若い、走る、守る…総合力UPのトッテナムにチャンピオンズリーグ出場権獲得の予感!

今季のプレミアリーグは、イングランド人の若い選手の台頭が目立っています。先日、フランスと戦ったイングランド代表は、スターティングメンバーの平均年齢が23.7歳で、ここ50年でこれほど低年齢の代表はなかったのではないかと話題になりました。25歳以上の選手は、28歳のGKジョー・ハート、26歳の左SBギブス、29歳のCBケーヒル、30歳のCFルーニーの4人だったのですが、これらのポジションにバトランドとルーク・ショー、フィル・ジョーンズ、ダニー・イングスらが起用されれば、平均年齢が22歳を切るオリンピック代表のようなチームが完成するのです。

ルーク・ショーがユーロの本番に間に合うかは微妙で、若いストライカーにも負傷者が多いなか、新しもの好きのホジソン監督といえどもここまでやることはなさそうですが、実現したらどんなサッカーをするのだろうとついつい前のめりに考えてしまいます。今のうちから場数を積ませて何人かが化ければ、次のワールドカップは上位進出が期待できるチームに育つかもしれません。ロス・バークリーとジョン・ストーンズを育てたロベルト・マルティネス監督と、デル・アリ、ハリー・ケイン、ライアン・メイソン、エリック・ダイアーを代表に送り込んでいるポチェッティーノ監督、引き続きよろしくお願いいたします。

さて、本題はそのトッテナムです。今季プレミアリーグは5勝6分1敗。レスターと並んで最少の負け数で5位につけているチームの評価は、大きく分かれるところなのではないでしょうか。「出遅れたチェルシーをしのいでチャンピオンズリーグ出場権を獲得」か、「例年のようにどこかで停滞して5位、6位の定位置に着地」か。私は、賭けろといわれれば前者です。今季プレミアリーグ10節を終えた時点の数字を見ると、トッテナムの特徴が浮かび上がってきます。「よく走る」「守備が安定」、そして「やりくり上手」です。

走行距離のTOP5では、トッテナムは1141kmで1位。以下、1138kmのボーンマス、1109kmのWBAと続き、マンチェスター・ユナイテッドが1105km、ウェストハムの1096kmと続きます。フルスロットルが看板のクロップ監督が就任したリヴァプールは、初陣のトッテナム戦で116kmを走り切ってポチェッティーノ監督を凌駕しましたが、トッテナムはこちらでも敗戦はこの1回のみ。常に対戦相手より多い運動量で、サイドを使ったシンプルな攻撃を何度となく仕掛けています。極めつけはプレミアリーグ7節、4-1で快勝したマンチェスター・シティ戦です。この試合では、トータル走行距離で相手を10kmも引き離す今季最大の「圧勝」を記録しました。

彼らの試合を観ていると、サイドで優位に立ったときの中の厚みが際立っており、運動量の多さはこういったところに現れているのだなと感じます。カイル・ウォーカー、トリッピアー、ベン・デイヴィス、ダニー・ローズらがオーバーラップした際には、常に4人が中に飛び込んでくるチームは、クロスには引いて中を固めればOKなどといっていられない迫力です。後半にフェライニ投入というオプションがありながら、ヘディングシュートが欧州で2番めに少ないファン・ハール監督のチームは、トッテナムを見習ってセントラルMFの攻め上がりを増やさないと「創造的でリスクをとる魅力的なサッカー(byポール・スコールズ)」には到達できないでしょう。長い目で見れば、走った距離に結果は伴うものなのではないかと思います。

運動量が多い「チーム」であるトッテナムは、個人で見ると、10節までの走行距離TOP20に入っているのは15位のハリー・ケインのみ。この理由を深掘りしてみると、答えはシンプルです。「中盤に負傷者が多く、常時スタメンの選手がいなかったから」。GKロリス、CBはアルデルヴァイレルトとフェルトンゲンで完全固定。上下動を繰り返してほしいSBは、カイル・ウォーカーだけがレギュラー当確で、カップ戦はローテーション。軸を固めた守備陣は、昨季が嘘のように安定しました。しかし一方で中盤は、ライアン・メイソン、エリクセン、ソン・フンミン、シャドリ、ベンタレブなど負傷者が入れ替わりで出たこともあって、全試合出場選手はゼロ。現在は、アンカーで大活躍のエリック・ダイアー以外に10試合以上スタメン入りした選手はいません。ここまでやりくりを強いられながら5位につけているトッテナムにメンバーが揃えば、全試合出場9人とガチガチレギュラー固定のレスターの失速を捉え、マンチェスター・ユナイテッドまでかわす可能性は充分にあります。

それにしても、ポチェッティーノ監督の選手を伸ばす手腕は素晴らしいですね。サウサンプトン時代はナサニエル・クライン、ルーク・ショー、チャンバースなどの若手をトップレベルに引き上げ、ララナ、リッキー・リー・ランバート、ジェイ・ロドリゲスらも代表に送り込んでいます。現在、セインツで指揮を執るクーマン監督も素晴らしいチームづくりをしていますが、ポチェッティーノさんが残っていれば、マット・ターゲット、ウォード=プラウズ、ハリソン・リードの成長にはもっとドライブがかかっていたのではないかと思います。

年が明け、負傷が癒えたアレックス・プリチャードが昨季のハリー・ケインのようにブレイクし、エリクセン不在時も素晴らしいサッカーを披露できるようになったら…。「タウンゼント以外に誤算なし」という理想的な状態で、トッテナムは今季のプレミアリーグを終えられるかもしれません。デル・アリ、エリック・ダイアーなど「ポチェッティーノズ・フレッジリングス(雛鳥たち)」ともいうべき若手が推進する「走るサッカー」がブレなければ、トッテナムは「結局EL着地派」のみなさんを沈黙させることができるのではないでしょうか。(エリック・ダイアー 写真著作者/Catherine Kõrtsmik)


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無題

更新お疲れ様です。
メイソン・ベンタレブ・シャドリ・ソンと計算できるメンバーが疲労がたまってない状態で後半戦を迎えれるのは終盤のCL権争いに向けて好材料ですね。
ポチェッティーノならエンジやプリチャードも上手く成長させそうで楽しみです!
(タウンゼントとトムキャロルは雲行きが怪しいですが。。)
次のハマーズ戦は代表で自信をつけたアリ・ダイアーコンビと、負傷明けのソンフンミンのパフォーマンスに注目です。
今のメンバーにソンフンミンまでフィットすれば、正直どこにも負ける気がしません(笑)
(あとハマーズには気の毒ですがパイェの離脱は大きいですね)
懸念があるとしたらケインとアイデルヴァイレルト(もしくはフェルトンゲン)が離脱した時ですね。
冬のマーケットを含め、そこをキッチリ穴埋め出来れば4位以内に入る可能性は高いと思います!
  • nori
  • 2015/11/22(Sun)01:01:22
  • 編集

無題

『タウンゼント以外に誤算なし』これは名言。ww
若手の起用法も素晴らしいですが、レノンやアデバイオール等の見切りの早さと正確さも素晴らしい。
個人的にはセインツ時代以上にポチェさんの株がストップ高で急騰してます。
  • サンドバック
  • 2015/11/22(Sun)01:44:31
  • 編集

コメントありがとうございます。

noriさん>
アルデルヴァイレルトが離脱したら痛いですね。ヴィマーがどこまでやってくれるかですが…。

サンドバックさん>
パウリーニョ含め、戦力外にする際もいさぎいいですよね。私も、評価が上がってます。
  • makoto
  • 2015/11/22(Sun)18:19:54
  • 編集

あなたは?番め



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プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今季のプレミアリーグで、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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