ムヒタリアン入団発表!「対戦相手が守備的になる」破壊力抜群のモウリーニョ新布陣に期待します!

ポルトガルVSウェールズの準決勝を観て、思っていた以上に自分がウェールズを愛していたことに気づきました。プレミアリーグ勢でメンバーを固めたイングランドの敗戦よりも、ショッキングでした。残念だったのは、負けたという結果よりも、何もできない完敗だったこと。ポルトガルもペペとウィリアム・カルバーリョを欠いており、主力不在についてはお互い様ですが、アーロン・ラムジーの出場停止は想像以上に激痛でした。唯一の希望だったガレス・ベイルのミドルシュートはことごとくGKの正面。2-0のゲームは、ここぞというチャンスで最高のヘディングを決めたクリスティアーノ・ロナウドを手離しでリスペクトするしかありません。グループリーグは3位通過で、90分以内で1度も相手を上回ったことがないポルトガルのファイナル進出はちょっとした驚きですが、粘り強く戦ってきた彼らの奮闘に「おめでとうございます」と申し上げたいと思います。

さて、ユーロは佳境に入りましたが、プレミアリーグのほうに目を向けると、マンチェスター・ユナイテッド関連で2つのビッグニュースがありました。ドルトムントより4日遅れとなったヘンリク・ムヒタリアンの移籍発表と、ヴィクトル・バルデスのミドルスブラ入団間近報道です。プレミアリーグ史上初のアルメニア人選手となったムヒタリアンの言葉を聞くと、ファン・ハール体制続行だったら他クラブを選んでいたのは間違いなく、シーズンが始まる前にも関わらず「モウリーニョ招聘は成功だった…」とつぶやいてしまいます。

「 僕がマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を決めたのは、監督の存在に加えて、世界最大のクラブのひとつだったから。こんなオファーは断れないよ。ここにいられて、本当に嬉しい。…今シーズンのチームは素晴らしいと思う。彼ら(=ルーニーやイブラヒモヴィッチ)と一緒にプレイできるのはとにかくうれしいことだね」(ヘンリク・ムヒタリアン)

「Well first of all, let me say that we have brought in the player who was voted the best player in the French league [Zlatan] and with Micki we have brought the player who was voted the best player of the Bundesliga(まず最初に、われわれはフランスリーグのベストプレーヤー(ズラタン)を連れてきた。そしてミキは、ブンデスリーガでベストプレーヤーに選ばれている)」と語ったモウリーニョ監督。新指揮官の「ミキを獲得した理由」を聞くと、今季のプレミアリーグにおけるマンチェスター・ユナイテッドは攻撃的に戦おうと考えており、ゴール前にバスを止めようとは思っていないことが伝わってきます。

「ミキはファンタスティックな選手だ。ストライカーではないのに多くのゴールを決めている。アシストの多さも、彼の創造性、視野の広さ、チームプレー志向の証明だ。そういった力が、クラブにとって重要だと確信している。われわれは試合を制しようとするので、対戦相手が非常に守備的になることが予想される。そういう展開でこそ、彼の能力が最大限に活かされる。ボールを持っているときも、オフ・ザ・ボールでも緩急をつけられる選手だ」(ジョゼ・モウリーニョ)

このコメントを読んで思い出したのは、イギリスメディア「Squawka」がやっていた「ムヒタリアンVSプレミアリーグのチャンスメーカー徹底比較」でした。昨季のムヒタリアンに関するデータをみると、1試合あたりのチャンスメイク数2.87回はエジルやエリクセンより下、デブライネやアザールより上。ドリブル成功数2.94はコウチーニョやデブライネを上回り、アザールに次ぐ数字で、シーズン通算49回のインターセプトはプレミアリーグのチャンスメーカーを大きく凌駕し、タックル数36回はエリクセンの38回に迫る数字です。相手も試合数も違うので、単純比較で勝った負けたとすることには意味はありませんが、ムヒタリアンの特徴を浮き彫りにするおもしろい分析だと思いました。自ら局面を打開でき、守備の貢献度が高いミキは、いかにもモウリーニョ好みです。


先に獲得したエリック・バイリーについて「大柄なのにスピードがある選手を見つけるのは簡単ではない。彼は力強く、背も高く、それでいて速い」と評したモウリーニョ監督は、「マルチロールよりスペシャリスト」「ルーニーは9番、10番、あるいは9.5番」とも語っています。過去のチームでは、SBには攻撃力よりもきっちり戻れることを要求し、CBには屈強なスペシャリストを配置。「大柄な選手を揃えないとセットプレーで死ぬことになる」という言葉も残している指揮官は、こんなチームを想定しているのではないでしょうか。

GK/デ・ヘア
DF/バイリー、ルーク・ショー、フィル・ジョーンズ、スモーリング
セントラルMF/シュナイデルラン、新戦力X
2列め/ルーニー、マルシアル、ムヒタリアン
FW/イブラヒモヴィッチ

SB経験があるバイリーを、当初はミスが致命的になりにくいサイドに置くのではないか、という予想です。いかがでしょうか。マタに加えてエレーラ、シュヴァインシュタイガーがチームに残れるかは怪しく、守備時に集中力を失うことが多いデパイは、今のままではプレミアリーグに爪痕を残せず大陸に去ることになりそうです。想定フォーメーションを見れば、ファン・ハール時代よりも攻撃力は間違いなくUPしており、オールド・トラフォードで「アタック!アタック!」の罵声は聞こえなくなるはず。4~5点奪えば、さすがのエミレーツも「退屈な、退屈な…」とは歌えないでしょう。

最後に、ヴィクトル・バルデスのお話です。6月末でマンチェスター・ユナイテッドとの契約が満了となった無所属のGKは、「BBC」が7日にメディカルチェックと報じており、ほぼ決まりのようです。バルサで一世を風靡したGKがプレミアリーグで巻き返しを図れそうというニュースには、心底ほっとしました。事の経緯の是非はともかく、新天地では目の覚めるようなビッグセーブを見せていただき、クラブのプレミアリーグ残留に貢献してくださいとエールを送らせていただきます。


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無題

このアタッカー陣は怖すぎます。ピッチ内外で話題を振りまくこと必至でしょう。チーム内に派閥があってもズラタンの一喝で収まるでしょうし恐ろしや。そして、試合前後の舌戦もジョゼ&ズラタンという希代の男達のおかげでプレミア全体がWWEのように盛り上がりそう。
  • だしまる
  • 2016/07/07(Thu)10:51:29
  • 編集

無題

「負けたという結果よりも、何もできない完敗だったこと」というのは12年前、ギリシャ相手に負けた時と同じ心境です。アドリエンにアレンを徹底監視させたのが良かったのか。もやもやした、残尿感が残りますよね。
奇しくも、サントスはブラジルでギリシャを率いて、勝ち点4で通過し、今大会もポルトガルで似たような上がり方。カップ戦に強い人の様です。ウェールズは素晴らしいチームでしたし、今後も彼らの活躍が楽しみです。
ちなみにヴィクトル・バルデスの新天地はどちらでしょうか?
  • queen
  • 2016/07/07(Thu)12:19:09
  • 編集

無題

↑冒頭にミドルスブラと書かれていましたね。失礼しました。
  • queen
  • 2016/07/07(Thu)12:27:05
  • 編集

無題

新戦力と若手のコンビネーションが早くみたいです。マタには残ってほしいのですが厳しそうです。ルーニーは難しいですね、FWとしては去年、一昨年で限界がみえてきています。MFでようやく居場所を見つけたんですが…モウリーニョに彼はどう映っているのか。私としてはファーガソン時代のように強いFWの周りを自由にウロチョロさせるのかなと思ったりもしますね。時に2トップに見え時には1トップにも見える。結局、ルーニーはそれが一番あっているのかもしれません。
  • mufc7
  • 2016/07/07(Thu)13:02:01
  • 編集

無題

ルーニーを9.5番、セカンドトップと仮定すると中盤は2枚。ムヒタリアンがどれだけ守備をするのかはわかりかねますが、守備の意識が低いであろう前線をカバーするには機動力と守備力がかなり要求されると思います。現状ユナイテッドにそのような役割を果たせる選手がいないのが気になりますね。シュナイデルランはもともと守備専門の選手じゃないですし、ブリントやシュバイニー、エレーラは言わずもがなですよね。補強も大方終了したみたいですが、新チームがどのように攻め守るのか少しイメージできないですね。現状少しバランスが悪いかなと思います
  • グローリーグローリー
  • 2016/07/07(Thu)13:05:20
  • 編集

無題

ズラタン、ジョゼのコンビは楽しみですね
ジョゼは少数精鋭のスカッドを好みむすし、マタとエレーラ、プリント辺りは本人のためにも移籍した方が良いと思いますね
  • あかさたな
  • 2016/07/07(Thu)13:49:32
  • 編集

無題

今回のユーロはルールが変わったことにより3位にさえ入れば、優勝もありえるようになり
まさに今回のポルトガルがそうなる可能性がありますね。
その点に関しては、面白みに欠けますよね…
できれば優勝は、ドイツかフランスが良いです。
  • トト
  • 2016/07/07(Thu)21:32:10
  • 編集

コメントありがとうございます。

だしまるさん>
いかんせん、ヒールですが(笑)ヴェンゲル・アレクシス・エジルなど、善玉すぎます。

queenさん>
全力を尽くして敗れたすっきり感はあるのですが、いつもの彼らのよさは消されましたね。やはり残念です。

mufc7さん>
私も、8番のキャプテンに期待をしていたのですが…。モウリーニョさんは、ああ見えても臨機応変ではあるので、成り行きを見守ります。

グローリーグローリーさん>
ブリントはできるのではないかと思います。「4人め」は、そういった役割の選手なのでしょうね。

あかさたなさん>
そうですね。少数精鋭、ただし若手は積極起用となれば、納得です。

トトさん>
そうですね。トータルで、いちばんよかったフランスに勝ってほしいです。
  • makoto
  • 2016/07/08(Fri)08:33:30
  • 編集

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プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今季のプレミアリーグで、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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