現地紙のお笑い系記事です!「カスパー・シュマイケルはプレミアリーグNo.2のプレイメーカー」

何しろプレミアリーグ中毒なものですから、オフシーズンで試合がなかろうが、世の話題がユーロ一色になっていようが、おもしろそうな話題を探してネットをさまよってしまいます。イギリスメディアのオフシーズンの二大記事テーマといえば、移籍ゴシップとシーズン総括。最近は「デイリー・ミラー」がいちばんおもしろいのですが、「Kasper Schmeichel was officially the second best playmaker in the 2015/16 Premier League(カスパー・シュマイケルは、2015-16シーズンのプレミアリーグにおいて、公式に2番めにいいプレイメーカーである)」 という見出しには、そりゃさすがに煽りすぎだろうと思わず笑ってしまいました。なぜ「officially」かといえば、ファイナルサード(ピッチを3分割した際に、いちばん相手のゴール寄りのエリア)にパスを出した本数のデータで、レスターの守護神が2位にランクインしているからです。

みなさん、この記事には決してムキになって怒らないでください。執筆したジョン・ムーディさんがオチの手前に入れている言葉は、「Bonkers, eh?(頭おかしいすか?)」。どう?おもしろかったでしょ?と、確信犯でやってらっしゃいます。ときどき記事のコメント欄をのぞくと、日本語の記事だけを読んで「この分析はおかしい!」などと腹を立てている方がいますが、お笑い芸人のボケに対して「その意見は正しくない」といってしまっていることがあるというわけですね。そもそもが、これはプレイメーカーに関するランキングではなく、見出しの立て方はトリッキーです。

カスパー・シュマイケルの上にいる唯一の選手は、チェルシーの中盤を組み立てるセスク・ファブレガスではあるものの、アシスト王メスト・エジルも、プレミアリーグ最高の新戦力ディミトリ・パイェも、天才エリクセンもTOP10圏外です。ここからいえるのは、「彼らはファイナルサードへの効果的なパスが少なかった」ではなく、「ミドルサードに下がってくることが少なかった」ということなのかもしれません。ファイナルサードのなかから出されたパスは、ここではカウントされていないのですから。プレイメーカーとひとことでいっても、トップ下で司令塔として動かす人、中盤の真ん中で仕切る人と、さまざまなスタイルがあります。あくまでも「後ろから最前線にボールを出した数」で並べているだけのこのランキング、見ていておもしろいのは、3人も入っているレスターの戦術徹底度の高さが浮き彫りになっていることと、ファイナルサードへのパスとひとことでいっても、選手によって特徴的なプレイが違うのが窺えることでしょう。


【プレミアリーグ2015-16 ファイナルサードへのパスの本数ランキング】
1位/セスク・ファブレガス(チェルシー)     →555回
2位/カスパー・シュマイケル(レスター)     →514回
3位/ドリンクウォーター(レスター)       →486回
4位/ギャレス・バリー(エヴァートン)      →413回
5位/フェルナンジーニョ(マンチェスター・シティ)→352回
6位/アルデルヴァイレルト(トッテナム)      →349回
7位/ドーソン(WBA)              →342回
8位/サーマン(ボーンマス)            →336回
9位/クレスウェル(ウェストハム)         →332回
10位/フクス(レスター)             →324回


モウリーニョ監督が指揮を執っていた前半戦のチェルシーは守備の綻びを繕えず、セスクも叩かれましたが、スペイン代表のセントラルMFは、後半戦になって調子を取り戻しています。彼がこれだけの本数の縦パスを通していたとすると、勝ちきれない試合が多かったヒディンク監督のチームが抱えていた問題の多くは、最後の崩しの局面にあったのでしょう。シュマイケルのボールは、とてつもなく飛び、あっさりタッチを割ることも多かったパントキック。ドリンクウォーターといえば、ジェイミー・ヴァーディを走らせ、マフレズの足元に届く高速グラウンダー。フェルナンジーニョのパスをより多く受けていたのは、アグエロ、デブライネ、ヘスス・ナバスでしょうか。アルデルヴァイレルトは、両サイドで待つ選手にぴったり合うロングフィードでしょう。ギャレス・バリーはルカクへの楔とサイドへの展開。プレミアリーグで走行距離ナンバーワンだったボーンマスで最もよく走ったサーマンが、最前線へのボールがこれだけ多かったのを見ると、残留の立役者はチームの心臓だったこの人なのだなとあらためて思います。

SBが3人入っているのは、サイドアタッカーを縦に走らせるボールを出す機会が多いからだと思われますが、フクス、クレスウェル、ドーソンは、それに加えてストライカーを勝負させるロングクロスを頻繁に入れていました。「守って守ってカウンターと放り込み」だったピューリス監督のWBAから、このランキングに入る選手がいるのは納得です。

冷静に考えれば、カスパー・シュマイケルの500本超えは凄いですね。1試合あたり13回以上も、ジェイミー・ヴァーディとマフレズ、岡崎慎司を走らせていたわけですから。ドリンクウォーターを足すとちょうど1000本。フクスを入れれば1300。2分30秒に1回は、3人のうちの誰かが前線を走らせていた計算になります。奇跡的なプレミアリーグ優勝を遂げたレスターの強さのひとつは、戦い方に迷いがなかったことでしょう。つなぐGKが多くなってから20年以上も経つなかで、あまりにクラシックなドカン!を繰り返したカスパー・シュマイケルに、「よくぞやりきった!」と拍手を送らせていただきます。さて、この記事のオチを紹介しましょう。声に出して、ナレーション風に読むことをおすすめいたします。

So if the Foxes suffer an injury crisis in the middle of the park next season, there is one man they can turn to...(もし、レスターが次のシーズン、中盤がケガ人だらけになってピンチを迎えたら、振り向けばそこにひとりの男が…)」


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プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今季のプレミアリーグで、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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