本日も強烈な2発!ウィルシャーのミドルが凄ければ凄いほど、イングランドは悩ましい…。

0-4で勝つべき試合を、イングランドは自らおもしろい試合にしてしまいました。5連勝で迎えたユーロ予選、敵地でのスロベニア戦のスタメンは、GKジョー・ハート、4バックはフィル・ジョーンズ、ケーヒル、スモーリング、ギブス。ウィルシャーをアンカーに、左右にヘンダーソンとデルフ。ルーニーの脇にタウンゼントとスターリングが入る3トップの布陣は、ミルナーがいないことを除けばほぼベストの顔ぶれです。4分、ルーニーが裏に出したパスにスターリングが完全に抜け出したときは、あっけなく先制点が決まると思いましたが、GKハンダノヴィッチを気にし過ぎたのかシュートは右上に外れます。スターリングは10分後にもチャンスをつぶしてしまい、スコアはイーブンのまま。背番号9の縦に抜け出すスピードとタイミングは素晴らしいのですが、フィニッシュの精度を上げられなければ、5000万ポンド(約95億円)というリヴァプールが主張する移籍金に納得感は生まれません。

中盤の最後方からダイレクトパスを使いながら上がってくるウィルシャーのプレイはテンポがよく、ルーニーもスターリングも動き自体は悪くありません。先制するのは時間の問題だとのんびり構えていると、最初のゴールは何とスロベニアでした。37分、ケーヒルがオフサイドを取り損ね、イリチッチのスルーパス1本でノヴァコヴィッチが完全にフリー。0-0とはいえ優位に立っていたゲームでリスクの高い守り方を選ぶ必要はなく、プレミアリーグ優勝クラブのCBにあるまじき判断ミスです。名古屋グランパスのストライカーが放った冷静なインフロントは、GKハートの足元をすり抜けサイドネットに届きます。前半は1-0。ホジソン監督は、ハーフタイムにフィル・ジョーンズを下げてララナを投入し、ヘンダーソンを右SBに回しましたが、早い時間に追いつくためのこの積極策はよかったと思います。実力差があるだけに、怖かったのは完全に引かれたまま時間を遣われることでした。

ララナが入って右からの攻撃が活性化した後半、試合を引っくり返したのはプレミアリーグでの好調を持ち込んだジャック・ウィルシャーの2発でした。中央のスターリングからパスを受けたララナが右で粘り、相手の短いクリアを拾って左足を振り抜いた57分の一撃は、GKハンダノヴィッチの右手を弾いてゴール!73分には、ヘンダーソンからのパスをララナがヒールで落としたところに入り込み、思い切りのいい左足。こちらはGKが一歩も動けず、残り15分で1-2です。相手の攻撃が少人数のカウンターしかなかったため、アンカーとしての力は試されなかったウィルシャーでしたが、攻撃的MFとしてはイングランドNo.1であるところを見せつけました。

イングランドはこのまま試合を終わらせなければいけなかったのですが、84分、ワンチャンスで同点にされてしまいます。右サイドを3人で守っていたにも関わらず、ヨイッチのダイレクトクロスを許してしまい、中央にいた「2人めのJリーガー」ペチュニクのヘッドにギブスはプレッシャーをかけられませんでした。2-2となり、スロベニアが守りを固めて終わらせようとすれば、両者勝ち点1で着地させられたはずですが、行くのか引くのか曖昧だったホームチームは、ついにルーニーにゴールを許してしまいます。22分の左足シュートをハンダノヴィッチのビッグセーブで止められ、58分にはスターリングのラストパスにシュートを打ち上げてしまい、直後のタウンゼントのクロスも無人のゴールに収められなかったエースは、85分のウォルコットのパスだけは、一瞬のフェイントでGKの逆をつくテクニカルなシュートを左隅に転がしました。2-3、辛勝。イングランドは6連勝と数字は絶好調ですが、今日の試合はいただけません。

スターリングのドリブル、周囲を活かしたララナの切り崩しは迫力があり、スタリッジとウェルベックが戻ってくれば、攻撃はさらに強くなるでしょう。このチームの悩みどころは、もはやプレミアリーグの一大課題といってもよい「CBの弱さ」と、ウィルシャーのポジション問題でしょう。ケーヒルとスモーリングの組み合わせは、コンビネーションも各々のポジショニングにも問題があり、強豪国と当たれば容易に綻びを突かれてしまうはずです。他にめぼしい人材がいないとなれば、ディフェンスを落ち着かせるためにはCBの前に守備力の高いセントラルMFを入れたいところですが、現在、そこにいるのはジャック・ウィルシャー。このまま、アンカー・ウィルシャーのクオリティが上がっていくことに賭けるのか、ライアン・メイソンなど別な選手を投入するのか。ウィルシャーがおさまってくれれば、サイドや前のポジションにはロス・バークリーなど違うタイプの攻撃のタレントを入れやすくなり、崩しのバリエーションはさらに増えそうなのですが…。ホジソン監督は、ユーロ本大会までの残り1年、CB問題とアンカー問題に目いっぱい悩まされそうです。


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無題

ディフェンスを安定させる為にはDFラインの前に守備能力の高い選手が一人必要ですよね。ウィルシャーはそれには当てはまらないので。
ウィルシャーの長所はドリブルの突破力、ゲームメイク、技術の高さなど。
逆に短所はフィジカルを含めDF能力は高くない。ボランチとしてビルドアップ時の動きが少なく、貢献が低い。攻守においてポジショニングが良くない時があり、必要な時に必要な場所にいない時があるなどでしょうか。
良さが生きるのはアンカーではなく、一つ前のポジションだと思います。押し込まれる展開の場合もそうです。
ベンゲル監督は今季433の3では使っても、4231の2では一度も使っていないです。これは短所が現れるボランチよりトップ下やサイドの方が良さが生きるからかなと思っています。
ベンゲル監督とホジソンさんは違うアプローチをしていますが、それが結果としてどうでるか楽しみにしたいです。
  • ガナサポ
  • 2015/06/15(Mon)12:40:16
  • 編集

無題

更新おつかれさまです。
私から言うことはただひとつ。
Super Jack!!
  • ウィルシェア
  • 2015/06/15(Mon)12:56:52
  • 編集

無題

最終ラインはジョンテリーがいれば少しは落ち着きそうですけど、代表復帰はないでしょうね...
ウィルシャーは守備的にはここ数年進歩していないイメージがあるので、1列前で使いたいですね、フィルジョーンズあたりをアンカーにしたほうが安定するのではないかと思います。
  • アスピ(ry
  • 2015/06/16(Tue)04:27:16
  • 編集

あなたは?番め



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