セットプレーとPKで8発!4強進出のイングランド、「偉大なる退屈」をリスペクト!

ルカク、アザール、デブライネといったプレミアリーグ屈指のアタッカーたちが揃うベルギーの素晴らしいサッカーに幻惑されて、「優勝は望んでいない」などと書いたことをお詫び申し上げます。ガレス・サウスゲート監督、べスト4進出おめでとうございます。ベスト8はドイツとの決戦と身構えていたところに、与しやすいスウェーデンが来てくれた幸運はあったものの、それだけで進めるラウンドではないと理解しております。コロンビア、スウェーデンと2つ続けて退屈な試合を観せられてしまったせいで、4強のなかでは評価を下げているのですが、キャラが立っているという面では堂々の優勝候補でしょう。

何しろ、スタッツが凄い。11ゴールの内訳は、PK3発、CK4発、FKから1発、ミドルシュートがディフレクションを入れれば2発。相手の守備を崩して奪ったゴールはスウェーデン戦のデル・アリのヘッドしかなく、ハリー・ケインが決めたペナルティ3本のうち2本はCKの競り合いでもらっています。5試合でCK絡みのゴールが6発という高確率のチームなど、ワールドカップでもプレミアリーグでもなかなか観られるものではありません。

最終ラインのスタッツもイカしています。4つの失点のうち、ブラジルと同じブロックに入るとわかっていたのに決めてしまったヤヌザイの空気を読まないミドルは例外としましょう。ベルギーとの一戦は、フィル・ジョーンズとケーヒルが入ったBチーム。GKピックフォード、カイル・ウォーカー、マグワイア、ジョン・ストーンズの3バックで戦った4試合を見ると、決められたゴールもPK、FK、CKの3発です。得点と失点のシーンをまとめると、スリーライオンズのゲームが退屈な理由が見えてきます。「最終ラインを崩すシーンが少なく、自らも相手も試合が止まらないとゴールが決まらない」。あれだけCKやFKを活かしてゴールをゲットするチームが、受けに回るとセットプレーでやられてしまうのが不思議です。「最終ラインを崩されて失点したことがない3バック」というポジティブないい方もできるのですが…。

サウスゲート監督の人選は、コンセプチュアルです。めざしているのは、「プレスをかけて、できるだけ前で奪い、手数をかけずに攻める縦志向のサッカー」。GKピックフォードは、安定したセービングもさることながら、プレイエリアの広さを買ったのではないでしょうか。グループリーグで唯一、3試合とも走行距離5km以上を達成した守護神は、コロンビア戦の120分では7.5kmという驚異的な数字を残しており、メッシより走ってとお願いすればやってくれるかもしれません。

CBの3人は、高さと後方からのフィードの正確さで選んだのでしょう。WBのトリッピアーとアシュリー・ヤングはいずれもクロス職人。チェンバレンが元気なら、リンガードのポジションのファーストチョイスだったはずで、前線と中盤はショートカウンターに長けたリヴァプール、トッテナム、マン・シティの選手で固めています。モチーフは、CLでレアル・マドリードを圧倒したポチェッティーノ監督のチームだったのだと思われます。このチームに、ジャック・ウィルシャーの居場所がないのは納得です。

まずは速攻、無理ならサイドからのクロス、引いた相手にはセットプレー。「相手はわれわれをファールで止めており、そこから得点できるならそれは素晴らしいこと。試合を支配できており、冷静に後方からつないでいることを見落としてはいけない」と、サウスゲート監督はセットプレーマイスターであるチームを自画自賛していますが、これは強がりにも感じられます。そろそろ、裏を取るところまではうまくいっているスターリングのゴールが見たいもの。彼が中身を出すのに苦心しているケチャップの瓶が、弾けるような音を立てれば、イングランドは観客を熱くするフットボールを披露できるはずです。残り2試合、ハリー・ケインとスターリングがサイドアタックやカウンターから仕留める文句なしのゴールシーンを期待しています。いえ、勝てるなら「CKからマグワイアがドスン」でも一向に構わないのですが、しかし…。(ガレス・サウスゲート 写真著作者/Кирилл Венедиктов)


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やっぱり凄いデブライネとアザール!最も攻撃的で美しいベルギーの戴冠を期待しています!

2010年はウェズリー・スナイデル。2014年はクローゼ、トニ・クロース、エジル、トマス・ミュラー、ノイアーが揃ったドイツのためのワールドカップでした。2018年のロシアは、誰の大会となるのでしょうか。グリーズマン、ムバッペ、ポグバのフランスか、ハリー・ケインが得点王レースのトップを走るイングランドか。あるいはモドリッチとラキティッチのクロアチアか。今回の4強は、どこが勝ってもおかしくありませんが、私が優勝してほしいと思っているのはベルギーです。

当初より、メンバーが全員プレミアリーグに所属しているイングランドを応援していたのですが、全11ゴールのうちPK3発、CKから4発、FKで1発、ディフレクションとミドルが1本ずつと、相手を崩して決めたゴールがひとつしかない国には、優勝までは望んでおりません。クロアチアに勝っファイナル進出を果たせば大成功。若い選手が多い彼らの本番は、2022年のカタールでしょう。

対してベルギーは、大会最多の14ゴール。プレミアリーグ経験者が14人もいるチームは、グループリーグを全勝で突破し、決勝トーナメントに入ってからも素晴らしいサッカーを披露しています。マンチェスター・ユナイテッドのサポーターゆえ、チームTOPの4ゴールをゲットしているロメウ・ルカクは当然応援しているのですが、彼もまた、完成するのは4年後ではないでしょうか。今回の期待は、「エデン・アザールとケヴィン・デブライネのワールドカップ」。プレミアリーグアシスト王とNo.1ドリブラーの27歳コンビには、残り2試合も存分に暴れていただければと思います。

マンチェスター・シティをプレミアリーグ制覇に導いたデブライネは、パナマ戦で右のアウトにかけた絶妙なクロスをルカクに通し、チームの2点めを演出。ペップのチームでは右のインサイドMFを担い、鋭い攻め上がりから16アシストを積み上げましたが、セントラルMFをまかされるベルギー代表では、攻撃面で迫力を欠くのは事実です。しかしそれでも、クルトワのスローを受けて自陣から持ち上がり、ムニエを使ってゴールにつなげた日本戦のカウンターはマン・シティクオリティ。ブラジル戦のゴールは、右45度からクロスに狙った得意の一撃でした。フランス戦は、彼が前に出やすい布陣に切り替えたほうがいいのではないでしょうか。ラストパスのタイミングとボールの質は、間違いなく世界のトップクラスです。

プレミアリーグ5位に陥落したチェルシーで、34試合12ゴールと奮闘したアザールは、ワールドカップでも切れ味のいいドリブルが冴えわたり、2ゴール2アシストを記録しています。ブラジル戦のドリブル10本は、1試合あたりの成功数として過去32年で最多だそうです。南米の雄を相手に自陣にこもり続けた後半を、1失点で耐え抜けた理由として、10番のキープ力もカウントするべきでしょう。フランス戦とファイナルで、勝利につながる決定的なプレイを見せてくれれば、大会MVPに推される可能性は充分にあると思います。

どちらかひとりを選べといわれれば、プレミアリーグの表彰を32ゴールのサラーに全部持っていかれたデブライネのほうです。リーグカップとプレミアリーグを制したプレーメイカーが、ワールドカップまで勝ち取れば、10年続いたメッシとクリスティアーノ・ロナウドのバロンドール占拠にピリオドが打たれるのではないかと期待しています。

ロベルト・マルティネス監督は、フランスとの決戦にどんなアイデアを持ち込んでくるのでしょうか。デブライネのパスセンスを活かすフォーメーションを考えてみました。最終ラインはムニエ、アルデルヴァイレルト、コンパニ、フェルトンゲン。ヴィツェルの両脇にデブライネとデンベレ(好きなんです)を配し、メルテンス、ルカク、アザールが前線に張る4-3-3はいかがでしょうか。本職のSBがいないことに慣れたマンチェスター・ユナイテッドのサポーターならではの布陣なのかもしれませんが…。セミファイナルでも、指揮官の手綱さばきと2人のワールドクラスの素晴らしいプレイを堪能させていただきましょう。


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得意のCKとデル・アリのファインゴールで、イングランドが28年ぶりのベスト4進出!

GKピックフォード、3バックにカイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、マグワイア。トリッピアーとアシュリー・ヤングが両サイドに入り、センターにはリンガード、ヘンダーソン、デル・アリ。プレミアリーグ18ゴールのスターリングと30ゴールのハリー・ケインが、最前線でコンビを組みます。ラウンド16のコロンビア戦と同じメンバーを選んだサウスゲート監督は、ドイツがいたグループを首位で突破したスウェーデンを甘く見てはいないでしょう。ベスト4を賭けたサマーラアリーナの一戦は、スウェーデンの積極性が目立つ立ち上がりです。

イングランドの最初のチャンスは6分。敵陣でクラフトからボールを奪ったデル・アリが、ハリー・ケインにスルーパスをフィードしますが、焦り気味に出したボールはGKオルセンがキャッチします。12分のクラエソンのミドルはバーの上。ピックフォードが、簡単に打たせた中盤に激怒しています。スターリングが右からドリブルで仕掛けた19分のカウンターは、中に斬り込んだスピードスターが体勢を崩すと、走り込んだハリー・ケインのダイレクトショットが左のポスト際を抜けていきます。プレミアリーグオールスターズは、2トップに縦パスが入らず、中盤でキープしたボールの出しどころに迷うシーンが目立ちます。

30分、左からのCKはアシュリー・ヤング。強烈なヘディングを突き刺したのは、空中戦で無敵のマグワイアでした。優位に立ったイングランドは、35分にヘンダーソンがミドルシュートを放つも、大きく浮かしてしまいます。厳しいプレスを嫌がるスウェーデンが縦に蹴ったボールは、3バックとピックフォードが余裕をもってカット。42分、ゴール前に出たロングフィードにスターリングが飛び込むも、スウェーデン守備陣に体を入れられフィニッシュに持ち込めません。

2分後、ヘンダーソンが縦に上げた長いボールでスターリングが裏に抜け、GKオルセンと1対1。抜き去ろうとしたアタッカーはGKに触られ、先にボールに追いつきながらもフリーの味方を使えず、グランクビストにシュートをブロックされてしまいます。前半はこのまま1-0。優勢のイングランドは、追加点をゲットして悠々と逃げ切りたいところです。

47分、アウグスティンソンが左から上げたクロスに合わせたベリの決定的なヘッドは、ピックフォードが左に飛んでビッグセーブ。54分にヘンダーソンが右に出たスターリングを走らせると、マイナスのクロスはハリー・ケインの前でカットされます。58分、イングランドに待望の追加点が入りました。右からのシュートをブロックされたリンガードが、こぼれ球を拾ったトリッピアーからパスをもらうと、ファーをめがけて絶妙なクロス。文句なしのヘッドを叩き込んだのは、ラインの裏に入ったデル・アリでした。

2-0となり、反撃に出たスウェーデンは、さっそく61分に決定機を創ります。右からのクロスをニアのベリが中央に流すと、左隅を狙ったクラエソンのボレーはピックフォードがセーブ。エヴァートンのGKが冷静なプレイでゴールを許さず、イングランドは2点のリードをキープしています。アンデション監督は、65分にトイボネンとフォルスベリを下げ、グイデッティとマルティン・オルソンを投入。トリッピアーのCKが弾かれ、右にいたヘンダーソンが逆サイドにヘッドで送ると、マグワイアの左足ボレーはうまくコントロールできません。

71分、後方からのフィードにスウェーデンがハーフラインで競り勝ち、左サイドを走ったグイデッティにボールが渡ったチャンスは、グラウンダーをトラップしたベリが左足を振り抜くも、ピックフォードの3つめのビッグセーブに阻まれます。77分、デル・アリがお役御免となり、デルフが登場。この交代で、プレミアリーグ優勝クラブの選手が4人となります。84分、ヘンダーソンに代わってエリック・ダイアー。アウグスティンソンのFKが大きく上に外れた後、92分にスターリングが下がってラシュフォードがピッチに入ります。イングランドは危なげなく試合を畳み、28年ぶりのベスト4進出を決めました。

今大会5回めとなるセットプレーからの先制点と、狙いのひとつだったファーへのクロスを活かした追加点。ピックフォードの素晴らしいセービングでクリーンシートを達成し、イングランドはいい雰囲気でセミファイナルを戦えます。次のラウンドでほしいのは、2トップのファインゴール。ハリー・ケインはラストパスのもらい方が課題で、スターリングはフィニッシュの精度を上げなければなりません。相手はクロアチアか、ロシアか。1966年に初優勝を遂げたときは、「バーンリーが欧州へのチケットを獲得」「チェルシーが5位」「マンチェスター・シティが所属リーグで優勝」「レアル・マドリードが欧州制覇」「前回のワールドカップと総入れ替えのベスト4」と、今季とまったく同じリザルトが揃っていました。いやー、これはあるかもしれません。優勝と得点王をダブルでゲットすれば、ハリー・ケインはバロンドールの有力な候補になるはずです。(ハリー・マグワイア 写真著作者/Кирилл Венедиктов)


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デブライネのミドルとクルトワの神セーブ!ベルギーがブラジルを下し、32年ぶりの4強進出!

日本戦でゴールを決めたシャドリとフェライニがスタメンに入り、昨季プレミアリーグで活躍した選手が9人となったベルギー。GKクルトワ、3バックにコンパニ、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、中盤にはデブライネ、ヴィツェル、フェライニ、WBにムニエとシャドリ、最前線にルカクとアザールという布陣です。ワールドカップロシア大会準々決勝、相手は4試合で1点しか獲られていない堅守ブラジル。今までよりも前に配されたデブライネが、最初のシュートを放ちました。マルセロが高い位置に張り出し、ネイマールとともに仕掛けてくるブラジル。7分のCKは、ミランダがニアで後ろに逸らしたボールをチアゴ・シウヴァがボレーで合わせ、ボールはポストを叩きます。すぐに反撃したベルギーは、アザールのシュートがブロックされ、フォローしたシャドリのミドルは左に外れました。

ブラジルの厳しいプレスに手を焼くベルギー。13分、プレミアリーグアシスト王のデブライネが、中央にいたフェライニに鋭いパスを通すと、トーキックはうまくミートせず相手に引っかかってCK。デブライネが蹴った左からのボールは、フェルナンジーニョが肩に当てて自らのゴールに押し込んでしまいました。1-0とされたブラジルは、左からのアタックが強烈で、ベルギーの3バックがぎりぎりでクリアするシーンが続いています。19分、コウチーニョのミドルはクルトワが正面でキャッチ。アザールが中央を切り裂いた21分のチャンスは、右サイドでパスを受けたムニエのクロスがルカクに届きません。

左サイドを制圧するマルセロが25分に単独で上がり、遠めから左足を振り抜くと、クルトワが左に倒れてセーブ。CKのこぼれ球を叩いたフェルナンジーニョのシュートは、フェライニが足を出してCKに逃れます。31分にカウンターを仕掛けたのは、自陣からのドリブルで2人をかわしたルカク。右から上がったデブライネにパスを通すと、7番の容赦ない一撃が左のサイドネットに突き刺さります。ベルギー、2-0!35分に左からマルセロが上がり、ガブリエウ・ジェズスにクロスを通すもヘディングは右にアウト。コウチーニョが右足で巻いた決定的なシュートは、クルトワが左に弾き出すビッグセーブで阻みます。

41分のデブライネのFKは、アリソンがゴールの上にクリア。プレミアリーグ最強チームのプレーメイカーは、今までよりも高い位置で持ち味を発揮しています。前半は2-0で終了。ネイマールはムニエとアルデルヴァイレルトに抑えられています。チッチ監督は、ハーフタイムにウィリアンを下げてフィルミーノを投入。後半のベルギーは、引いて構えてカウンターを狙っています。49分にデブライネのパスを右で受けたルカクは、強引なドリブルを止められてしまいました。マルセロの速いグラウンダーに、フィルミーノは触れず。ブラジルのアタックは、とにかく左です。

55分にファグネルのパスを受けたパウリーニョがボックス右を完全に崩し、クルトワの前に飛び出しますが、フィニッシュはGKが体を張ってストップ。チッチ監督は58分にガブリエウ・ジェズスを諦め、ドゥグラス・コスタで勝負です。圧倒的なブラジルペース。81分、シャドリががんばってデブライネにつないだカウンターは、スルーパスをもらったアザールの左足シュートがファーポストすれすれを抜けていきます。70分のドゥグラス・コスタのミドルはクルトワががっちりキャッチし、残り時間は20分。日本戦では0-2で負けていたベルギーは、今日は同じ点差でリードしながら耐えています。

73分、チッチ監督の最後のカードは、パウリーニョに代えてレナト・アウグスト。直後、ブラジルが仕掛けた右からのカウンターは、ドゥグラス・コスタの強烈なシュートをクルトワがセーブします。南米最強チームが1点を返したのは、76分。左にいたコウチーニョがゴール前に軽く浮かしたボールを、レナト・アウグストがヘッドで流し込みました。81分にコウチーニョにボールが渡ると、中央がぽっかり空いています。このスペースを使ったレナト・アウグストの右足シュートはわずかに左のポストの外。ロベルト・マルティネス監督は、疲弊したシャドリを下げてヴェルマーレンを投入しました。

86分、ルカクに代わってティーレマンス。マンチェスター・ユナイテッドのエースは、ゴールを決めることができませんでした。ネイマールのドリブルは、アルデルヴァイレルトがチェック。プレミアリーグ屈指のCBは、ブラジルの10番にフィニッシュを許さず、90分まで耐え抜きました。94分、ドゥグラス・コスタが中に斬り込み、ネイマールに預けると、右足のコントロールショットはクルトワが指先で弾き出すビッグセーブ!勝負は、これで決しました。日本が得たかった結果に辿り着いたベルギーが、32年ぶりにベスト4進出を果たしました。

MVPは、クルトワでしょう。後半は防戦一方、シュート数27対9と押し込まれたゲームで、チェルシーの守護神は難しいボールをことごとくセーブしました。マルセロとドゥグラス・コスタにサイドを制圧され、低い位置に2つのラインを敷くしかなくなっていた赤い悪魔ですが、フィニッシュに対してしっかりコースを切っていたことが、弾道を読めていたクルトワの神セーブ連発につながったのではないかと思います。

アグレッシブにカウンターを仕掛けたルカク、絶品ミドルを決めたデブライネ、得意のドリブルで相手を振り回したアザール、そしてクルトワと、「チェルシー同窓会」を愉しませてくれたベルギーの次戦は難敵フランス。3バックと前線の個人力の高さが光る一方で、連携はぎこちなさが目立つチームですが、このうえはぜひ決勝に進んでいただき、イングランドとの「プレミアリーグオールスターズ対決~今度こそ本気で」を実現していただければと期待しています。


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ポーランド戦の非難を背負って戦った西野監督。攻めた90分は失敗だったのか…!

勝負がついたのは、ラストプレー。優勝候補のベルギーを最後まで苦しめ、3-2で惜敗した日本代表に対して、世界は惜しみなく健闘を称えました。何しろベルギーのスタメンには、プレミアリーグのビッグ6で主力として活躍するタレントが7人。後方に配されたクルトワ、コンパニ、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲンは、いずれもワールドクラス。彼らに加えて、プレミアリーグアシスト王のデブライネ、No.1ドリブラーのアザール、セリエAでゴールを重ねるメルテンス、高さも強さもあるロメウ・ルカクが揃うチームです。ラウンド16に進出した国のなかでは最弱といわれていたアジア唯一の勝ち残りが、勝利まであと1歩まで迫ったのを見て、驚きとともに感動を覚えたジャーナリストが多かったようです。

アーセナルOBのマーティン・キーオン氏が、「BBC」にて「日本は何てクリーンなチームなんだ!」と叫んだのを聞いて、居心地の悪い思いをした方もいたかもしれません。4日前、ポーランド戦でセネガルの敗戦に賭けてチャレンジを諦め、ボールをまわしながら10分を消費したチームに「他力本願とは恥ずかしい」「スポーツマンシップに欠ける」と糾弾する記事を掲載したメディアが、掌を返したようにも見えるからです。しかし、彼らは決していい加減なわけでも矛盾に鈍感なわけでもないと思います。長年、プレミアリーグに関する現地メディアの論評を読んでいて感じるのですが、そのスタンスは「常に是々非々」です。「ポーランド戦のライバル頼みはいただけなかったが、ベルギー相手によくやった。イングランドなら勝てなかったかもしれない。日本は素晴らしいチームである」。フェアに語る姿勢に、プレミアリーグで戦うチームも選手も救われているところもあるのではないでしょうか。次にがんばれば、評価はついてくる、と。

これに対して、日本のメディアやSNSは、しばしば怖いなと感じます。コメントを読んでいて、最も気になるのは、選手に対するリスペクトを欠くもの言いが多いことと、「コト」ではなく「ヒト」を責める傾向が強いことです。「川島のプレイはまずかった。今日の出来ではゴールマウスはまかせられない」ではなく、「川島はダメなヤツだ。絶対使うな」。ヒートアップすると、「どや顔がムカつく」「引退しろ」といった罵詈雑言も増えていきます。

欧州もそういった声がないわけではありませんが、彼らはほめるときは諸手を挙げて称賛します。一方、われわれには、「掌返しはカッコ悪い」というカルチャーがあり、これが乗っかると大変なことになります。よくいえば「発言に責任を持つ」のですが、時として「1度貼ったレッテルをはがさない」ということにもなります。コロンビア戦後の本田圭佑に対するバックパスミスの糾弾には、びっくりしました。素晴らしいCKでチームを勝利に導いた選手が、失点につながらなかった失策を咎められて「やっぱりダメだ」「次は使うな」といわれることに違和感を覚えたのです。セネガル戦の同点ゴールで、ようやく「悪くいってごめんなさい!」という声が多数挙がったのですが、ミスをした選手がいいプレイをしても、それ以外のシーンでの失敗を咎めて認めない方も多いのではないでしょうか。

サッカーはミスで決まるスポーツ。悪いとこ探しに徹すれば、ネタはふんだんに転がっています。失敗をずっと背負って歩かなければいけない社会よりも、結果を出せば巻き返せるほうが幸せだと思う私にとっては、「是々非々」のほうが心地よく感じられるのです。

ポーランド戦のラスト10分のクルージングを非難したセルジオ越後氏が、「不名誉な評判を吹き飛ばすためにも、ベルギー戦は勝たなければならない」といっているのを見たとき、危険だと思いました。「勝ち方」というプロセスを非難しながら次は結果だ、といっている論理矛盾もさることながら、最もまずいと思ったのは「背負え」といっていることです。「ポーランド戦のことはいいも悪いも忘れ、気持ちを切り替えてベルギー戦に集中せよ」とするべきところで、「ポーランド戦で逃げたのだから、次は攻めないといけない」といった荷物は不要です。そんな思いから、私は決戦が始まる直前に、こんなことを書き残しました。

「ポーランド戦のラスト10分のボールまわしに対する批判を払拭したくなるところではありますが、どうか勝負に徹してください。引いてカウンターを狙うのが勝つための最善のアプローチならば、堂々と引いてほしいと思います。」

試合を終えた後、いちばん残念だったのは、西野監督のこのひとことでした。「(ポーランド戦の)取り返しというか、そういう気持ちもあったので、3点めを取りにいった」。やっぱり、背負ってしまったのか…。ラウンド16進出を賭けた試合で、大胆なギャンブルによって果実を手に入れた勝負師は、目の前の勝負に対するフラットな判断以外の気分も乗せて、攻め勝つという道を選んでしまったようです。「たられば」が許されるなら、この1点です。「あの非難がなく、ベルギーと戦っていたら、西野朗は70分に2-1とされた後、どんな采配を揮っていたのか」。

私自身は、その瞬間、こう書いています。「2-1、日本は攻めたほうがいいでしょう。ベルギーの中盤は間延びしており、香川にボールが収まる展開。カウンターを狙えば、ゴール前で勝負できるはず」。結果的に敗れたので、守ったほうがよかったという意見には「そうかもしれない」と思いますが、攻めるというチョイスは判断ミスという類いのお話ではないように思います。しかし、2点リードをひっくり返されるという悔しい負け方に納得できない方は、「フェライニ対策で槙野を入れて後ろを5枚にする、遠藤や大島の投入でカウンター狙いに徹するなどの判断はなかったのか」といった問いを抱えていたりするのでしょう。すべては、実際には起こらなかった世界の話、よくあるサッカー談義。それでも、考えてしまいます。西野朗という勝負師は…。前の試合でもらったブーイングとベルギー戦は関係ないといってくれていれば、あのときあれがベストとしか考えなかったといい切ってくれれば、大きくうなずいて忘れられたのですが…。

ポーランド戦が終わった後、こんなことを考えていました。私たち日本人は、あの10分の是非についてのネガティブな言説は大会が終わるまで呑み込んで、「ベルギー戦がんばれ!」でまとまりませんか、と。チームや選手が苦しいとき、支えてあげられるのはサポーターだけなのですから。また、こうしてサッカーについてつらつら書き続けながら、あらためて思います。これからのプレミアリーグでも、きっといろいろなことがありますが、ネガティブなレッテルを貼ることなく、いいプレイ、いい采配をリスペクトし続けよう。このブログを読んでいただいている方々とは、心を動かされるさまざまなシーンについて、是々非々で語り合えるようにしよう。これからもプレミアリーグのすべてのチームに対して、愛情を抱きながらレポートを書き続ける所存です。みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。


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プロフィール

HN:
makoto
性別:
男性
職業:
ものづくり
趣味:
サッカー観戦
自己紹介:
プレミアリーグがとりわけ好きなのは間違いありませんが、チャンピオンシップ、セリエA、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグはもちろん、Jリーグ、なでしこリーグ、高校サッカーまで何でも観ます。今季のプレミアリーグで、特に活躍を期待している選手は、ダヴィド・デ・ヘア、マーカス・ラシュフォード、メスト・エジル、モー・サラー、エリクセン、ムヒタリアン、岡崎慎司、吉田麻也です。

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