶妙なダイレクトパスでワイナルドゥムがフリー。ニューカッスルにいた昨季プレミアリーグに11ゴールを重ねた男はチャンスを逃さず、ニアに強烈なシュートを突き刺しました。大きな大きな先制点。ボロが追いつけるとは思えません。変わらずレッズペースで始まった後半、チャンピオンズリーグ出場権獲得を確実にする追加点は51分に決まりました。

距離があったFKでしたが、コウチーニョはGKの動きをよく見ていました。右隅をケアしていたグザンの逆を突くキックが左のサイドネットを揺らし、アンフィールドが歓喜に包まれます。プレミアリーグ5シーズンめで初めて10ゴールの大台に乗せたアタッカーは、直近9試合で7ゴールの荒稼ぎ。ボロは完全に意気消沈し、さらにレッズの時間が続きます。53分、ミルナーが左からえぐってフィルミーノがボレーを放つと、フレンドが必死のブロック。3分後、レッズのカウンターが炸裂しました。左から上がったララナがクロスを相手に当ててしまいますが、浮き上がったボールをヘディングで競って中央へ。ワイナルドゥムが頭で落としたボールを再度ララナがさらい、左足のシュートを冷静に右隅に流し込みます。SBのナサニエル・クラインがゴール前にスプリントしていたあたりに、この試合に賭ける彼らの執念が感じられました。

3-0になってもレッズは攻撃を止めず、コウチーニョ、フィルミーノ、スタリッジが次々とシュートを放ちます。73分にようやくネグレド…。ベテランストライカーがここからゴールを決めても、レッズの動揺は誘えないでしょう。マン・シティがヴィカレージ・ロードで5点を決めており、リヴァプールのポジションは4番めと決まっています。この素晴らしいチームで戦う感触を記憶に刻むかのように、レッズの選手たちは楽しげにアタックしています。ルーカス、アルベルト・モレノ、オリギが投入され、サポーターはタイムアップの笛を待つだけとなりました。スパーズは7ゴール、チェルシーとマン・シティは5ゴール、若手だらけのマンチェスター・ユナイテッドも2ゴール。各地で盛大なゴールショーが繰り広げられたプレミアリーグ2016-17シーズンの最終節に、胸躍るドラマはありませんでした。4戦連続のクリーンシートを達成したリヴァプールは、プレミアリーグ4位でシーズンを終えました。

無敗だった上位対決で自らの強さを確認しつつ、4戦して1点も獲れなかったセインツや2試合で6ゴールを奪われたボーンマスに優勝はまだ早いことを教えられたシーズン。それでも、胸を張ってチャンピオンズリーグに向かえるいい1年だったのではないでしょうか。手を胸に当て、スタンドを見上げるクロップ監督の笑顔が、実りある季節を過ごしたことを物語っています。プレミアリーグが新しい時代に入りつつあると示したのは、3-4-3のチェルシーや変幻自在のスパーズだけではなかったのだと思います。クロップ監督のゲーゲンプレッシングは、来季の欧州に爪痕を残してくれるでしょう。選手、スタッフ、サポーターのみなさん、おめでとうございます。レッズのゲームは、いつもエキサイティングで魅力的でした。来季もみなさんの後ろから、前に進むことを止めない「走るサッカー」を楽しませていただければと思います。


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プロフィール

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makoto
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男性
職業:
ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

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