【MAN.CITY×Saints】大苦戦のマン・シティを救ったのは、2発に絡んだカイル・ウォーカー!

週末のプレミアリーグのハーフタイムに、自分のなかで「天使と悪魔の争い」が生じることがあります。「他会場の途中経過を見てしまおうか」。あらかじめテレビとパソコンで二元中継させていることもあり、結果を知らずに観ると決めている試合もあるのですが、「今、あっちはどうなってる?」という好奇心が勝つと、ディレイで愉しむはずのゲームの途中経過をチラ見してしまうわけです。プレミアリーグ11節は、誘惑に負けました。アストン・ヴィラVSリヴァプールが、ヴィラのリードで前半を終えた瞬間、同時開催のマン・シティがどうなっているのか知りたくなってしまったのです。

恐る恐る覗いてみると、0-1でサウサンプトンがリード!2強以外の全サポーターが熱望するジャイアントキリングのダブルが実現するかもしれません。欧州王者と国内三冠を相手に、プレミアリーグ15位と18位がハーフタイムで勝っているだけでも既に奇跡的です。どうした、ペップ。イングランドの南端からエティハドにやってきたセインツは、前節のレスター戦で0-9という記録的な大敗を喫したうえに、ミッドウィークのカラバオカップで1軍半のマン・シティに1-3で完敗したばかりです。

セント・メアリーズで歯が立たなかったチームが、アウェイで接戦に持ち込めたのはなぜでしょうか。めったにない事件が起こったのは13分。ロメウがロングフィードをヘッドで跳ね返し、落下点にいたダニー・イングスが右にいたレドモンドにダイレクトでパスを通しました。中央に入れてもクリアされると判断したアタッカーは、遅れてボックスに入ろうとしていたアームストロングにグラウンダー。17番のダイレクトショットはエデルソンの正面で、プレミアリーグ屈指のGKがキャッチしてロングパントと進むはずの状況でした。

ところが、名手が痛恨のファンブル。シュートが飛んだ瞬間にダッシュで詰めたウォード=プラウズがボレーで押し込みました。フットボールというスポーツは、呑んでかかっていた強者がひとたび劣勢に立たされ、追いつけないまま時間が経てば経つほど、プレッシャーが増大するというシステムが作動するのが常です。強引なドリブルと焦ったクロスが目立つマン・シティ。3-5-2だったはずのセインツは5-3-2となり、サイドで持たれると8人がボックスにこもり、入ってきたボールをクリアし続けています。

39分のショートコーナーで、ギュンドアンの浮き球に飛び出したGKマッカーシーがジョン・ストーンズに先に触られたのが最大の決定機でしたが、CBは枠に収められず。45分にスターリングのグラウンダーをスティーヴンスがクリアしきれなかったシーンも、ダヴィド・シルヴァのボレーは2人がかりのブロックで阻まれました。ハーフタイムにダヴィド・シルヴァをガブリエウ・ジェズスに代えたペップは、システムを変えたかったわけではなく、危機感を煽りたかったのではないでしょうか。直近2シーズンのプレミアリーグで、エティハドのマンチェスター・シティがゼロで終わったことは1回もありません。問題は勝つか負けるかではなく、「バスを停める相手にどこで追いつけるか」です。

足元へのパスが多く、崩せないまま上げるクロスはことごとく弾き返されています。50分にデブライネが左から蹴ったCKも、ジョン・ストーンズが競り勝った後が続かず。54分にスターリングがボックスでパスを受けたチャンスは、外でフリーだったアンヘリーノに気づけず、強引な突破をカットされました。中盤の選手は多くの時間をジョギングで過ごし、縦パスが入ったアグエロは振り向かせてもらえません。65分にギュンドアンが放った左足のミドルはニアに外れ、2分後にベルナルド・シウヴァのクロスをフリーで叩いたアグエロは、ヘディングをコントロールできませんでした。

2017年以降のプレミアリーグで、マンチェスター・シティが70分をオンターゲットゼロで過ごしたのは初めてです。待望の1本めは、アグエロの同点ゴール。デブライネの縦パスでゴールライン際に走ったカイル・ウォーカーが高速クロスを中に入れると、ボールを見ていたスティーブンスの背後からすっと下がってマークを外したアグエロがボレーを突き刺しました。ヴィラ・パークのレッズは1-0でリードを許したままで、このまま終われば両者の勝ち点差は5に縮まります。78分にガブリエウ・ジェズスがボックス右を突破し、折り返しに反応したベルナルド・シウヴァのボレーはマッカーシーが上に弾き出すビッグセーブ。80分にバックパスをキャッチするというミスを犯したセインツの守護神は、間接FKからのデブライネの一撃が右に外れて助かりました。

ラグビーのような混戦が続き、マン・シティのシュートがことごとく左右に外れていた86分。プレミアリーグで30勝の大台に乗せる強豪になる条件は、ゴールに絡めるSBを両サイドに揃えることのようです。アンヘリーノのクロスをマッカーサーがパンチすると、落下点に走り込んで左足のスライディングボレーを叩き込んだのはカイル・ウォーカー!セインツの反撃に乗じて、2対1と4対2という決定的なカウンターを見せたホームチームは、スターリングとガブリエウ・ジェズスが決め切れずに2-1でタイムアップを迎えました。ほどなくヴィラ・パークも終わり、ロバートソンのヘッドとアーノルドのCKでひっくり返したレッズが6ポイント差をキープしています。

結果的には4強全勝という無風の週末でしたが、2強相手に先制した下位の健闘はエキサイティングでした。こういう試合を勝ち切るのが、欧州王者と国内三冠の底力ですね。ミッドウィークのCLを経て、12節のプレミアリーグはいよいよアンフィールドで直接対決です。クロップか、ペップか…SBが主役となる2つの鮮やかな逆転劇を見た後、どちらが勝つかを予想することなど怖くてできません。(カイル・ウォーカー 写真著作者/Кирилл Венедиктов)


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無題

ヒヤヒヤものの勝利でした。今季はラポルテ、ロドリを欠いた後苦戦が続いてます。ダヴィド・シルバも筋肉系トラブルでレッズ戦も微妙です。
でも、不安点ばかり挙げてもキリが無いし、フォーデンやガルシアらの出番が増えるのは良いことです。
レッズも盤石ではないし、シティに勝機はあると思います。
  • ペップの街
  • 2019/11/05(Tue)07:06:27
  • 編集

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プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今季のプレミアリーグで、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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