おつかれさまポドルスキ!得意の強烈ミドルが突き刺さり、ドイツがイングランドに1-0勝利!

2017年3月22日、ドルトムントの本拠地シグナル・イドゥナ・パークで開催された国際フレンドリーマッチ、ドイツVSイングランド。しばらく前までは、プレミアリーグで活躍する選手たちがどんなプレイを見せてくれるかという漠然とした興味しかなかったのですが、キックオフが近づくにつれ、「何が観たいのか」が明確になってきました。ルカス・ポドルスキの代表引退試合、しかも初めてのキャプテン!イングランド代表が3バック!これは見逃せません。ポドルスキといえば、思い出すのは2013年7月のアーセナルのアジアツアー。浦和レッズとのゲームを控えた彼らを見てみようと、公開練習とファンミーティングに潜入したのですが(当時のレポートはこちらです)、コシールニーやファビアンスキがファンの質問に答えるトークショーの最後に、ちょんまげのヅラをかぶって登場したポドルスキの姿が忘れられません。明るくて率直なドイツ人は、最後の舞台を控えて、少し感傷的になっていたようです。

「(ドイツ代表として)13年以上もの長い間、僕は素晴らしい時を過ごせた。今は不思議な感覚だ。さようならをいう機会を作ってくれたことに感謝している」「2006年に母国で開催されたワールドカップは貴重な体験だった。選んでできることじゃないからね」「最後のゲームにキャプテンとして出場できるなんて最高だね。感謝しかないよ」

メモリアルな試合という雰囲気を漂わせていたドイツに対して、イングランドのほうは新しいフォーメーションと選手を試す場として、この一戦を捉えていました。マイケル・キーン、ケーヒル、スモーリングの3枚を最終ラインに据えたサウスゲート監督のフォーメーションは、チェルシーの3-4-3というよりトッテナムの3-4-2-1に近い形です。WBにカイル・ウォーカーとバートランド。セントラルには4年7ヵ月ぶりに代表に復帰したリヴァモアと、このシステムには慣れているエリック・ダイアー。プレミアリーグで好調のララナと今や中心選手のデル・アリが2列めに並び、最前線にはジェイミー・ヴァーディです。

ポドルスキ、トニ・クロース、ヴェルナー、ブラント、サネがスタメンに並び、シュールレ、エムレ・ジャン、ムスタフィとプレミアリーグファンにはなじみ深い名前がベンチに控えるドイツに対して、イングランドは6分に決定機をつかみます。デル・アリの素晴らしい縦パスで抜け出したジェイミー・ヴァーディが、GKシュテーゲンをかわそうとして転倒しますがノーホイッスル。直後のCKを叩いたマイケル・キーンのハーフボレーは、惜しくもバーの上を越えていきます。イングランドは、リヴァプールとトッテナムを足して2で割ったようなシンプルなサッカーを展開。ただ縦にいくだけでなく、ボックス脇に入った選手に巧みなパスを通すなど引き出しが多いカイル・ウォーカーは、SBでもWBでもプレミアリーグNo.1ではないでしょうか。31分のララナの突破は、ドルトムントの地にクロップスタイルを逆輸出したかのような見事なカウンター。タッチの長さもコースも間違えずにシュテーゲンとの1対1に持ち込んだララナは、満を持して左足のシュートをクロスに放ちますが、ポストに弾かれてしまい先制点はお預けです。

36分にサネのパスを受けたポドルスキは、強烈なミドルをバーの上に浮かします。ヴェルナーの突進をとっさのフェイントでかわし、左サイドに悠々とつないだジョー・ハートの足技を、ペップは評価するでしょうか。40分、エリック・ダイアーのFKはうまく落ちず、シュテーゲンは余裕をもって見送ります。直後、イングランドに3度めのチャンス。左サイドでプレスをかけてボールを引っかけたララナは、さすがクロップサッカーの申し子。ヴァーディが右でフリーだったデル・アリに冷静につなぐと、前にGKしかいなかったデル・アリは、プレミアリーグ14ゴールのアタッカーらしからぬ正直すぎるシュートをシュテーゲンにぶつけてしまいます。

0-0で折り返した後半、最初のチャンスは47分のドイツのCK。ジョー・ハートとマイケル・キーンが重なってしまい、パンチが弱くなったところをブラントが左足ボレーで狙いますが、ボールは左のポストの脇を抜けていきます。53分、イングランドのカウンターは、今度はレスターの香り。自陣で奪ったリヴァモアが右に流れたヴァーディに長いボールを通すと、クロスにファーから突っ込んだデル・アリは、左足のシュートが当たり損ねとなってしまいます。53分にラインの裏に飛び出したポドルスキは、浮き球をうまくミートできず。55分に右サイドからデル・アリが仕掛けた速攻は、中央でパスを受けたエリック・ダイアーが右にまわって速いクロスを入れるも、シュテーゲンに弾かれて味方に通りません。

58分のCKは、ケーヒルがヘッドでコースを変えると、左にいたデル・アリのダイレクトショットはヘクターがブロック。この後、本日の主役が見事な先制点をゲットします。トニ・クロースが途中出場のシュールレをポストに使うと、落としをもらったポドルスキが左足一閃、ジョー・ハートは触れず!これだけ鮮やかなミドルシュートを毎週見せられれば、ヴィッセル神戸のサポーターは大喜びでしょう。73分にマイケル・キーンのクリアを体に当ててそのまま持ち込んだサネの左足シュートは、ジョー・ハートがファインセーブ。ポドルスキは85分にルディに後を譲り、長かったドイツ代表生活にピリオドを打ちました。2点めを狙って最後まで攻めたドイツはシュートコースに入られて枠に飛ばせず、そのままタイムアップ。「概ね明るく少しだけ感傷的なポドルスキ劇場」という舞台装置に遠慮したかのようにイングランドは決められず、1-0で世界王者に敗れました。

3バックの間に入られるととたんにマークが緩くなるなど、連携は今ひとつだったイングランドですが、フィニッシュまでのボールの運び方はよかったと思います。ああ、それにしてもポドルスキ。「素晴らしい映画のようだった」と振り返った決勝ゴールと、ピッチを去る際のサポーターの大歓声に心が震えました。おつかれさまでした。その類まれなシュート力で、これからは日本のサッカーファンを魅了してください。あの余興から3年8ヵ月、プレミアリーグを去ってトルコに渡ったアタッカーが、31歳になっても昔と変わらず情熱的に戦っているのを見て、安堵のような余韻を感じた一戦でした。次につながるサッカーを見せてくれたイングランド代表については、3月26日にウェンブリーで行われるリトアニア戦で、前のめりに堪能させていただこうと思っております。今日は、ただただポルディで。


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プレミアリーグ2016-17も残り10試合…「スカイスポーツ」がTOP7の対戦相手をチェック!

プレミアリーグ優勝は、2位トッテナムに勝ち点10差をつけたチェルシーで決まりのようですが、スパーズの下を見渡すと、勝ち点9の間に6クラブがひしめく大混戦。イギリスメディア「スカイスポーツ」は、「Who will finish in top four in Premier League? Who has the best run-in?(どのチームがプレミアリーグをTOP4で終えるのか?最高の追い込みを見せるのは?)」と題し、エヴァートンまで含めたTOP7について残り試合の相手関係をチェックしています。

記事同様、首位のチェルシーから見ていきましょう。コンテ監督のチームが残している上位対決は、マンチェスター勢とエヴァートン。マンチェスター・ユナイテッドにはスタンフォード・ブリッジのプレミアリーグとFAカップで今季2連勝。エヴァートンも苦にしないチェルシーが、ここから大崩れするとは考えられません。やっかいなのは、負けなくなったマンチェスター・シティと、アウェイのWBA戦でしょう。「スカイスポーツ」は、次のクリスタル・パレス戦でふくらはぎを痛めているエデン・アザールを欠くことを懸念材料として挙げていましたが、ウィリアンとペドロが好調なチームが下位に取りこぼすことはないと思われます。興味は「チェルシーが優勝するか」ではなく、「チェルシーが4位争いにどんな影響を及ぼすか」ではないでしょうか。

■チェルシーの対戦相手(青字は対TOP7)
クリスタル・パレス(H)、マンチェスター・シティ(H)、ボーンマス(A)、マンチェスター・ユナイテッド(A)、サウサンプトン(H)、エヴァートン(A)、ミドルズブラ(H)、WBA(A)、サンダーランド(H)、ワトフォード(H・日程未定)


2位のトッテナムは、プレミアリーグ創設以来初めて仇敵アーセナルの上で追われるかもしれません。ホワイト・ハート・レーンのノースロンドンダービーは必勝。もうひとつ残している上位対決のマンチェスター・ユナイテッド戦も無敗のホームで戦えます。気になるのは、ハリー・ケインの負傷と、元気を取り戻したチームとのアウェイゲームが多いことです。ホームで9勝2分3敗と滅法強いバーンリー、監督交代後に巻き返しモードに入ったスワンズ、クリスタル・パレス、レスターは、いずれも気が抜けません。昨季のような最後の停滞がなければ、ポチェッティーノ監督のチームは2年連続でチャンピオンズリーグ本大会にストレートインです。

■トッテナムの対戦相手
バーンリー(A)、スウォンジー(A)、ワトフォード(H)、ボーンマス(H)、クリスタル・パレス(A)、アーセナル(H)、ウェストハム(A)、マンチェスター・ユナイテッド(H)、ハル・シティ(A)、レスター(A・日程未定)


現在3位のマンチェスター・シティは、次戦からアーセナル、チェルシーと続く「ロンドン詣で」が最大の関門。連勝なら3位以内キープに大きく近づく一方で、アーセナル戦に敗れるだけで6位までのクラブがすぐ後ろに迫ってきます。プレミアリーグ7試合連続無敗を続けているペップのチームの懸念は、TOP7の直接対決で負け越していること。既に2戦消化したエヴァートン、トッテナム、リヴァプールから勝利を挙げられず、2勝3分4敗。厳しいプレスを仕掛けてできるだけ前でボールを奪い、少ない手数でゴールを陥れようとする速攻型のチームに苦戦しています。ペップにとって、チェルシーは最もやりにくいチームなのではないでしょうか。マンチェスターダービーを含む3つの上位対決で勝ち越すことが、チャンピオンズリーグの出場権を得るための至上命題です。

■マンチェスター・シティの対戦相手
アーセナル(A)、チェルシー(A)、ハル・シティ(H)、サウサンプトン(A)、マンチェスター・ユナイテッド(H)、ミドルズブラ(A)、クリスタル・パレス(H)、レスター(H)、ワトフォード(A)、WBA(H・日程未定)


暫定で4位ながら、ライバルより1~2試合多く消化しているリヴァプールは、取りこぼしという悪癖を抑えられなければヨーロッパリーグにまわることになります。TOP7との対戦では6勝5分と無敗で勝ち点23を挙げているのに対して、下から6チームとなると10試合で勝ち点19。次戦のマージ―サイドダービーで上位対決を終えてしまうのは、彼らにとっていいことではないのかもしれません。いちばんのウイークポイントは、攻撃陣の層の薄さ。ダニー・イングスとスタリッジを欠くクロップ監督は、リードされたときに使えるカードがオリギしかなく、負傷者が出れば一気に苦しくなります。後半戦に入って3勝4分3敗と停滞気味のチームは、プレミアリーグ11戦無敗を記録した秋の勢いを取り戻すことができるでしょうか。追ってくるマンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、エヴァートンがそれぞれとの直接対決を残しているのは希望ではあるのですが…。

■リヴァプールの対戦相手
エヴァートン(H)、ボーンマス(H)、WBA(A)、クリスタル・パレス(H)、ワトフォード(A)、サウサンプトン(H)、ウェストハム(A)、ミドルズブラ(H)


アーセナルをかわして5位に浮上したマンチェスター・ユナイテッドは、今後の対戦相手が最も厳しいチームです。マンチェスター・シティ、アーセナル、トッテナムとのアウェイ3戦を含む5つのシックスポインターをうまくさばけるかどうかで、2位に食い込むか7位まで落ちるかが決まります。ヨーロッパリーグを戦いながらの終盤戦となることと、ここにきての負傷者続出が2大ネック。「スカイスポーツ」は、内弁慶バーンリーと敵地ターフ・ムーアで戦わなくてはならないことも、このチームのリスクとして指摘しています。

■マンチェスター・ユナイテッドの対戦相手
WBA(H)、エヴァートン(H)、サンダーランド(A)、チェルシー(H)、バーンリー(A)、マンチェスター・シティ(A)、スウォンジー(H)、アーセナル(A)、トッテナム(A)、クリスタル・パレス(H)、サウサンプトン(A・日程未定)


この時期、アーセナルが6位に沈んでいることだけでも、既に事件です。「アーセナルが1995‐96シーズン以来初めてTOP4を逃す年になるだろうか?」と、現地メディアが落ちる可能性のほうを強調している通り、現在のこのチームに明るい材料が少ないのも事実。マンチェスター勢とトッテナムに負けようものなら、5位に残るのも厳しくなるでしょう。チェフが戦線離脱することが決まった今、メスト・エジルの復調とジルーやウェルベックの固め獲りに期待したいところ。来季監督問題の鎮静化も、チームが試合に集中するための良薬になるかもしれません。

■アーセナルの対戦相手
マンチェスター・シティ(H)、ウェストハム(H)、クリスタル・パレス(A)、ミドルズブラ(A)、レスター(H)、トッテナム(A)、マンチェスター・ユナイテッド(H)、ストーク(A)、エヴァートン(H)、サンダーランド(H・日程未定)、サウサンプトン(A・日程未定)


2試合少ないアーセナルと勝ち点で並んでいる7位エヴァートンは、既に29試合を消化しており、2004-05シーズン以来12年ぶりのTOP4は難しい状況。彼らの現実的な目標は、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルを直接つぶしての5位フィニッシュでしょう。マンチェスター・ユナイテッドがEFLカップで優勝し、FAカップの4強がTOP6のみとなったため、7位をキープできればヨーロッパリーグ出場権に手が届きます。2年連続で順位テーブルの真ん中より下に低迷したチームを預かったクーマン監督にとっては、悪くない初年度となりそうです。

■エヴァートンの対戦相手
リヴァプール(A)、マンチェスター・ユナイテッド(A)、レスター(H)、バーンリー(H)、ウェストハム(A)、チェルシー(H)、スウォンジー(A)、ワトフォード(H)、アーセナル(A)


チェルシーの優勝は確実、トッテナムのTOP4フィニッシュは有望、マンチェスター・シティはロンドン2連戦次第、上位と5試合を残しているマンチェスター・ユナイテッドは苦しげ、取りこぼしが多いリヴァプールと不振のアーセナルは自らとの戦い…といった見通しです。4つの椅子を巡る争いは、例年以上に多くのクラブに可能性が残っており、最後まで盛り上がりそうです。4位以内を予想しろといわれれば、チェルシー、マンチェスター・シティ、この後が難しいんですよね…。


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かなりビミョーなイングランド代表メンバー…将来が楽しみな「U-25」でチームを創ってみました!

3月22日にドイツ代表とフレンドリーマッチ。26日にはワールドカップロシア大会の欧州予選で対リトアニア。ドイツとの一戦は、暫定監督から11月に正式にイングランド代表監督となったガレス・サウスゲートさんにとって、初めての代表戦となります。しかし…。守護神ジョー・ハートを除いて全員プレミアリーグ勢となった今回のメンバーは、ひいき目に見ても世界王者に勝てる顔ぶれではありません。

プレミアリーグ得点王を争うハリー・ケインと満足に試合に出ていないダニエル・スタリッジ、リヴァプールを支えてきたジョーダン・ヘンダーソンは負傷欠場。不振のウェイン・ルーニーに加えてセオ・ウォルコットも外れ、ふくらはぎを痛めたウェストハムのマイケル・アントニオは直前でリタイアとなりました。従来の主力を欠くなか、代わって選ばれたのは3年4ヵ月ぶりとなるジャーメイン・デフォー、4年7ヵ月ぶりのジェイク・リヴァモアなど本大会では選ばれない可能性が高い選手たちです。サンダーランドで14ゴールを挙げてひとり気を吐くデフォーも、WBAの躍進に貢献するリヴァモアも、クラブレベルで見ればいい選手ですが、国際大会ではどうでしょうか。以下に今回の代表選手を掲載させていただきました。セインツのネイサン・レドモンドとウォード=プラウズ、バーンリーのマイケル・キーンといった初選出組には期待するものの、「将来が楽しみ」と胸が躍るチームではありません。


【2017年3月6日選出 イングランド代表メンバー】
GK/フォースター(サウサンプトン)、ジョー・ハート(トリノ)、ヒートン(バーンリー)
DF/バートランド(サウサンプトン)、ケーヒル(チェルシー)、ナサニエル・クライン(リバプール)、フィル・ジョーンズ(マンチェスター・ユナイテッド)、マイケル・キーン(バーンリー)、ルーク・ショー、スモーリング(マンチェスター・ユナイテッド)、ジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ)、カイル・ウォーカー(トッテナム)
MF/デル・アリ(トッテナム)、ロス・バークリー(エヴァートン)、エリック・ダイアー(トッテナム)、ララナ(リヴァプール)、リンガード(マンチェスター・ユナイテッド)、リヴァモア(WBA)、チェンバレン(アーセナル)、レドモンド(サウサンプトン)、スターリング(マンチェスター・シティ)、ウォード=プラウズ(サウサンプトン)
FW/デフォー(サンダーランド)、ラシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)、ジェイミー・ヴァーディ(レスター)


なるほど。いえ、わかります。プレミアリーグファンとはいえ、他国の代表に対して遠慮なくモノ申すことに対して、いかがなものかという声もあるでしょう。しかし、プレミアリーグ勢が欧州で勝てなくなると、ワールドクラスの選手がスペインやドイツ、あるいは中国に流れ、いずれおもしろくなくなってしまうのではないかという不安を抱く者にとっては、イングランドは強くあってほしいのです。ここからは、半分ささやかな提案、半分は遊びです。「2022年のカタールをターゲットとして、今からイングランド代表を25歳以下で固める」というのはいかがでしょうか。というのも、現在の20代後半の世代は、「暗黒の世代」だからです。

2000年代に入ってから、プレミアリーグに外国人選手が増え続け、イングランド人選手がポジションを奪われるようになりました。ベッカム、ランパード、ジェラードなどスケールの大きい選手がキャリアの下り坂を迎えても、後継者は出てきませんでした。サッカーの母国の弱体化は大きな課題となり、2010-11シーズンよりホームグロウンルールが施行されることになりました。このルールは、イングランド人のみを対象としたわけではなく、「3季あるいは36か月以上、イングランドかウェールズのチームに所属した選手」を8人以上登録しなければならないと定めたものなのですが、これによってトップクラブは育成に投資するようになり、FAも若手選手育成のインフラ整備に注力し始めました。現在、25歳の選手は2010年には18歳で、これからトップクラブで活躍できる選手をめざそうというタイミングです。一方、「ルーニー未満、26歳以上」の選手たちは、プレミアリーグの上位でベンチ生活が長かったか、下位クラブでプレイしていた選手が多く、代表選手でも「小粒」「遅咲き」が多いのです。

であればいっそ、「ホームグロウン以降」、つまりそれまでの世代よりも若いうちからチャンスを与えられた選手たちに経験を積ませて、ひとつ先のワールドカップで大きな花を咲かせることをめざしてみては?というお話です。さっそくチョイスしてみると、なかなかおもしろいチームになりました。基本フォーメーションは、今季プレミアリーグでチェルシー、トッテナムなどが採用し始めた3-4-3です。


【イングランド代表「U-25」メンバー】
■GK
ジャック・バトランド(ストーク)24歳/0試合
ピックフォード(サンダーランド)23歳/19試合
アンガス・ガン(マン・シティ)21歳/0試合
■DF
ジョン・ストーンズ(マン・シティ)22歳/19試合0ゴール
マイケル・キーン(バーンリー)24歳/28試合2ゴール
エリック・ダイアー(トッテナム)23歳/23試合0ゴール
ギブソン(ミドルズブラ)24歳/27試合1ゴール
モーソン(スウォンジー)23歳/18試合4ゴール
■WB・MF
ナサニエル・クライン(リヴァプール)25歳/27試合0ゴール
チェンバレン(アーセナル)23歳/23試合2ゴール
ハリー・ウィンクス(トッテナム)21歳/19試合1ゴール
トム・デイヴィス(エヴァートン)18歳/15試合1ゴール
デル・アリ(トッテナム)20歳/26試合13ゴール
ウォード=プラウズ(サウサンプトン)22歳/20試合2ゴール
ウィルシャー(ボーンマス)25歳/23試合0ゴール
ベイカー(フィテッセ)21歳/25試合9ゴール
ルーク・ショー(マン・ユナイテッド)21歳/8試合0ゴール
■FW
ハリー・ケイン(トッテナム)23歳/22試合19ゴール
スターリング(マン・シティ)22歳/23試合6ゴール
ザハ(クリスタル・パレス)24歳/25試合5ゴール
ラシュフォード(マン・ユナイテッド)21歳/21試合3ゴール
レドモンド(サウサンプトン)23歳/23試合5ゴール
アブラハム(ブリストル)20歳/33試合20ゴール
(数字は所属クラブでの今季成績、青字は先発メンバー)


「プレミアリーグ(あるいは他国トップリーグ)での活躍度重視」「アタッカーは得点力重視」で選んでみました。いやいや、23人に絞るのは結構大変でして、泣く泣く落とした選手だけで、もう1チーム作れます。CBはセインツで年明けから頭角を現したスティーブンスや、エヴァートンのホルゲート。SBにめぼしい選手が少なかったので3バックにしたのですが、レスターのチルヴェルは後ろ髪を引かれたひとりです。アタッカーでは、同じレスターのデマライ・グレイ、エヴァートンのルックマン、ボーンマスのカラム・ウィルソン。チャンピオンシップの選手ではありますが、ダービーで37試合12ゴールのトム・インスも悩みました。

真ん中のポジションでは、いちばん化けそうなのはロフタス=チーク。元スパーズでは、ライアン・メイソンよりはスウォンジーでレギュラーに定着したトム・キャロルのほうがおもしろいと思いつつ、彼らより若いハリー・ウィンクスの大胆なプレイをさらに上と見ました。スターリング、ザハ、チェンバレン、レドモンドがいるサイドに、セルティックのパトリック・ロバーツまでは押し込めませんでした。

サウスゲート監督にいささか気を遣うのは、今回代表に選ばれたマンチェスター・ユナイテッドのリンガードと、エヴァートンのロス・バークリーを外したことです。前者は、先日のボロ戦でやっと今季プレミアリーグ初ゴールという決定力不足を嫌い、後者は私の期待が膨らみ過ぎていたため、伸び悩み感が気になって他の選手を優先してしまいました。いかがでしょうか、U-25。20代後半世代で残したくなるのは、ヒートン、ララナ、ヘンダーソン、カイル・ウォーカーぐらいです。監督はサウスゲートさんでいいのですが、もうひとつ下の世代のエディ・ハウさん抜擢もおもしろそうです。「プレミアリーグ勢が欧州で勝てなくなったのは、ホームグロウンのせいだ」という声もありますが、長い目で見ると、欧州最強ユースのチェルシーをはじめ各クラブから若いタレントが出てきており、5年~10年先にはイングランドの復活があるかもしれません。そう、チェルシーといえば、ドミニク・ソランケも入れたかった…。


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チェルシー、トッテナム、マン・シティ…「スカイスポーツ」がプレミアリーグの最終順位を予想!

対戦相手がラクなのはトッテナム、残り試合が少ないのはリヴァプール、直近の戦績がいいのはチェルシー&マン・シティ、さらにチェルシーは負傷者ゼロ…。「スカイスポーツ」が、データ分析によってプレミアリーグ2016-17シーズンの最終順位を予想しています。彼らがチェックしたのは、過去の戦績、今後の試合数と対戦相手、戦績のトレンド、負傷者の数など。揃ったデータを見ると、懸念材料がないチェルシーの優位は揺るがず、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドは厳しい状況に置かれているのがわかります。「チェルシーはこのままプレミアリーグを制覇する」「アーセナルは、長年キープし続けてきたプレミアリーグのTOP4から外れる可能性が高い」というのが「スカイスポーツ」の見解。さっそく、それぞれのデータをウォッチしてまいりましょう。

最初に紹介させていただくのは、「今後の対戦相手の平均順位」です。最も恵まれているのはトッテナムの12.55。チェルシーの11.33、リヴァプールの11.1がこれに続き、アーセナルは10.5、マンチェスター・シティは10.42、マンチェスター・ユナイテッドは9.92となっています。マンチェスター勢が上位との直接対決を4つ残しているのに対して、3つのアーセナルはWBA、エヴァートン、ストークといった難敵も残しています。「上位対決が多い=自力で逆転できる」「欧州進出も降格も絡まない中位は終盤にモチベーションを失う」といった面もあるので、必ずしも下位がいいとはいえませんが、アーセナルが有利といえないのも間違いありません。

さらに「スカイスポーツ」は、直近の戦績トレンドをグラフにしており、年明けからのプレミアリーグ8試合を5勝2分1敗にまとめているチェルシー、トッテナム、マンチェスター・シティの好調ぶりが目につきます。チェルシーは公式戦11試合で9勝2分。マンチェスター・シティは、チャンピオンズリーグのモナコ戦を含む11試合を8勝3分と快走しています。マンチェスター・ユナイテッドも、FAカップでチェルシーに敗れる前までは7勝3分。トッテナムは2017年の15試合を10勝3分2敗、レッズとヘントに連敗してからの5試合を4勝1分と持ち直しています。これに対して、リヴァプールは年明けから4勝4分6敗、アーセナルは1月末から3勝5敗(うち2勝はノンリーグのサットンとリンカーン)と大崩れ。最近の戦績は、「4強2弱」にくっきり分かれています。

残り試合数を見ると、延期試合が多くヨーロッパリーグで残っているマンチェスター・ユナイテッドが最大22試合。チャンピオンズリーグとFAカップ制覇の可能性があるマンチェスター・シティも最大21試合となっており、プレミアリーグ1本となったリヴァプールの11試合の倍に近いスケジュールをこなさないといけません。チェルシーとトッテナムは14、アーセナルは15。モウリーニョ監督は、ヨーロッパリーグ優勝に漕ぎ付ければ来季のチャンピオンズリーグ出場権に手が届きますが、勝ち進めばプレミアリーグでの選手のやりくりを難しくしてしまいます。とはいえ、2方向から来季のCLに迫れる状況のなかで、ELも捨てられないでしょう。出づっぱりのポグバをどこで休ませるか、名将にとって難しい季節になりそうです。

最後に負傷者ですが、「Physioroom.com」のデータによると、チェルシーはゼロ。リヴァプールは、スタリッジとヘンダーソンをはじめトータル6人、主力2人を欠いており、アーセナルはカソルラとエルネニーがアウト。記事で病欠とされていたウェルベックとエジルは現在は問題なく、イオビもベンチに戻ってきています。マンチェスター・シティは3人ながら、コンパニ、ギュンドアン、ガブリエウ・ジェズスと痛いところを失っています。ラメラとダニー・ローズがいないトッテナムは、ハリー・ケインがここに加わるのかが気になります。ポチェッティーノ監督は「ソン・フンミンがいる」といっているものの、エースが離脱することになれば、スパーズのチェルシー追撃の足は鈍るのではないかと思われます。さあ、「スカイスポーツ」が、今まで見てきたデータをまとめるとどんな順位予想になるのでしょうか。どうぞ!


「スカイスポーツ」のプレミアリーグ2016-17最終順位予想
1位/チェルシー
2位/トッテナム
3位/マンチェスター・シティ
4位/リヴァプール
5位/アーセナル
6位/マンチェスター・ユナイテッド
7位/エヴァートン

18位/ミドルスブラ
19位/ハル・シティ
20位/サンダーランド


返す刀で降格ゾーンまで載せてしまいましたが、こちらについては別な記事で扱うこととしましょう。独自のアルゴリズムを使った「スカイスポーツ」の算出では、アーセナルのTOP4確率は42%。リヴァプールの59%、マンチェスター・シティの69%に水を空けられており、調子が上がらないなか、例年以上に厳しい状況になっているようです。ヴェンゲル監督得意の追い込みは炸裂するのか。今週末は、ザ・ホーソンズでは8勝2分4敗と強いWBAとのアウェイゲームです。


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プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

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