【Live観戦 Saints×Arsenal】 どうしたアーセナル!何もできず、まさかのドロー

1月1日、サウサンプトンはセント・メアリーズスタジアム。帰国前日、今回の旅で触れる最後のゲーム。サウサンプトンがホームにアーセナルを迎えます。9月15日に行われたアーセナルのホームゲームは、吉田麻也のプレミアデビュー戦だったわけですが、結果は6-1、ボコボコという擬音が妥当なアーセナルのワンサイド。その後、麻也もフィットし、フォンテとのコンビが確立してセインツのディフェンスラインは相当、落ち着いてきましたが、それでも勝ち点を得るのはかなり難しいのではないか、というのが私の見立て。あくまでも興味は、アーセナルのゴール数であるという一戦だったのです。

この日は滞在中、はじめての快晴。何しろ相方がグーナー(熱狂的アーセナルサポーター)なもので、試合開始2時間前には当然のようにスタジアムに到着。肉を食え!と脅されているかのような5ポンドのハンバーガーでさっさと昼飯を済ませると、バスで現れるヴェンゲルはじめアーセナルメンバーの入り待ち。私の後ろでは、長野から吉田麻也見たさに来たという夫婦と、現地在住でさほどサッカーには詳しくないという30代日本人男性がひとしきり、「サウサンプトンに期待されて入った李忠成はなぜ、ベンチにも入れないのか」というテーマについて語っていました。この男性、サッカーは知らないといいながらセインツについてはかなり詳しくて、彼の結論は「ケガのタイミングが悪かった」ことと、「李忠成のコミュニケーション力に問題があり、意志の疎通がとれていないから」というもの。確かに、成功している日本人選手は皆、言葉で苦労していません。アウェイチームのメンバーをカメラに収めることに興味のない私にとっては、そちらの話のほうがおもしろかったのでした。

入り待ちが首尾よく成功し、スタジアムに入り、しばらくアーセナルGKシュチェスニーの練習を眺めているうちに、フラムよりは熱心そうなセインツサポーターではあったものの、さほど緊張感が高まることもなくゲームが始まりました(中位~下位チームのホームゲームの試合前は、どこかしらのどかです)。

試合前、黙々とウォームアップするシュチェスニーと、開始直前の風景です。

開始直後から、アーセナルが怒涛の攻撃。この日、デイヴィスに代わって久しぶりにゴールマウスに入ったボルツが、来るボール来るボールみんなファンブルするという不安な状態で、GKがこうだと当然、チームは落ち着かないわけです。アーセナルの先制は時間の問題だと思ってました。

ところが、先制したのも追加点もサウサンプトン、という予想外の展開。追加点のほうはオウンゴールで、1-1にしてしまった痛恨のミスだったのですが、つまりアーセナルの攻撃は完全に空回りしており、相手のミスでもなければ点など入る状況ではなかった、ということなのです。開始当初の攻撃がゴールに結びつかず、セインツのディフェンダーが落ち着くと、アーセナルの攻撃の単調さが露呈しはじめます。アルテタかウィルシャーからサイドにボールが出て、サイドは数的優位も作れず1対1の勝負もせず、後ろに戻し、またセンターMFがやり直して…という繰り返し。ウォルコットとポドルスキは完全に消えており、どこにも脅威がないのでセインツのディフェンスの位置がどんどん前に上がり、プレッシャーが厳しくなります。

そのプレッシャーが身を結んだのが35分のラミレスの先制点でした。自陣でパスの出しどころがなくなったポドルスキが苦し紛れにアルテタに出したパスをさらわれたのですが、この後が凄かった。サウサンプトンの攻撃陣が、ここがチャンスとばかりに素早く上がり、わずか数秒でゴール前は4人対2人。アーセナルは完全に冷静さを失い、ペナルティエリア内でクリアミスを2回も犯し、そうなればさすがに点は入ります。サウサンプトン先制!ホームのサポーターは歓喜の絶叫、アウェイは激怒で絶叫!

この直後、事件は起こりました。私の隣で、先制されたことに呆然としていた相方の顔面に、上から投げつけられたプラスチックの何かがヒット。うずくまる相方、何が起こったのか、一瞬わからず気遣うことしかできない私…。その後、状況を把握し、頭に血が上り、文句をいいにいこうと体は動いたのですが、いかんせん犯人はわからず、泣き寝入り。帰国して1週間を経ても痛いといっていたので、相当の衝撃でした。ありえない!と怒りつつも、一方ではこういったことが起こり得ることを受容し、自ら身を守らなければ、ゴール裏でプレミアは観られないということなのだろうな、とも思いました。とにかく目にも骨にも異常はなく、何よりでした。

さて、1点を追うことになったアーセナルですが、41分にウォルコットのFKを相手が絶妙なアウトサイドキックで自陣に沈めてしまい、何とかイーブンで前半終了。すぐ追いつき、いい形で後半に入れて、ここから彼らのサッカーを全うすれば充分、いけたはずなのですが…。

後半をひとことで言いきってしまえば、「焦ってパスが不正確だったガナーズと、落ち着いて守り切ったセインツ」ということになるでしょう。前半、機能しなかったウォルコットのワントップとポドルスキに手を入れ、ジルーを投入しウォルコットを右サイドに回したまではよかったのですが、前線へのパスがことごとくミスとなり、サイドに出してもいい形が作れないため、シュートにつながらないクロスを出すか、突破をあきらめて後ろに戻すか、攻めあぐんでいるうちにタイムアップ。最後の最後で左サイドを完全に崩し、ギブスがフリーで中に入れたグラウンダーも、吉田麻也が体を投げ出しスライディングでクリア。1対1、ドローという結末は、致し方なしでしょう。

ウォルコットのワントップはどうなのか、後ろからのフィードの精度が低い、サニャとチェンバレンの右サイドの守備が脆弱、などなど課題はいろいろありますが、いちばんの問題はメンタルではないでしょうか。焦るとパスの精度が落ち、守備も乱暴になってしまい、交代で入った選手が機能しない。この日は、特にラムジーとジェルビーニョが、途中出場で体力があるにもかかわらず、運動量が少なくチャレンジしないのが気になりました。
こんな状況を打開できるのは、やはり背番号7、ロシツキでしょう!昨年、やはりこのチームが苦境に陥った時、ソングとファン・ペルシと彼が、その技術と勝負強さでチームを連勝に導いたのです。ふんばれ、アーセナル!

最後に、ひとつだけ。麻也を2試合観ましたが、ほんとうに素晴らしかった。彼がいなければこのチームのディフェンスは大変なことになっていたはずです。下位チームとはいえ、プレミアリーグという世界1、2を争う場で、入団以来、ずっとフル出場してチームを支え続ているということがどれだけ凄いことなのかを、ぜひ知ってほしいな、と思います。


スタンド下のフロアは、ビールおやじとトイレ待ちでごったがえしています。ゴール裏でしたが、このスタジアムも他に負けず劣らず観やすかったですね。


試合終了後。カメラマンはその場で写真データをチェックし…。


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