誤算~優勝候補といわれたマンチェスター勢は、なぜ勝てなかったのか。

以前、私が率いていたクラブだったら、解任されていただろう。バルセロナやバイエルンでは、6か月で結果を出せなければクビになってしまう。とにかく勝利が求められるからね。だが、ここではありがたいことにセカンドチャンスがある。チャレンジするだけだ」。先日、マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督は、今季の戦績と自らの境遇について自嘲気味に話しました。22勝9分6敗は昨季よりも3勝多いものの、チェルシーとトッテナムに早期に引き離されプレミアリーグ3位。最終節の結果次第では、チャンピオンズリーグ出場権を失う可能性があります。昨季はベスト4だったCLはモナコに敗れてラウンド16で敗退。キャピタルワンカップを獲ったペジェグリーニさんに対してペップは無冠で、スペインの2強なら解任ゴシップが駆け巡ることは間違いありません。

一方、ライバルのマンチェスター・ユナイテッドを率いるモウリーニョ監督もまた、前任のファン・ハール監督を下回るかもしれません。プレミアリーグでは既に6位が確定しており、2015-16シーズンからワンランクダウン。昨季はFAカップを制覇したチームは、コミュニティシールドとEFLカップを勝っているものの、前者はファン・ハール監督の置き土産です。頼みの綱は、5月24日に開催されるヨーロッパリーグ決勝を制してCL出場権をゲットすることですが、ここで負ければ監督交代はポジティブではなかったといわれても致し方ありません。開幕前は優勝候補といわれていた両者は、なぜ勝てなかったのでしょうか。2人の指揮官の「誤算」について、振り返ってみたいと思います。

ペップの誤算は後ろ、モウリーニョは前。マン・シティの指揮官が新戦力に悩まされたのに対して、マン・ユナイテッドは既存選手の不振に苦しみました。ペップが獲得した選手たちのなかで、通年で活躍したといえる選手はゼロ。最も期待していたであろうギュンドアンは10試合でシーズンを終え、コンパニ不在の中央をまかせようと目論んでいたジョン・ストーンズは、エヴァートン時代にも指摘されていた軽いプレイやポジショニングミスが減りませんでした。当初は左サイドのレギュラーだったノリートは年明け以降はサブにまわり、今では外せないレロイ・サネが定着したのは1月に入ってからです。後半戦から合流したガブリエウ・ジェズスは負傷もあって9試合出場に留まり、「最大の誤算」となった守護神ブラボは、ジョー・ハートより足元が巧いというプラスよりも頻繁なキャッチングミスのマイナスが大きく、周囲の信頼を得られませんでした。

フェルナンジーニョのSBコンバートやCBコラロフなどの新機軸を打ち出し、最終ラインの選手が中央に入り込んで中盤に厚みをもたらすなど、ペップらしい新機軸はありましたが、効果は部分的でチーム全体の連動性を高めるまでには至らず。ダブルを喰らったコンテ監督のチェルシーのほうが、明らかに優れていました。ヤヤ・トゥレ、デブライネ、ダヴィド・シルヴァといった従来の主力を頼りながらサイドアタックの精度を高めたペップのチームは、後半戦は10勝6分2敗と持ち直したものの、TOP6との直接対決が4分1敗では上との差は詰まりません。最終ラインと中盤センターに複数の戦術をしっかりインストールできる選手がいなかったのが、思うように勝てなかった最大の理由ではないでしょうか。主力に30代が12人もいる高齢化組織にメスを入れて、ブスケツ、ラーム、シャビ・アロンソ、ボアテング、ダヴィド・アラバのように自らのコンセプトを体現できる選手を加えるところからリスタートしなければなりません。サネとガブリエウ・ジェズスが定着した前線が、唯一の収穫だった1年でした。

「守備戦術は錆びていないが、勝ちきれるチームを創れなくなった」「マルシアルやルーク・ショーなど若手をモチベートできない」。プレミアリーグ4位に届かないことが決まったマンチェスター・ユナイテッドの指揮官について、現地メディアがさまざまな角度から停滞の理由を指摘しています。まず押さえておきたいのは、マンチェスター・ユナイテッドが5節以降、1度も4位以内に食い込んでいないこと。初年度は、序盤の出遅れを取り戻せないままプレミアリーグ6位に甘んじたシーズンだったのです。

最も苦労したのは、オリジナリティ溢れるファン・ハール戦術に染まった選手たちに自らの戦い方を浸透させることでしょう。作り直しを余儀なくされたモウリーニョ監督が4-3-3にシフトし、ポグバのベストポジションを左のインサイドMFと見極めるまでに3ヵ月という長い時間がかかりました。キャリックがプレミアリーグで初めてフル出場したのは11月のスウォンジー戦。ここからのマンチェスター・ユナイテッドは、少なくとも負けないチームにはなりました。1月には、前任者が重用したシュナイデルランとシュヴァインシュタイガー、プレミアリーグについぞフィットしなかったデパイの放出を決め、中盤のベストオーダーをポグバ、キャリック、エレーラとしたモウリーニョ監督のチームは、年末年始の6連勝をきっかけに後半戦は上位争いに食い込んでくるものと思われました。

しかし、マン・ユナイテッドはチェルシーやトッテナムの背中を見ることはできませんでした。最大の誤算は、ズラタンを除く前線の選手の不振です。ウェイン・ルーニーはかつてのレベルからはほど遠く、ムヒタリアンは完全に出遅れ。ラシュフォードはサイドでの振る舞い方を見つけるのに時間を要し、マルシアルに1年めの輝きは戻ってきませんでした。デコ、ランパード、ドログバ、テリー、イブラヒモヴィッチなど、メンタルが強い成熟した選手には熱狂的に支持されたモウリーニョ監督のハードマネジメントは、内向的なタイプや自由にやりたい若い選手には受け入れられないことがあるようです。ルーク・ショーは奮起したものの、マルシアルは今も沈黙し続けています。守備ではあれだけ冴えを見せたモウリーニョ戦術は、攻撃においてはどう崩したいのかが見えてきませんでした。TOP6との対戦成績は、ペップと同じ2勝4分4敗。リヴァプール戦、マンチェスターダービー、アーセナル戦と、勝ち点1を獲りにいくような消極的な采配も目立ちました。15もドローがあるようでは、「25試合連続で負けなかった」と評価するわけにはいきません。

初年度はそれぞれ苦しんだペップとモウリーニョは、どちらが来季の巻き返しを成功させるでしょうか。課題と足りないパーツが明確なペップのチームは、GK、SB、CB、中盤センターを補強するだけでもジャンプアップできそうですが、マンチェスター・ユナイテッドは指揮官の戦術自体に問題がありそうです。チェルシーで達成した3度のプレミアリーグ制覇では、いずれの年も素晴らしい速攻を見せてくれていただけに、今季の貧攻と自陣引きこもりが残念でなりません。守備の人になってしまったという現地紙の指摘が妥当なのか、実は策があるのか…。まずはヨーロッパリーグに勝って悪くない1年にしていただき、既にさまざまな噂が飛び交っている夏の補強に注目したいと思います。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


<スポンサーリンク>


本ブログも参加中のサッカーブログランキングで、最新のサッカー情報をチェックできます。
よろしければ下のバナーのクリックをお願いします!励みになります!
サッカー ブログランキングへ
にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村
スポーツ人気ブログランキング スポーツ人気ブログランキング

カードが少ないのはやっぱりあのチーム!プレミアリーグ2016-17・フェアプレーランキング

プレミアリーグ2016-17シーズンも残り2節となりまして、現地メディアには今シーズン全体を振り返るような記事が増えてまいりました。得点王はルカクで決まりか、アシストは2位エリクセンとシグルズソンに3差をつけたデブライネか。クリーンシート数15で並ぶクルトワとロリスは、どちらがゴールデングローブに輝くのか…。そんななかで、「エクスプレス」がスライドショーで紹介しているのはフェアプレーランキングです。タブロイド紙らしく、「Premier League Fair Play table: Which club has the worst discipline record this term?(プレミアリーグフェアプレイテーブル:今季最悪の規律を示す記録を出したのはどのクラブ?)」と、悪いほうに注目させる見出しを立てておりますが、ここではひっくり返してイエローカードとレッドカードが少なかったクラブを上位としましょう。トップは、2014-15シーズンにもフェアプレー賞に輝いたリヴァプール。2位はスウォンジー、3位にはエディ・ハウ監督のボーンマスが入っています。

ちなみに、昨季は1位アーセナル、2位レスター、3位マンチェスター・シティとチャンピオンズリーグ出場権を獲得したクラブが上位を独占。ボーンマスは4位、リヴァプールは6位でした。守備戦術が洗練されたチームとポゼッションを取るチームはファールが少なく、無理な体制からタックルを仕掛けてカードをもらう頻度が落ちるという傾向が見てとれます。2015-16シーズンはアストン・ヴィラの次にカードが多かったワトフォードは、今シーズンは最下位。キケ・フローレスからマッツァーリと指揮官が代わったにも関わらずレフェリーからのチェックが減らないのは、「ついついやってしまう選手」がいるからでしょう。以下に、プレミアリーグ全20クラブのランキングを掲載させていただきます。


【プレミアリーグ2016-17 フェアプレーランキング(36節終了時)】
1位/リヴァプール      216pts
2位/スウォンジー      220pts
3位/ボーンマス       236pts
4位/トッテナム       240pts
4位/サウサンプトン    240pts
6位/レスター       260pts
7位/アーセナル      264pts
8位/バーンリー       270pts
9位/チェルシー      276pts
10位/ストーク        282pts
11位/ハル・シティ     290pts
12位/エヴァートン     292pts
13位/クリスタル・パレス 296pts
13位/WBA          296pts
15位/ミドルズブラ    302pts
16位/マン・ユナイテッド 314pts
17位/マン・シティ    316pts
18位/サンダーランド   326pts
19位/ウェストハム    336pts
20位/ワトフォード    346pts


個人のランキングをチェックしてみると、「イエローカードキング」に向かってトップを走っているのは、12枚を集めたワトフォードのホレバス。黄色は1枚少ないながらレッドカードをもらっているボーンマスのアーターが2位で、昨季の7枚から数字を伸ばしてしまいました。同数の2位にエヴァートンのセントラルMFイドリサ・グイェがいるのですが、相方のギャレス・バリーも10枚もらっており、クーマン監督のチームが真ん中にいる2人のぎりぎりのプレイによって失点を減らしてきたのがわかります。ワトフォードはプリョードルも10枚重ねており、チーム総枚数76の1/4を超える数字を2人が占めています。昨季12位だったトッテナムが4位に躍進したのは、イエローカードコレクターだったエリック・ラメラがシーズンの大半を棒に振ったからでもあるでしょう。

警告が多い選手には、3つのタイプがあるのではないかと思います。「プレイが激しい」「カッとなりやすい」「注意力が散漫になりやすい」。気が荒いタイプの代表が、アルナウトヴィッチ、ジエゴ・コスタ、フェライニで全員9枚。出場時間が少なかったルーニーは、プレミアリーグ4ゴールながらイエローは7枚もゲットしています。うっかり後ろから引っかけてしまう注意力不足系のベンテケは10枚で、ザハも激しいというよりは要らないイエローが多いタイプでしょう。リストを見ていると、レフェリーの目を盗んで駆け引きする「インテリヤクザ」タイプという4つめがあるかもしれません。セスクの8枚、ペドロとズラタンの7枚にはこちらの香りが感じられます。ロメウ、カンテ、ヘンダーソン、ワニャマ、ジョー・アレン、エリック・ダイアーなど、CBの前でプレイする選手は相手と競り合う機会が多く、厳しいチェックを咎められがちです。

ケガに直結するラフプレーや非紳士的行為は避けていただきたいのですが、実際はイエローカードの多くが「プレイや判断のミスによるもの」だという認識です。クリアできるとジャッジしてスライディングしたのに足を引っかけてしまったり、ぎりぎりで突っ込んだためにうまく止まれず接触してしまったり、とりわけ後手を踏んだ選手はカードの枚数が増えがちです。そんななかで、「走るサッカー」を徹底することによって、より前でピンチの芽を摘んで歩いたクロップ監督のゲーゲンプレッシングがフェアプレーランキングの頂点にいることをリスペクトしたいと思います。いつの日か、プレミアリーグ、国内カップ、フェアプレーの三冠に輝いて「ゲーゲンプレッシングはフェアで美しく、日程がタイトなイングランドでも勝てるコンセプトである」ことを証明していただければと期待しています。


<スポンサーリンク>


本ブログも参加中のサッカーブログランキングで、最新のサッカー情報をチェックできます。
よろしければ下のバナーのクリックをお願いします!励みになります!
サッカー ブログランキングへ
にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村
スポーツ人気ブログランキング スポーツ人気ブログランキング

クリスタル・パレスとハル・シティが来週激突!三つ巴となったプレミアリーグ残留争いにも注目!

プレミアリーグ2016-17シーズンも、残すところ2節。トッテナムが敗れてチェルシーの優勝が濃厚となりましたが、チャンピオンズリーグ出場権を争うリヴァプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルは、国内カップ開催による延期試合を残しており、趨勢が見えるまでにもうしばらくかかりそうです。一方のプレミアリーグ降格回避バトルは、36節のゲームで奮闘した3つのクラブが残留決定となりました。ランジーニがこぼれ球を押し込んでトッテナムとのロンドンダービーに競り勝ったウェストハム。エンディディ、マフレズ、オルブライトンのゴールでワトフォードに3-0と快勝したレスター。マックス・グラデルのヘディングシュートがピンボールのようにジョシュア・キングとグレン・ジョンソンに当たり、幸運なオウンゴールとなってストークに2-2で引き分けたボーンマス。勝ち点41以上の彼らに加えて、18位ハル・シティに並ばれる可能性はありながらも得失点差で大きく引き離しているバーンリーとワトフォードも大丈夫でしょう。例年いわれている「勝ち点40ならセーフ」という目盛りは、今季も機能しています。

既に降格が決まった最下位サンダーランドに続く2つの椅子を押しつけ合うサバイバルゲームは、クリスタル・パレス、スウォンジー、ハル・シティ、ミドルズブラの4チームによって争われます。17位スウォンジーに届くには2勝1分が必要なボロは、チェルシー、セインツ、リヴァプールという地獄の3連戦。マンデーナイトのチェルシー戦に敗れた瞬間、昇格初年度の逆戻りが決定です。さすがに、ボロが無敗で奇跡を起こすというシナリオは誰も描けないでしょう。そうなると、残るは3チーム。それぞれの対戦相手を見てみると、これがなかなかおもしろい!最初のヤマ場は、来週の直接対決です。


■クリスタル・パレス(勝ち点38)⇒残り2試合で1勝すれば残留
プレミアリーグ37節/ハル・シティ(H)
プレミアリーグ38節/マンチェスター・ユナイテッド(A)

■スウォンジー(勝ち点35)⇒ハル・シティと同じ戦績なら残留
プレミアリーグ37節/サンダーランド(A)
プレミアリーグ38節/WBA(H)

■ハル・シティ(勝ち点34)⇒1勝は必須。連勝なら残留の可能性大
プレミアリーグ37節/クリスタル・パレス(A)
プレミアリーグ38節/トッテナム(H)


クリスタル・パレスVSハル・シティ。チェルシー、アーセナル、リヴァプールを次々と撃破したアラダイスサッカーを観たプレミアリーグファンは、ベンテケ、ザハ、パンチュン、タウンゼント、キャバイェを擁するクリスタル・パレスがセルハーストパークで負けるわけがないと思うかもしれません。しかし、パーデュー監督の時代からいいときと悪いときの差が極端だったこのチームが、2月のホームゲームでサンダーランドに0-4で敗れているのを忘れてはいけません。2月末から突然、堅守になった最終ラインを支えていたのは、負傷で今季絶望となったママドゥ・サコ。彼がフル出場した7試合は5勝1分1敗、失点6と強かったクリスタル・パレスは、0-0と互角に渡り合っていたトッテナム戦の57分にサコを欠くと、78分に失点して惜敗。その後はアウェイで4分13敗と1勝もしていなかったバーンリーに本拠地で0-2と敗れ、昨日のマンチェスター・シティ戦は5失点です。アウェイで1勝3分14敗と最下位のハル・シティだからといって、予断は許しません。

おもしろくなるのは、この試合をハル・シティが制し、スウォンジーがサンダーランドに勝つケースです。最終節を前にして、クリスタル・パレスとスウォンジーが勝ち点38で並び、1差にハル・シティ。クリスタル・パレスの相手は、最後までプレミアリーグ4位を争っているかもしれないマンチェスター・ユナイテッド。ハル・シティがホームに迎えるのは、上にも下にもいかないことが確定している可能性が高いトッテナム。スウォンジーは、残留当確ラインの勝ち点40に届いてから1勝2分6敗と完全に脱力したWBAです。就任以来のプレミアリーグ19戦を7勝2分10敗で踏ん張っている降格知らずのアラダイス、1月に来て7勝2分8敗と初めての監督体験にしては大健闘のポール・クレメント、スワンズの新監督の2日後に就任して6勝3分7敗と立て直したハル・シティのマルコ・シウヴァ…。戦績だけを見れば全員リスペクトされてしかるべきですが、このうちの誰かが「降格監督」というレッテルを貼られる残酷なバトルは、「最後の試合の勝者だけが笑う」壮絶な決着となるかもしれません。

地力ならクリスタル・パレス。調子で選べば直近3戦2勝1分のスウォンジーで、シグルズソンとジョレンテの活躍によってマン・ユナイテッドとドロー、エヴァートンに勝利と素晴らしい巻き返しを見せています。やはり厳しいのはハル・シティでしょうね。ニアッセ、グロシツキ、クルーカス、エルムハマディ、エンディアエ、マグワイア、ラノッキア、ヤクポヴィッチと魅力的な選手が揃ったこのチームを、来季見られなくなるのは寂しいのですが…。16位と18位の決戦は、5月14日のランチタイムキックオフ。この試合は、ライブで観ようと思ってます。


<スポンサーリンク>


本ブログも参加中のサッカーブログランキングで、最新のサッカー情報をチェックできます。
よろしければ下のバナーのクリックをお願いします!励みになります!
サッカー ブログランキングへ
にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村
スポーツ人気ブログランキング スポーツ人気ブログランキング

かなり苦しいマンチェスター・ユナイテッド&アーセナル…CL出場権争奪バトルは終幕近し!?

「遅すぎた。4月に戦った9試合のうち、7試合がプレミアリーグだった」。強い意志でリハビリに取り組み、当初の見通しより3週間早くチームに戻ってきたファン・マタに加えて、ポグバ、バイリー、スモーリング、フィル・ジョーンズもトレーニングに戻ったと語るモウリーニョ監督は、ヨーロッパリーグ制覇を最優先に考えているようです。確かに、遅すぎました。4月のプレミアリーグでは、オールド・トラフォードで1勝3分。チェルシーに完勝したものの、WBA、エヴァートン、スウォンジーに引き分けてしまったマンチェスター・ユナイテッドは、アーセナルとトッテナムとのアウェイ戦を残しています。ホームでドローに終わった3戦のうち2つ勝っていれば、リーグ4位でチャンピオンズリーグ出場権を手に入れる道もありましたが、対戦相手に恵まれているレッズとマン・シティを上回ることを期待するのは虫がよすぎるでしょう。まずは本日のセルタ戦でアウェイゴールを決めていただき、アドバンテージを持って苦手なホームに帰ってきていただければと思います。

モウリーニョ監督と同様に、ヴェンゲル監督もプレミアリーグ4位以内を難しいと感じているのだと思われます。「みんな勝利を求めている。プレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグに勝てないのは絶対的に悲惨なことだ。でも、最近の3年を振り返ると、われわれはFAカップを2回制覇し、2位、3位、4位で終えている。そしてまた、FAカップファイナルに戻ってきた。みなさんはすべてを勝ちたがっているから、とどのつまりは幸せではないとわかってはいるが」。ノルウェーのテレビ局「TV2」のインタビューに応じたアーセナルの指揮官からは、何としても4位に食い込むというような威勢のいい言葉はありませんでした。「It is difficult to win.」。ため息のようなこの言葉からは、鮮やかな追い込みを見せてきたボスにとって最も苦しいシーズンであることが窺えます。週末のマンチェスター・ユナイテッド戦は、負けたほうが4位以内を諦めることになる文字通りのサバイバルゲームです。

残り3~5試合となったプレミアリーグで、最終的に4位以内でフィニッシュするチームはどこかを占うなら、「リヴァプールとマンチェスター・シティがいくつ落とすか」をシミュレーションするのが近道でしょう。クロップ監督のチームは、アンフィールドでセインツとボロ、ロンドンでウェストハム。ペップ・シティの残り試合は、クリスタル・パレス、レスター、WBAと続くエティハド3連戦の後、最終節はワトフォードです。いやー、これはきつい。…いえ、彼らがではなくて、「モウリーニョさんとヴェンゲルさんにとって」です。最近の数字を見ると、何かが起こりそうな試合は、それぞれひとつずつしかありません。

プレミアリーグの直近の試合結果をチェックすると、残留当確ラインといわれる勝ち点40を超えた「目標なき中位クラブ」たちがいかにモチベーションを失っているかがよくわかります。3月にはアーセナルに完勝したWBAは、4月以降は5戦連続無得点で4連敗中。チャンピオンズリーグを終えたレスターは、苦手のアウェイゲームを4戦連続で戦い、抜け殻のようなWBAに勝っただけ。ストークも4月は1勝1分4敗。直近4試合で1ゴールしか決めていないワトフォードは、リヴァプール戦でも攻撃に迫力を欠き、プリョードルがクロスバー直撃のシュートを打っただけであっさり敗れました。戦う姿勢を見せているのはセインツとボーンマスですが、次節でレッズと当たるセインツは、TOP6相手に2分7敗と散々な戦績しか残せていません。リヴァプールが苦しむとすれば、ウィンストン・リードの復帰で守備に安定感が戻りつつあるハマーズ。マンチェスター・シティのピンチは、チェルシー、アーセナル、リヴァプールを次々に叩いたクリスタル・パレスにスイッチが入ったときだけではないでしょうか。

日曜日のヴェンゲルVSモウリーニョは、プレミアリーグ開幕前にはこの試合が天王山になるかもしれないと心躍らせていた者としては、苦くせつない一戦です。ヨーロッパリーグ準決勝ファーストレグの結果次第では、アウェイチームがメンバーを落として専守防衛に徹することも考えられます。何としても勝利をという情熱は既に薄く、とにかく無事に過ごしていただいて、セルタとのセカンドレグに全力を尽くしてほしいという気分に傾いています。強すぎるトッテナムとのアウェイゲームを含む4試合にすべて勝つという条件よりも、3試合のうちホームとニュートラルの2試合で勝てばいい大会のほうがいけるのではないか、と…。


<スポンサーリンク>


本ブログも参加中のサッカーブログランキングで、最新のサッカー情報をチェックできます。
よろしければ下のバナーのクリックをお願いします!励みになります!
サッカー ブログランキングへ
にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村
スポーツ人気ブログランキング スポーツ人気ブログランキング

あなたは?番め



人気ブログランキング参加中です。
こちらから応援クリックお願いします!
やる気がぐんぐん上がります!
にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村
サッカー ブログランキングへ
スポーツ人気ブログランキング スポーツ人気ブログランキング

いいね!、ブックマーク、シェアはこちらから!

本ブログのFBページに「いいね!」して更新情報や限定お得情報を入手! ⇒Facobookページへ

スポンサーリンク

CHECK IT!

ファーガソンの薫陶 勝利をもぎ取るための名将の心がまえ

新品価格
¥1,365から
(2013/3/9 17:28時点)

アーセン・ベンゲル 勝利の哲学 [DVD]

新品価格
¥1,707から
(2013/3/9 17:28時点)


アレックス・ファーガソン 伝説を創った指導力

新品価格
¥1,575から
(2013/6/29 22:49時点)

カテゴリー

現地サッカー観戦お役立ち情報

激安ホテル&航空券はこちらでGET!

お得な航空券一括比較『スカイスキャナー』

155,000軒から選べるHotels.com

最低価格保証!世界最大級ホテル検索サイト「エクスペディア」

業界最速で最安値検索!海外格安航空券の検索ならskyticket.jp
直前予約OK!海外格安航空券のエアータウン

ブログ内検索


Google検索

プレミアリーグ関連グッズをGET!

ユニフォームや応援グッズを扱う
サッカー専門ショップをご紹介!

人気クラブのユニフォームならユニオンスポーツ

⇒在庫10,000点以上!レアもの充実のメガストア
 「フットボールMAX」

グーバーウォーク

謎の生物”グーバー”たちが、ブログの中身に合わせて変化!
グーバーを押すと、「ブログの成分分析」もできちゃいます!

blogramで人気ブログを分析

プロフィール

HN:
makoto
性別:
男性
職業:
ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで、サッカーなら何でも観ます。今年、特に活躍を期待している選手はウェイン・ルーニー、ダヴィド・デ・ヘア、大前元紀、香川真司、吉田麻也、本田圭祐、楢本光、岩渕真奈、田中陽子です。

にほんブログ村新着記事

こちらのランキングもチェック!

忍者アナライズ