プレミアリーグ2016-17現地観戦記~(2)クリスマスシーズンの平日夜、EFLカップに行ってみた

昨日の第1弾のご好評につき(みなさまコメントありがとうございます。本日まで忙しく、お返事が遅れており申し訳ございません)、グーナーの特派員が送るプレミアリーグ現地観戦記。第2弾は、グーナーのみなさんなら華麗に忘れたいEFLカップのサウサンプトン戦のレポートですが、できるだけ試合結果には触らず、パブやパイ、お買い物など食べログ的ゆるめレポートとしてお送りさせていただきます。「現地でプレミアリーグの試合を観戦したい!」「エミレーツでアーセナルを応援したい!」「生ヴェンゲルを観たい!(私は、以前に日本にいらした頃、名古屋駅でお見かけしました。めっちゃ背が高いです)」という方は、ぜひご一読ください。では、どうぞ。


今回の渡英は11月の末。この時期のロンドンは、朝起きたときから夕方のような日差し(というかそもそも日差しがない日も多い)でどうにもガッカリさせられるのですが、そのかわりに夜が美しいのです。繁華街に出れば、通りはイルミネーションで彩られ、広場にクリスマスマーケットが出たりして、歩いているだけでも浮き立った気分になります。

 帰国前最後の観戦試合は、そんな季節のナイトゲーム、EFLカップのアーセナル対サウサンプトン。平日夜開催とはいえ、アーセナルサポ御用達パブ“Tollington”(ちなみにポケストップにもなってます)はいつものように試合前から鈴なりの人。スタジアム前の鉄道高架下では、サンタ帽をかぶって募金活動をしている人もいます。飲食などのホスピタリティ付きで観戦できるクラブレベルフロアにはツリーも飾られて、そんな高価な席にご縁のない私も、その温かそうな様子をマッチ売りの少女のように見上げては幸せのおすそ分けをいただくのでした。

ところで、カップ戦の試合というのは平日の夜開催が基本。これはチャンピオンズリーグもFAカップも同じです。そしてこの平日夜開催の試合というのは総じてチケットが取りやすい傾向にあります。数日前のパリ・サンジェルマン戦も、それなりのビッグマッチにもかかわらず、直前になって大量にエクスチェンジ(当日行けないシーズンチケットホルダーがチケットを売り出すシステム)によるチケットが出ていて、願ってもない良席で観戦することができました。

さらにこの日の試合はリーグカップ(今年の名称はEFLカップ)という、チャンピオンズリーグやFAカップと比べると格の落ちるカップ戦。平日夜開催という皆が足を運びにくい条件に加え、出場選手も若手メインになりがちなこともあり、値段もぐっとお手頃です。今回は友人にロウワー(1階席)のチケットを取ってもらいましたが、プレミアリーグのビッグマッチなら60~70ポンドする席が10ポンドと聞いて驚きました。普段はあまり人のいない“COLLECTIONS OFFICE”(チケット引取りカウンター)にも長い列ができているところを見ると、「紙チケットで発券する=メンバーカードを持っていない」人も多いのでしょうか?この日も完売ではありましたが、普段はメンバーで売り切れてしまうのが当たり前のアーセナルで、そういう人にまでチケットが回るとするとかなり余裕があるということになります。

とはいえ、対戦相手はプレミアリーグ勢のサウサンプトン。スターティングメンバーも、フォンテが吉田麻也選手になっている以外は結構真剣に揃えてきて、値段も安くて手に入りやすい割には好カードとなりました。しかしアーセナル側は、エジルもサンチェスもウォルコットもいない、完全なカップ戦仕様。「EFLカップは若手育成の場」ときっちり線引きしているところにはファンとして好感が持てるものの、勝ちきれるのかという意味では緊張感も高く……悪い予感が当たってしまったのは、みなさんすでにご存じのとおりです。

この日は、例のシャペコエンセの墜落事故(11月28日)後、初めての公式戦でもありました。フットボール好きとして、またひとつのクラブのファンとして、私も心を痛めていたひとりです。それが最も胸に響いたのがこの日の試合の冒頭、入場してくるスターティングメンバーのうち、ガブリエウがひとりメッセージバナーを持って現れたときでした。後で彼自身が語った言葉によれば、若い頃に所属したヴィトーリアでカイオ・ジュニオール監督に指導を受けていて、今回亡くなった選手の中には友人もいたとのこと。そこまでの事実を知らなくても、この日、バナーを手に決然とした表情で現れたブラジル人、ガブリエウの姿には、彼を愛するすべてのサポーターが心を打たれたことでしょう。他の国、他のチームであっても、必ずどこかで愛するチーム、選手とつながっていて、決して他人事ではないのを身をもって感じました。

そんな我らがガブちゃんですが、この日のポジションは直前のボーンマス戦とは違って本職のCB。よく集中していたとは思いますが、やはり、ドンと構えてフォローしてくれるコシールニーやモンレアル抜きでは厳しかったか。この日の最終ラインに入ったホールディングは、ファンの間では「チェンバースよりは」と評価する人も多い期待の若手ですが、もうひとりの先発、ジェンキンソンはそろそろ若手とも言い難い年齢にさしかかっているところ。本人が熱狂的なグーナーであることからファンにも非常に人気があるのですが、ここらで本当に頑張ってもらいたいところです。さらには「前半枠内シュートゼロ」という攻撃の弱さも最近のアーセナルあるある。一方のセインツは、吉田麻也選手が大張り切りだったこともあり、「本気度が違ったな」という印象でした。

そんな中、試合が終わるまで一人気を吐いていたのが、後半途中で入ったチェンバレンです。私の目の前のコーナーで彼がCKを蹴っていたのですが、終盤、CKになるたびに猛ダッシュで駆けつけ、果敢に走り続けていました。フレッシュな自分が何とかするんだという強い意識とともに、前半で2点差をつけられ「まあこんなもんかな」というムードに陥っている(ように見えた)チームへのいら立ちを感じさせた彼。フルタイムの笛が鳴ると、つけていた手袋を外して地面に叩きつけるように投げ捨てた姿には、気迫と頼もしさを感じました。テレビで見ていると、ときにボールを追う真剣さが足りないともいわれがちなチェンバレンですが、きっと大丈夫。これからまた、素晴らしいプレイをたくさん見せてくれることでしょう。

最後に、この日のエミレーツスタジアムでのお買い物ネタを二つ。実は今回、友人から「最近スタジアムのパイが美味しくなっている」という話を聞き、ぜひとも売店のパイを買おうと狙っていたのです。試合前に買いそびれてしまったので、ハーフタイム、前半終了の笛を待たず、早めに売店の列に並んだのですが、混んでいたとはいえ、カウンターにたどり着いたのは後半も15分を過ぎた頃。しかも「ホットフードは売り切れた」というではありませんか!隣にいたお姉さんは「私はハーフタイム前から30分も並んでいた。なぜこうなる?」と猛抗議していましたが、気持ちわかる……せめて売り切れた時点で表示くらいはできないものでしょうか。というわけでみなさんには、エミレーツで温かい食べ物を買う場合は、ハーフタイムではなく試合前に買うことを強くお勧めいたします。

もう一つのお買い物ネタは試合後のオフィシャルショップのこと。スタジアム正面(駅でいうとホロウェイロード側)のオフィシャルショップ“The Armoury”は、通常18時までの営業ですがマッチデーはその限りではありません。正確な閉店時間は確認していませんが、おそらくは試合後、それほど急がずに出てきても問題なく買い物ができる模様。試合に負け、パイも買えず、しょんぼり出てきた私ですが、クリスマスムードあふれる“The Armoury”の店内で(ガナザウルスの生首ディスプレイはちょっと怖いけど)、スタッフのお兄さんお姉さんに優しくしてもらいながら、事前に目をつけておいたマグカップを手に入れて、ちょっとだけ明るい気持ちで帰途についたのでした。


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プレミアリーグ2016-17現地観戦記~(1)レアキャラ・ドビュッシーとアフォベとお説教おじさんと。

筋金入りのグーナーである本ブログの特派員が、11月末に現地でアーセナルの試合を観戦してきました。エミレーツの午後の雰囲気をお伝えするプレミアリーグ現地レポートを書いてもらいましたので、さっそくお楽しみください。

今回の渡英ではチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦、プレミアリーグのボーンマス戦、U23のレスター戦、EFLカップのサウサンプトン戦(すべてホーム)と、8泊10日に目いっぱいの観戦予定を詰め込んできた特派員。乗り継ぎの飛行機が遅れて40分遅刻したパリ・サンジェルマン戦は割愛し、試合結果もいい感じだったプレミアリーグ13節、ボーンマス戦の現地の雰囲気をお伝えします。

4つある試合のうち、プレミアリーグのボーンマス戦は唯一の日中開催。やはり日中の試合は1日まるごと「マッチデー」の雰囲気があり、何度行っても楽しいものです。露店の非公式グッズをお土産に頼まれていたこともあり、ちょっと早めに出かけて「新作」がないか物色。あら?“Jack Daniel's”のラベルを“Jack Wilshere”に書き換えたTシャツがありますよ。同じ並びには“GUINNES”のラベルが“GOONERS”になったのも。今回見つけた中で一番ハイセンスなのはこの2点で決まりでしょう!

さて、買い物を終え、スタジアムにも早めに入場。コンコースにあるTVモニターでは、ちょうど同じタイミングで開催中のF1最終戦、アブダビGPの決勝レースが放映されています。一応は優勝の可能性を残した英国人ドライバー、ルイス・ハミルトンの様子はみなさんそれなりに気になるようで……私もF1は好きなんですけど、せっかく早めに来たからにはウォームアップの様子を見なくてはとスタンドに急ぎました。

 席はブロックで区切られていて、今までは何となく、入れるのは自分の席のあるブロックだけだと思っていたのですが、試合前だからなのかどうなのか、エミレーツでは持っているチケットによらずいろいろなブロックに入れるようです(「クラブレベル」という値段の高い席は別)。というわけで、ウォームアップ中の選手を一番近くで観られる場所に陣取ってメンバーチェック。すると、アップ中の選手の中に見慣れないブラウンヘアのイケメンが。最初は「ラムジー、髪の色戻した?」と思ったものの、どうもラムジーではないようで、コーチングスタッフかしらね?などと考えていたら、こちら側に近づいてきた彼のパンツには「2」の文字が……ドビュッシー?ドビュッシーがいるよ!!!と、同行の友人ともとも俄然テンションアップです。この試合の直前のU23の試合に出場し、スパーズ相手にキッチリ得点していたと聞いたのは後になってからのこと。長く不在だった選手を自分の目で発見するのは嬉しいものなんです。

ちなみにボーンマスには現在、ジャック・ウィルシャーがローンで在籍中ですが、ローン選手によくある決めごとで、ローン元のアーセナル戦への出場はありません。しかし、アーセナルのユースから移籍したベニク・アフォベはベンチ入り。試合前の場内メンバー発表では、名前の前に“Welcome back!”とコールされ、客席からも拍手が起こっていました。試合が始まり、彼がアップを始めた際にも、客席から「ベニーク!」と声をかける人がいて、本人も手を振って応えるなど温かい雰囲気。そうそう、アーセナルサポは出て行った選手全員に厳しいわけじゃないんです。残念ながらトップチームに残れなかったけれど、ユースで見守ってきた選手が他のチームで頑張る姿を応援してあげたいのは、きっとどのチームのサポにも共通した気持ちでしょう。

さて試合が始まって、問題のドビュッシーもスタメン出場。序盤戦からよく上がり、よく戻りといい動きで、「ああベジェリンもいいけどドビュッシーは安心感があるなあ」とほれぼれしていたのですが、なんと15分ばかりでピッチに座り込んでしまいました。やたら彼に注目していたせいで真っ先にその様子を発見してしまいショックもひとしお。せっかく出場できたのに、本人もつらいことでしょう。つらいといえばサポも同じで、ジェンキンソンもベンチ入りしていない中、ガブリエウがコールされたときにはスタンドの動揺はちょっと笑っちゃうくらい。「あ、ガ、ガブちゃん右SBできるのね」と不安な気持ちがついつい出てしまったのは本人には申し訳なかったですが、その後ベジェリンが復帰するまで右SBで頑張ってくれたことには感謝、感謝です。

今回、前半はロウワー席(1階)で観たのですが、後半は友人と席をチェンジして、ホーム側ゴール裏、「ノースバンク」のアッパー席(3階くらいの位置)へ。今までもアッパーで観戦したことはあったのですが、今回、改めてアッパー席のおもしろさを感じました。選手の躍動感を間近で感じられるロウワー席は臨場感は抜群ですが、やはりフォーメーションがよくわかるのはアッパー席。現地ではこちらの方が値段が高いのもうなずけます。これまで、ボーンマスの監督エディ・ハウが、ヴェンゲルの後任としてよく名前を挙げられることに全く納得できていなかったのですが、この日のボーンマスの細かくパスをつなぐサッカーはなかなか魅力的。その様子も、アッパー席からはよく把握することができました。

さらに何ともいえず素敵だったのが隣の初老のご夫婦。奥様のほうは、私が奥の席に入るときに“Hello”と陽気に声をかけてくれ、旦那様のほうは試合の間中何かしらピッチに向かって毒づいている様子がなんともラブリーでした。傑作だったのは、後半15分ごろ、サンチェスとウォルコットが2人でカウンターを仕掛けたときのこと。「ああ人数が足りてないなあ」なんて思いながら見ていたら、プレーが止まった瞬間その旦那様がピッチを指さしながら数え上げるように、“1-2-3-4-5-6, Not running!!!”と怒鳴り声でお説教。意訳すると、「オマエもオマエもオマエもオマエもオマエもオマエも走らんかい!!!」といったところでしょうか?周りのみんなも同じことを考えていたようで思わず失笑です。ご夫婦はシーズンチケットホルダーのようですが、今回の席の魅力は間違いなくこのおふたりによるところも大きかったという印象。こういう常連さんがいつも同じ場所にいて、客席の雰囲気を作っているのも、プレミアリーグの魅力の一つだと再認識しました。

そんなこんなもありながら、結果は3-1と快勝で客席の雰囲気も最高。意気揚々と引き上る観客に向かって、「ハイベリー・イズリントン駅は閉鎖されました」というアナウンスが響き、「またかよー」とばかり軽くブーイングが起こったのももはやラブリーな、素敵な1日となったのでした。


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2014-15シーズン現地観戦記~(6)まさかの主審交代⁉ピッチサイドでレフェリーがアップ開始!

「2014-15シーズン現地観戦記~(6)なかなか取れない!ロンドンダービーのチケットを入手する方法」より続きます。

さて迎えた試合当日。それまで1週間ほど、下手をすると東京より暖かいような陽気が続いていたロンドンですが、この日は現実に引き戻されるような寒い日で、筆者もスノーブーツの重装備で繰り出します。スタジアム北側に出ている露店では、写真のようなパロディTシャツを販売中。白いシャツはノースロンドンではおなじみの、大砲が鶏(大砲はアーセナル、鶏はトッテナムのアイコン)を打ちぬいている図柄。一番左はモウリーニョの顔に“Expert in success”のsuccessを消してfailureの文字をかぶせたものですが、これはモウリーニョがベンゲルのことを「失敗の達人」と呼んだ割に自分もけっこう失敗していると茶化したものでしょう。もしかしたら直前のチャンピオンズリーグでチェルシーがパリサンジェルマンに負けたことを指しているのかも?いやいやそこまで対応が早くはないかとも思うものの、こちらの「職人」の仕事の早さは侮れないので、本当にそうかもしれません。こういうものが売られているのが、非公式な露店を覗く楽しみです。


今回はちょっとスタジアム裏手のArsenal駅の方に足を延ばし、駅からスタジアムの道中を写真に収めてみました。前回のレポートでもお伝えしたように、試合開始1時間前には1つ手前のHolloway road駅が閉鎖されてしまうため、スタジアムへのアクセスはArsenal駅がメインになります。アーセナルの本拠地がエミレーツスタジアムに移転する前、ハイベリースタジアム時代には、Arsenal駅を出てすぐにスタジアムの入り口があったため、今でもこちらの駅が「正門」という気持ちのファンも多いもの。狭い道に露店も人も密集している様は、これはこれで雰囲気抜群です。ちなみにこちら側にもやや小さいオフィシャルショップがあり、マッチデー以外では、正面のショップが閉まっていてもこらちは開いているという場合もあります。

筆者の席はメインスタンドゴール寄り。試合前練習の終わりごろに席に着くと、ピッチを一周して愛想を振りまいていたガナザウルス君がちょうどそこまで来ていました。鳥とか動物系が多いプレミアリーグのマスコットの中で、恐竜ってイカしてます。もっさりした感じでかわいいんですよ!(笑)

ちなみに異色マスコットといえば先日レポートしたマンチェスター・シティの宇宙人ですが、次に行く予定のスウォンジーのマスコットもいろいろ恐ろしく……うまく写真に撮れることを期待していてください。

試合のほうは、前半は例によって歯がゆい展開で、そんなに怖いシーンもないものの、そんなに惜しいシーンもないといった具合。そんな中、ウェルベックがアップを始めると、スタジアムでは待っていたようにウェルベックチャントが始まります。やはり3月9日のFAカップ、マンチェスター・ユナイテッド戦での決勝ゴールが心をつかんだんですね。分かる!私も歌いたくなったもん!

古巣との対戦でスタメンというプレッシャーの中きっちり得点して勝たせてくれたのもさることながら、何というか、いろいろ愛着も深かったはずの古巣(ウェルベックはユナイテッドのユース以来の生え抜き)に決別を宣言したかのような悲壮感に胸を打たれ、そうやって本当の意味でアーセナルの一員になってくれた彼に思いきり愛情を注ぎたい気持ちはみんな同じというか……とにかくここでも、“ドゥドゥドゥル♪ダニ・ウェールベク!”の大合唱だったのでした。

しかしチャンスの少ない前半、それ以外は客席も何だかヒマだったのか、こういうときに飛び出すのが試合にあんまり関係ないチャント。今回は“Stand up! If you hate tottenham♪”が始まってしまいました。基本的にプレミアリーグの客席では、「座ってるなんてけしからん、ファンなら立って応援しろ!」みたいな強制ムードは一切ありません(例外として、アウェイの試合などみんなが立ちっぱなしでテンション高く応援している試合は立たざるを得ない。でないと見えないから!)。しかし、ペットショップボーイズの“GO WEST”のメロディーで「トッテナムがキライなヤツは立ち上がれ」と歌うこのチャントが始まると、座って観ているメインスタンドの客も立ち上がらないわけにいきません。そんなこんなで立ったり座ったりしながら、来るべきゴールシーンを待つわけですね。

そうこうするうちに最近先発機会の少ないウォルコットがせっかく先発したのにまんまとシュートをはずし、スタジアム全体が「あーあーあー」と微妙なため息(意訳:まあウォルコットはねー、あるよねー)に包まれて……そんな前半終了直前、俺たちのジルーさんがビシッとゴール!「これが!フォワードの!!仕事やで!!!」と誰かさんにお手本を示すようなファインゴールでした。さらに後半には、筆者の目の前のサイドでラムジー、フラミニとゴールが決まり、結果は大満足の3-0。途中エジルが、自分で打てばいいのになぜか謎のふわっとクロスを上げ、スタジアム中が「なん!でや!ねん!」なムードに包まれたのもまあご愛嬌というものです。

そんな快勝試合だったのでいろんな小ネタに目を向ける余裕も出てくるわけですが、この試合一番の珍事といえば主審の交代。後半開始直後、再度アップに入ったウェルベック、カソルラ、フラミニと一緒に現れたのは……えっ誰コレ審判?一瞬目を疑いましたが、ラインズマンが交代でもするのかしら?と思っていたら、なんと数分後、主審のクリス・フォイさんと交代したではありませんか。スタジアムではちゃんと交代がコールされ(こんなん聞いたことない!笑)、すかさず審判を揶揄するチャントが歌われていました。

 もう一つの小ネタはアレックス・ソングの話。実は試合前、アーセナル観戦初心者の友人に見どころを聞かれ、「今日はウエストハムの30番、アレックス・ソングに注目ね。あまりよくない形でアーセナルを出て行った人だから、きっとブーイングされるはず!」なあんて調子に乗って喋っていたのに、コール時もプレー中も全くそんな気配がなくて肩すかし。かといって温かい拍手で迎えるということもなく完全無視ムード。試合後も元チームメイトと挨拶するも、皆何だかあっさりした対応。こうなっちゃうとブーイング以上に寂しいよなあとちょっと心配になってしまうほど。いったいどういうわけだったのかしら?と今も何だか疑問です。

と、何はともあれ筆者渡英以来、行けなかったプレミアリーグのQPR戦も含めてアーセナル公式戦4連勝です!こりゃ永住しないといけないなー(笑)。追い込まれ気味のチャンピオンズリーグ2ndレグのモナコ戦(アウェイ)もこれ、イケちゃうんじゃないの?と大変気をよくしているのですが、さあどうなりますでしょうか。


…いや、5連勝はしたのですが、チャンピオンズリーグ勝ち抜けはならず何とも残念です。特派員はこの後、スウォンジーのリバティ・スタジアム、そして熱さ爆発セント・ジェームズ・パークとまわって帰国します。短期集中不定期連載の現地観戦記、次回も乞うご期待!



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2014-15シーズン現地観戦記~(6)なかなか取れない!ロンドンダービーのチケットを入手する方法

今回の「偏愛的プレミアリーグ見聞録」は、本ブログ特派員による現地観戦レポートの第6弾。先週土曜日に開催されたロンドンダービー、プレミアリーグ29節のアーセナルVSウェストハムをお届けします。グーナーである特派員がイギリス入りしてからというもの、アーセナルは連勝街道まっしぐら。ご本人は「永住しなきゃいけないのではないか」と、人生の重大な選択を勝手に迫られています。2回にわたって紹介するエミレーツスタジアムレポート。前篇は「アーセナル戦のチケット獲得方法、教えます」の巻。では、どうぞ!


3月14日土曜日は再びエミレーツスタジアムへ。この日の対戦相手はウエストハム・ユナイテッド。2週間前に訪れた東ロンドンのアップトンパークを本拠地とするロンドンのチーム、ということは、同じロンドン市内のライバルとのダービーマッチです。ちなみにダービーとはこのように、同一市内(くらいの単位が基本)のクラブ同士の試合のことを指しますが、ご近所であるがゆえにライバル意識も強く、ファンの気合もひとしお。ロンドンには現在プレミアリーグのクラブが6つもあるので、ロンドンにはしょっちゅうダービーがある格好になります。

アーセナルにとって最大のライバル(というか目の敵)は距離的に最も近いホワイト・ハート・レーンを本拠地とするトッテナムですが、ウエストハムだって立派なお隣さん。こういう試合では、チケットも争奪戦になりがちです。(写真は当日のスタジアム。メルテザッカーとコシェルニの両CBの名前を混ぜたシャツを着た方にご注目)

今回筆者が訪れたアーセナル以外の試合(主催はそれぞれウエストハム、アストン・ヴィラ、マンチェスター・シティ、スウォンジー)では、すべてクラブ公式のチケット販売サイトからチケットを購入しています。その基本的な方法は、オンラインで無料のアカウントを作り、クレジットカードで購入するというもの(具体的な流れはまた改めてご紹介したいと思います)。しかし実は無料アカウントで買える(一般にgeneral saleと呼ばれる)タイミング以前に、有料のファンクラブ会員向けの先行発売があり、人気クラブや人気カードではその段階で売り切れてしまうことが多いのです。

アーセナルは、ほぼ100%の試合がファンクラブ向けで売り切れる代表的なクラブの一つ。genaral saleまで回るのは、キャピタルワンカップなどごく限られた試合のみと言ってよいでしょう。アーセナルのリーグ戦のチケットを入手するには、まず“red member”という有料会員になる必要があると思ってください。価格は現在£34、グッズ付きの場合は£39。年度ごとに更新が必要です。

しかしアーセナルの場合、red memberになっていても万全とは言えません。まず約6万の客席のうち、シーズンチケットホルダーが4万5000席を押さえているという話。さらにred memberの上にさらにsilver memberという上級会員制度があり、red member向けより早くにチケットが発売されます。

というわけでred member向け発売の日には、すでに取れる席が限られていることもザラ。それでも1枚なら取れることが多いですが、カードによっては連番での確保は難しく、どうしても取りたい場合にはとにかく発売時間に合わせてスタンバイするのが最善手です(それでもダメなときもある)。ちなみに2枚取るにはメンバーシップも2つ必要です。

※もう少し確度の高い方法として、Arsenal JAPANという日本の公式ファンクラブに入る方法もあります。ここを経由してチケット手配をすると、サポーターズクラブ向けの席が購入できるので連番もほぼ確実。手配の難しいアウェイのチケットもかなり取りやすくなります。それでも人気のカードは手配自体ができない場合も。また、席種が選べない(サポータークラブ向け席は基本アッパー。ピッチに近いロウワーは取れません)などの条件もあるので、詳細はArsenal JAPANのサイトで確認してみてください。

3月14日のウエストハム戦も、ダービーということで人気のカード。友人夫婦がred memberで連番チケットを狙っていましたが全くダメで、「少し離れた席」ならあったものの、ちょっと考えている間に即売り切れ。しかし実はチケットが売り切れると、その試合に行けないシーズンチケットホルダーが自分の席を売り出すticket exchangeというスキームが有効になり、ぽつぽつと買える席が出るようになります。売り切れ後も折に触れてチケットサイトをチェックしていると、たまにとてもいい席が買えることも!この試合も、1週間前、連番ではないもののかなり近い2席が売りに出ていて(これは滅多にない幸運)、友人夫婦も無事観戦することができました。

というわけで、次回はいよいよ当日のスタジアムレポート。「2014-15シーズン現地観戦記~(6)何と主審交代!ピッチサイドでアップ!?」は明朝、お届けします。


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自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

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