【Brazil2014】ワールドカップで初導入! ジャッジまでわずか1秒の「ゴールラインテクノロジー」の仕組み

2010年6月27日、ワールドカップ南アフリカ大会決勝トーナメント1回戦。ドイツがイングランドを2-1とリードした前半38分に、その事件は起こりました。ランパードの強烈なミドルシュートがクロスバーを叩いてゴールの内側でバウンドしたとき、テレビ観戦していた世界中の誰もが、イングランドが同点に追いついた、と思ったでしょう。映像では、それがゴールであることは明確でした。しかし、ラリオンダ主審は笛を吹かず。同点に追いついてさえいれば、無理な攻勢をとらなかったであろうイングランドは、1点ビハインドの後半、前がかりになったところに2発のカウンターを喰らい、 1-4で惨敗しました。これが、マラドーナの「神の手」と並ぶワールドカップ史上最悪の誤審の顛末です。

イングランドVSドイツという同じカードだったがために、この事件を1966年決勝のジェフ・ハーストのゴールと並べて語る方もいますが、映像を観てもあちらは「微妙」、ランパードのシュートは「明らかなゴール」で、問題の質が違うように思います。ランパードは、悔しくてしばらくは寝つけなかったでしょうね。しかし、これがノーゴールとなったからこそ、大きな扉が開いたのも事実。UEFAのプラティニ会長が「頻度と費用を並べると、割が合わない」と反対していたゴールラインテクノロジーの導入が、2012年7月に許可されたのです。それまで、議論のたびに「サッカーは人間がジャッジするもの」というコンセプトを頑なに主張していた関係者が多かったことを思えば、これは画期的な判断です。この決定を受けて、試験的に導入されたのが、2012年暮れのクラブワールドカップ。そして、リーグ戦にいち早く導入したのがプレミアリーグでした。

プレミアリーグは早かった理由は、おそらく次の2つでしょう。他国に比べて中小クラブでもキャッシュを持っているので、1会場あたり1600万円~2500万円という導入費用を工面しやすかったことと、「ランパードの幻のゴールを繰り返さない」という大義があったこと。イングランドは、誤審の最大の被害者です。2013-14シーズンからのゴールラインテクノロジーの早期導入は、半ば「プライド」「意地」でもあったのではないでしょうか。

かくしてサッカーの世界では一般的になりつつあるゴールラインテクノロジーですが、ワールドカップにおいてはブラジルが初お目見えです。ドイツのゴールコントロール社(これ専門の会社ですか!?)が作った仕組み自体はシンプルで、ひとつのゴールあたりで7台のカメラがボールを追い、ゴールかどうかを1秒以内にジャッジ。ゴールだった場合、主審の腕時計に文字が出る、という仕様で、テニスのチャレンジシステムとは違い、あくまでも最終的な判定者は主審ということになっています。ドイツ戦で、ランパードのシュートが今度はゴール…などというシーンが観られたらドラマチックなのですが、彼らは決勝まで当たらないんですよね。いやいや、もとよりこれは、「微妙なときのお助けシステム」。ゴールというものは、バーやポストに当てることなく、豪快にネットに突き刺したほうがいいわけですね、ハイ。

ところでこのシステム、さらに進化させて「PKテクノロジー」なるものができたりしないのでしょうか。クロスが手に当たったかどうか、脚とボールのどちらに先に触れたかなど、ゴールラインを越えたかどうかよりも微妙なシーンが多く、かつ実際に誤審が多そうなPKジャッジ問題が、少しでも解決するといいのですが。もちろん、線を越えたかどうかという白黒明確な問題ではないので、「デジタルに1秒でジャッジ」などという仕組みが作りにくいのはわかります。しかし、技術というものは、多くの人が「あったらいいな」と思っていればこそ、誰かが不可能を可能にしてくれるもの。「そんなの不可能」とはなから否定せず、小さな声ではありますが、「あったらいいのに」と言い続けたいと思います。

…話が膨らみ過ぎました。ブラジルのゴールラインテクノロジーでしたね。最初にお世話になるのはどの国でしょうか。もしかして、6月14日…。


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